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2018/12/22(土)
ついに「ウルトラマンR/B(ルーブ)」も最終回を迎えた。
【全体評】
初めて泣いたテレビの「ウルトラマン」
ネコ・パブリッシング (2018-12-18)
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購入したので近日レビューの予定。
1966年1月2日の「ウルトラQ」第一話放送に端を発するから、
今年2018年ですでに52年目だった、テレビの「ウルトラ」シリーズ。
全話見たのは「Q」(4歳)から「タロウ」(小六)まで。
「レオ」(中一)中盤から学習塾の時間が重なり挫折。
「ザ☆」(大一)の後半は裏番組の「ベルサイユのばら」に移行して中断。
「80」(大二)もほぼ壊滅で、
そこから長ーい中断期に入り、
テレビ版を毎週欠かさず見るようになったのは、
2013年のテレ東ニュージェネレーション
「ギンガ」(52歳)以降ずっと。
だがこれまで、
テレビの「ウルトラマン」で泣いたことなど一度もなかった。
映画なら、
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟(2006)
劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!(2018)
——の2回だけ泣いた。
しかし「R/B」12/15放送分の24話「私はハッピー」には泣けた。
何度見返しても同じところで必ず泣ける。
「ジード」の時に、
乙一(おついち)氏を起用して、
「泣ける脚本を書ける人が見つかった」云々のツイートを見かけたが、
「ルーブ」こそはホントに泣けたから、
『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』(2002)以来約17年振りにウルトラシリーズへ復帰する武上純希か、「第1回円谷プロダクションクリエイティブアワード 金城哲夫賞」大賞受賞者である伊藤公志の功績だろう。
そういや「ジード」に続き、
三谷幸喜がまた朝日新聞で「ルーブ」をほめてたらしいが、
あいつにだけは、絶対に手を出して欲しくないね。
泣けた要素に話を戻せば、
なにしろ美剣(みつるぎ)サキというキャラは設定も良いがキャスティングも良く、
木下彩音の熱演、名演には演技賞を贈りたい。
和製ナタリー・ポートマンとさえ言って良い。
でもって、ラスいち前でこんなに盛り上がり感動なんだから、
12/22放送の最終回はさぞかし、
と期待しまくったが、
色々な意味で「思ってたのと違い」、
肩すかしを喰らってしまった。
予想してたのと違う
思えば「オーブ」(2016)のテレビ版は大満足だったが、
劇場版『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(2017)は蛇足だった。
それに反して、
テレビ「ジード」(2017)は、イマイチ不完全燃焼気味で、
それを劇場版『つなぐぜ! 願い!!』で挽回した。
どうも昨年あたりから、
以前『仮面ライダー』で問題になった、
完結編は劇場で(=テレビの最終回は、まだつなぎ)
というやり方に移行しているらしい。
ウルトラの場合はイベントとも連動しており、
放映終了当日から、
関西で「ウルフェスinひらかたパーク」
2018年12月22日(土)から2019年1月20日(日)
関東では翌週から、
「ウルトラヒーローズEXPO ニューイヤーフェスティバル」
2018年12月29日(土) ~ 2019年1月6日(日)
が開催され、
関東では「愛染マコト(オーブダーク)はもう(テレビに)出てこないの?」
というファンの疑問と期待に応えるらしい。
それから、
新ウルトラウーマン「グリージョ」という名前が美剣サキから引きつがれるくだりは、
来年3/8の『劇場版ルーブ』までおあずけになってしまったが、
第24話までを見る限り、最終話で絶対グリージョ登場だと思ったのになあ。
アサヒはツルちゃんゆずりのジャイロをクリスタル抜きで握りしめてるし、
自分が不在の最終話を、
グリージョとグルジオ(ボーン/キング/レジーナ)は、
海外のウルトラWIKIでは、同じgrigioつづりで、とっくにネタバレ。
美剣サキ(本名グリージョ)は、
1300年前のルーゴサイトの戦いで、
初代ロッソとブル兄弟が敗れて消滅するも、自分だけは生き延び、
兄2人のカタキを1300年後に果たそうとする。
だが事前準備のために15年前から情報を集め、
愛染テック社で湊ミオと遭遇。
ルーブジャイロによって跡継ぎの兄弟2人が選ばれていることを知る。
15年前と言えば、アサヒは存在しなかったため、
グリージョ/美剣サキが自分の後継者を生み出し、
湊兄弟の妹に据えたんだろう。
——と、つじつまもバリバリ合ってたのにさ。
なんでアサヒ自体がクリスタルだなんて、脇道に話がそれるのか?
やっぱ最終話脚本の中野貴雄は、オレには合わんね。
最終話のYoutubeライブ配信で2回目を見てたら、
アサヒは第1話で、ロッソとブルの登場後に姿を見せるとあり、
見直したらたしかにそのとおりだった。
このように「ルーブ」という作品は、
ものすごく緻密に考え抜かれた部分、
最初から決めてあったことを貫き通した部分と、
キングジョーから脱出したツルちゃんとアサヒの着地点に、
スタント撮影用のダンボールがブルーシートに覆われていたり、
最初の変身で、概略がフラッシュバックしたにせよ、
決め文句(「オレ色に染めあげろ!ルーブ!!」等)をためらわずに口にするなど、
もう少し考えたら絶対そうはならない部分があって、
いいかげんでアバウトすぎる点が混在して足並みが揃わず、
いびつで凸凹だった。
最終評価は来年の映画までお預けじゃ。
ここからはおまけの図版紹介で、
これ(R/B(ルーブ)2018−8/融合ウルトラマンⅢ)
の続きで、
融合ウルトラマンⅣ
ウルトラマンR/B(ルーブ) 2018/7/7
124.ウルトラマンR/ロッソ
◎ロッソ フレイム 2018/7/7
◎ロッソ アクア 2018/7/7
ルーブスラッガー 2018/7/21
☆ルーブスラッガーロッソ 2018/7/21
☆ゼロツインスライサー 2018/7/28
◎ロッソ ウインド 2018/8/11
◎ロッソ グランド 2018/9/1
125.ウルトラマンB/ブル
◎ブル アクア 2018/7/7
◎ブル フレイム 2018/7/7
☆ルーブスラッガーブル 2018/7/21
☆ワイドショットスラッガー 2018/8/11
☆スパークアタッカー 2018/8/18
◎ブル ウインド 2018/8/4
◎ブル グランド 2018/9/8
126.ウルトラマンルーブ 2018/10/13
☆ルーブコウリン(光輪 ロッソ/ブル) 2018/10/13
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