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IMAX 3D『最後のジェダイ スター・ウォーズ』ネタバレビュー

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『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』IMAX 3D

109シネマズ木場 2017/12/31 シアター2 I-17

 

スター・ウォーズとIMAXと言えば、

Special Effects(1996)

スペフェ

スペシャル・エフェクト』(日本公開1999/7/19)

 

↓1作目の『スター・ウォーズ』(1977)版スター・デストロイヤーモデルは、

1作目

たったの90センチしかなく、

↓そのまま冒頭のシーンに使われた。

合体4

↑IMAX『スペシャル・エフェクト』では、

『帝国の逆襲』以降の2.6メートルモデルで撮り直した。

2作目

↓『スター・ウォーズ』(エピソード4 新たなる希望)

合体

↑IMAX作品『スペシャル・エフェクト』

 

現在は作品歴から抹消されているらしき、

『エピソード2』IMAX版(2002・日本未公開

の7年後、

『トランスフォーマー/リベンジ』(2009/6/19公開)
とらんす

からは、

日本にもIMAX(デジタルMPX版=シネコン仕様)が復活し、
ぬぬ
めでたく、

IMAX版スター・ウォーズを鑑賞可能な環境が整い、

『フォースの覚醒』(2015)は、
みにぽ

109シネマズ木場で、

『ローグ・ワン』(2016)は

成田HUMAXで、

どちらも3Dで観た。

 

なので、IMAX版『最後のジェダイ』も当然?

3D鑑賞のつもりだったが、

12/15の公開当初は、

2D上映のみだった。

 

大晦日に東京に買い物に出かけ、

映画のスケジュールをチェックしたら、

『最後のジェダイ』のIMAX上映が、

3Dになっとるやないか〜い!

 

木場で観たのはたまたまで、

『最後のジェダイ』はIMAXでも画面比率が通常ワイド版と同じで、ずっと上下に黒帯があるシネスコ版

だから、

それなら品川で見るのがベストでしょう。

 

いつから3Dなのか劇場で訊いたら、

前日の12/30(土)からだとか。

 

この機を逃すまいと、しっかり鑑賞。

 

これが意外と良かった!

 

まずは、ちっともタイクツせず、

眠くもならずに、アクビも出ない。

 

もっと後回しだと思っていたシーンが、

意外と早く登場したりと、

間延びもしていない手堅い構成。

 

世間は『最後のジェダイ』の公開たちまち、

観客の反発がどっと押し寄せ、

評価はくっきり二分。

 

賛否両論の「否」が増えつつあるが、

いやいや、かなりの力作でしたよ。

 

もちろん欠点もあるにはあるが、

叩く意見は、

まさに叩くことを前提に、

むりやり『最後のジェダイ』の不備をあげつらっている。

 

それと同時に、

同じ叩く意見にしても、

『フォースの覚醒』を高評価で、

『ローグ・ワン』を低評価の場合は、

そもそも観点が異なりすぎるので、

私と意見の一致を見ることはあり得ない。

 

↓この動画の感想が、自分には近いようです。

 

とにかく『最後のジェダイ』を2回観て、

1回だけではよくわからなかったり、

見過ごしていた場面を確かめると、

これはなるほど、大した作品なんだと気がつき、

それは見終わって日にちが経っても、

遅効性の薬のように、ジワジワと沁みるように効いてくる。

 

以下は完全ネタバレ、

読むのに労力もかかるため、

薄い感想がお好みの方は、

SKE48須田亜香里さんの、

 

数秒で読み終わる、この記事

をお読み下さい。

 

このTシャツの情報はこちら

 

『1』=『ファントム・メナス』(1999)

『2』=『クローンの攻撃』(2002)

『3』=『シスの復讐』(2005)

『4』=『新たなる希望』(1977)

『5』=『帝国の逆襲』(1980)

『6』=『ジェダイの帰還』(1983)

『7』=『フォースの覚醒』(2015)

『ロ』=『ローグ・ワン』(2016)

『8』=『最後のジェダイ』(2017)

 

1.『フォースの覚醒』の再定義

 

ポー・ダメロン

『7』

レイア将軍の信頼が厚いらしいが、2人の絆は描かれない。

『8』

脇役感がハンパなかった、半眼で冴えないポーを戦闘の中心に据え、

ようやくレイアとの関係が描かれる。

 

レイ

『7』

戦艦の残骸部品をアンカー・プラットに売って生活を維持し、

親が自分を迎えに来るのを待っている。

 

予告編では「おまえは誰だ?」の問いかけに、

「取るに足らぬもの=no one」と答えている。

 

『8』

カイロ・レンから、

レイの両親は「ガラクタあさりの無名の“ただの人=nothing”で、

飲み代として娘を取り残した」と言い当てられる。


娘を渡された廃品業者の元締めアンカー・プラットは、

レイに居場所と仕事を与え、親はそのうち戻って来るとウソをついた。
metto

↑Xウイングパイロットの人形やヘルメットは、“ひっかけ”だった。

 

しっかり辻褄が合っている。

 

『8』
レイはルークに、

「自分の中で何か(フォース)が目覚めたが、どう対処するか途方に暮れている」
と、『7』の大筋を伝えている。

 

カイロ・レン

『7』

ヘルメットに何の意味があるのか。

tenntenn

頻繁に被ったり外したりをくり返す。

 

『8』

スノークに失策をなじられ、

マスクはベイダーかぶれと揶揄されて激昂。

エレベーターの金属の壁面に、メットを何度も叩きつけて破壊。

以後は素顔をさらし続ける。

 

『8』は『7』のカイロ・レンの仮面の意味を問い詰めている。

 

ダルマ型ドロイドBB-8

『7』

外形に可動機構が見あたらず、

でやねん

どうやって走行しているのか謎なのも、
何となく好きになれない理由の一つ。

※あくまでも個人の感想です。

 

初期コンセプトでは可動機構が明確だった。

 

『8』

爆発のあおりで頭部が外れるが、

すぐに元通りにされ、頭部がボディに機構的に接続されず、

マグネット固定だと示される。

 

2.『ジェダイの帰還』の再定義

 

『6』

ルークは臨終間際のヨーダから、

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-xz
●ジェダイになるためには、父ベイダーとの戦いは不可避

●ヨーダ亡き後、最後のジェダイとして技の伝承を
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-da

等々の難題をいきなり強いられて途方に暮れる。

はたして前人未踏の全ての使命を完遂できるのか…。

 

『8』

重責に負け、父の善への回帰以外は、

じゅきゅう

●レイアへと、

●弟子への

フォース伝授にしくじったルーク。

 

新星レイの修行をしぶしぶ始めて間もなく、

ベン・ソロがカイロ・レンに転じた原因は自分にあったことを見透かされ、

彼女の修行にも…

またしくじった。

 

レイを送り返したところで、

ヨーダが登場。

クレヨン描きのぬりえみたいなヨーダにガッカリ…。

CGかパペットかじゃなくて、造形の質が問題だ。

 

死んで何十年も経ったヨーダとの再会で、

ルーク自身も死期が迫っていることを悟り

「失敗こそ最高の師」との助言で、

失敗続きの自らの人生を肯定的に捉える。

 

最期ぐらいは、せめて意義ある死に方をしなければ!

自分のためでなく、誰かのためになることを。

 

そこで甥のカイロ・レンの前に、

ヤツの憎悪が最高潮に達する、

寝込みを襲った当時の姿(黒い短髪と黒髭)で現れる。

だったらライトセーバーの光刃もグリーンだろうって気もするが、

観客に幻影だと示すため、

わざと青刃のセーバーを握っている。

 

ちなみにルークがレイアに渡したソロの遺品、

黄金のダイスは、

カイロ・レンが基地内を探った時に消えたので、

投影像であり、実体はなかった。

 

『8』

爆撃機の重力問題が取り沙汰されるが、

SW宇宙は爆発で煙も炎も発生、

レーザー光線も視認でき、

エンジンが轟音を上げ、

磁力を重力代わりに使い、

サイコロはファルコンのコクピットからブラさがっている。

ゼロ・グラビティ』(2013)や
zaza

ライフ』(2017)のような、

CGを駆使した無重力表現が使えない時代からのSW宇宙を、

『8』は受け継いだだけのこと。

 

『6』

ヨーダが死んで自信喪失、

途方に暮れるルークの前にベン・ケノービの霊体が現れ、

具体的な長話が延々と続くため、

霊体のくせに座り込む

 

『8』

カイロ・レンとレイは、

意思の疎通が図れないと話を先に進められないため、

フォースをテレビ電話代わりに、

距離を隔てたままで、

かなりのやりとりをかわし、

互いの過去の因縁を知るようになる。

 

2人はこうして、

双方の最大の理解者に成長していき、

対話には断絶がほとんどなくなる。

 

『6』

極悪人に堕したダース・ベイダーを、

真人間に改心させたのは、

息子ルークの父への愛情だった。

 

『7』

レイがほのかに父性を感じたハン・ソロを、
yoio

非情に殺(あや)めた憎き敵のカイロ・レン。

 

『8』

しかしカイロ・レンの暗黒面への転向には、

彼なりのやむを得ぬ事情があったとわかる。

 

レイが「ただの人」の娘で、

スカイウォーカー家の血筋であるカイロ・レンと血縁がないのが大切。

2人をつなぐのは、

赤の他人なのに生じる、男女の愛情だけ。

 

『9』

カイロ・レンがベン・ソロに戻るのには、

レイの情けが必要なんじゃ?

 

『8』

というわけで、フィンのレイへの想いはどうせかなわないので、

かわりにお似合いの相手ローズ・ティコ(タイコ?)があてがわれ、

ほのかに『9』が先読みできる。

 

フィンとローズ2人のアサッテな方向への旅は、

ラストを“さらに名もなき”ホウキ少年につなぐためと、

宇宙戦争が再発したのは、

戦争で稼ぐ一味がいるからだったり、

『7』では出番がショボ過ぎた、

キャプテン・ファズマとフィンの決着をつけさせる等々、

「ついでに片付けちゃおう」な要素がてんこ盛り。

 

そろそろまとめに入れば、

『7』が過去作と同じことのくり返しで評判を落としたので、

今後は同じ展開を繰り返せないように仕向けるのが『8』だった。

 

ところがこれが、

既存作の否定や冒涜(侮辱)と受け取られ、

ファンやマニアから「SWをわかっちゃいない」と拒否反応を示された。

 

「わかっちゃいない」のは、

ファンやマニアの方じゃないかって気もするが。

 

「話が変わっとるやないかーい!」

という声には、

「いやいや、一貫性がなく、話が途中から変わってるのが、そもそもSWなんで」

と反論したい。

 

『4』がウケたのは、

ド田舎惑星でどん詰まりの生活を送っていた凡人が、

あれよあれよと表舞台にのし上がり、

およそ凡人にはなしえない偉業を達成するところ。

どんな凡人の人生にもチャンスがある。

 

ところが2作目の『5』で、さっそくドラマが変質。

●ベイダーがルークの父で、

eeeee

●レイアがルークの双子の妹

——という設定は、

この作品からの“でっちあげ発案”だった。

 

『6』でさらにドラマは変質。

緑の月エンドア軌道上では、帝国軍対反乱軍の大宇宙戦。

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ち

エンドア地上では、イウォークのゲリラ戦が展開。

いうぉ

なのに、第2デス・スターの謁見室では、

ルークがシスの跡目を継ぐかが話題の中心で、

皇帝とルークのライトセーバーの位置関係から、

ライアン・ジョンソンは、

「もしもこの位置でセーバーをフォースで操ったら」との妄想を、

『8』のスノークで実現してしまう。

削除シーン以外では、活躍のないレッドガード(赤衛兵)の反省から、

tora

『8』のプレトリアン・ガードには、

派手な見せ場がある。

 

『6』で銀河の運命を決めたのは、

戦闘メカの戦力ではなく、

父子のチャンバラだった。

……。

 

話がズレまくっている。

 

これで「つきあいきれない」と、

SWを見かぎった人もいたほどである。

 

だから『8』でルークも、

「光る剣(=レーザーソード)を振り回しても、

事態は解決しない」

と冷静にふり返っている。

 

そういや『8』のルークは、

銀河皇帝を

「エンペラー・パルパティーン」

ではなく、

「ダース・シディアス」と呼んでおり、

帝国政府樹立以前の、

『1』〜『3』の歴史も研究し、

ダース(Darth)が、シスの暗黒卿(Dark Lord of the Sith)の略称

だとも突き止めている。

 

ついでに言うと、仲間の寝込みを襲うという手口も、

ダース・シディアスがダース・プレイガスにやった仕打ちをまねたのかも。

 

「SWに愛想を尽かせた人たち」に話を戻すと、

『6』でいったんシリーズ中断したから、

『1』からの16年ぶりの再開で、

また戻って来たかも知れない。

 

すると再開の『1』で、ミディクロリアンの設定が登場し、

フォースの強さは生まれついての血筋とされてしまい、

凡人がのしあがるチャンスが否定されたことに、

旧来ファンからの猛反発がわき起こった。

 

その反面、

ルークとベイダーが父子なだけでもカンベンなのに、

皇帝パルパティーンもベイダーの父だと信じる人まで出てきて、

もうめちゃくちゃ。

 

辻褄合わせもうまくいかず、

『6』で、ケノービは60〜65歳、アナキンは55〜60歳
(忘れた…)と5才の歳の差で、

オーウェン・ラーズは、ケノービの弟と言う設定だったが、

プリークエル(『1』『2』『3』)で変更。

 

『6』のレイアの母の話

(レイアの幼少期に亡くなり、美人で哀しげだった記憶しかない)

も辻褄が合わない。

 

それが今回の『8』で、

ライアン・ジョンソンが軌道修正して本来の方向性、

すなわち、

「フォースの強さは誰にでも宿る」に戻せばたちまち、

今度は『1』以降の新規マニアが、

ミディクロリアン説を抗議の盾に持ち出して、

「元の木阿弥」修正に動くと、

「どうせいっちゅーねん?

変えなきゃダメなのに、変えれば文句?」

と、ライアン・ジョンソン監督も当惑しているのではないか。

 

「同じにやらずに、変わった新しいやり方に文句」

と言えば音楽もそうで、

『7』では生彩を欠いたジョン・ウィリアムズが、

『8』でオペラよろしく最初から最後まで、ほぼ全編で鳴らしまくると、

「『7』の音楽は抑制が効いていたのに、『8』は無節操にダラ流し」

と言われてしまう。

 

このように、

SW過去作の客観的な分析には優れたジョンソンも、

なぜか自作の分析には手こずったらしい。

 

なにより、

1回見ただけでわかるように作らなかったのが問題。

 

『8』感想の中には「よくわからん(I don't get it.)」も多く、

これが作品への反発や拒絶反応につながった。

 

2回見ない人の評価は、当然ダメなままで変わらない。

 

『8』のダメなところと言えば、

ゴリラウォーカーの爆射で

真っ赤に染まった大地で戦うルークとカイロ・レン。

 

ルークが幻影と示すために足下がアップになると、

なぜか白い塩の地表に逆戻りしている。

 

『7』のピンチ切り抜けは「紐=ヒモ」で安直だったが、
itukara

『8』では、

ドア・壁突破

が、

①レイ(カイロ・レンにブラスターを撃つ)

②チューバッカ(扉を閉ざすルークに接触)

③レイア(ポーとホルドの対立を解く)

④BB−8(AT−STからの援護射撃)

⑤カジノを馬で突破

——の、ざっと5回、

蹴飛ばし

が、

①ペイジがコントローラーを落とす

②ホルドがガス(消火剤?)吹きつけで状況打破

——の2回と、

やはり安直で、感心できなかった。

 

そのほか、

◎ファルコンの脱出ポッドの搭載/射出位置がついに判明したり、

◎ルークの島(アクトー)の太陽は一つ。ワンカットだけ2つになるのは、ルークの心象風景

●ジェダイの古書をレイが持ち出したのを見のがしたり

——と、

人によって、『8』全編理解に必要な鑑賞回数はさまざまなので、

どなた様も最低2回は見ることをオススメします。

 


奇跡の軌跡「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」in 上野の森美術館〈その1〉

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「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」in 上野の森美術館

 

企画を実現させた主催者、

(ORAI氏からのゆかりをもじって)OIRA氏のてんまつ報告は、

Facebook内の記事、

ここでも読める

 

とはいえ、本ブログから参照リンクをたどる人は少なく、

ここでそれを置き去りに、

私ごときの感想を書くのもどうかと思うし、

ご当人から以前に展覧会の告知をいただいたこともあり、

ここに図々しく無断転載して、皆様に強制的に読んでいただくことにする。

(一部編集・適宜改行)

 

 

OIRAの異常な愛情(加筆版)
または

私は如何にして心配するのを止めて生賴範義 展を開催するようになったか

 

 

「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」in 上野の森美術館での開幕にあたり、

以前、展覧会開催までの経緯をまとめた不定期連載を一部加筆して再掲させていただきました。

(長文です)

 

1979年の「スターログ」誌8月号で

「生賴範義の犬狼宇宙」という記事を読み、

生賴先生の存在を初めて知った。

 

小松左京や平井和正の装丁などで上手い絵を描く人だなぁという認識はあったものの、

それまで名前もちゃんと読めなかった…なませ…おうせさん?という程度であったが

NORIYOSHI ORAI(この時点でスターログはORAIと記している)という名前を意識したのが初めてだった。

 

そして、翌年1980年6月28日、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』が封切られた。

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時を同じくして当初正月映画と予定されていた「復活の日」も同じ日に封切られた。

hukkkatu

 

どちらもポスターのイラストに目を奪われた。

その大胆な構図だけで物語の世界観を構築しているポスターに一目ぼれしたのだった。

 

その年に、宮崎市の青木画廊の2Fのギャラリーで先生の展示会が開催された。

自分は終わってから新聞記事を見つけて、その展覧会の存在を知って地団駄踏んだ。

その時ビックリしたのが何と生賴先生が宮崎に住んでいて、宮崎でその作品を描いているということだった!

その年の年末に先生の初の画集「生賴範義 イラストレーション」が発売される。

イラスト集のタイトルでは範義の表記が見られる。

 

その後の生賴先生の活躍は皆さんご存知の通り、世界的なイラストレーターになり、

オイラは大学へと進み貧乏生活を送ることになる…

 

84年、貧乏な大学生活から帰って来たオイラは、

またまた生賴先生の活躍を目のあたりにすることになる。

84年の正月映画『ゴジラ』は『メカゴジラの逆襲』から制作が途絶えていた9年ぶりの復活と、

1954年に第1作が作られてから30周年の記念作品である。

当時、48歳であった生賴先生は「ゴジラ」を

突然変異やがん細胞のようなものと解釈し

大胆な解釈で新しいゴジラに命を吹き込んだ。

奇しくも『シン・ゴジラ』(2016)で牧教授が行った作業を84年に生賴先生はイラストで行ったのだ!

その後89年に『ゴジラVSビオランテ』では、

生賴先生の突然変異のがん細胞はG細胞へと受け継がれ

「VSシリーズ」

「平成ゴジラシリーズ」と2004年まで続けられ、

生賴先生はゴジラのオフィシャルポスターを描き続けるほか、

書籍、広告、あらゆるジャンルでイラストを描き続ける。

 

いつかは生賴先生の展覧会があったら是非、観てみたいなぁ…

おぼろげながら夢を見ていたオイラに転機が訪れる。

2009年、宮崎市の再開発で開館するみやざきアートセンターの管理者募集の話が降って湧いた。

もちろんコンペで勝った時の話であって、オイラにお願いと宮崎市から話があったわけではない。

企画を立てプレゼンをしなければいけない。

美術館の運営には興味があったのだが、やったことない素人…で、

企画書には今後開催が予定できる「展覧会」の名称と内容を書く欄があった。

何はともあれ最初に思いついたのは「生賴範義 展」をやりたいということだった。

生賴先生とは面識がなく、やれるかやれないも分からないまま企画書には「生賴範義 展」と気がついたら書かれていた…

 

2009年、みやざきアートセンターの指定管理者として宮崎市に選定された、

オイラたちのNPO法人・宮崎文化本舗では選定された直後からどんな企画を行うかと頭を悩ませた。

企画書にも書いていたけど生賴先生の展覧会がやりたいと打ち合わせで言ったら案の定、

「誰ですか、それ?」「何て名前読むんですか?」とつれない返事がスタッフや関係者から帰ってくる。

暫くは様子を見るしかないのか…

いや、その前に、生賴先生が今でも宮崎市に住んでいるのかも分からなかった。

オイラが高校生の時、初めて生賴先生の存在を知ってから30年近くも経っているのだ!

 

開館準備の忙しさに追われ、「生賴展」の夢からいつしか遠のき始めたその時、

オイラの目の前に現れた救世主は長岡(現みやざきアートセンター長)であった。

「生賴先生だったら自分が画材店に勤めていたとき画材を配達していましたよ。住所も連絡先も分かります」

というお言葉!

蜘蛛の糸を見つけたカンダタのような気分だった…

「でも生賴先生難しいからなぁ、人前で展覧会なんて分からないですよ」という長岡さんの返答。

「いやいや、やっぱり宮崎で描かれているのであれば絶対に宮崎でやらないとだめでしょ。とにかく連絡とってみてください!」と頼んではみたものの、生賴先生からの返事は「No」だった。

いろんなところからも話は来ているみたいだけど全て断っているみたいな感じでいい返事は得られなかった。

噂には聞いていたが相当気難しい人らしい。

「生賴範義イラストレーション」に掲載された文章からも分かるように、

「生活者としての画家は肉体労働者にほかならぬ」と言い切った哲学者みたいな人なんだ。

俺たちみたいな若造が行っても相手になんかしてくれないよな…

 

目の前に現れた蜘蛛の糸も一瞬にして切れてしまった…

そして2011年3月、東日本大震災が発生し、何故かオイラは宮城県・気仙沼までボランティアとして出向くことになる。

ボランティア活動の途中に、道に迷いガソリンがなくなり、

給油のために飛び込んだ田舎のガソリンスタンドのウィンドウに貼られたポスターをたまたま見つけることになる…

それが途切れた蜘蛛の糸を紡ぎだすきっかけになるとは夢にも思わなかった…

 

そのポスターは宮城県登米市の石森章太郎ふるさと記念館で開催されている「エヴァンゲリオン展」のポスターだった。

その当時「エヴァンゲリオン展」は全国巡回の展覧会はなく、

うちの若いスタッフからはやってみたいとの声が高かったのだが、

イチから組み立てることなんか難しいだろうなぁと思っていた矢先だった。

ボランティア活動の合間に、石森ふるさと記念館に視察に行き版権元の連絡先を聞きだし、

宮城の帰りに急遽東京に寄って版権元にアポをとって相談に行った。

その結果、2012年4月に九州では初めての「エヴァンゲリオン展」を開催することになり、

関連企画として映画監督の樋口真嗣監督とアニメ・特撮研究家の氷川竜介氏を招聘し

トークショーを開催することになる。

 

「エヴァンゲリオン展」のトークショーは盛り上がったが、

その後、樋口監督と氷川氏との雑談の席で

「実は生賴範義先生が宮崎に住んでおられて、展覧会を将来やりたいんだが…」

と話をしたら大いに盛り上がり

「宮崎でやらなくてどこがやるんですか?みやざきアートセンターで是非やってください。

出来ることは何でも協力しますから!」

と叱咤激励を受け、単純なオイラは俄然やる気を出してしまうのであった…

 

もう一度、生賴先生にアタックしてみよう!

現役の映画監督や研究家の方々の応援を受け再度、生賴家に連絡したところ、

2011年5月に脳梗塞で倒れ今リハビリ中なので、

多分展覧会の開催は難しいだろうという返事が先生の奥様から返ってきた。

またまた蜘蛛の糸がプツンと音がして途切れてしまった…

でも家族としてはありがたい話しなので東京にいる息子と話をしてみてくれということだった。

崖っぷちギリギリで踏みとどまった…まだ望みはある。

 

とにかく長男のタロー氏と連絡を取り、上京して銀座で会うことになった。

タロー氏も画家で丁度上京するときは銀座のギャラリーでグループ展をやっているとのこと。

そのギャラリーで待ち合わせをして、その後、話をすることになった。

あの生賴先生の息子さんなので気難しい人かもしれない。

初対面でダメだし出されたらどうしよう?

取りあえず当たって砕けろだ!と捨て身の思いで銀座へと向かった。

 

タロー氏は、予想とは裏腹の落ち着いた感じの方で、しかもオイラと同世代。

描く絵も先生の雰囲気とは違い、素朴だけど味わい深い作品を描かれていた。

ギャラリーの上にある小料理屋で焼酎を飲み交わしながらアタックしてみた。

「やりましょう!でも一度、宮崎のアトリエにある作品を見てください。それから計画を練りましょう!」

酔った勢いではなく意気投合し「生賴範義 展」開催に向けての歯車が大きく動き出した!

「油彩画もいっぱいあるが展覧会はイラストレーションに特化したものにしましょう!」

「タイトルはどうしましょうか?生賴範義展 Everything is オーライ」というのはどうですかとオイラ。

「それだけは止めておきましょう」とあっさりとタローさん。

最初の出会いの晩からイキナリ、ハズしてしまったのオイラであった…

 

長岡さん(現みやざきアートセンター長)に連れられて、

宮崎市郊外の生賴邸を訪れたのはタローさんが帰省した2012年の初夏だった。

70年代に農家であった空き家を買い取ったという昔ながらの大きな屋敷の離れが生賴先生のアトリエだった。

ここでスター・ウォーズもゴジラも幻魔大戦も描かれていたのかと感慨に浸っていてはいけない。

先生の作品をどれだけ展示するか仕事しに来たんだぞ!

 

「父にあいさつされませんか?」タローさんが生賴先生を紹介してくれた。

正直、ビビった。あの伝説の人に挨拶!?

ジェダイに憧れていた素人が、いきなりヨーダに挨拶しろと言われたような状況だ。

あの野武士みたいな孤高の天才イラストレーターが目の前にいる。

しかし、心配は稀有に終わった…

先生は人生の総てを悟り尽くされたような穏やかな表情であった。

「よろしく…お願いします」という感じで笑顔で母屋の奥に消えていった。

 

先生は震災後の2011年5月に脳梗塞を発症されて、リハビリを続けていらっしゃった…

「アトリエを見ませんか?」タローさんが離れのアトリエを案内してくれた。

聖なる領域は、もう一度先生が筆を持つ日のために、ご家族が倒れた日のままの状態で保たれていた。
壁びっしり、机の上にも山積みになった写真集や図鑑等の資料、

戦艦の設計図らしきもの…先生がイラストを描くための素材がところ狭しと置かれている。

そして屋根裏部屋と奥の部屋、戸棚の中に保管されていたイラストの数々、

ざっと数えただけで数千枚!?

油絵も数百点…決していい状態とは言えない環境で大量の作品が!正に宝の山である。

それも整理されておらず、何の原画かも分からない!

これを整理して展覧会をしなければいけないのか?

本当に整理できるのか?

これは途方もない作業になる!

先生は多作だとは思っていたがこれだけの膨大な量があろうとは!?

先生の原画を目のあたりにしてオイラは興奮と共に、大きな不安に襲われた…

 

作品を整理する作業は、毎月1回1~2日タローさんが帰省したときに、

これはいいだろうという作品を数十点ずつ選んでもらい、アートセンターまで運んできて、

クリーニングが必要なものは行い整理して記録していくという手順で数カ月に及び行われた。

整理した作品はイラストの依頼主であった出版社や映画会社ごとに分類していった。

 

また先生の自宅に保管されていない作品の捜索も同時に行った。

80年代くらいまでは著作権も今ほど厳しくなかったので

先生の作品だけど、横流しにあったかもしれない作品があったのではないか?

というくらい見つからない作品も多々あったのだ。

特に「スター・ウォーズ」関係が全然出てこなかった。

あぁ、やっぱり「スター・ウォーズ」はルーカスのところに全部いっちゃったのかな?

という感じであった。

 

また展覧会を開催するにあたり、版権元である映画会社や出版社の許諾を取らなければいけない。

どの原画がどの本なのか?

アートボードに描かれたイラストの裏に題名くらい書いていてくれればまだ調べようはあったんだけど、

生賴先生は作品を描くことは天才的だが、

描いた絵を保管することに関しては無頓着であったといってもバチは当たらないと思った…

版権元を先ずクリアしなければ先に進めない!

しかし田舎の美術館の管理者がいきなり大手の映画会社や出版社に話を持って行ってもなかなか相手にされない。

樋口監督や氷川氏の協力を得て、

業界各社の人脈を辿り版権管理部門を紹介してもらい、アポを取る作業を続けていった…。

 

 一方、生賴先生のアトリエから探せども、探せども

「スター・ウォーズ」関係の絵はなかなか見つからないまま夏が過ぎようとしていた。

もう「スター・ウォーズ」はないなぁとタローさんも、長岡さんも含め諦めていた。

もう暑いからやめようか?アトリエの屋根裏部屋は無風状態、暑さも疲れも焦りも頂点に達していた。
その時、農業用のビニールシートに包まれた箱らしきものが目に留まった。

ビニールシートも相当汚れており、

梱包に使われていたガムテープもこの暑さと30年近くの年季の入りようでグチャグチャになっていた。

「タローさん、これ開けてみていいですか?」

「いいですけど、そんな汚いビニールの中にはないでしょ」

「ダメもとですから、開けてみますよ」

汗だくだくになりながらビニールの梱包をはがして見てみると、

中から宅急便の送り状が貼ってある箱が出てきた。

送り状には「おろしや国酔夢談」と品名に書かれてある。

あぁ、「おろしや国酔夢談」も生賴先生が描かれていたのか?

ゆっくりと開けると「おろしや国酔夢談」と「暴走機関車」のキャンバスに描かれた作品が入っていた。

じゃあ箱からだしてみましょうということになり。

1人が箱を押さえ2人でキャンバスを箱から抜き出したら、

キャンバスとキャンバスの間に絵が数点入っていたのが床に落ちてきた!

それが『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』の原画(結局は下絵)だったのでビックリした。

kannpufu

 

あれだけ数カ月にわたり探したのに見つからなかったものが…

その時、オイラの頭の中には

『レイダース』でインディ・ジョーンズが失われた聖棺を発見した時のサウンドトラックがリフレインしていた。

3人は大喜び!

オイラは携帯で写真を撮りまくって、家に帰って家内に見せた

「ほら、生賴先生のスター・ウォーズが見つかったんだぞ!凄いだろ」

と自慢げに写真を見せたら鼻で笑われ

「汗臭いから風呂に入ってきなさい!」と怒られた…

 

第1回目の展覧会を2014年の2月に開催することを決定し、本格的な準備に入った。

開催まで1年半ほどの時間しかない。

先ずは版権元の許諾を取らなければいけない。

どれだけあるかリストアップしてみた、

朝日ソノラマ、光人社、学研、角川書店、キネマ旬報社、講談社、コーエ-テクモゲームス、薩摩川内歴史資料館、サンライズ、資生堂、集英社、小学館、松竹、中央公論社、円谷プロ、東京創元社、東宝、東映、東北新社、徳間書店、日本ヘラルド、ハセガワ、早川書房、扶桑社、双葉社、六興出版etc…

今はなくなっている会社もあるし、1回目の展示に必要な会社だけに絞ってもざっとこんなもの。

この全部をあたって許可を取る旅が始まった。

月に1度2泊3日で上京してそれで回れても5件程度。

もちろんこちらは宮崎から上京するわけだから、相手はこちらの都合には合わせてくれない。

もちろんスケジュールもうまくハマればいいのだけど移動の時間、

相手のスケジュールに合わせると1日2件程度しか回れない日もあり、

それに1年間近くを費やした。

アポとアポの時間の間に余裕があれば古書街で生賴先生が装丁を手掛けた本を探した。

 

「生賴先生にはお世話になったから、問題ありません」というところもあれば、

しっかりとした契約を交わさなければならないところもある。

無駄な待ち時間を喫茶店でコーヒー一杯で過ごした時も多々。

(まぁこの事前のアレンジはほとんど長岡さんがやってくれたのでオイラは交渉事をすれば良かったので、

まだ楽ちんだったのだけれど…)

展覧会の準備というよりも「太陽にほえろ」の山さんの聞き込みのような出張を繰り返す… 

 

コーエーテクモゲームスに関しては、オイラの従妹がゲーム関係の音楽を仕事でやっているので、

その伝手でアポを取ったりして、まさに一族、知りあい総動員でコネを使いまわして連絡をとりまくった。

無駄足も多かった、先生がポスターは描いているけど版権元にも原画がないものも多数あった…

また生賴先生は多くの有名人の肖像画も描いており、

その本人やプロダクション、故人に関しては遺族に肖像権の許諾を取らなければいけないという、

当初の想像を遥かに凌ぐ作業量が待ち受けていた。

オイラたちは足を踏み入れちゃいけない領域に、いつの間にかどっぷり浸かっていた…

 

そんな中、「スター・ウォーズ」関係の日本国内での版権を、

当時管理していた「小学館集英社プロダクション」だったのだが交渉を始めていたら、

何とルーカスフィルムがディズニーに買収されてしまい、

業務の引継ぎに数カ月から半年くらいかかりそうだという予期せぬアクシデントが発生した!

せっかく見つかった『帝国の逆襲』の原画の展示の許諾が間に合わないかもしれない!!!…

 

「スター・ウォーズ」の版権の問題に関してはその後半年近くの時間を要することになるので別の話を書きとめておこう。
先生の作品がありすぎて、どれを展示するのか結構迷った。

最終的な展示作品がなかなか決めきれない。

そこでオイラの背中をポンと押してくれた樋口監督と氷川氏をもう一度宮崎に招聘して、

生賴先生に会ってもらい、アトリエも見たうえで作品選定を手伝ってもらおうということになった。

 

2013年7月7日に、樋口監督と氷川氏を連れて生賴先生のアトリエを訪問した。

先ず生賴先生とご挨拶を交わしたお二人は興奮気味でアトリエへ。

樋口監督は自らが監督した「日本沈没」のポスターを先生がアトリエの扉に貼っていたのを見て大感激!

お二人がアトリエを訪問する様子を展覧会期間中ビデオで紹介するためにカメラを回させていただきました。

その時に大半の先生の作品はアートセンターに移動、保管していたので、

次の日は1日かけて展示作品の選定作業をお願いした。

 

もう見る作品、見る作品、驚嘆の連続というか、いちいち声があがる。

結局、1日かけてアートセンターに置いている作品を全部、目を通して、

選定作品を選んだのであった…

と書きたいところだが、結局、樋口監督が出した答えは

「いい作品が多すぎて、選びきれないよ!」だった…

 

(画集が)なかなか売れないみたいで、

出版社がある程度売り上げが見込めなければ

コスト割れしてしまう恐れがあるのでなかなか難しいとの意見を複数から頂いた。

展覧会をするにはやっぱり画集は欲しいよねぇ…

でも生賴先生のファンがどれくらいいて、いくらまでなら買いやすいのかまったく見当がつかない。

展示作品は概ね250点程度と見込んでいたので最低でも160頁くらいはいるよね…

そうすると編集の人件費や撮影にかかる費用だけでも相当なもんだ。

写真撮影、データ化に250点の作品でスタジオ借りてすると相当な金額になる。

編集の人件費も1年間雇わないとできないくらいの仕事量だ、

3000部印刷したとして500万くらいで何だかんだで1,000万近くかかる。

 

映画のパンフレットみたいなちゃちなものではなく、

ちゃんとした画集は作りたい…。

その想いはタローさんやオイラたちも一緒だった!

でもそんなこんなの金額を外注する金もない…

じゃあ自分たちで作るしかないな…

という結論に達するまでそんなに時間はかからなかった。

 

今までアートセンターでやった展覧会でも、

入場者が図録を買っていく割合は来場者の10%程度。

3000部作成するなら30,000人の来場者が来ないといけない?

果たして今の時代に生賴先生の画集を発売して赤字にならないか?

いろんな心配もあったがとにかく作ると決めたんだから頑張らないと!

 

そこでどのくらい生賴先生のファンがいるかどうかを探るために

FBのページを展覧会開催の半年前の2013年7月に開設し、

展覧会の情報と共に、

1日1点、生賴先生の手掛けた作品をアップして、

どれだけの反応があるかどうかを探ろうという作戦を実行した

(3年以上経ったいまでも、1日1枚は続けている)。

あんまり反応がない場合は最終的に印刷部数を減らすこともできるからだ…。

 

一番の問題はデザイナーを誰にするか?

宮崎で生賴先生のことを理解し情熱そして心臓までを捧げてくれる人がいるのか?

というところからデザイナー探しをしなきゃいけない!

でもそれは意外とあっさり見つかった。

長岡さん(現アートセンター長)の高校時代の同級生で、

アドルックスというデザイン事務所を主宰している三輪さんという人物だった!

何と彼は高校時代、宮崎市内で1回だけ開催されたオイラが見損ねた生賴先生の個展を

延岡という宮崎市から100kmほど離れたた町から自転車で往復して見に行った強者だったのだ!

こいつに頼むしかない!

 

ということで次に問題となったのは、図録の表紙にするのはどの作品かということだった…

3,000枚近くある先生の作品の中からどれを選ぶか?

タローさんの想いもあり、オイラや長岡さんの想いもあり、いろんな案が出され表紙選びは混迷を続けた…

まぁもうちょっと時間があるので考えましょうといいつつ結論は延び延びになっていた。

そんな時、アートセンターに一通のメールが届いた。

 

メールの主は横浜に在住するKさんからだった。

ネット上で生賴先生の展覧会の告知を始めてからしばらくたった頃であった。

何でも生賴先生が描いたSFアドベンチャーの表紙の原画を2枚持っているとの話であった。
確かに生賴先生の描いた美姫のシリーズは全部91枚あるはずなんだけど、原画をいくら探しても6枚足りない。

6枚はこの世のどこかにあるはずであり、Kさんはそのうち2枚を持っているという。

でもどんな人なのか、何故Kさんが持っているのかは分からない…

そんでもって持っている原画は「パウリナ」と「ルクレチア」だという。

「パウリナ」は1988年に出版された画集「神話」の「自作を語る」の中で

“生賴先生自身がパウリナはこのシリーズの中で一番丁寧に仕上げた”との幻の作品であった。

 

でも何故Kさんが!?
2013年12月4日、横浜のKさん宅を訪ねた。

もちろん“パウリナ”と“ルクレチア”を借り受けるためだ。

電車を乗り継いでタローさんと長岡さんと3人で向かった。

オイラ達より8歳くらい年下のKさんに、どうやってこの絵を手に入れたかを尋ねてみた。
Kさんは美大へ進むことを志していたが、受験に失敗して進路に悩んでいた。

その時、Kさんのお父さんが昔東京に住んでいた時、近所に画家さんが住んでいて、

結構凄い絵を描くので一度絵描きがどんな仕事をしているのか宮崎に行ってみたらどうかと生賴先生を紹介したらしい。

タローさんもその頃には宮崎を離れていたので、Kさんの存在を知らない。
そこでKさんは生賴先生の作品と仕事ぶりを見て大変感動した。

「落ち込んでる暇はない。描かなきゃ!僕は一日中描いてる」

という激励の言葉と、

当時制作中だった『破壊される人間』の連作の形容する言葉もない『とんでもなさ』に打ちのめされたみたいです…。

同時に、Kさんはこんな絵描きにはなれないと感じ絵の道に進むことを断念したという…

その帰り際に好きな絵を記念にあげるから持って帰っていいということで、

Kさんにプレゼントしたのが“パウリナ”と“ルクレチア”だったという話であった。

この話を聞いた3人は直ぐに図録の表紙は「パウリナ」しかないと同時に思った。

長く暗礁に乗り上げていた表紙の問題がぎりぎりではあったが一瞬で解決した。
そしてKさんは、展覧会が終わってもこの絵は元々、

生賴先生から預かったものだから宮崎に返したいという言葉をもらった…

今も、みやざきアートセンターに保管されているのだ。

オイラの中の“仕事ばっかりで気難しい生賴先生のイメージ”も、このエピソードで大きく変わった。

そしてKさんは、これが縁で宮崎に移住することになるが、それはまた別の話…

 

生賴先生は賞とは無縁の画家であった。

唯一獲った賞が1980年の『スター・ウォーズ』の国際版ポスターを描いたときに

日本SF大会の第11回星雲賞アート部門を受賞しただけであった…

知る人ぞ知る存在として、熱烈なファンは確実にいるものの、

ここ地元の宮崎では一般的には誰も知らないのではないか?

この不安は企画当初からつきまとっていた。

そんな時に新聞記事で「宮崎県文化賞」の推薦を募集する記事が目に留まった。

生賴先生を少しでも地元で有名にするのはこれだ!と思いついたが吉日!

速攻で、推薦書を書いて宮崎県に申し込んだ。
結果、平成25年宮崎県文化賞芸術部門に選出された。

後で聞いた話だが、審査員全員一致で先生の受賞が決まったという。

それも何で今まで誰も推薦しなかったのか?という声まであがったらしい

(まぁ、これは聞いた話なので何ともいえないけど…)

 

2013年11月6日。宮崎県庁本館2Fの講堂で授賞式は執り行われた。

残念ながら先生は出席できなかったが代理にタローさんが授賞式に参加した。

今まで評価を受けなかった孤高の作家であったが、

宮崎県という小さな自治体ではあるが公の機関が先生の功績を認めたのであった。

(その翌年の平成26年には文化庁映画賞で功労賞を受賞する。)

県内のマスコミもこぞってニュースとして取り上げてくれた。

展覧会開催の3カ月前のことだった…。

地元での生賴展の機運を高める仕掛けも少しずつではあるが高まってきた。

 

チラシは8種類、ポスターは4種類、みんなが欲しいと思う図柄を選んで作成した…

でもまだまだやることは山積みであった。

生賴先生が、どんな人生を過ごしてきたかをまとめる作業がなかなかできていないことだった…

 

展覧会を開催しようと決まった時は既に生賴先生は、外に出られる状態ではなかった。

脳梗塞の後遺症と、それに起因する認知症が進行しており、過去の記憶が曖昧であったこと、

あと言葉もはっきりと喋れない状態であった…

展覧会で必要なのは、作家がどんな時代を生き、

どんな人生を歩んできたのかも展示の中に組み入れなければならない。

しかし生賴先生からは直接聞くことは不可能であった。

奥様は、仕事のことは殆ど知らない。

タローさんは、高校卒業してずっと都会で暮らしていてその後の先生の仕事ぶりを直接は知らない…。

これでは年表も作れない!

ということで、出版社や映画会社に版権の許可を取りに行く出張と並行して、

先生と一緒に仕事をしていた編集者の人たちや、

タローさんを通じて先生の親戚の方々、

そして宮崎で親交のあった人たちを探し出して話を聞くことであった。

 

生賴先生が当時78歳、同年代の方々で亡くなられている方もいる中、

年賀状のやりとりをしていた人たちに連絡して、

当時の話を聞いたりする、本当に探偵みたいな仕事を行った。

 

講談社で「三国志」で生賴先生を起用した営業マン、

SFアドベンチャーの元編集長、いろんな業界の人々からの話から、

生賴先生のご兄弟に質問状を描きそれを少しづつ整理した…

そうして出来上がった「生賴メモ」を基に時系列で年表に起こしていった。

 

「目指せ!日曜美術館」

タローさんと飲んだ時に、

長岡さんやマネージャーの工藤さんたちと夢みたいな目標を語っていた。

展覧会やるときには日曜美術館で取り上げてもらうようにしたいね!

そんなある日、宮崎県の東京事務所にいた怪獣大好きなGさんから連絡がある。

NHKの結構上の人と会うので石田さんがいつも言っていた生賴先生の日曜美術館の話、

一緒に行って相談してみませんか?と連絡があった。

それはもう願ってもないチャンス!

2013年8月28日、日帰りで渋谷へ向かうことになる。

だが前日の27日にオイラは脱輪した車を持ち上げようとしてぎっくり腰になってしまう…
企画書と、生賴メモ、スーツケースに入る生賴先生の絵を2点持ってNHKに、ぎっくり腰で向かった。

夏なのに冷や汗が出るほど腰の痛さを堪えながらの出張であった…

生賴先生を番組で取り上げないかというプレゼンをしたのだけれど…結果は…

本人がそういう状態であれば非常に難しい、本人がカメラの前で話ができるか、

故人であればいいんだけど、そういう状態だとやりづらい…という返答であった。

(最終的には「日曜美術館:のアートシーンで取り上げていただいたので文句は言えないのだが…)
失意の中、羽田空港にトンボ帰り。腰は痛くて堪らない。

痛さと暑さと企画が通らなかったの三重苦で疲れは頂点に達していた。

宮崎行の飛行機の出発1時間前には着いた。
少し休みたい。使用機も到着している。今日は早く帰って寝よう…

と思った時に空港の待合室にあるマッサージチェアが目に入った。

腰の痛さも200円で少しは解消されるか?
オイラは200円入れてマッサージチェアに座った。

ああ、あの飛行機に乗ってもうすぐ宮崎へ帰るんだ…

薄れていく痛みの中一瞬瞼を閉じた…そして目を開けたら何と目の前にあった飛行機が消えているではないか!!!

一瞬だけ目を閉じたつもりが1時間くらい寝てしまったのだ!

オイラは心の中で叫んだ「引田天功のイリュージョンか!!!!」…

 

幸い最終便じゃなかったので、どうにか宮崎に帰って来たオイラは新たな問題にぶつかっていた。

生賴先生の原画は2,500枚以上がアトリエで見つかったのだが、

ポスターや書籍があっても原画が見つからないのが数百点ある。

映画のポスターや書籍も一緒に展示したかったのだが、

有料の展覧会でポスターや書籍を見せること自体、版権問題がややこしくなる。

あのポスターや、あの本の装丁も見てもらいたいという欲求というか、

お客様にとってもニーズは確実にあると思うんだが、

有料催事で映画のポスターとかを出すわけにはなかなかいかないという問題だった。
タローさん、長岡さん、工藤さんと幾度も話し合うけど

断念せざるを得ないよねぇという話にどうしても落ち着いてしまう…

そんな時に逆転の発想が生まれた。

実はH監督や、大手出版社のTさんからの言葉がヒントになったのだが、無料で見せればいいじゃん。

無料で見せる分には個人の所有物を無料で見せるだけなので問題はないはず。

そう、入口の手前に無料鑑賞ゾーンを拵えてあるだけ!

みんな見てもらおう!!!

でもどうやって?

ただ、ケースに入れて見せるのは面白くない。

生賴先生が半世紀にもわたって描き続けた作品を物量作戦で見てもらうにはどうしたらいいか?

ということで考えついたのが

「生賴タワー(誰が名付けたかは知らないが、いつの間にかこう呼ばれるようになっていた)」の誕生である。

施工の坂田さんには無理言って、部屋にギリギリ入る高さと広さで作っていただいた。

 

1回目の展示会のキャッチコピーは「奇跡を体感せよ!」。

このコピーは樋口監督が2013年7月に作品選定しに宮崎に来られたときに考えていただいたもので、

まさに展示作品を含め観客の方々は、

生賴タワーを目の前にし奇跡を体感することになるのだが、

ちゃくちゃくと準備が進む中、ディズニーとの交渉がなかなか進まなかった…

 

小学館集英社プロダクションから「スター・ウォーズ」関係の版権の管理がウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社に移行するまで数カ月空白の時間があった。

ルーカスフィルムがディズニーに買収され世界的にディズニーが管理するための事務的な移行期間が必要だったわけで

仕方なく待つ時間が流れていった…。

交渉を始めたのが2013年の夏、

こちらの要望を伝えて、それを本国に伝えOKがでるかどうかこちらに帰ってくるまで最低数日はかかる。

アメリカはサマーシーズンで担当者が長期休暇をとっていて1カ月近く返事が返ってこないときもあった。

基本的なOKは秋にはもらっていたのだが、細かい条件がなかなか決まらなかった。
年が明け、ようやく条件が整理され、ルーカスフィルムから送られてきた内容は数10ページに及ぶ英語で書かれた契約書だった!

オイラもある程度は英語は分かっているつもりだったが、法律的な用語が散りばめられた契約書となると素人英語ではどうしようもない。

ディズニーからは、いつも会社で使っている翻訳会社を紹介しましょうかと優しい提案も頂いたのだが、実際問い合わせてみると目が飛びでるような金額だった!
もうすでに相当な経費を使っているのにこれ以上経費はできるだけかからないように押さえなければいけない!

辞書を片手に概要を翻訳して、どうしても分からない所だけを地元で通訳をしている知りあいに無理やり頼み込んで4~5日で翻訳を済ませた。

ところがそこには、これはちょっと無理だろうという条件がいくつか書かれており、できないものはできないと相談を繰り返し、やっと合意がとれて、ルーカスフィルム側もこちら側も納得できる契約書の雛形が出来上がったのは展覧会が始まる8日前の2014年1月30日のことであった…
もしうまく契約が出来なかったら展覧会の目玉である『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』や『スター・ウォーズ』関係の作品が展示できなかったかもしれない。

いやぁ、いつものことながら危ない橋を渡り胃が痛くなる日々を乗り越えてのスケジュールだった…

 

2014年2月8日「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」が開幕する1日前の7日、

開会式と内覧会が行われた。

そこには、今まで殆ど表に出ることのなかった生賴先生の姿があった!

長女の夏子さんとタローさんに付き添われて車椅子でみやざきアートセンターに現れた姿に、

オイラは勿論のことアートセンターのスタッフ一同、そして内覧会に出席された人総てが感動していた…

 

自らの感性の全て駆使して、絵を描くことに集中し、

出来上がった作品を並べて観る事がなかったであろう孤高のアーティストが、

壁一面に展示された自分の作品を感慨深げに魅入っている…

(先生は自分が描いた「パウリナ」を観て、いい女じゃな…と言ったとか言わないとかいう話もありましたが…)

先生が元気なうちに展覧会が開けて本当に良かった…

 

本来は1回だけの展覧会を考えていたのだが飾りきれない整理できてない作品が多すぎて展覧会を3回に分けて開催することになった。

第2回目は、2015年7月に先生がイラストを始めてから1994年までのキャリアの前期に書かれた作品を中心に、

そして2016年12月には「生賴範義 展Ⅲ The Last Odyssey」では1985年から晩年までに描かれた作品を中心に、

みやざきアートセンターで展示された。

 

展覧会は好評のうちに終了し、生賴先生の再評価のきっかけとなり、翌年には文化庁の映画賞を受賞された。
2015年10月、80歳を目前に生賴先生は還らぬ人となってしまう…

先生は亡くなられたが、先生の作品は遺り、

その後、2016年5月には生賴先生の生誕の地である明石市、

2017年には大分市で巡回展として開催され好評を博した「生賴範義 展」。

 

長男・太郎氏や長岡センター長、工藤マネージャーと4人で飲む度に

東京で展覧会ができたらいいねという夢を語っていた…。

すると太郎氏が上野の森美術館の学芸員に高校時代の同級生の奥さんがいるので、

一度売り込みに行ってみようという話が出て、早速アポを取って行ってみることに…

学芸員の方も過去、宮崎で開催していた展覧会を見学しており、

個人的にもやってみたいという気持ちは持っているが、

主催事業となるとハードルが高い、

まして2020年まで予約で埋まっていて空いているスケジュールは

2018年の1月から10日間だけであるという。

搬入、撤収を入れたら1週間しか展示期間がない…

せっかく東京でやるのに1週間はないだろう?

でもそれはないよねという話になる。

やろうか?やるまいか?

もしかしたらその前後でキャンセルが出たら絶対にやりましょうと口約束をして

その時はおとなしく宮崎に帰るのだが、その数か月後、上野の森美術館から連絡が入る。

仮抑えしていた1月上旬の後ろ1ヶ月間がキャンセルが出ました!と…これはやるしかない!!!

 

宮崎で3回、明石と大分で合計5回、地方でやっている「生賴展」を

どうやって、より魅力ある内容にできるのか?

 

今まで展示したことがない作品…

ということで生賴先生が83年に鹿児島の川内歴史資料館に寄贈した600号の超大作

「破壊される人間」を借り出して、展示することになる。

 

生賴版ゲルニカとも言われるこの大作は、

30年以上門外不出の幻の作品として薩摩川内市に収蔵されていたものだ!

これに「超時空要塞マクロス」と「熊本城」などが初展示される。

でもこれだけでは目玉が足りない…

9月の終わりに太郎さん達と飲んだ時に、音声ガイド作りたいよねという話で盛り上がる。

じゃぁガイドは誰にする?

某特撮番組のヒーローを演じた俳優や、解散したグループのメンバーの名前など次々と出る中で、

じゃぁ?「のん」は?という案が出る。

のんは一昨年公開されたアニメ映画『この世界の片隅に』で

主人公の絵を描くことの大好きな少女というか人妻「すずさん」の声を演じたアイドルであり

アーティスト活動を続けているのでいいのではないか?

「のん」のホンワカした語りだと

「破壊される人間」の全く新しい感じ方が生み出せるかもしれないということで全会一致!

 

次の日からあらゆる伝手を駆使して「のん」の事務所にアタックする。

マネージャーさんは、いい仕事だと思うけど「のん」さん自体が生賴先生のことを知らない!

そりゃそうだ、オイラの娘と変わらない年齢だもんなぁ…

というわけで待つこと数週間、OKの返事が来る!!!

オーライタローさん(画家・生賴範義長男)、のんさん(女優・展覧会公式ナビゲーター)

 

オイラの高校生からの夢が実現できたことはそれだけでもありがたいのだが、

生賴先生をはじめ生賴家の皆様、背中を押してくれた樋口監督や氷川さん、

図録に寄稿いただいた映画作家や、イラストレーター、出版関係者の皆様、

インタビューに応じていただいた皆さん、

版権の許諾をいただいた映画・出版・ゲーム・広告代理店等各社の皆様、

そして、何よりもみやざきアートセンターのスタッフの皆さん。

本当にいろんな方々のお力で開催まで漕ぎ着けたこと…心より感謝申し上げます。

オイラ自身が“奇跡を体感”させていただきました。

本当にありがとうございました。

半世紀以上にもわたる孤高のイラストレーターであり画家である生賴先生の

“軌跡”と“奇跡”を思う存分感じてください!!!

 

最後に先生の作品を観て感動していただいた方に1つお願いがあります。

オイラは先生の作品を文化財として後世まで遺していけるような動きを作っていかなければと真剣に思っています。

先生の作品は肉体を駆使して筆で描き、そのクオリティそして作品数も含め他に類をみないものです。

先生の作品を観て、感動した方はこれからも生賴先生の作品を、

そしてその保存に関して応援してくださいますよう、この場を借りてお願い申し上げます。

 

ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE

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1週間前の2018/1/6

ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE

の第1話が放送。

 

昔はたっぷり1年間、51〜52話の放送があたりまえだった、

ウルトラシリーズ
33

28回

ウルトラマンシリーズ
あらた

39回
sebunn

49

かえまん

51回

えーすさい

52回
たろうたいとる

53回
れお

51回
たいとる

全50話

えいてぃ

50回
めろ

全45話

313

全13話

ぱわぱわ

全13話

たいとる

パイロット版+12話
てぃが

52回

ないだ

51回
がいあ

51話
にす

全20話

もすkそう

全65話+特別編3話

sonn

260回
ね、くさ

37回
ddde

39回
mkl

全50話

12回

 

2013年からテレ東で放送されるようになって、

がんぎ

11回+番外編1回

ぎんが

16回

eks

22回+総集編3回
620

25回

となった。

 

※回・話の不統一は、参照元のWikiに準ず。

 

しかし最新作「ジード」が、

「オーブ」と同じ25回で終わった後は、

かつては中継ぎだった、

「新ウルトラマン列伝」


全155話はすでに終了。

「オーブ」と「ジード」の中継ぎには、

「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」が放送された。


25回

 

これに沿って、

「ジード」の後番組は、

「ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE」となったわけ。

 

1話を見る限り、主題歌も「オーブ」と同じ、

内容も実質「オーブ」の再編集、再放送に過ぎない。

 

エピソードの選別や、

劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!

9987
の分割放送もあるらしいが、

 

劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!  Blu-ray メモリアルBOX (初回限定版)

スピンオフ作品『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』(全12話)が、
1226
放送されることはないようだ。

※未確認情報

 

『オーブ THE ORIGIN SAGA』は、

アマゾンプライム・ビデオの目玉商品でもあるし、

 

【Amazon.co.jp限定】ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA Vol.1 [Blu-ray]
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本年4月にタイトル発表、

7月から12月まで放送予定の、

2018年版新ウルトラマン(未定)の後は、

どうせ「ウルトラマンジード THE CHRONICLE(仮)」を放送して、

「ジード」の再放送でしのぐんだし、

その時に、

『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』

の分割放送はあるにせよ、

「ジード」には、

「オーブ THE ORIGIN SAGA」に相当するスピンオフ作品がないからね。

 

まあ、「オーブ」も

 

「ジード」も成功作で、

 

たった半年で寿命が尽きるのも、もったいないし、

関連玩具の売れ残り処理や追加生産も考えると、

 

ウルトラマンオーブ DXオーブリング スペシャルセット
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なかなか効率の良いリサイクルにたどりついたんでは?

 

もっともこのサイクルを続けるには、

毎年の新シリーズが成功作であり続けないとダメだけど。

 

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』みたいに、

旧来のファンから、

反感を抱かれるような作品はダメですよ。

 

ここは一つ、

女性が主人公の流れに乗って、

そろそろ、

主役とタイトルが「ウルトラウーマン/レディ/ガール」でも、

いいんじゃないかって気もするが…。

 

「私たちも応援します!」

 

2018年スタートレックの旅

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1/537エンプラは、スタンドとデカールを新調しただけの、

単純な再販なのか…。

あの醜いレンガモールドはそのままなのか、

楽しみ半分、コワサ半分。

 

 

六軒目・白抜き画像のウルトラ館

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昨2017年末から始め、

今回で六軒目となる、

白抜き画像の館

 

一軒目

二軒目

三軒目

四軒目

五軒目

 

部品をちりばめて最後にまとめて…

とやるにはモウロクしてるので、

今回は途中過程も押さえておこう。

 

といっても、ビフォー→アフターの違いは、

自分以外にはわからないので、

新旧も並べて比較することにする。

 

まずは第1ブロック。

 

新マン/ジャックを改善。

(左)旧・ビフォー(右)新・アフター

ウルトラの父

『ウルトラマン物語』バージョン

ウルトラの母

ここで第2ブロック。

(左)旧・ビフォー(右)新・アフター

 

アミア

第3ブロック修正版

(左)旧・ビフォー(右)新・アフター

アンドロウルフ

 

アンドロマルス

アンドロフロル

ウルトラウーマンベス

第4ブロック修正版

(左)旧・ビフォー(右)新・アフター

セブン21(ツーワン)の新旧比較画像は、

文字消しが中途半端だったので、やり直し。

第5ブロック修正版

(左)旧・ビフォー(右)新・アフター

——と、ブロック修正は今回はここまで。

 

ついでにやっておくと、

ウルトラマンオーブ エメリウムスラッガー

オーブ修正版

(左)旧・ビフォー(右)新・アフター

ウルトラマンジード ウルティメイトファイナル

こちらがジードのまとめ。

新旧比較はありません。

 

続きはまた今度!

 

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ウルフガイ邂逅・生賴範義展〈その2〉

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本ブログ開始以来、

空前の「いいね!」数(85)をもらった、

この記事(奇跡の軌跡「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」in 上野の森美術館〈その1〉 )の第2回。

鑑賞日 2018/1/7

 

本ブログで生頼(賴)範義を最初に取りあげたのは、

『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(1980)

posuta

から30年後の、

2010年だった。

 

当時はネットで

おうらいのりよし

と打ち込んでも、

の文字違いもあって、

正しい漢字=大範義が出ず、

「生きる」「頼り」「模範」「正義」

と面倒くさいことを繰り返していた。

 

亡くなられて初めて、

らい

ではなく、

らい

と知り、

その頃には「おらいのりよし」でも、

正しい漢字がネットで示されるようになっていた。

 

範義氏のご子息(長男)、

↓生賴(生頼)太郎氏(左)の名前は、

Twitterでは

オーライタロー

となっているが、

本当にふりがなも、

らいたろ

ではなく、

らいたろ

なのかも知れない。

※根拠はありません。

 

画家や音楽家の子供が同業に就くことはよくあり、

渡辺宙明(ちゅうめい/みちあき=本名)

の息子、

渡辺俊幸

とか、

宮川泰(みやがわ ひろし)の息子、

宮川彬良(みやがわ あきら)とか。

 

画家だと、テンペラ画の大家、

アンドリュー・ワイエスは、

父のニューウェル・コンヴァース・ ワイエスは挿絵画家、

息子のジェミーも画家で、

親子三代の合同展を世田谷美術館で見たことがある。

(1988)

 

とにかく生賴範義の漢字名だけでなく、

作品画像も、

2010年から今日まで状況が飛躍的に好転、

ネットに広く普及するようになり、

SW関連でも、むかしほど入手に苦労しなくなった。

 

その理由は皆様ご察しの通り、

生賴範義展の開催である。

 

生頼氏のSWのイラストが初掲載された、
「決定版スペースSF映画の本」の、

koreda

折り込みイラストには、

ひろい

↑本当の色調はこうなんだろうが↓

くちえ

画像処理で、

↓この色調もよく見かける。

下絵があり、その時点で完成度が高かったことに驚いた。

この下絵の画像は、AbemaTVの「原宿アベニュー」2018/1/13放送分より。

 

生賴氏の場合に限れば、

下絵は下絵のレベルをはるかに超えて、ほぼ完成作品になっており、

kannpufu

それだけに本採用版は、

下絵を必ず超えるクオリティになっている。

jjjj

下絵ではバウンティ・ハンターの群れに、ストームトルーパーがまぎれこんでいるが、

最終版では除外されている。

 

幅広い作品歴を持つ生頼氏だから、

当然、人によって作品との出会いは異なる。

 

私の場合は、

初認識はたしか、

中学生時代に平井和正の「ウルフガイ」シリーズだった。

 

いや、あくまでも「認識したのは」で、

池上遼一の「スパイダーマン」(月刊別冊少年マガジン1970年1月号 - 1971年9月号)とか、

でか

朝日ソノラマのコミックスは最初の単行本で、1976年発行。全8巻。

ぜんかん

8巻全て、同じ絵柄の表紙です。

はっかん

講談社の少年誌の表紙とかで、

1969年には、永井豪の「魔王ダンテ」

1970年には「謎の円盤UFO」を手がけている。

 

校舎の片隅に落ちていた、

祥伝社ノン・ノベル版の「狼は泣かず」から、

ハヤカワSF文庫の「狼の紋章(エンブレム)」

「狼の怨歌」

「狼男だよ」

初期作品のためふるわず、

↓後年に似た構図で描き直している。

スターログの表紙用イラスト

 

「狼よ、故郷を見よ」

「リオの狼男」

「人狼地獄篇」

等々をチマチマと買い集め、

表紙をながめまわした。

 

上野の森美術展では、

「狼の紋章」と

「狼の怨歌」の原画が展示されていたが、

文庫の表紙用でもあってサイズは小さく、

イラストというより細密画だった。

 

同じ小説を転載した

祥伝社ノン・ノベル版

角川文庫版

(表紙絵は加藤直之=※3度目の生頼氏起用を回避か

——が同時期に流通していたことについては、

平井和正氏が、

「絶版でもないのに書店に並ばないハヤカワの体制は…」

と角川版でぼやいていた。

 

「平井和正のウルフガイ、面白いよ」

と、中学で同じ部活のヤマナカ君、

そう、足の人差し指が親指より短い劣性遺伝の人(笑)に話したら、

「大藪春彦の方が本格派だよ」

と言われたが、

表紙が生頼範義じゃないので遠慮した。

 

平井和正作品は、

出版社が異なっても、

表紙絵は基本的にいつも生頼範義だった。

 

2015年1月17日、

急性心不全により神奈川県鎌倉市の病院において76歳で死去した

平井氏が

「8(エイト)マン」や、

 

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トラウマ漫画「デスハンター

(小説「死霊狩り」の前身)の原作者だったとは、

ずいぶん後に知った。

 

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このペースで思い出語りをしてると、

いつまでも終わらないので、

次回の〈その3〉で終える予定です。

頭身の新測定法/隔月刊・大川藍(6)/顔の大きい人・小さい人(17)

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ウラシマ効果で知らない日本語/週刊・大川藍(5)

2017/11/22
以来、久々で、

この記事(ウルフガイ邂逅・生賴範義展〈その2〉)でチョイ見せはありましたが。

今年2018年初の大川藍関連記事。

MBSラジオ アッパレやってまーす!/ちょこっとやってまーす!

合同企画で、

出演者総勢29名の提供する枕プレゼントの応募総数が競われた。

 

結果は、

 

第1位 65,332通

蒼井翔太

 

第2位 16,330通

土生瑞穂(欅坂46)

 

第3位 6,441通

柏木由紀(AKB48)

 

第4位 4,700通

篠﨑愛

 

第5位 3,854通

山本彩(MNB48)

 

第6位 3,634通

吉木りさ

 

第7位 1,113通

最上もが

 

第8位 993通

朝比奈彩

 

第9位 858通

城島茂(TOKIO)

 

第10位 643通

小嶋真子(AKB48)

 

第11位 510通

久松郁実

 

第12位 462通

内田理央

 

第13位 457通

筧美和子

 

第14位 365通

大川藍

 

第15位 241通

田中卓志(アンガールズ)

 

第16位 195通

葉加瀬マイ

 

第17位 130通

山根良顕(アンガールズ)

 

第18位 119通

鈴木拓(ドランクドラゴン)

 

 

第19位 104通

井上聡(次長課長)

 

第20位 97通

田村亮(ロンドンブーツ1号2号)

 

第21位 86通

有野晋哉(よゐこ)

田村淳(ロンドンブーツ1号2号)

 

第23位 60通

ケンドーコバヤシ

 

第24位 52通

屋敷裕政(ニューヨーク)

 

第25位 48通

濱口優(よゐこ)

小峠英二(バイきんぐ)

 

第27位 46通

嶋佐和也(ニューヨーク)

 

第28位 44通

坪倉由幸(我が家)

 

第29位 40通

河本準一(次長課長)

 

12位の内田理央と、

14位の大川藍は事務所が同じで、

2018/1/16の「ウチのガヤがすみません!」に、そろって出演

 

大川藍と言えば8頭身の小顔、

内田理央と言えば、スリムな美人ながら顔が大きい。

 

今回は、放送画面から比較と頭身分析を試みる。

 

とはいえ、

毎度のことながら、正面顔をあてがっても、

ちっとも定説どおりにはならない。

大川=7強?

内田=7弱?

 

朝比奈彩の9頭身もダメ。

やはり9頭身で有名な熊江琉唯(くまえ・るい)もダメ。

 

そもそも何を基準に、8頭身とか9頭身と宣言してるのか?

9頭身と言われる最上もがを、

後頭部であてがったら、ちゃんと9頭身になったし、

側面あてがいも、イイ感じだったが、

↑大川藍は8.5頭身

↓齋藤飛鳥は10頭身

●先に頭身があって、むりやり合致するあてがい方は本末転倒

——とのご指摘もあり

●横面や背面の画像がないと、頭身の割り出しができない

——という課題も残した。

 

カオシンだと、面長の人は不利になるので、

顔幅を頭の大きさとするのでは?

 

これも前にやったけどな。
123
まずは、
① I(アルファベットのアイの大文字)を横に倒して、頭の幅にあてがい、
②それを元の正立像に戻してから、
③定規代わりに下におろして行くのをくり返し、
その回数が、すなわち頭身となる。
10
2018年春にNMB48を卒業する市川美織

 

顔の横幅であてがうと、あまりに都合の良い数字が出てしまう。

大川=10頭身?

内田=11頭身?

顔がデカイ内田理央の方が、頭身が高いなんて…。

 

まとめますと、

頭身は、

①背面後頭部か横顔の画像から、頭頂部から首の付け根までの長さを割り出し、

その長さで身長を割る。

②正面画像しかない場合、カオシン(頭頂部からあご先まで)と、顔の横幅で割り出した二つの数字で平均を取る。

——となるんでは?

 

2018/1/12の「必殺!バカリズム地獄」に、

酒井瞳、朝日奈央、森田涼花、石田佳蓮、大川藍、河村唯

の元アイドリング!!!の6人が出演。

 

その他のメンバーの近況がこちら。

 

後藤郁はタレント活動を再開したが、

三宅ひとみ

遠藤舞

尾島知佳(事務所退社)

——と、芸能界引退も増えている、

元アイドリング!!!

の中では、

菊地亜美

朝日奈央

酒井瞳

とならんで、まだ目に触れる機会の多い

大川藍。

「原宿アベニュー」2018/1/20冒頭より

 

今年も記事にすることがあるようです。

 

ファイナルレポート『最後のジェダイ』

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スター・ウォーズ R2-D2 特価1冊バインダー [分冊百科]

デアゴスティーニ・ジャパン (2018-01-04)
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デアゴスティーニ・ジャパン (2018-01-30)
スター・ウォーズ R2-D2 4号 [分冊百科] (パーツ付)

デアゴスティーニ・ジャパン (2018-02-06)

どんどん新作公開に対応してるようだが、

私はそんなに頻繁に映画を観ない。

 

「映画秘宝」のベストで観たのが半分くらい、

トホホはもっと減る。

 

映画秘宝 2018年 03 月号 [雑誌]

生賴範義 展

を鑑賞した2018/1/7に、

3回目の『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』

2D吹替版を、

109シネマズ木場 シアター7 I-9で観た。

 

かれこれ6回目の記事なため、

①『最後のジェダイ』をグラフで読み解く

②『最後のジェダイ』支持率トラップ

③『最後のジェダイ』最後の分析

④ネタバレビュー『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』

IMAX 3D『最後のジェダイ スター・ウォーズ』ネタバレビュー

さすがに出がらし状態なので、

鑑賞記は最低限にとどめ、

『最後のジェダイ』の総括をしてみたい。

 

前に「くり返し鑑賞でも眠くならない」

と書いたが、

この動画評によれば、SWは娯楽アクション作なんだから、アート映画みたいに、

「鑑賞を重ねるごとに味が出る」作りにするなんて間違っている。

 

生賴範義 展」でテンションが上がった後、

所用で木場と高円寺を往復したら、

上映時間ギリギリに到着。

 

さすがに疲れて、

中盤に少しウトウト。

 

まずは何より、吹替版の気付いた点。


●ルークがカイロ・レンに語りかける言葉、

「殺されたハン・ソロも、常におまえを見守っている」
姿を消す直前に

「また会おう」
で、
『エピソード9』がある程度予測できる。

●いまいちあいまいだった、
ファースト・オーダー対レジスタンスの構図が、
最後にファースト・オーダー対反乱軍(オリジナル三部作の図式)に落ち着く。

 

●「弟子は師を超えていく」

「未来は若く新しいものに」

という主張がより明らかに。

 

●BB-8は、頭部とボディが構造的に接続していないが、

冒頭の戦いで、Xウイング機体内の不調な回路に頭突きを喰らわす場面では、

頭部はボディ内部からの棒で突き出されており、

このドロイドには頭部の本来の置き所、

いわゆるホームポジションがあるんだと判明。

 

●太古のジェダイの書は、ファルコンの収納引き出しの中に、

1冊ではなく全冊まとめてあり、

フィンがローズにかける寝具を探す時に画面に映る。

 

もう一つ、訂正情報を付け加えると、

uissu

アクトー(Ahch-To)は高さの異なる二重太陽の惑星なので

ルークの臨終間際の二つの太陽のワンカットは、

彼が育ったタトゥイーンを思い出す心象風景ではなく、

その場の実際の風景だった。

 

ここらへんはざっと流して、

公開たちまちから今も尾を引く、

『最後のジェダイ』への、ファンとマニアの猛烈な反感について。

 

「思ってたんと違う」というヒステリックな反応の多くには、

そちらに賛同するよりもむしろ逆に、

「よくぞ誰も予想できない作品に仕上げたよな」

とは思う。

 

『フォースの覚醒』公開時の「ホビージャパン」記事、

●レイはカイロ・レンの妹で父はハン・ソロ、母はレイア

を筆頭に、

陰鬱なマイク・ゼロ(Mike Zeroh)のたび重なる妄言

●レイは腕を戦いで切りおとされ、機械の義手に置き換える

もハズレ、

●「カイロ」は、スカイウォーカーとソから。

●スノーク(Snoke)はSith No One Knew Exisisted(知られざるシス)

——も、否定こそされずとも、

まったく映画本編では触れられなかった。

 

タイトルで引き寄せる技のあるユーチューバーも増え、

「なんだ、またこいつかよ」

という苦い経験を積みながら、

自分なりにざっとまんべんなくチェックした、

YouTubeのネタバレ予想記事がことごとく外れた一方、

「衝撃の」と言う謳い文句から予想された、

トンデモ展開予想もまた外れた。

 

別の時期に異なるソースから聞いたウワサには、

●レイが暗黒面に堕ちる

というのがあり、

最新版では、

●レイは『最後のジェダイ』劇中で命を落とす

という、さらなるトンデモさえあった。

 

誰の予想も当たらなかったのは「さすが」だが、

それはさておき、

「いやあ、これは思いつかなかったよ。まいりました」

ではなく、

「こんなのありかよ。ふざけるな!」

と反感を抱かれたのはなぜか?

 

まずは何より、

「レイの両親はガラクタあさりで、飲み代がわりに娘を引き渡した」

というのは、ファンの二次創作からの拝借らしい。

読んだ記憶が飛んだのか、

本編に採用すれば、アイディアの持ち主が喜ぶと考えたのか…。

 

↓この動画では、

先行きが見えない指針の無さ(Directionless)が、

『7』で築いた土台をぶち壊し、

もはや『8』が文字通り「台なし」なだけでなく、

すでに『9』にも乗り切れない

——と分析している。

 

冷静で面白い見解をかいつまむと、

↓この動画では、

54:00あたり。

無重力で上下がないはずの宇宙空間なのに、

地球の地上と同じ物理法則が働く、

SWフシギ宇宙なら、

レジスタンス・ボマーから

「投下」された爆弾は、

ドレッドノートが船首(艦首)を下げさえすれば、

ゴロゴロと「前に」転げ落ちてくれたはずと分析する。

 

一方、他とは全く違う見解が

↓これで、

『最後のジェダイ』は、

「お気に入りのスープを飲んでたら、

すくったスプーンの中に髪の毛が混ざっていた気分だ」

と形容し、

「また髪の毛が混ざってるんではとビクビクせずに、

おいしくSWスープを飲むための考え方」

を提案している。

 

この人の主題は映画の「シンボリズム」

つまり映画の筋立てや設定は、

作り手が観客に訴えたいことが伝わるように、

意図的にそうなっている=象徴されている、

という考えに基づくもの。


自分なりの言葉で説明し直して、

11:20あたりからの要点をまとめておこう。

 

「誰もが特別な存在で、その人ならではの個性(資質や才能)=自己実現の可能性を秘めている。

自分のなりたいものになりぬく自己実現の自由があるから、気が済むようにやれば良い。

もしもそれができない場合、問題はその人自身にではなく、自己実現を阻む社会体制の方にある。

不公平や不平等がはびこったり、いびつな体制に迫害されたり、親から受けつぐ立場(身分)が社会的弱者の創造性を制限する」

 

「この考え方だと、個人に責任や問題がないので、もはや修行だとか鍛錬という自分磨きの必要がなくなり、社会的抑圧から解き放たれれば、すんなりと自己実現にたどりつく」

 

レイが完全無欠で、目立った欠点や弱点がない一方、

サイテーな身の上が原点なのは、

この構図を反映するためなのだろう。

 

この「逆転の構図」を理解できると、

『最後のジェダイ』への拒絶反応も、

いくぶんやわらぐのではないか。

 

思慮に富む考察だが、

そこまで考えて『7』と『8』が作られたというのは買いかぶりだと思う。

 

この分析どおりに『最後のジェダイ』が熟考の末の産物ならば、

SWファンにこれほどの反感を抱かれ、

嫌われなかったのではないか。

 

そもそも、人は何に対して怒るのか?

 

あるいは、誰かに猛烈に怒られた場合、

それはどうしてだったろう。

 

おそらくは、

ある人が大切にしていること、考えている領域に他者がズカズカと立ち入り、

シッチャカメッチャカにぶち壊すとか、

ないがしろに扱ったりすれば、

守る立場の人は猛然と抗議し、怒ると思う。

 

『最後のジェダイ』がこれほどSWファンの反感を買ったのは、

つまりはそういうことで、

SWで誰もが大切にしてきたことを

「いいじゃん、そんなの別に」

とぶち壊しまくったわりには、

では代わりにあてがわれたものがオリジナルを超えるかと言えば、

どうにも見劣りする、お粗末なものだったからではないか。

 

とにかくライアン・ジョンソンが提供したモノは、

ことごとく浅知恵で無造作で雑

海岸沿いにたたずむ奇怪生物から「搾乳」し、

グリーンのミルクを飲むルークに、

観客は笑っていいのか戸惑ってドン引き。

 

しかも悪趣味

 

「そういうのがアリなのはわかるが、

なにもよりによってSWでは見たくない」

ものばかりで、

「変えるのは歓迎でも、

こういう変え方はちょっと…」

と幻滅された。

 

中国では、公開わずか数週で、

あまりの不入りに上映打ち切り。

 

『ワイルドスピード』『トランスフォーマー』最新作がヒットするお国柄で、

SW熱は低いとは言え、

本作でしかけたこと、

すなわち、

重要キャラに中国/アジア系女優を起用したことが、

中国市場にまるで響かなかったのが大問題。

 

世界中が「なんで?」と疑問視した、

ローズ・ティコ/天童よしみ(ケリー・マリー・トラン)が、

中国で効果が出なけりゃ、どこで出る?

 

中国のガッキーこと、

栗子(龍夢柔=ロン・モンロー)さんの発掘がテレビ番組だったように、

中国だって、テレビや映画の主役は美男美女。

 

「フィン役がウィル・スミスだったら、SW新作も見るかも知れない」

という感覚があたりまえの国に対して、

ケリー・マリー・トランは、あまりにナメたキャスティングでは?

 

もしもローズ・ティコ役が栗子さんだったら、

『最後のジェダイ』も、

まだ中国で公開が続いていたことだろう。

 

ようやくというか、

脚本/監督のライアン・ジョンソンへの糾弾や責任論とは別に、

プロデューサーのキャスリーン・ケネディを疑問視する声も急増中。

作品がダメなのは、全てが監督のせいじゃない。

 

たとえばSWのトイは売れ行きが落ちまくっているが、

この責任は、キャスティングミスと、

「ローズのブサイクフィギュアなんて、誰が買うねん?」

アメリカ本国では、在庫処分でたったの1ドル!

 

ひとえにデザイナーのセンスの無さに起因しており、

立体感の凸凹に乏しい薄っぺらな二次元的デザインに、

ひっかき傷みたいな筋彫りが走っているだけでは、

カイロ・レンのTIEサイレンサーとか、

レジスタンスのスキースピーダーも、

セールならともかく、

正価で買う人の正気を疑う。

 

犯人は主任デザイナーのダグ・チャンと、
がっつ

配下のダメデザイナーたちなのは明らかで、

これは新三部作の『1』『2』(ついでに『3』も)から一向に改善していない。

 

『2』(2002)で解任されたダグ・チャンは、

『7』(2015)からの復帰について、

「自分の創作的自由を阻む障壁(プロデューサーのリック・マッカラム)が取り外された」

なんて都合の良いことを言ってるが、

自己鍛錬や精進もなしに、問題解決のスキルを習得しないままでは、

周囲の環境が改善されただけで、

事態打破の実力が身につくわけがない。

 

左から『ローグ・ワン』(2016)のAT-ACT、『最後のジェダイ』(2017)のAT-M6、『ジェダイの帰還』(1983)のAT-ST、『帝国の逆襲』(1980)のAT-AT。

 

ということを、

本ブログの開設以来、

なんどもくりかえし訴えて来たのに、

私がデザイナー志望だったのにかなわなかったイキサツから斜め読みして、

「ダグ・チャンへの羨望から愚痴っているに過ぎない」

という屈折した「2ちゃんねる的」認識には、

ほとほとイヤな気分を味わわされた。

 

私が猛然と腹が立ったのは、

自分が大切にしていること、考えている領域に他者がズカズカと立ち入り、

シッチャカメッチャカにぶち壊すとか、

ないがしろに扱われたから、

守る立場のこちらは猛然と抗議し、怒ったわけよ。

 

そしたらついこの前

2015年10月19日の記事(復帰の経緯/『フォースの覚醒』に期待できない!〈その4〉)に、

英語のコメントが!

 

いわく、

Best Design
Aw, this was a very nice post. Taking the time and actual effort to produce a superb article… but what can I say… I procrastinate a whole lot and never manage to get anything done.
 

先ほどのシンボリズムに話を戻すと、

私は「大成しないのは社会の仕組みのせいだ」などとひねくれずに自己鍛錬や修行を行い、

問題解決の技能を習得したが、

リドリー・スコットですら、「創作的な自由を発揮できる体制にない」とそっぽをむき、

かのジョー・ジョンストンですら夢を果たせなかった

キャスリーン・ケネディ支配下のルーカスフィルムが、

「そうなってない」状況はオレの責任じゃないだろう?

 

オレの抗議や作品批判が、

自分がやれなかった妬みが生み出すウップン晴らしだとしたら、

ついに、49パーセントまで落ち込んだ、

一般客の否定意見も全て、

自分がやれないことへのウップン晴らしとなるんでは?

 

あるいは

『フォースの覚醒』では、

ジョン・ウィリアムズの音楽が生彩を欠いた。

と評した人は全て、

自分がSWの音楽を担当できなかった腹いせだなんて、

どこのバカが曲解するのか?

 

原因の特定が明らかなのに、

問題人物がのさばり続ける、

ルーカスフィルムの腐敗体制が、

『最後のジェダイ』で噴出したといえよう。

 


大勝軒でばり(DEBARI)閉店

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2018/1/24、

大雪から2日後の草加に出かけ、

※画像はすべてネット転用につき、1/24当日の自己撮影ではありません。

ふと大勝軒の草加版、

DEBARI(でばり)に立ち寄ると、

本年1/31をもって閉店とのこと!

ここの味噌ラーメンは絶品。

つけ麺(もりそば)はガッツリ食べた感覚のために、

麺がたっぷり多目で、

ラーメンも同じ300グラム。


スープ込みでこのボリュームは高齢者にはキツイので、

麺少なめで50円引きにしてもらってるが、

常に食後は「麺半分」(同じ50円引き)にすればよかった…

と悔やみ続けて、

かれこれ幾年…。

 

ラーメンデータベースへの登録が2006年7月2日。

これが開店なら、

約12年の営業とは…。

 

次の水曜日で閉店だと、

麺半分を体験しないまま終わってしまう!


東池袋大勝軒ののれん分けは、

家の近くにもう1軒あるんだが、

東池袋大勝軒 弁天店

営業日も営業時間もこちらのサイクルと合わず、

味もでばりほどではなかったので、足が遠のいた。

 

一応、本ブログはテーマ:グルメ

を設定しているが、

本記事前のエントリーはたったの8件。

 

1.モスラー油バーガーのひみつ

2.油そばの神髄

3.ラーメン屋列伝

4.食べログ問題は、今に始まったことじゃない!

5.あるラーメン屋にまつわる長い話〈その1〉

6.あるラーメン屋にまつわる長い話〈その2〉

7.うどん工房 諏訪/オススメのお店

8.相次ぐ料理人の訃報

 

映画レビューのランキングだから、

今日の記事はハズレだけど、

緊急事態だからカンベンして欲しいよ。

 

次回のグルメは閉店情報じゃないといいな…。

『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』

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『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』通常2D版

2018/1/23 イオンシネマ越谷レイクタウン スクリーン4 E-7

 

【雑感】

●必殺技の名前を唱える戦い方は、なつかしくも新鮮。

●登場メカ(機械獣)を印象づけるため、名称のテロップが欲しかった。

●「兜甲児の声が石丸博也じゃない」という文句は、

 同氏や松島みのりの別キャストで事情がわかるだろうにと不可思議。

 

ストーリーやドラマが

こうなったイキサツはよくわかるが、

それだけに、

全肯定とはいいがたい。

 

以下、映画の内容にふれているので、

鑑賞前に読むのはオススメできません。

 

話の組み立てとしては、
そろ

マジンガーZ

z

frtr

グレートマジンガー

zazaza

gann

グレンダイザー

こうきゅう

の続編となり、

とてもすべてを盛り込めないため、

取捨選択を迫られている。

 

グレンダイザーの要素を盛り込むゆとりはなく、

rack

完全に不在。

 

グレートマジンガー(右)はサブで、
ましんだー

tada

マジンガーZ(右)がメイン。

 

ビューナスAと、

ボスボロット

右の重戦車Zは、

ジャンボマシンダーのベースマシンが元メカ。

 

キャラも同様で、

・兜甲児

kouji

甲児の弟

・兜シロー

光子力研究所の

・弓弦之助

娘の

・弓さやか

三博士のうち、

・のっそり博士

・せわし博士

(もっこり博士は死亡)

・ボス

・ムチャ

・ヌケ

——が登場。

 

一応「グレート」からも、

・剣鉄也

・炎ジュン

・みさと

——が登場。

 

敵は「グレート」のミケーネ闇の帝国の暗黒大将軍が率いる

戦闘獣軍団よりも、

・Dr.ヘルと

彼を巨大ロボ化した

・地獄大元帥と、

「Z」の

・機械獣軍団が登場キャラに選ばれた。

 

幹部はすべて「Z」の

・あしゅら男爵と

・ブロッケン伯爵、

ブロッケンの部下、

・鉄十字軍団

 

同じ「Z」のキャラでも、

ピグマン子爵や、

ミケーネのスパイ、

ゴーゴン大公は出て来ない。

 

そうなると

なんでこのキャラ(このメカ)が出て、あのキャラ(あのメカ)が出ない

かを説明しなければならない。

 

『INFINITY』は、その説明に多くの時間を割いているが、

これがどうにも言い訳がましい。

 

 

ドクターヘルは、

パラレルワールド(劇中では別の用語=隣接世界)に逃げ込んでいたが、

光子力エネルギー反応で、

並行世界の通路が発生し、行き来が可能に。

 

かくしてリターンマッチを挑むが、

なにせ彼は科学者だけに、

以前と同じではどうせ負けると踏んで、

違う戦いをしかけてくる。

 

それが「戦わずに共存」という建前で、

もちろん本心は別なんだが、

このドクターヘルの策略と渡り合うには、

政治が必要となり、

単なる

光子力研究所という施設組織=マジンガー軍

VS

ドクターヘルの機械獣軍団

という図式には収まらなくなる。

 

そこで弓教授を総理大臣にして、

政治の代表としても機能させるが、

本来は、

マジンガーシリーズの名主役対名敵役こそ、

『INFINITY』の本筋だったはずが、

それがおろそかになって、

脇筋がうんと幅をきかせてしまう。

 

ここで問題なのは、

「マジンガーZ」という子供向け(単純明快、勧善懲悪)アニメの続編なのに、

どうにもそぐわない余計な話がどっとまぎれこんだために、

すっかり焦点がボケてしまい、

話がテンポ良く進まず、
どんより停滞してしまうこと。

 

「グレンダイザー」から10年後で、

キャラはみんなオトナなので、

子供のままでは解決しない課題があるのはわかるけど、

そもそも、そういうオトナの話が、

シナリオでうまく処理できておらず、

もっぱら説明に苦労したうえ、

光子力のあつかいも、

政治的解決も、

オトナが考えるにしては、

「なんじゃこりゃ?」と未熟すぎ、不完全燃焼である。

 

どこらへんがそうなのか不備を指摘しないと、

頭ごなしに否定と受け取られかねないので例を挙げよう。

 

正義がピンチの時、

世界中から支援が寄せられる。

その支援とは電力。

この電力を逆変換(還元)して、光子力に使って欲しいらしい。

 

電力発生のしくみは、

水力にせよ、

火力にせよ、

風力にせよ、

原子力(核分裂)にせよ、

電力を使って元のエネルギー資源に戻せないどころか、

できたにしても膨大なロスが生じて、

あまりに非効率的である。

 

ムチャクチャな話が強引に押し通される原因は、

光子力エネルギーという架空の未知エネルギーだから、

都合良く扱えるというもので、

ある場面では原子力のように忌み嫌われ、

別の場面では核融合のように理想化されるが、

その正体や正解は誰にもわからない。

 

このように、

脚本で「成立してる」ことが、

「ホントに成立してるかアヤシイ」のは、

それ以前の基本的な事柄すら、

満足にこなせてないことから類推できる。

 

マジンガーZと機械獣軍団の戦いは、

全世界に同時中継され、

各国市街の大型モニターに、

その様子が映し出される。

 

表示文字から察するに、

作画陣に参加の多い国、

イタリアの景色らしいが、

とにかくすべての国の同時配信が、

ことごとく昼間の日中!

 

この世界に時差はないのか?

 

吉川晃司のエンディングテーマ「The Last Letter」は、

「ぼくらのマジンガーZ」になぞらえて、

Zとグレートの図解と共に流れるが、

なかみ

↓こちらが新しい『INFINITY』用の図解。

目の高さと位置が外装と図解でズレているのを、

どうして直さなかったのか?

 

こういう基本中の基本ができてないのに、

オリジナル作品があつかわなかった大それたテーマや問題を、

無難にこなせるはずがなかろう。

 

これに関連した話だと、

『スター・トレック2 カーンの逆襲』(1982)は、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-こっちや

1作目『スター・トレック』(1979)の反省から、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-hunnpa

内容に盛り込む要素をリスト化し、

シナリオはリストをチェックしながら執筆された。

だから盛りだくさんの内容ながら、

取りこぼしがなくドラマが展開。

 

しかし才人ニコラス・マイヤー(メイヤー)の脚本執筆は、

とおりいっぺんではなく、

それなりの紆余曲折があった。

 

スポック役のレナード・ニモイに脚本を読んでもらったところ、

「自分の役の扱いが気に食わん」

とのご感想。

 

そこでマイヤーは、

2週後にイスラエル撮影に向かうニモイに間に合わせて改稿。

 

ニモイはこれに満足し、

「たったの2週間で、問題点を直してくるヤツは彼だけ」

と感心しきりだった。

 

スター・トレックⅡ カーンの逆襲/リマスター版スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

 

かのミレニアム・ファルコンだって、

現在の形に落ち着くまでに、いくつもの段階を経ている。

 

 

デザイナーのジョー・ジョンストンは、

「当初はただ闇雲にデザインを描いていたが、

途中からコツがつかめて、ハズレを描かなくなっていった」

と当時をふり返る。

 

このように一流のプロ、

ニコラス・マイヤーにせよ、

ジョー・ジョンストンにせよ、

始めから正解を提供できたわけではなく、

他者の意見を採り入れ、

すりあわせや試行錯誤の過程を経て初めて、

最終完成案にたどり着いた。

 

ところが最近の脚本家やデザイナーは、

日本にせよアメリカにせよ

こうした途中過程を経ることなく、

最初に出した案がダメ出しを喰らわず、

そのまま最終案になってるんじゃないか?

 

「プロなんだから、初期案で合格だろ」
というのは、
創作の過程でたいへんな間違いだが、
最近の現場では、それがあたりまえになってるんじゃないのか?

 

 

 

試行錯誤や切磋琢磨、醸成という、

不可欠な段階を経て研ぎ澄まされていく過程がなく、

鍛えられないナマクラ刀が、

まともな使い物になるはずないだろ!

 


「すごい(脚本)ですね! これで行きましょう」

なんて馴れ合いは、互いにとって失礼千万である。

 

『INFINITY』は、4DXでこそ真価を発揮するそうだが、

そんなの4DXという上映環境がお手柄なだけで、

作品自体の出来不出来とは関係ない。

 

マジンガーZ対暗黒大将軍』(1974)は、

モノラル音源で2Dフィルムだったが、

4DX効果なしでも、

じゅうぶんに見応えがあった。

 

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超合金魂 GX-70D マジンガーZ D.C.ダメージver. 全高約170mm
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結論:やるべきことに注力し、やらなくていいことは徹底的に省くべし。

 

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いよいよあと5日!【その3】生賴範義 展

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【告知】①

埼玉県草加にある、

東池袋大勝軒でばり

は、本日2018/1/31で閉店です。

 

【告知】②

「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」in 上野の森美術館

ついに2/4(日)まで!

 

絶対にお見逃しなく!!

 

いよいよ最終報告!

 

ただし本日の記事で掲載した画像はあくまでも参考例で、

上野の森に原画が展示されている保証はないので悪しからず。

 

また、自動変換や転記のためもあり、

と生が混在しています。

 

 

入場たちまち、

壁には生頼氏の手がけた映画やCMのポスターが張り巡らされ、

タイトルロゴやクレジットの文字類もそのままなので、

「まさか印刷物ばっかりで、原画がないんじゃ…」

と不安になる。

 

同じ部屋の中央には、

生頼氏が表紙を手がけた本がピラミッド型に積まれている。

 

これがあの、

生頼タワーか!

 

生賴先生の原画は2,500枚以上がアトリエで見つかったのだが、

ポスターや書籍があっても原画が見つからないのが数百点ある。

 

映画のポスターや書籍も一緒に展示したかったのだが、

有料の展覧会でポスターや書籍を見せること自体、版権問題がややこしくなる。

あのポスターや、あの本の装丁も見てもらいたいという欲求というか、

お客様にとってもニーズは確実にあると思うんだが、

有料催事で映画のポスターとかを出すわけにはなかなかいかないという問題だった。

 

タローさん、長岡さん、工藤さんと幾度も話し合うけど

断念せざるを得ないよねぇという話にどうしても落ち着いてしまう…

そんな時に逆転の発想が生まれた。

 

実はH監督や、大手出版社のTさんからの言葉がヒントになったのだが、無料で見せればいいじゃん。

無料で見せる分には個人の所有物を無料で見せるだけなので問題はないはず。

そう、入口の手前に無料鑑賞ゾーンを拵えてあるだけ!

みんな見てもらおう!!!

 

でもどうやって?

ただ、ケースに入れて見せるのは面白くない。

生賴先生が半世紀にもわたって描き続けた作品を物量作戦で見てもらうにはどうしたらいいか?

ということで考えついたのが

「生賴タワー(誰が名付けたかは知らないが、いつの間にかこう呼ばれるようになっていた)」の誕生である。

施工の坂田さんには無理言って、部屋にギリギリ入る高さと広さで作っていただいた。

 

当初の宮崎の展示では生賴タワーだけの観覧は無料だったが、
わざわざ来場して、
この無料ゾーンだけ観て帰る人なんていないから、
上野展では有料ゾーンに展示されている。


というわけで、
今回は画家/イラストレーターとしての生頼範義について書いておこう。

中学生の時に、
ウルフガイの表紙絵で認識した、

生頼氏の写実的な作品。

私の中学時代の必修クラブは美術部で、
初めて油絵を学んだ。

高校時代の芸術選択も、もちろん美術。

美術教科と美術部顧問の鈴木堅司先生は東京芸大(の前身、東京美術学校)出身で、
油絵の授業は楽しかった。

 

進学校では主要教科で完全に落ちこぼれた自分を、

絵に関してはとても高く見込んでくれていたから、

高校を卒業してからも親交があった。

 

なにしろ数学や物理の授業ではとうていかなわず、
東大や一橋大に進学していく超秀才たちが、
絵を描かせると、

「これでホントに頭がいいのか?」

と知性を疑うように絵がヘタクソだったりして、
美術の時間だけは優越感を味わった。

1978年、
高2の時に『スター・ウォーズ』が日本で公開。

sippai

 

アメリカ本国では、トミー/トム・ジャン(Tom Jung/中国系アメリカ人)

が描いたポスター、スタイルAの絵柄を、

日本ではセイト/セイトー?(Seito)氏が描き直したが、

この1978年からすでに、

「生賴範義に描かせればいいのに…」

と考えていた。

 

まだこの頃の生頼氏は、

『テンタクルズ』(1977)とか、

『メテオ』(1979)等、

実際の映画より、生賴ビジュアルの方がはるかにまさる、

キャノンボール的ポスターアーティストだった。

上空のジェット機など、本編とは無縁に盛りまくりの『キャノン・ボール』ポスター。

※生賴作品ではありません。

 

生頼氏は東宝の邦画とは付き合いが長く、

1973年の『日本沈没』のポスターも、

ロゴ中心とは言え、生頼氏が手がけていた。

 

ジョージ・ルーカスとルーカスフィルムが生賴氏に着眼したのは、

徳間書店の「スペースSF映画の本」

koreda

の折り込み口絵となってるが、

ひろい

本当は「侵略の惑星」の方なんだけど、

しんらky

↑表紙はラルフ・マクォーリー。

↓生頼氏の折り込み口絵(見やすいように、画像調整)

くすみ

版元のサンリオが出版から撤退したこともあり、

徳間書店つながりで処理されることになったようだ。

 

とにかく、

『帝国』のポスターは生頼氏!という朗報に、

はたしてどんな絵柄かを期待していたが、

最初に見たのがモノクロの新聞広告だったので、

鮮やかな色使いはまったくわからず、

「写真じゃんか」

が正直な感想。

 

後日、カラーで拝見し、

その鮮やかで大胆な色使いに見ほれる。

741

 

緑色の背景色は、下絵の時から変わらない。

 

私自身も大学が美術専攻だったので、

水彩と油彩では、描きつけるのは紙とキャンバス、

絵の具も筆も異なることを学んでから、

生賴アートの秘密もよくわかるようになった。

 

鮮やかな色使いは、

速乾性のアクリル絵具を使用しているから。

 

描き方はほぼ油絵に準ずるが、

生頼氏の油彩自画像。色使いがいくぶんやわらいでいる。

混色に時間をかけられないため、

絵の具の彩度が鈍らず、鮮やかな原色を維持できる。

 

くわえてデッサン力の確かさ、

写真的に正確な描写力があるので、

いかにも写真風の仕上がりになる。

 

この写実の究極能力は、

写真の発明以降、画家からはすっかり廃(すた)れ、

私の大学の教授が見下していた。

 

写真で代用できる作品は、

純粋芸術(ファインアート)に背く、

コマーシャルアートだと蔑(さげす)まれた。

 

生頼氏もそれは良く承知くしており、

ご自身を画家(アーティスト)ではなく、

商業イラストレーターと自称し、

そのように振る舞った。

 

1990年代当時の業界の伝説で、

生頼氏は気むずかしく、

「既知の編集者からの依頼しか受けない」

とか、

「宮﨑の山奥に住んでいて、直接足を運ばないと、

仕事を引き受けない」

とか言われていた。

 

しかし生頼範義展で、

250点あまりの原画を見ると、

その印象は覆(くつがえ)った。

 

なにしろ描くことが飯のタネ

なので、

どんな仕事でも請け負っている。

 

アクリル着彩画、

ペンとインクによる点描モノクロ画

と技法もぞんぶんに駆使し、

徹底的な写実画と、

幻想的な抽象画と、

マンガ的な戯画と、

題材に沿った絵を次々に納品し、

その完成度に偏りがない。

 

つまり題材によって区別せず、

常に全力投球で手抜きがない。

 

「前のあの作品に似てますね」

と言われたら、次の仕事はなくなります

という生頼氏のキビシイ言葉を聞かせてやりたい

 

似非(えせ)アーティストが、ウヨウヨしてるよ。

 

てぬき

 

生頼氏の仕事の偉大ぶりに話を戻すと、

完成度の高さ、

途中の未完状態がほとんどないことも挙げられる。

 

理由はもっぱら、自主制作のゆとりがなく、

収入源として絵を描いていたため、

完成させて納品しないと、

成立しなかったから。

 

しかしそれだと、

準備用の下絵まで途中で終わりにせず、

きちんと仕上げている理由がわからない。

 

まずは作品の完成形をイメージし、

そこに到達するまで、手を休めないという仕事のやり方だったからだろう。

 

これまた、

未完成や未完結の作品ばかりを無責任に発表する作家に見せてやりたい。
sasa

 

生賴作品が人間業とは思えないのは、

この完成度にも起因しており、

制作の途中過程が見えないため、

本当に人間が自分の手で描いたのか、

とさえ疑うほど。

 

先に頭の中に完成形が見えていて、

ひたすら作業を積み重ねて、

その完成形まで到達するというやり方は、

DORO☆OFFの作品でもよく見かける。

 

生賴作品にガッカリした記憶は、

ほんの一度だけで、

キムタクヤマト=Space Battleship ヤマト
もの

絵柄だけ。

 

ほんとにもう、どうしちゃったの?

って感じである。

 

上野の森では、ヤマト関連の原画展示はなく、
みどり
あお

ガッカリ作品も見あたらなかったが、

最後の最後に、

なんともすさまじいものを見た。

 

絶筆となった描きかけの空母の絵は、

未完で終わっているため、

製作の過程が読み取れた。

排気筒の地色がイエローなので、

まずはアクリル淡彩で黄色を薄く置いた後で、

空母全体が置かれた環境色を塗り重ねて、

全体が統一感のある仕上がりになる…はずだった。

 

こういう描き方をしてたのか!

 

ラルフ・マクォーリーの場合、

エアブラシ淡彩もあるにはあるが、

↑修正前

↓修正後。C-3POのデザインが異なる。

やむをえず上塗りの際には、

ミレニアム・ファルコンのデザインが変更されたため、いったん原画を撮影してから、

上描きで修正しているが、これには厚塗りで下絵を塗りつぶすしかない。

類似の色調をカラーパレットに並べて、

一発厚塗りで絵の具を置いていくという離れ業で、

微妙な中間色や環境色を出しているが、

こと生賴氏の場合は薄塗りの積み重ねで、

段階を経て完成に近づけていたとは!

 

こうした写実派の画家は、

フォトショップの出現で、近年はすっかり出番がなくなった。

 

『グーニーズ』のポスターは、日本では生頼範義だったが、

アメリカでは、ドゥルー・ストルーザン(Drew Struzan)で、

これがまた、いいんですよ!

 

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写真の発明で、

写実画家の末路が断たれたように、

生まれて来る時代を間違えた生賴範義は

すたれたテクニックで食いつなぐ職人だったが、

現在のアーティストは、

「そんなの、フォトショでやればいいじゃん」

としか思わないから、

今後2度と出て来ないタイプのアーティストであろう。

 

見逃すとかホント、

ありえませんから!

 

「ジャッカル対ウルトラマン」ウルトラマン映画史2018

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エンターテインメントアーカイブ 帰ってきたウルトラマン (NEKO MOOK)

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テレビの「ウルトラマン」シリーズの歴史は、

 

ウルトラ(Q)シリーズの補完
33

28回


$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-qde

26回


$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ねおとら

12回

 

この記事(ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE )でまとめたので、

今回は『ウルトラマン』の映画/劇場版について。

 

とにかく時系列順に並べていこう。

 

〈東宝系Ⅰ〉

1967/7/22

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-げきじょう

長篇怪獣映画ウルトラマン
同時上映

『キングコングの逆襲』

 

〈東映系〉

1968/7/21
東映まんがパレード

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-とうえい

  • 太陽の王子 ホルスの大冒険(演出:高畑勲)
  • ウルトラセブン(TV版#18「空間X脱出」ブローアップ版)
  • 魔法使いサリー(TV版#77「小さな魔法使い」ブローアップ版)
  • ゲゲゲの鬼太郎(TV版第1シリーズ#5・6「大海獣 前・後編」ブローアップ版)

 

〈サークロラマ〉

1969/3/21

ウルトラマン・ウルトラセブン モーレツ大怪獣戦

 

 

〈東宝系Ⅱ〉

東宝チャンピオンまつり

 

【1971年夏期

1971/7/24

  • ゴジラ対ヘドラ(新作)
  • 帰ってきたウルトラマン
  • いなかっぺ大将 猛獣の中にわれ一人だス、オオ!ミステークだス
  • みなしごハッチ 傷だらけのバレリーナ
  • 日本むかしばなし わらしべ長者

 

【1971年冬期

1971/12/12

  • ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦(『三大怪獣 地球最大の決戦』の短縮再編集版リバイバル作品)
  • 帰ってきたウルトラマン 竜巻怪獣の恐怖
  • いなかっぺ大将 猫も歩けば雀に当たるだス、当たるも当たらぬも時の運だス
  • みなしごハッチ 忘れな草に願いをこめて
  • マッチ売りの少女

 

【1972年春期

1972/3/12

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-mann

 

【1973年夏期

1973/8/1

  • 怪獣島の決戦 ゴジラの息子(短縮再編集版リバイバル)
  • レインボーマン 殺人プロフェッショナル
  • ウルトラマンタロウ ウルトラの母は太陽のように
  • 科学忍者隊ガッチャマン 火の鳥対人喰い竜
  • おもちゃ屋ケンちゃん よそではいい子
  • 山ねずみロッキーチャック ロッキーとポリー

 

【1973年冬期

1973/12/20

  • キングコングの逆襲(短縮再編集版リバイバル)
  • 侍ジャイアンツ ほえろバンババン
  • ウルトラマンタロウ 燃えろ!ウルトラ6兄弟
  • 山ねずみロッキーチャック がんばれチャタラー
  • エースをねらえ! テニス王国のシンデレラ
  • 科学忍者隊ガッチャマン 電子怪獣レンジラー

 

【1974年春期

1974/3/21

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-たろう

 

〈松竹系Ⅰ〉

1979/3/17

せんめい

実相寺昭雄監督作品ウルトラマン

 

一部地域で同時上映

1979/3/17
ろく

ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団

東京地区で同時上映

1979/4/28

ウルトラマンレオ レオ兄弟対怪獣兄弟

 

1979/7/21

dddd

ウルトラマン怪獣大決戦

同時上映

ウルトラマンレオ かなしみのさすらい怪獣


1984/3/17
zoffy

ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団

同時上映

ウルトラマンキッズ M7.8星のゆかいな仲間

 

1984/7/14
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ものがた

ウルトラマン物語
にめちゃ

同時上映

アニメちゃん
 

1989/4/28

 

〈東宝系Ⅲ〉

「ウルトラマン大会(フェスティバル)」

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-usa

ウルトラマンUSA
かさ

↑1989年4月「29日」が公開日になってるが、実際は28日。
『ウルトラマンUSA』『ウルトラマン』『ウルトラマンA 』の合間に、

数分の解説アニメが挿入され、そこをウルトラマンキッズが担当した

同時上映

ウルトラマン 恐怖のルート87

ウルトラマンA 大蟻超獣対ウルトラ兄弟

ウルトラマンキッズ

〈松竹系Ⅱ〉

1990/4/14

ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説


1990/12/15

ごーです

ウルトラマンG 怪獣撃滅作戦

ウルトラマンG ゴーデスの逆襲

 

1996/3/9

ウルトラマンゼアス

同時上映

甦れ!ウルトラマン

ウルトラマンカンパニー こちらウルカン特捜(騒)隊で~す!

 

1997/4/12

ウルトラマンゼアス2 超人大戦 光と影

同時上映

ウルトラニャン 星空から舞い降りたふしぎネコ

 

1998/3/14

ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち

同時上映

ウルトラニャン2 ハッピー大作戦

 

1999/3/6

ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦

同時上映

ウルトラマンM78劇場 Love & Peace

 

〈ソニー・ピクチャーズ系〉

2000/3/11
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ode

ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY

 

〈松竹系Ⅲ〉

2001/7/20

ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT

 

2002/8/3

ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET

同時上映

新世紀ウルトラマン伝説

 

2003/8/2
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-juwa

ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE
 

同時上映

新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE
 

 

2004/12/18
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-rrr

ULTRAMAN (映画)

 

2006/9/16
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-mebi1

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

 

2008/9/13

sent

大決戦!超ウルトラ8兄弟

 

〈ワーナー・ブラザーズ系〉

2009/12/12

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-sate

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
 

 

〈松竹系Ⅳ〉

2010/12/23
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ぎんが

ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国

 

2012/3/24
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-frfr

ウルトラマンサーガ

 

2013/9/7
500-1

ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル

 

2014/3/15
500-2

ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!

 

2015/3/14

1200

劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!

 

〈カラー系〉

2015/8/29
2015
ウルトラマンフェスティバル2015

で特別上映会が実施された

ザ・ウルトラマン ジャッカル 対 ウルトラマン

 

2015/9/4

ドワンゴとカラーによる共同企画『日本アニメ(ーター)見本市』の第30話として、

mittu

内山まもる原作「ザ・ウルトラマン」のジャッカル編を

saswa

uuuu

ショートアニメ化した作品が公開された。

 

約8分の短編であり、大半のエピソードは省略されているが、

『日本アニメ(ーター)見本市』のエグゼクティブプロデューサーの庵野秀明が探してきたウルトラシリーズのBGMや『流星人間ゾーン』のSE、そしてエンディングテーマには『帰ってきたウルトラマン』での不採用主題歌「戦え!ウルトラマン」がそれぞれ用いられている。

25年前からアニメ化企画を出しては却下され続けてきた監督の横山彰利や、原作における手の描き方などを徹底的に研究したキャラクターデザインと作画監督の森久司らスタッフの思いが込められた内容となっている。

 

2016/1/15

NHK BSプレミアムで『日本アニメ(ーター)見本市セレクション』の1つとしてテレビ放送された。

 

〈松竹系Ⅴ〉

2016/3/12

すた

劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン

 

 

2017/3/11

850

劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!
 

 

2018/3/10

劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!

 

今回はざっとやったが、

次回から映画/劇場用ウルトラマンをまとめるには、

2回にわけるしかないようです。

USSフランクリン1/350/メビウスモデルズ

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スタートレックコレクション 98号 (U.S.S.ロードアイランド NCC-72701) [分冊百科] (モデルコレクション付) (スタートレック・スターシップコレクション)


 

なかなかの好キットで、

題材のフランクリン号の魅力も引き立ち、

1/350スケールで並べられるキットも多いので、

発売が楽しみである。

 

ポーラライツ 1/350 スタートレック エンタープライズ NX-01
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ウルトラヒーローバトル劇場!2017・2018

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ウルトラヒーローバトル劇場(シアター)!は、
552

2016年までまとめたが、

2017年の第28弾を取り込んだのが、

けっこう中途半端


554

この「バトルシアター!」限定で登場したウルトラマンたちも、

かなり詳細が明らかになってきたし、

最新第29弾の告知も出たので、

今回はいっしょにまとめておこう。

 

まずは、2005/6/25・26に、

第1弾

「ウルトラヒーローエキサイティングライブ in 博品館」
として始まり、

 

第1弾「ウルトラヒーローエキサイティングライブ in 博品館」

※ひどく粗い画像ですが、入手できる唯一のものなので。(以下同)

2005/6/25・26

第2弾から、現在の名称に落ちついた。

 

第2弾

2006/4/8・9

 

第3弾 
3

2006/12/29・30

 

第4弾 
400

2007/3/31〜4/1

 

第5弾 
2007/11

2007/11/17・18

ニセ・ウルトラセブン7人衆が登場。

↑2日目(11/18)の七人衆。

セブンガイスト(後のセブンダーク)の初登場

 

第6弾

2007/12/28〜30

 

第7弾

2008/1/12~14
774

ウルトラマン邪ナイス=ニセ・ウルトラマンナイスが登場。
220

 

第8弾
8/8

2008/4/4~6

 

第9弾

2008/11/29・30

2008/11

 

第10弾

2008/12/27~29

第5弾の再演で、

ニセ・ウルトラセブン7人衆(グループ2)が登場。

セブンガイストの再登場。
geistseven

 

第11弾 
11

2009/4/3~5

 

第12弾

2009/11/21〜23

12

セブンガイストの3度目の登場と、
deni

ウルトラマンガイスト(後のウルトラマンダーク)の初登場。

 

第13弾
2010/4

2010/4/3・4

 

第14弾
14

2010/10/9~10/11

 

セブンガイスト(ハーフボディ)の初登場。

78787

14弾EX

※80(エイティ)が主体。詳細不明。

 

第15弾
2011/15

2011/4/2・3

 

第16弾 
16

2011/11/12・13

2011/11

ババルウ星人が変身した、

ニセウルトラマンレオが登場。

 

第17弾 
17
2012/5/5・6

 

第18弾 
18
2012/11/23・24

 

第19弾 
19

2013/4/6・7

 

第20弾 
20
2013/11/16・17

第15弾の再演。

 

第21弾

2014/4/5・6

 

第22弾 

22
2014/9/6・7

サイズと色調が異なる同じポスタービジュアル。

 

第23弾 
23
2015/4/3・5

 

第24弾 
24
2015/11/21〜23(3日間公演)

 

第25弾 
25
2016/4/1〜3(3日間公演)

第26弾 
1
2016/11/19・20

なぜ

日付入りの第26弾のポスタービジュアルは見つからず。

26弾の第一部の内容は、前年の旭川ステージのダブルステージの内容と同じだそうです。

 

第27弾

2017/3/31〜4/2(3日間公演)

 

第28弾

2017/11/18・19

 

第29弾

2018/3/30〜4/1(3日間公演)

チケットは2/10発売開始

 

近年のバトルシアターは、

公演中は動画も静止画も撮影禁止なので、

もしもスペシャルなウルトラマンが登場しても、

その姿がわかりません。

 

ポスタービジュアルも収録した、

特集本でも出して欲しいもんです。

 

博品館ステージだけじゃスカスカなら、

ウルトラマンフェスティバルや、

ウルトラヒーローズEXPOや、

 

地方公演

全部まとめた本でもいいよ。

 

オレ以外の誰が買うねん?

 

ウルトラ・ザ・スタイル 2018年 カレンダー 壁掛け B2 CL-159
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初めましてのボバ・フェット

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スター・ウォーズ R2-D2 5号 [分冊百科] (パーツ付)

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スター・ウォーズ R2-D2 6号 [分冊百科] (パーツ付)

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『最後のジェダイ』へのファンの反感が高まり、

監督のライアン・ジョンソンへの糾弾よりも、

自分の身は安泰のまま監督/脚本陣を次々に粛清していく、

【ケネディの粛清者リスト】

①ジョージ・ルーカス

②ギャレス・エドワーズ

③フィル・ロード

④クリス・ミラー

⑤コリン・トレヴォロウ

冷血で残忍なプロデューサー、

キャスリーン・ケネディへの責任論も急浮上。

 

 

これはまずいと、

ケネディは沈黙を続け、

アメリカでは5/25公開の

『ハン・ソロ』の予告すら公開されず。

 

このたび(2018/2/4)、ようやくの発表となった。

 

 

 

予告編の公開が遅れたのは、

スピンオフ前作『ローグ・ワン』(2016)が大幅に撮り直し、

予告編の映像が本編と大きく異なった反省から、

やはりロン・ハワードに大半を撮り直された『ハン・ソロ』も、

同じ過ちを繰り返さないように、

ということだろう。

 

これが不評だと、

さすがにケネディもおしまいなので、

中国で『最後のジェダイ』が大コケしたことから、

スター・ウォーズのタイトルを外し、

『レンジャー・ソロ』(冒険野郎ソロ)

と改題。

 

日本公開は本国アメリカから

1ヶ月以上も遅い6/29からなのは、

夏休み作品なのに5月末から早々と公開してしまえば、

ただでさえ客の入り優先で回転している昨今のシネコン市場、

子供たちの夏休みには、

すでに上映が終了してしまう恐れがあるから。

 

早くみたいオトナは、

わざわざアメリカまで観に行くという状況は、

それこそ1作目の『スター・ウォーズ』(1977/日本公開1978)から、

『エピソード3 シスの復讐』(2005)まで、

夏興行のSWでは、ずっと変わらなかった。

 

これに加えて、

『ローグ・ワン』の時同様、

 

既存の人気キャラのカメオ登場でも、

期待をつなぐ。


『ハン・ソロ』には、
またしてもダース・ベイダー、

 

samo

そしてボバ・フェットの登場がウワサされている。

887

※あくまでもウワサなので、ガセの可能性があります。

 

というわけで、
今回の記事の中心はボバ・フェット。

通算387回目のSW記事で、
このキャラを中心に据えるのは、
実は初めて。

それはなぜか?

私がSWについて書く時、

意図的に外しているものがある。

 

kiwami

一つはライトセーバーで、
sre

理由は、単なる既製品(例:カメラのフラッシュガン=乾電池収納筒)の改造で、

予算不足の窮余の策に過ぎず、

固有の(本番用)描き起こしデザインが存在しないから。

 

もう一つがボバ・フェットで、

ばぼ

このキャラの人気はとにかく特異で異質、

本当のSW熱や人気とは、別のところにあると見込んでいるから。

 

なので本ブログでは徹底スルーだったが、

『最後のジェダイ』が旧来のSWファンの不興を買って、

否定的な意見があふれかえったのと対称的に、

オリジナル旧三部作が支持され続けているのは、

ボバ・フェットというキャラ人気のおかげもあるんだと、

以下の3つの動画で、今さらながらに思い知ったから。


 

スターウォーズ ボバ・フェット 電子ヘルメット


 

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ウルトラファミリー大集合2018

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最近はこのブログもファイリング(プロファイリング)の領域に入り、
ウルトラマンフェスティバル

ウルトラヒーローズEXPO

ウルトラヒーローバトル劇場!

552

↓第29弾の日付入りポスタービジュアルの大判がようやく公開。

 

——を総括してきたが、
ウルトラ関連イベントで、

ウルトラファミリー大集合

というのがある。


↑ジードまでいる29人なので、今年2018年のビジュアルと思われる。

【29人の内訳】

①ゾフィー

②初代マン

③セブン

④ジャック

⑤エース

⑥タロウ

⑦レオ

⑧アストラ

⑨ジョーニアス

⑩エイティ

⑪ユリアン

⑫スコット(セブン21と間違えたんじゃ?)

⑬グレート

⑭パワード

⑮ネオス

⑯ゼアス

⑰ティガ

⑱ダイナ

⑲コスモス

⑳マックス

㉑ゼノン

㉒メビウス

㉓ヒカリ

㉔ギンガ

㉕ビクトリー

㉖エックス

㉗オーブ

㉘ジード

㉙ゼロビヨンド

 

Wikiにも項立てされているが、

詳細はわからない。

 

『ウルトラファミリー大集合』とは、福島県・須賀川市・牛袋町11の須賀川市文化センター大ホールを会場として毎年開催されているイベントである。

 

…。

 

これだけ?

 

タイトルは、バンダイのVHSソフトに起因しているのかもしれない。

ジョーニアス(ザ☆ウルトラマン)までなので、1979年の製品。

 

福島県須賀川市というのは、

ウルトラマンの町。

 

須賀川出身の円谷英二が世に送り出したウルトラマンシリーズを活かして、地域おこしに取り組んでいる。

ウルトラ一族が住むとされる「M78星雲光の国」との姉妹都市提携を2013年5月5日(こどもの日)に発表した。

「すかがわ市M78光の町」への“住民登録”は1万人を超えている。

2017年5月に完成した新しい市庁舎は、前にウルトラの父像が置かれているほか、ウルトラの父の設定上の身長と同じ地上45mからの視点のように見えることを意識して設計された「ウルトラフロア」や、市民が利用できる「光の会議室」「ウルトラ会議室」が設けられた。

中心街にはウルトラ一族や怪獣のモニュメントが並べられ、2017年7月には円谷プロダクション公認ショップ「SHOT M78」が2017年7月にオープン。

2018年秋オープン予定の市民交流センターには「円谷英二ミュージアム」(仮称)が併設される予定である

 

 

ウルトラファミリー大集合について、

時々取りあげながら、

初回2014/2/6

2回目】2015/12/7

3回目】2017/6/17

4回目】2017/7/12

5回目2017/12/25

総括が滞(とどこお)ったのは、

「大集合」立ち上げの10年間、

1999年〜2008年頃の資料や画像に事欠いていたためで、

今回も状況の改善はなかった。

 

同イベントは、須賀川市だけでなく、

2006年・2007年には佐賀、

2012年には横浜でも開催された。

 

とにかく開催時に存在する全ウルトラマンのスーツを総集合させるという大イベントで、

この画像では43人。※大集合の関連画像ではありません。

【43人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

㊲サーガ

㊳ギンガ

㊴リブット

㊵ビクトリー

㊶ギンガビクトリー

㊷エックス

㊸オーブ

 

身長とプロポーションに恵まれたスーツアクターを30〜40人も揃えるには、

正義のウルトラマンだけで手一杯だろうが、

2010年には悪のウルトラマンたち、

ベリアルを含む14人も登場。

【14人の内訳】

①にせウルトラマン

mint

②ニセウルトラセブン

③エースロボット

ろぼあcえ

④ウルトラマンンシャドー

 

⑤イーヴィルティガ

⑥ニセウルトラマンダイナ(ミラクルタイプ)

⑦ニセ・ウルトラマンアグル(アルギュロス)
naosi

⑧カオスウルトラマン

⑨カオスウルトラマンカラミティ

⑩ダークファウスト
3332

⑪ダークメフィスト
9999

⑫ダークザギ

⑬ニセウルトラマンメビウス(ザラブ星人)
dr
⑭ウルトラマンベリアル

 

光の国の市民は、

2012年にボイス、

2016年にピアニー(すかがわ観光大使)が加わっている。

 

最新の2018年までをまとめると、

 

1999年

第1弾 開催月日不明

 

2000年

第2弾 開催月日不明

 

2001年

 

第3弾 開催月日不明

 

2002年

第4弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2002
kkk

2002/4/13・14 28人

【28人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

 

2003年

第5弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2003

2003/4/13

 

2004年

第6弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2004

2004/4/10・11

 

2005年

第7弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2005

2005/4/15・16

 

2006年

第8弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2006

 

2006/4/22・23

佐賀

2006

2006/4/15

 

2007年

第9弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2007

2007/4/21

佐賀
jifu

2007/4/15

※ふしぎと佐賀のビジュアルしか見つかりません。

 

2008年

第10弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2008

2008/4/12・13

 

2009年

第11弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2009

2009/4/18・19

 

2010年

第12弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2010

んん
2010/4/24・25 正義36人+悪14人の総勢50人。

【正義36人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

【悪14人の内訳】

㊲にせウルトラマン

㊳ニセウルトラセブン

㊴エースロボット

㊵ウルトラマンンシャドー

㊶イーヴィルティガ

㊷ニセウルトラマンダイナ(ミラクルタイプ)

㊸ニセ・ウルトラマンアグル(アルギュロス)
㊹カオスウルトラマン

㊺カオスウルトラマンカラミティ

㊻ダークファウスト
㊼ダークメフィスト
㊽ダークザギ

㊾ニセウルトラマンメビウス(ザラブ星人)
㊿ウルトラマンベリアル

 

2011年

第13弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2011

2011

2011/4/9・10 37人

【37人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

㊲ベリアル


2012年

 

第14弾 ウルトラファミリー大集合2012

がーさ

in よこはま:2012/4/7・8 サーガを含めて37人。

in すかがわ:2012/4/14・15

【37人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

㊲サーガ

 

通常の戦士以外に、

㊳A. 宇宙警備隊員・訓練生3/一般市民3 2009/12/12

㊳B. ボイス 2012/4/7

が登場。

 

2013年

第15弾 15th ウルトラファミリー大集合inすかがわ2013

2013/4/13・14 36人

2013

【36人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

 

2014年

第16弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2014

hukagawa
2014/4/12・13 38人

【38人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

㊲サーガ

㊳ギンガ

 

2015年

第17弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2015

2001

2015/4/11・12 40人

【40人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

㊲サーガ

㊳ギンガ

㊴ビクトリー

㊵ギンガビクトリー

 

2016年

第18弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2016

2016/4/23・24 40人

【40人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

㊲ギンガ

㊳ビクトリー

㊴エックス

㊵エクシードX


㊶A. 宇宙警備隊員・訓練生8/一般市民8 2009/12/12

 

 

㊶B. すかがわ市観光大使ピアニー 2016/4/23

 

命名の経緯はこちらで

が登場。

 

2017年

第19弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2017

2017/4/22・23 42人

42人の証拠

【42人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

㊲サーガ

㊳ギンガ

㊴ビクトリー

㊵ギンガビクトリー

㊶エックス

㊷オーブ

 

2018年

第20弾 ウルトラファミリー大集合inすかがわ2018

 

2018/4/21・22 43人


【最新43人の内訳】

①キング

②父ケン

③母マリー

④ゾフィー

⑤初代マン

⑥セブン

⑦ジャック

⑧エース

⑨タロウ

⑩レオ

⑪アストラ

⑫ジョーニアス

⑬エイティ

⑭ユリアン

⑮チャック

⑯スコット

⑰ウーマンベス

⑱グレート

⑲パワード

⑳ネオス

㉑セブン21

㉒ゼアス

㉓ティガ

㉔ダイナ

㉕ガイア

㉖アグル

㉗ナイス

㉘コスモス

㉙ジャスティス

㉚レジェンド

㉛ネクサス

㉜マックス

㉝ゼノン

㉞メビウス

㉟ヒカリ

㊱ゼロ

㊲サーガ

㊳ギンガ

㊴ビクトリー

㊵ギンガビクトリー

㊶エックス

㊷オーブ

㊸ジード

 

すかがわ開催が年1回、1999年を初回として勘定すると、

2013年が第15回、

2018年が第20回

なのは合致するが、

2002年は5周年ではなく、4周年(第4回)ではないのか。

 

こうした詳細も含め、

やはりイベント特集本にまとめて欲しいよ。

 

円谷英二 (コミック版 世界の伝記)
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バレンタイン企画?常に“いきなり”の人/それまくる話(85)

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豊原功補(とよはら・こうすけ)氏

って、

私にとっては、

常に「いきなり」な人である。

 

初認識は1988年の『スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲

 

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実は

『パンツの穴』(1984)

『ゴジラvsビオランテ』(1989)

ゴジラvsキングギドラ(1991)

ミスター・ベースボール(1992)

亡国のイージス(2005)

ヒートアイランド(2007)

南極料理人(2009)

寄生獣 (2014)

——等々の、

自分が鑑賞した作品にも出てたらしい。

 

ところが、

「そういやそうかな」と思うぐらいで、

豊原氏の出演印象がスゴク薄い。

 

なのに『スケバン刑事』だけ印象に残ってるのは、

気付くかぎり初めて見る豊原氏に、

「この人誰?」

と思ったのと、

映画自体がとても風がわりだったからだ。

 

三代目麻宮サキ/風閒唯(浅香唯)は、

テレビドラマ「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」
ばんでか

のストーリー的なつながりが一切ない環境に身を置いている。

 

TVシリーズに比べ、新しい学生刑事との対立やそれに関わる陰謀など、原作の雰囲気を尊重した内容に変わっている。仮タイトルは「最後の戦い(ラストバトル)」だった。唯の武装がTVシリーズと比べて簡略化されている。唯以外にも学生刑事達が登場し、彼らは3枚の刃が付いた黒いボディのヨーヨーを使用する。

国家の管理教育が全国の高校生や大学生を縛り付け、

各地で抗議の暴動、反乱が発生。

 

サキ/唯は警察の手先なので、

心情は同世代の高校生/大学生寄りなのに、

取り締まらねばならず、

釈然としていない。

 

劇中では学生たちの反乱ツールとして、

ネット時代以前のパソコンが使われ、

1988年当時の記録媒体はフロッピーディスク。

 

この頃はパソコンに疎(うと)く、

こうした知識をこの映画で初めて知った。

 

その後、私の中で豊原功補は、

布施博とか布川敏和と見間違えるくらいしか、

思い出すことはなかった。

※あくまでも男性個人の感想です。

 

次の「いきなり豊原功補」は、

たしか『ステルス』か

 

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改装型エンプラ再販詳報/ゴーサンナナにこだわる理由16

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スタートレックコレクション 99号 (ホッキョク・ワン) [分冊百科] (モデルコレクション付) (スタートレック・スターシップコレクション)

ooo

映画版/劇場用エンタープライズ改装型

NCC-1701(-A)の再販について。

 

時期は2018年初頭と伝えたが、

一向に追加情報が入ってこないし、

そもそも情報元は、

どこから本情報と商品パッケージ画像を仕入れていたのかも不明だった。

 

今回調査して、

本情報に行き着いたので、

ここに紹介しておこう。

 

以下の情報では、

amtブランドと、

ポーラーライツブランドが、

まぜこぜで語られているが、

どちらも資本は同じラウンド2なので、

それを理解したうえでお読み下さい。

 

AMTモデル「スタートレック」キット再販情報

2017/10/26
 

 

新年2018は、AMT製エンタープライズ改装型が再販される。

同キットは中型キットファンには絶大に支持され、

1/1000スケールのスナップキット(30センチ)では

 

飽き足らず、

かといって1/350スケール(86センチ)では、

大きすぎて持て余す

という人には最適な22インチ(56センチ)。
ふふ

STの創始者ジーン・ロッデンベリーが、amtキット初版と記念撮影。1979

〜80年頃。

 

とはいえキットの表面モールドは、

再販前と変わらず、レンガ状モールドが全面に走った状態。

 

ラウンド2社はおよそ8年ほど前に、

旧1/537スケールキットの問題点を改修した新金型での発売を検討したが、

そうなると一部の改修では済まず、

完全新設計の新金型での開発となってしまい、

かなり高価になってしまうため、

それは1/1000スケールで進めることになった。

 

旧キットからの改修点は、
現行STキット製品に共通の、
ドーム型ベースに設置するために金属パイプを使うこと。

 

デカールの質は向上させるが、

↑1/350スケールの、塗装によるアズテックパターン。

 

アズテックパターン(アステカ模様)は、
他のキットのように船体全体をフルカバーするものではない。

 

波打ったレンガ状モールドがくまなく走るキットには、

なじませてうまく貼れないモデラーも多いだろうとの判断から。

とはいえ、第二船体(機関部)の「背中/背骨」にあたるエリアの、

1/350スケールの背骨部分。

 

青白い色調のデカールは新規に追加され、劇中の外観に近づけている。
 

 

旧キットからの大きな改修点は1箇所だけで、

第二船体の底面の穴は、

ラウンド2社(AMTとポーラーライツ)のSTキットに共通の、

黒い半球ベースに立てるため、金属棒を囲む形に改修されている。

 

それ以外は旧キットのままなのは、どうにもザンネン。


実際に改造して欲しかったのはワープナセルのパイロン(支持架)で、
ちょうどリライアントの1/1000スケールキットのように、
 

ポーラライツ 1/1000 スタートレック U.S.S. リライアント NCC-1864
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がっちり固定するか、補強して欲しかった。
改修しないとナセルの重みで、完成から数年後には、へたってしなだれてしまう。

それ以外の変更点は、もっぱら外観上の見せかけに過ぎず、

改造パーツとの交換や、
donn

モデラーのくまない紙ヤスリがけ等の自主改造で、

改善が見込まれる。


円盤型第一船体の底面にあるセンサードームは、
同1/537スケールのリライアントキットのものと交換すれば形状はより正確になるし、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-こっち

↓第一船体の下半分は、リライアントのパーツ流用の方がいいかも。

それはブリッジ部分でも同様である。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-よまよま

ブリッジ形状は正確でも、土台の丘の形は異なる。

 

 

というわけで、

エンプラ再販をよりホンモノに近づけるためには、

どうしても同スケールのリライアントも買い揃える必要があるみたいですね。

 

念のために、デカールもいかがでしょうか。

 

 

 

さよなら日劇/シネコンウォーズ(5)

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この記事より。

日劇といっても、

大別して前・後期の二期あり。

 

前期が旧館。

開業当時の日劇(昭和8年)

 

日本劇場(にほんげきじょう・1933年12月24日 - 1981年2月15日閉館)は、

かつて東京都千代田区有楽町に存在した劇場。日劇(にちげき)の通称で親しまれた。

 

1933年(昭和8年)竣工。

戦時中の空襲による被災や、終戦後の占領軍による接収も免れ、

半世紀近くにわたって日本興行界を代表する象徴のひとつとして存在した。

『ゴジラ』(1954)も、日劇前を横切った。

 

映画館として建設されたが、

映画の上映は長らく途絶え、

日劇の壁は、映画の宣伝看板や垂れ幕で覆われたが、

『ジョーズ』は松竹系で公開だったので、日劇で上映されたわけではない。

 

1978年の『スター・ウォーズ』で久々だった。

1978年6月24日 - 映画『スター・ウォーズ』(後々「エピソード4:新たなる希望」とされた)が封切。

 

私はここでは1作目『スター・ウォーズ』を観ることなく、

sippai

もっぱらテアトル東京だった。

1作目上映時のテアトル東京の画像は見つかりませんでした。

 

日劇では『帝国の逆襲』の2回目を観た。

(『帝国』初回は新宿プラザ)

 

さすがに古い建物なので、

音響はよろしくなく、

ドルビーの乾いたクリアな音声と、

ボコボコの重低音が分離して、

古い博物館で映画を観ているような気分になった。

 

『帝国』の翌1981年(昭和56年)、

再開発により隣接する朝日新聞東京本社の旧社屋と共に解体。

 

跡地に有楽町センタービル(有楽町マリオンマリオン)が新築。

元の敷地は、(旧)朝日新聞東京本社、(旧)日本劇場(日劇)、(旧)丸の内ピカデリーだったため、

朝日新聞社、東宝、松竹が所有権を持っていた。

現在は3社共同出資の有楽町センタービル管理株式会社が管理している。

 

これが後期。

 

前歴からの流れで、

有楽町マリオンには他にも丸の内ピカデリー1・2・3という松竹系映画館もある。

 

東宝日劇系映画館は有楽町マリオンの阪急側にあり、

日本劇場」は11階に、

日劇東宝」と

日劇プラザ」は9階にあった。

 

ただしこの3館の劇場名は、

有楽町マリオンが竣工した1984年10月6日から2002年まで、

これが後期(新館マリオン)の第1期。

 

この頃は、映画と言えば銀座、マリオンという自分の中の基準があって、

2階分の高低差を生かした急勾配の「日本劇場」では、

オープニング上映作品の
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)

以来、

ゴーストバスターズ』(1984)
ネバーエンディング・ストーリー』(1985)
エイリアン2』(1986/オールナイト)
アンタッチャブル』(1987)
ニューヨーク東8番街の奇跡』(1987)
ウィロー』(1988)
ダイ・ハード』(1989)
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)
ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)
トータル・リコール』(1990)
バックドラフト』(1991)
ターミネーター2』(1991/オールナイト)
フック』(1992)
ジュラシック・パーク』(1993/オールナイト)
トゥルーライズ』(1994)
スピード』(1994)
ポカホンタス』(1995)
ザ・ロック』(1996)
ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』(1997)
ボルケーノ』(1997)
タイタニック』(1997、126日長期間興行、次作上映日から日劇プラザにて上映延長)
プライベート・ライアン』(1998)
グリーンマイル』(2000)
ホワット・ライズ・ビニース』(2000)
——等々を、

 

日劇東宝」では、

ゴジラ』シリーズ

の何本か、

『ゴジラ』(1984)も、マリオン前を通過。

 

「日劇プラザ」では、

美女と野獣』(1991)

トイ・ストーリー2』(1999)

を、たしか観た。

プラザはディズニー/ピクサー系作品の上映館でもあったので、

デジタル上映も早く、

ミッション・トゥ・マーズ』(2000)で初体験した。

 

1984年は大卒1年後だが、

教員の本採用からもれて、

大学に研究生としてとどまった。

 

1985年は、非常勤講師として、

浦和市の英語と美術の中学教員。

 

1986年から1992年までの6年間は、

中学の美術教員の本採用だった。

 

美術教科は、定期テストがないので、

この期間に映画を観た。

 

2002年の改装時からは、

それぞれ「日劇1」、「日劇2」、「日劇3」、

3館の総称が「日劇PLEX」だったが、

 

これが後期の第2期。

 

1992年後半からは、

高校の英語教員に転職し、

テスト時期には作成と採点に追われるため、

わざわざ銀座まで映画をみに行けなくなった。

 

 

1999年あたりからは、勤務地、居住地の千葉県のシネコン市場が充実したため、

すっかり銀座からもマリオンからも足が遠のいた。

 

『スター・ウォーズ』も、パンフ欲しさに、

『エピソード1』(1999)しか観ていない。


なにしろシネコン以前の主要映画館事情は悲惨。

指定席は限定ゾーンのみで割高なので、

誰もが上映開始前から列をなし、

前回の終了たちまち館内になだれこんで、

走って良い席を確保するという、

野蛮で原始的なシステムだった。

 

日本だけじゃなく、

アメリカでも、2002年の『エピソード2 クローンの攻撃』で、

チケット購入はネットになっても、

座席取りの列は変わらなかった。

(サンフランシスコのAMC)

 

とはいえ、この年からチケットのネット事前予約購入が始まったので、

人気映画の行列というのは、

事実上無効化された。

 

一応、『クローンの攻撃』は、

日本では行列がまだ効力を発揮していた、

最後の『スター・ウォーズ』だった。

 

2006年10月に、
運営会社が東宝株式会社から

rytay

現在のTOHOシネマズ株式会社に変わり、

 

だいめいうし


2009年2月17日にスクリーン名と3館の総称が最新、最後のものに改称されている。

日劇1がスクリーン1
日劇2がスクリーン2
日劇3がスクリーン3
日劇PLEXから、TOHOシネマズ日劇になった。

これが後期の第3期。

 

スクリーン3で、

『カンフー・パンダ』(2008)

を観たと思う。

 

 

TOHOシネマズ日劇、松竹の丸の内ピカデリー丸の内ルーブルの3サイト全7スクリーン、

そのいずれもが横幅13m以上のスクリーンと450以上の客席を有する大劇場であった。

合計の座席数は4,534席(2014年当時)に及び、

同一施設内に入居する映画館の総座席数としては、

開館から約34年にわたり日本最多を誇っていた。

 

東京メトロの駅案内板などでは総称として

マリオン映画街(Mullion Movie Theaters)という呼称が使われており、

一部サイトでは「プレミアムシネコン」という表現も用いられていた。

 

2018年3月29日に、

三井不動産が中心となって進めている有楽町一丁目の再開発計画

「東京ミッドタウン日比谷」の大規模複合ビル内に出店予定の、

シネマコンプレックス「TOHOシネマズ日比谷」が開業。

11スクリーンの約2300席を新設し、隣接するTOHOシネマズスカラ座・TOHOシネマズみゆき座の2スクリーン・約800席を改装し一体運営となり、合わせて13スクリーン・約3000席で、2018年オープン予定。

 

 

マリオンは2014年に丸の内ルーブルが閉館し、

日本一の座席数の座は「TOHOシネマズ日比谷」に譲ることとなった(13スクリーン、約2800席)こともあり、

TOHOシネマズ日劇の3館は、

2018年2月4日に閉館した。


閉館当日の2月4日は『ゴジラ』や『タイタニック』・『君の名は。』などのヒット作が上映され、

『ゴジラ』の上映後には宝田明が登壇して制作の裏側などを語り、感極まって涙を見せる場面もあった。

 

最後は支配人の佐藤希が「1億人以上のお客さまに足を運んでいただき、皆さまに愛されて上映を続けられたことを感謝したい」と挨拶をし、これをもって旧日劇時代から85年の歴史に幕を閉じた。

 

跡地は改装され、

11〜13階(スクリーン1跡地)には

2018年夏に約900席の貸ホール

①「ヒューリックホール東京」が、

9〜10階(スクリーン2・3跡地)には2018年冬に

コニカミノルタプラネタリウムが運営するプラネタリウムを中心に、

③丸の内ピカデリーのほか、

④有楽町朝日ホール、

⑤スタジオアルタ・オルタナティブシアター

の5施設が入居するエンターテインメントフロアとして刷新される。

 

今からざっと10年前の、

新宿プラザの「さよなら上映」は、

『ベン・ハー』(2008/11/1)と

『2001年宇宙の旅』(2008/11/2)に参加したが、

2018/2/4の日劇終映には立ち会わなかった。

 

なにしろ、

2期の日劇プレックス時代も、

3期のTOHOシネマズ日劇時代も、

ほとんど足を運ばなかったから、

自分の中では、マリオンの東宝系映画館は、

1期の日劇、日劇東宝、日劇プラザでとっくに終わっていたのだ。

 

 

マリオンでの鑑賞って言えば、

最終回の終映後に、下りエレベーターは混みまくるので、

外壁に隠れた非常階段で、

地下鉄銀座駅まで下りたっけ。

 

もしも最終上映に参加していたら、

この秘密の通路で帰って来たことだろう。

 

日比谷には、

新宿と同じIMAX(イマーシブ・サウンド・システム対応の「IMAXデジタルシアター」)が入るらしいが、

ぬぬ

 

なんで

109シネマズ大阪エキスポシティと同じ、最新次世代レーザー

じゃないんだ?

2019年オープン池袋シネコンへの気遣い? 

445

 

新宿との等位=非差別化?)


 

これじゃあ、

新宿より近いから、IMAXを観るかも以外は、

わざわざ行く意味もないんで、

いよいよさよなら?

銀座/日比谷の映画館!

 

緊急画像サルベージ【ウルトラ横顔篇1】

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本題の前に訂正。

uissu

この記事(ウルトラファミリー大集合2018 )で、

バンダイのVHSソフトを、

ジョーニアス(ザ☆ウルトラマン)までなので、1979年の製品。

とテキトーに書いたら、

星野悲鳴さんから、

 

●パッケージ裏面の価格表示には『税込/税抜き』表示があるので、

1989年以降の製品。

JAN(バーコードの数字)で検索すると、
発売日は1989年9月25日。

●一番後列には1981年に登場したキャラも写っている。

右端にユリアン(1981/3/18)が!

——とのご指摘が!

よくみりゃウルトラの母も、

初代じゃなくて、

『ウルトラマン物語ストーリー』(1984/7/14)版の2代目だし。

 

ステージ「大集合」関連ビジュアル探しに必死で、

うかつに処理してしまいました。

 

それにしても、

よく気がつきましたね。

 

皆様も、不備な点はバシバシ御指摘下さい。

 

************************

ここからが今日の本題で、

記事タイトルは

ウルトラ横顔篇

 

「プロフィール」(Profile=発音は「プロファイル」)とは、

横顔のこと。

 

日本では図面でサイドビュー(SIDE VIEW)とされるのは、

本当はPROFILE。

 

ちなみに船や飛行機の図面の左舷側は、

LEFT SIDEではなく、PORT(ポート)で、

接岸用の乗り込み口が、こちらにあるため。

↓タイタニック号。

映画『タイタニック』の実物大の船(約9割寸)は、接岸する反対の右舷を仕上げたため、出港のシーンは衣装を左右反対に作り、上映時にはフィルムを反転させた。

 

 

RIGHT SIDE(右側)は、STARBOARD(スターボード)と呼ぶ。

と言うことを踏まえて、

今回はウルトラマンの横顔について。

 

事の起こりは、

この記事(「ジャッカル対ウルトラマン」ウルトラマン映画史2018 )。

 

たいへんだ!

 

映画「アニメちゃん」を紹介する時に、

フェイスブックの円谷プロダクションの写真、

円谷アーカイブスに再アクセスするも、

目当ての写真が見つからない!

 

しかたなく、過去記事からコピペ転載したが、

 

落ちついて探したら、

まだ消えずにちゃんと残ってはいた。

 

円谷アーカイブス2013

円谷アーカイブス2014

円谷アーカイブス2015

円谷アーカイブス2016

円谷アーカイブス2017

 

しかし、これもなにかのきっかけ。

貴重な画像はひろって貯めて、

忘れぬうちに公開することにした。

 

アーカイブスの画像はなぜか横顔に特化してるので、

それを中心に。

 

しかし1回の記事で、

全ウルトラマンの網羅は無理だから分割して、

横顔に限らず、

他では見たことのない秘蔵写真は出来るだけ紹介しておこう。

 

※NC=ノーカウント/ステージキャラ等。

 

1.ウルトラマン(初代)1966/7/10

◎Aタイプ 1966/7/10

◎Bタイプ 1966/10/16

◎Cタイプ 1967/2/5

2.にせウルトラマン 1966/11/13

↓「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」再登場時。2009/2/7

3.ゾフィー 1967/4/9

↓「ウルトラマンA(エース)」客演時

4.ウルトラセブン 1967/10/1

↓「ウルトラファイト」

5.ニセ・ウルトラセブン 1968/8/18

◎ニセウルトラ5兄弟のセブン(SRチーム・量産型) 2010/11/26

6.セブン上司 1968/9/1

7.帰ってきたウルトラマン/新マン/二世/ジャック 1971/4/2

 

8.ウルトラマンA/エース 1972/4/7

↓「ウルトラマンメビウス」客演時 2007/2/17

 

9.エースロボット 1972/7/7

10.ウルトラの父 1972/10/6

11.ウルトラマンT/タロウ 1973/4/6

↓テレビ現役ではなく、後年の客演/再登場時。

 

1978/4/7

「恐竜大戦争アイゼンボーグ」27話

本放送当時はウルトラシリーズのブームが来ており、関東地方では同シリーズの再放送が早朝や夕方に頻繁に行なわれていた。その世相を反映し、第27話や第35話では劇中劇として、目が光っていないウルトラマン2世とウルトラマンタロウが登場するテレビドラマが放送されていた。主題歌には『帰ってきたウルトラマン』が使われている。

 

◎ウルトラマンコタロウ 1984/7/14

12.ウルトラの母 1973/4/20

ウルトラウーマンマリー 2009/12/12

13.ウルトラマンレオ 1974/4/12

NC.にせうるとらまんれお 1974/8

14.アストラ 1974/9/6

↑※にせアストラかもしれません。

15.ウルトラマンキング 1974/10/4

16.にせアストラ 1974/12/27 

17.ウルトラマンジョー/ジョーニアス 1979/4/4

 

↑『ウルトラマン怪獣大決戦』(1984)のジョーニアス実写版スーツ

18.アミア 1979/8/15

19.エレク 1979/8/15

20.ロト 1979/8/15

21.U40/ユーフォーティーの5大ウルトラ戦士 1979/8/15

◎ミゲル

◎ノア

◎メレグ

◎他2名

22.にせウルトラマンジョーニアス 1980/1/23

23.ウルトラマン80/エイティ 1980/4/2

24.妄想ウルトラセブン 1981/2/11

25.ユリアン 1981/3/18

26-29.アンドロ超戦士(アンドロ警備隊)1981/4/1

26..アンドロメロス 1981/4/1

※テレビシリーズは1983/2/28

◎グランテクター 1983/4/22

27.アンドロウルフ 1981/4/1?

※テレビシリーズ初登場は1983/3/1?

28.アンドロマルス 1982/4/1

※テレビシリーズは1983/2/28

29.アンドロフロル 1982/4/1?

※テレビシリーズは1983/2/28

30.ウルトラマンチャック 1989/4/28

31.ウルトラマンスコット 1989/4/28

32.ウルトラウーマンベス 1989/4/28

33.ウルトラマンG/グレート 1990/9/25

NC. チビトラマン 1991

34.ウルトラマンパワード 1993/12/5

35.ウルトラマンネオス 1995/6/1?

※タイトル作品登場は、2000/11/22

36.ウルトラセブン21/ツーワン 1995/6/1?

※ビデオ作品登場は、2000/11/22

NC.ウルトラマンキヨタカ 1995/12

37.ウルトラマンゼアス 1996/3/9

38.ウルトラマンティガ 1996/9/7

◎マルチタイプ 1996/9/7

◎スカイタイプ 1996/9/7

◎パワータイプ 1996/9/14

◎ティガダーク 2000/3/11

◎ティガトルネード 2000/3/11

◎ティガブラスト 2000/3/11

◎グリッターティガ

※意図的に避けていた、グリッターバージョンの画像をついに公開。

39.ウルトラマンシャドー 1997/4/12

40.イーヴィルティガ 1997/7/5

41.ウルトラマンダイナ 1997/9/6

◎フラッシュタイプ 1997/9/6

◎ミラクルタイプ 1997/9/13

◎ストロングタイプ 1997/9/24 42.

42.ニセウルトラマンダイナ 1998/4/11

◎フラッシュタイプ 1998/4/11

◎ミラクルタイプ 1998/4/11

43.テラノイド 1998/8/15

44.ゼルガノイド 1998/8/15

 

続きはまた今度。

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