版権のあるキャラやメカの画像探しは、
日本国内に限定すれば、ほぼ絶望的。
みんな権利にビビって、
文字データだけで無難に済まそうとする。
日本語版Wikiなんか、その典型。
写真なんて、ほとんどない。
だけど「日本の常識は世界の非常識」なのは、
ネットでも同様。
版権無法地帯のネットに画像公開した時点で、
それが拡散するのは、とめようがないのは理解しているはず。
というよりも、海外なら、
画像の拡散は歓迎してくれるのがあたりまえ。
文句を言われたことは一度もない。
そもそも画像をネットに公開した時点で、
その人は拡散を期待してるわけであって。
フェイスブックのシェアの仕組みなんて、
まさにそう。
なのに、
かすかでも日本での画像の所有者ともめた過去の経緯があると、
それをネタに当事者でもないくせに便乗して、
いつまでもゆすろうとする幼稚な不届き者がいて、
なぜか海外案件の、この記事にさえ、かみついてきたばかり。
しかも、いつかツッコもうと、
こちらのサービス精神満点の充実記事を飛ばし読みして、
待ってましたと不自然に無理やりイヤミを言ってくるから、
その内容が支離滅裂で、短文なのに破綻している。
バカはこわいね。
グローバルな感覚が欠如した、愉快犯的な狂人
IPアドレス:182.249.245.151
には、本ブログのコメント欄からは、永久追放する処置を執った。
とにかく、そういう国内事情が常識の日本人が、
転載許可を求めたり、
無断転載を禁じるのは理解もするし、
それもまた個人の自由だから、
気づけば許可をもらうけど……。
返事が来ずに、そのまま、
サイトやブログが久しく更新されず、
相手の消息さえ心配なこともしばしば。
そんなこんなで、
宇宙戦艦ヤマトなら、ここから、
ウルトラマン関係なら、まずはここから、
探すようにしている。
※当然、検索語句は英字に限る。
そしたらこの前、
見かけない新ウルトラマンのスーツの画像に遭遇。
カッコイイ!
どう見ても、パチじゃなさそう。
そう、タイのチャイヨー・プロが2006~2007年の放送を目指し、
権利がないと差し止めになった、
プロジェクト・ウルトラマンに登場予定だった3人、
ウルトラマンミレニアム
ムエタイで戦う青い目のウルトラマン。必殺技はルナパス・ビームなど。以前、地球に来たときに起きた「次元の墓」と呼ばれる事件(詳細不明)を解決したことで、他のウルトラマンから信頼を得たとされる。
ダークウルトラマン
赤い目で黒い模様があるウルトラマン。ウルトラマンミレニアムのライバル。必殺技はアタック・ビームなど。4万年前に初めて地球を訪れた。「次元の墓」事件を起こしたウルトラマンとしてかつてミレニアムに倒されたが、復活した。本質的には善の心を持っているが、自分の意思では善の心も悪の心もコントロールできない。
ウルトラマンエリート
青くて大きな四角い目が特徴のウルトラマン。一般的なウルトラマンの2倍の能力を持っている。ウルトラセブンと同じく全身が赤い、「レッド族」の血を受け継ぐ。他のウルトラマンに比べてまだ若いために戦闘経験は少ないが、次元を超えての移動が最も速い。
——とは一線を画す、
円谷(つぶらや)プロ純正の、正当なウルトラマンに違いない!
ところで、チャイヨープロを調べるうちに、
↓この貧相なウルトラの母は、
チャイヨー製と判明。
円谷製の母が吊り目に固定化されたのは、
この垂れ目気味のチャイヨー製母への対抗策でもあるようだ。
そういえばたしか…と、
タイの南に隣接する、
マレーシア(とインドネシア)の子供向けCGアニメ、
「ウピンとイピン」に登場する、
“あのウルトラマン”を調べていき、
2014年の11月に初登場、
2015年の同じ頃に、「Ⅱ」が放送された、
ウルトラマンリブット
の、2015年開催のステージショーに登場したスーツだと判明した。
ステージでは、ティガやゼロと共演し、正当、純正な円谷ウルトラマンであることをアピール。
「ウピンとイピン」の製作会社レス・コペーク・プロ(Les' Copaque Productions)と円谷プロの合作とされる。
ショーでも「リブト」もしくは「リブート」と呼ばれているのに、
表記が「リブット」なのは、
リブット(Ribut)とは、再起動(Reboot)のマレー語表記ではなく、
嵐(ストーム)の意味だから。
当然マレーシア以外では、
リブットはなんのこっちゃなので、
ウルトラマン「ストーム」と呼ばれているらしい。
スーツ版は、どことなく頼りなげなCGアニメ版と比して、
↓CG版のスーツの赤い部分は、スパイダーマン(2002以降)や『リターンズ』(2006)以降のスーパーマンのように、微細なダイヤカットが見て取れるが、
スーツ版は、いわゆるいつものウェットスーツ製で、こういうディテールは盛り込まれていない。
いかにも堂々たる面構え。
ということで、
善悪、日本の国内外、権利を問わず、
既存ウルトラマンの全員を、
登場年度順に並べてみよう。
ただし
●ネタウルトラマン(キヨタカやタカミー)
●プロレスラーやダンサーなどの異業種
●既存キャラの子供向けマスコット化などの変種
●マンガ/小説等の印刷媒体のみに登場するキャラ
——は除外する。
1.ウルトラマン(1966)
2.にせウルトラマン
3.ゾフィー(1967)
4.ウルトラセブン
5.ニセ・ウルトラセブン(1968)
6.セブン上司
7.新マン/二世/ジャック(1971)
8.エース(1972)
9.エースロボット
10.ウルトラの父/ケン
11.タロウ(1973)
12.ウルトラの母/ウーマンマリー
13.レオ(1974)
14.アストラ
15.キング
16.ニセ・アストラ(1975)
17.ジョーニアス(1979)
18.アミア
19.エレク
20.ロト
21. U40の5大戦士(メレグ/ノア/ミゲル他2名=モーロとジェロの可能性あり)
22.にせジョーニアス(1980)
23.80/エイティ
24.ユリアン(1981)
25.妄想セブン
26. アンドロメロス(1983)
27. アンドロウルフ
28. アンドロマルス
29. アンドロフロル
30.スコット(1989)
31.チャック
32.ベス
33.グレート(1990)
34.パワード(1993)
35.ネオス(1995)
36.セブン21
37.ゼアス(1996)
38.ティガ
39.シャドー(1997)
40.イーヴィルティガ
41.ダイナ
42.ニセ-ダイナ(1998)
43.テラノイド
44.ゼルガノイド
45.ガイア
46.アグル
47.ニセ・アグル
48.ニセ・ガイア(1999)
49.幻影アグル
50.ナイス
51.カミーラ(2000)
52.ダーラム
53.ヒュドラ
54.コスモス(2001)
55.にせコスモス
56.ピクト(2002)
57.カオス
58.カオス-カラミティ
59.ジャスティス
60.レジェンド(2003)
61.ボーイ
62.ネクサス(2004)
63.ダークファウスト
64.ザ・ネクスト
65.ダークメフィスト(2005)
66.ダークメフィスト(ツヴァイ)
67.ダークザギ
68.ノア
69.マックス
70.ゼノン
71.メビウス(2006)
72.ヒカリ/ハンターナイトツルギ
73.ニセ-メビウス
74.ニセ・ツルギ
75. ミレニアム
76. ダークウルトラマン
77. エリート
78. 出光人Hotto(2007)
79. 出光人Motto
80. 出光人Kitto
81. ULTRASEVEN X
82.ゼロ(2009)
83.ベリアル
84-90.ウルトラ市民男性7タイプ
91-93. ウルトラ市民女性3タイプ(ピアニー他2名)
94. ウルトラベビー
95. ニセゾフィー(SR)(2010)
96. ニセマン(SR)
97. ニセジャック(SR)
98. ニセエース(SR)
99.ダークロプスゼロ(2011)
100.サーガ(2012)
101.ゼロダークネス
102.ギンガ(2013)
103.マンダーク
104.セブンダーク
105.カオスロイドU(2014)
106.カオスロイドT
107. カオスロイドS
108. ギンガS(ストリウム)
109. ビクトリー
110. リブット/ストーム
111. ギンガビクトリー(2015)
112. ビクトリーナイト
113. X(エックス)
114. エクシードX
というわけで、昨2015年末の時点で、
個別のウルトラマンは、名称不明なものまで含め、
114人まで、作品世界での存在が確認されている。
これでも疑似ウルトラマン、
すなわち
115.レッドマン(1972)
116. エメラルド星人(1973)
117. エメラルド星人カイン
118. エメラルド星人3代目
119. レイモン(2007)
——を除外している。
見落としがあれば、ご一報下さい。
リブット/ストーム・海外のウルトラマン/何人いるの?〈24・番外編〉
スターゲイザー/ゴーサンナナにこだわる理由(Ⅶ)
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久方ぶりの、「ゴーサンナナにこだわる理由」は、
スターゲイザー。
といっても、
増田有華の歌ではありません。
USSスターゲイザー(NCC-2893)は、
惑星連邦のコンステレーション級航宙艦。
ジャン・リュック・ピカードが、
エンプラD型の艦長に就任する前、
前任の艦長の死去に伴い、28歳の若さで艦長を引き継ぎ、
以来20年以上にわたって指揮していた。
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↓ブループリントを見れば一目瞭然。
基本的には、映画版エンタープライズ(改装型コンスティテューション級)の、主要パーツの配置換えで構成されている。
まだスターゲイザーという艦名が設定される前、
それこそ「TNG」の1話(1987)から、
エンプラD型のピカード艦長の待機室には、
オーカー(黄土色)の宇宙船(航宙艦)のデスクトップモデルが置いてあったので、
↑最下段のみ後年の撮影で、部品の欠落が認められる。
誰しもが、これこそスターゲイザーだと思っているが、
実際は船籍(NCC-7100)が異なるため、
一応は別の艦という設定になっている。
この黄色いモデルは、
『スタートレックⅡ』(1982)を機に、
全面に醜いレンガモールドが走る姿に改修されてしまった、
ERTL(アーテル)版の1/537スケール、
映画2~6作目版エンプラNCC-1701(-A)のキットを使用。
そのため、船体にひび割れみたいなレンガ模様が、盛大に走っている。
ひびわれのない箇所には、
日本のアニメプラモ、「マクロス」(1982)のバルキリーや、
「オーガス」(1983)のイマイ製やアリイ製、
「クラッシャージョウ」(1983)のタカラ製プラモのパーツも流用されている。
ほどなくTNGシーズン1第9話「復讐のフェレンギ星人」(“The Battle”1987年11月16日に米本国で初放送)に、
ピカードの前任艦スターゲイザーが登場することになり、
艦長の居室にあったデスクトップモデルは、
グレッグ・ジーン(Greg Jein)の工房に引っ越し、特撮用4フィート(約1.2メートル)モデル造形の参考にされた。
この黄色いデスクトップモデルの不在を埋めるため、
艦長室には、
↓銀色のコンスティテューション級モデルが、代わりに置かれた。
これもERTLのエンタープライズ改装型1/537スケールキットを、基本的には素組みしたもの。
↓エンプラのワープナセル側面が上面に、上面が側面にひねられている。
↑円盤形の側面が開放されてシャトルベイになっているが、
単にプラモの窓枠パーツを未接着なだけ。
スターゲイザーについては話が尽きないが、
本記事の主旨、模型に話を戻すと、
ワープ・モデルズ(WARP Models)から、
レジンパーツ13点+デカールのガレージキットが発売されていて、
(現在は販売休止中)
↑見事な完成作例は、ザ・ライト・ワークスによる。
原型の芯には当然、ERTLのエンプラキットが使われているため、
スケールは1/537になっている。
そんなこんなで、
◎TOS版エンプラ(コンスティテューション級)
◎改装型エンプラ(コンスティテューション級改)
◎クリンゴン・バトルクルーザー(カティンガ級)
◎リライアント(ミランダ級)
◎クリンゴン領事艦クロノス1(カティンガ級特務仕様)
——等々に続き、
ゴーサンナナにこだわる理由が、また一つ増えたのであった。
続・ヤマトラマン/新マン(3)/ふぞろい怪獣(31)
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これ(山トラマン・新マン・2)の続きで、
ウミトラマンの検証
のはずだが、その前に、ヤマトラマン(=山ウルトラマン)の補足をば。
↓ファスナー隠しの背びれが、赤一色で塗られたNGスーツの、
リペイント(塗り直し)に過ぎず、造形的には変わらないヤマトラマン。
なのにどうして、
↓上方はレッド、
↑下方はシルバーと、わざわざ手間のかかる色分けをしたのか?
ちなみに、初代ウルトラマンの背びれは、
↓Aタイプから、
後頭部が赤一色になったCタイプまで一貫して、
↓こう塗り分けられており、
ヤマトラマンの背びれの下方を、
シルバーにする理由がわからない。
急ごしらえで大雑把な三面図では、
一応、ヤマトラマンどおりの塗り分けに、なってはいるが…。
……だけでなく、
ヤマトラマンの背面写真がないのは、なぜなのか?
本編動画で動きの激しい場面から、
どうにかコマを抜き出して、背びれを見直してみると、
大型のホチキスで、ヒレをむりやり閉じている
のが確認できる。
どうやらNGスーツをヤマトラマンに塗り直した頃には、
背びれが腰から下のあたりでパッカリ開くようになってしまい、
ファスナーを隠すには、
演者(菊池英一氏・当時表記)がスーツを着込み、ファスナーを閉めてから、
だらしなく開き気味のヒレ部分を、
ホチキス止めするしかなかったようだ。
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演者がスーツを脱ぐためには、
当然、このホチキス針を外さねばならず、
スーツを撮影で使うたびにこの手間がかかるから、
止める部分はホチキス針と同色(シルバー)でないと、都合が悪い。
(該当箇所がレッドだと、撮影のたびごとに赤く塗り直さないとダメ)
これが
●該当部分がレッドではなくシルバーで、
●粗(あら)の目立つ背面写真が残されず、
●撮影も背面は動きの速いアクションシーンのチラ見程度でごまかされ、
●↓NG版では全身ショットだった(推測)花火爆発のシーンが、
↑本編映像では、上半身ショットに変更された
理由でもあろう。
1971年当時の撮影スタッフは、
まさか40~45年後には、
動画の映像素材も一般人が自由に(ネット経由で)入手でき、
↓この動画の解像度は低いので、
さすがに画像解析には使えず、別のところにお世話になりました。
画像の縮小、拡大や並べ替え、現像(色補正や明るさ調整)が
(画像編集ソフトで)自在になるなんて、
思ってもみなかったことだろう。
さらにもうすぐ55歳になるジイサンが、
いまだにウルトラマンへの興味が尽きず、
未来版デジタル絵日記(=ブログ)でこの部分に注目し、
しかも1回見逃しながら、
後日真相に行き着くほどに執念深いなどとは、
とうてい想像できなかったに違いない。
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というわけで、45年も隠されていた真実が明かされたところで、
今回はおしまい。
次回こそ、ウミトラマンのつもりです。
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続・ライトセーバーの行方/『フォースの覚醒』ネタバレ感想(2)
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これ(ライトセーバーの行方/ネタバレ感想『SWフォースの覚醒』)
の続きですが、
今回もネタバレなので、
『フォースの覚醒』を未見の方は、読み進めないことをオススメします。
さて前回は、元々はアナキン・スカイウォーカーが
『シスの復讐』(2005)まで所有し、
ルークが『帝国の逆襲』(1980)のクラウド・シティで失った、
光刃の青いライトセーバーについて考察したが、
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すでに2011年には、レベルスカムコムの掲示板で、
「あの落下物の正体は?」と議論されていた。
推論はまさに侃々諤々(カンカンガクガク)だったが、
けっこう早い時点で、
「(落ちて行ったのは)ライトセーバーとルークの右手だろ。
それ以外の何をわざわざ、あそこで示す必要がある」
——と、そっくりそのままの文言ではないが、
そう言う主旨が読み取れる投稿があって、
これにはかなり納得。
それ以降もこれを聞き入れない、
かたくなな論議は延々と続いたが、
そちらにはすっかり興味を失ってしまった。
つまりは、こういうことである。
SWには、歌舞伎の型みたいな、
作劇上のお約束がある。
銀河を股にかけた大宇宙戦争の内幕が、
単なる父子(おやこ)ゲンカだったというのが最大で、
ルークのライトセーバーの件もまた、こうしたお約束の一つ。
つまり、実際に別の宇宙、別の時代に起きた史実ドキュメンタリーなどと、
厳密に突き詰めるのは無粋で、
あくまでも、SWという「お話」として、楽しむのが“おつ”というもの。
クラウド・シティでルークの手を離れて(手も離れて?)、
父のライトセーバーが失われる場面をあえて盛り込んだのは、
●ルークは父に頼れなくなり、
●いよいよセーバーを自作する必要に迫られる
●セーバー自作はジェダイの修行の一環で、一人前になったことを示す
——等々を観客に示し、
親からの自立をも象徴しているわけ。
同じように、
警告:以下(赤字部分)は『フォースの覚醒』の内容に触れています。
マズ・カナタの酒場で、ルークのセーバーの入った木箱は、
タトゥイーンの居所(オビ庵・笑)で、
ベン(オビ=ワン)・ケノービがこれをしまっていた、
↑あの道具箱ではないかとウワサされている。
でもってネットでは、
「いや、形が違う」「大きさが違う」「フタの厚みがぜんぜん違う」等々と、
あいかわらずクソマジメに検証してるが、
いやいや、そういうことじゃないんだな。
レイが握るや、このライトセーバーがたどった軌跡と、
レイ自身の過去が交錯し、
ベン老人(アレック・ギネス)の「レイ」に続いて、
若きオビ=ワン(ユワン・マクレガー)の「新たな一歩を踏み出す時だ」“These are your first steps.”の声がかぶるが、
ケノービとセーバーを結びつける絆(きずな)の役目を、
木箱が見事に果たし、
何よりドラマとして、その方が面白いじゃないか。
それに、ガス惑星に落下したライトセーバーを回収するのと比べたら、
オビ庵から木箱をここ(マズ・カナタの城)に持ってくるのなんて、わけないと思うぞ。
もっともセーバー探し自体は重要でも、
木箱探しがさしたる意味があるとは思えず、
別の木箱だと言われたのなら、それはそれで納得しますけど。
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そんなこんなで、
「ライトセーバーの行方」については、まだ続く。
2016全ウルトラマン名鑑・PART1(1966-1975)
前に、
現在までの歴代ウルトラマン(ウルトラ戦士/ウルトラヒーロー)
をリスト化したが、
さすがに画像までは添えられなかった。
そこで名鑑と位置づけ、
プロフィール写真を添えることにした。
方針は、
○原則として一人一点のみ
○デビュー(初登場)時の姿
○全身像の大判画像
どこまでやれるか。
1.ウルトラマン(1966)
初代ウルトラマンの体の模様は純赤(レッド)ではなく、朱色(バーミリオン)。
ただしこの撮影会のために、模様を上塗りした疑惑があり、本来のオレンジ系より純赤に寄せている可能性がある。
何にせよ、この元画像を公開した人には美学があり、今回最大の収穫で感謝感激!
2.にせウルトラマン
二人目にして、早くも「ウルトラマン一名につき画像一点」の方針挫折。
DVDの余計なデジタル処理で、劇中のウルトラマン体色は赤紫に変色してしまったが、
↓右隅のHDマスターが本来の色なので、DVD画像をのきなみフォトショで色相補正。
↑Aタイプのボディに新造形のマスクをつけた、にせマンの体色もホントは朱色。
3.ゾフィー(1967)
トサカを黒く塗ることで、初代マンCタイプと区別し、
にせマンに続いて、初代マンAタイプのボディを流用した。
4.ウルトラセブン
↓最初のウルトラセブンは、首と胸のプロテクターの合間(鎖骨のあたり)がシルバーです。
体色は初代マンから引き続き、レッド(純赤)ではなく、バーミリオン(朱色)。
5.ニセ・ウルトラセブン(1968)
↓ウェットスーツのゴム地が劣化し、シルバーのラインに無数のひび割れが見て取れる、セブンの用済みスーツに追加部品を足して再生。
不自然な発色は元画像から引き継いだもので、色々いじっても完全な払拭(ふっしょく)には至らなかった。
元画像①
元画像②
元画像③
6.セブン上司
スーツは現役最終期のセブンのスーツそのままで、
ゾフィ(当時表記)のように、形状や塗装の変更は一切ない。
↓盛大な色調補正を行い、レッドからバーミリオンに戻した。どれも元画像とは、かなり異なる。
↑ウルトラアイの正しい装着の仕方を、セブンがダンに指導…しているわけではない。
7.新マン/二世/ジャック(1971)
↓新マンのデフォルトスーツと言えば、迷わず、これ。
新マンの体の模様は、朱色ではなく純赤に変更された。
8.エース(1972)
↓デビュー時のスーツは、股のハイレグで分割する2ピース式だった。
エースの体色も、新マンに続き、朱色よりは純赤だった。
9.エースロボット
↓はからずも、番組登場の大半を占める、
↑1ピース式のエースのスーツをここに紹介。
10.ウルトラの父/ケン
新マン→ゾフィーからの再々改造。
マスクは後頭部のヒレが右(対する人の左側)に大きく折れていて、
再登場時のサンタ風マントの時も、デビュー時と同じスーツと判別できる。
マント姿のブーツは、初登場時とは別のタイプ。
11.タロウ(1973)
タロウの完成直後の体色は、純赤(レッド)よりは若干明るい、シャインレッドと推測される。
12.ウルトラの母/ウーマンマリー
この画像で見る限り、体色は若干シャインレッド寄りのようだが、こういう写真もあるから、断定は禁物。
13.レオ(1974)
↑この写真で見る限り、スーツの赤は思い切り朱色/オレンジ系だが。
14.アストラ
ホコリまみれだが、下地の赤は若干沈んだ(黒ずんだ)シャインレッドで、ブーツだけは少し明るい色。
15.キング
マント無しなら、大きい画像に行き着くが、
キングのシンボルとも言える、裏地の赤い最初のマント姿の大判写真は見つからない。
16.ニセ・アストラ(1975)
外見は本物のアストラと何も変わらない、ババルウ星人の変装したニセ・アストラ。
ここまでをまとめると、体の赤い部分は、
「マン」「セブン」の第1期ウルトラシリーズでは、
イエローが多量に混入した朱色(バーミリオン)。
↑M1号のブロマイドはCGカラリングなので、よくできていても本物ではない。
「帰ってきたウルトラマン」以降の第2期シリーズでは、
完成したては発色が良く美しい、レッドやシャインレッドだが、
↑完成直後の第1期(1966-68)と第2期(1971-75)のスーツの、
↓赤の違いが判別できる画像2点。
↓経年変化で塗料が酸化して黒ずみがち。
↑セブン、タロウ、レオ、アストラが盛大に黒ずみ、
キングが最新ウルトラマンなので、1975年以降の撮影。
↓『ウルトラマン物語(ストーリー)』(1984)の時点では、
主演の父、母、タロウと、ビュースターCM流用の初代マンCタイプ以外は、
程度の差こそあれ、のきなみ黒ずみまくり。
元画像はこちらより。
↓昨今の鮮やかな発色の、
(再登場を含む)純赤戦士たちと比べると、
なんとも“昭和の色”をたたえている。
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以下については、また日を改めて。
17.ジョーニアス(1979)
18.アミア
19.エレク
20.ロト
21. U40の5大戦士(メレグ/ノア/ミゲル他2名)
22.にせジョーニアス(1980)
23.80/エイティ
24.ユリアン(1981)
25.妄想セブン
26. アンドロメロス(1983)
27. アンドロウルフ
28. アンドロマルス
29. アンドロフロル
30.スコット(1989)
31.チャック
32.ベス
33.グレート(1990)
34.パワード(1993)
35.ネオス(1995)
36.セブン21
37.ゼアス(1996)
38.ティガ
39.シャドー(1997)
40.イーヴィルティガ
41.ダイナ
42.ニセ-ダイナ(1998)
43.テラノイド
44.ゼルガノイド
45.ガイア
46.アグル
47.ニセ・アグル
48.ニセ・ガイア(1999)
49.幻影アグル
50.ナイス
51.カミーラ(2000)
52.ダーラム
53.ヒュドラ
54.コスモス(2001)
55.にせコスモス
56.ピクト(2002)
57.カオス
58.カオス-カラミティ
59.ジャスティス
60.レジェンド(2003)
61.ボーイ
62.ネクサス(2004)
63.ダークファウスト
64.ザ・ネクスト
65.ダークメフィスト(2005)
66.ダークメフィスト(ツヴァイ)
67.ダークザギ
68.ノア
69.マックス
70.ゼノン
71.メビウス(2006)
72.ヒカリ/ハンターナイトツルギ
73.ニセ-メビウス
74.ニセ・ツルギ
75. ミレニアム
76. ダークウルトラマン
77. エリート
78. 出光人Hotto(2007)
79. 出光人Motto
80. 出光人Kitto
81. ULTRASEVEN X
82.ゼロ(2009)
83.ベリアル
84-90.ウルトラ市民男性7タイプ
91-93. ウルトラ市民女性3タイプ(ピアニー他2名)
94. ウルトラベビー
95. ニセゾフィー(SR)(2010)
96. ニセマン(SR)
97. ニセジャック(SR)
98. ニセエース(SR)
99.ダークロプスゼロ(2011)
100.サーガ(2012)
101.ゼロダークネス
102.ギンガ(2013)
103.マンダーク
104.セブンダーク
105.カオスロイドU(2014)
106.カオスロイドT
107. カオスロイドS
108. ギンガS(ストリウム)
109. ビクトリー
110. リブット/ストーム
111. ギンガビクトリー(2015)
112. ビクトリーナイト
113. X(エックス)
114. エクシードX
新・ライトセーバーの行方/『フォースの覚醒』ネタバレ感想(3)
『SW エピソードⅧ(8)』の公開が半年ずれて、
2017年12月になったそうな。
二つの朗報。
一つは、遅れる理由の一つに、
脚本(監督兼任のライアン・ジョンソン)の練り直しがあること。
『フォースの覚醒』に対する肯定、支持の意見が大多数とはいえ、
日米問わず、見透かして否定的な意見も多く、
どれも納得できて、いいがかりではないのが実情。
音楽の冴えなさも、多くの人が指摘するとおり。
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さすがに『フォース』みたいなやっつけ仕事を、
次にくり返したら、
シリーズに未来はないから、
慎重にならざるを得ないってことだろう。
もう一つの朗報は、
これで日本だけ、公開が1ヶ月以上遅れることはなくなり、
世界同時公開が維持されそうなこと。
アメリカで夏公開が5月下旬なのは、
あくまでもむこうの学期の都合。
『スパイダーマン』(アメリカ公開2002年5月3日/日本公開2002年5月11日)
みたいに、
日米同時期に公開しちゃったら、
日本の夏休み頃には劇場はスカスカ、
へたすると上映終了で、
かき入れ時のチャンスを大きく逃すため、
日本での夏期のSW公開は、
本国より1~2月遅れと、昔から相場が決まってる。
(アメリカ公開日/日本公開日)
『スター・ウォーズ』(1977年5月25日/1978年6月24日・先行上映 1978年7月1日)
『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(1980年5月21日/1980年6月28日)
『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』(1983年5月25日/1983年7月2日)
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年5月19日/1999年7月10日)
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年5月22日/2002年7月13日)
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年5月19日/2005年7月9日)
12月なら『フォースの覚醒』と同様に、早くみたい効果?も期待できて、
めでたしめでたし。
反対に、上映時期を遅らせる理由は何もない。
では今日の本題。
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-01-19)
前に少し書いたが、
月刊ホビージャパン2016年2月号のSW特集には、
『SWフォースの覚醒』の、映画を見ただけでは分からず、
『エピソード8』(2017)『エピソード9』まで引きずりかねない、
かなりのネタバレが書いてある。
誰がこんなところで、
まさかネタバレに出くわすと思う?
まさに歴史はくり返す。
↓35年前の悪夢が再び蘇った!
↑1980年6月末に発売された、月刊OUT8月号。
『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』の日本公開は、1980年6月28日。
しかもHJ(ホビージャパン)は、このご時世に今や常識の、
ネタバレ警告さえ一切なしで、
完全なルール違反。
まあ、経緯は理解できる。
担当ライターは、
玩具業界とのつながりが長く、
情報先取りを信条としていた。
ホビージャパン
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ところがプリクエル(新三部作1999~2005)時代と異なり、
『フォースの覚醒』は事前情報が業界関係者にさえ一切知らされず、
一般公開前に映画本編を見られたのは、
14日のファン6000人を除けば、
ほんの一握りだったという。
『フォース』の公開が18日で、HJの発売が1週間後の25日。
当然、映画を見る前に記事は完成させないと。
そこで事情通の意地を見せようと、
がんばりすぎた結果、映画では明かされないことまで、
書いてしまったというわけ。
記事内のネタバレには大小2つあるが、
大きい方は“いじりがい”があるので、
とっといて、今日は小さい方のネタバレについて。
※念のため、『フォースの覚醒』本編を未見の方は、
読まない方がいいとは思います。
カイロ・レンの、
クロスガード(十字剣)型ライトセーバーは、
ダース・ベイダーのライトセーバーを改造したもの。
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……。
「それのどこがネタバレなんだよ、
見れば分かるじゃん」
と思った、そこのあなた!
いやいや、クラウド・シティでルークがなくしたセーバーが、
マズ・カナタの城の木箱の中に眠ってる以上に、
それは絶対あり得ない。
第2デス・スターで、ルークとベイダーは剣をまみえ、
ベイダーのセーバーは、手首の先を道連れに、シャフトに落下。
これを回収するのは、クラウド・シティからセーバーを回収するよりもむずかしく、
まじめにつきつめれば、まず不可能。
だって、セーバーはデス・スターもろとも、宇宙の藻屑と消え去ったんだから。
それとも緑の月エンドアに、爆発で吹っ飛んできたセーバーは、
運良くたどり着いたってこと?
それじゃ、完全にマンガ(=荒唐無稽でデタラメ尽くし、という意味)じゃん。
『エピソード2』(2002)のスピーダーチェイスシーンを見ると、
ライトセーバー自体に意思があり、
然るべき人のところに行き着くようになってる……ような気もするが、
それを勘案してもなお、
ベイダーのライトセーバーが、
第2デス・スターの爆発を生き延びるなんて、
私が考える「お約束」の許容範囲を超えている。
EU(正史でないスピンオフ展開)でも、
青い刃のアナキンのセーバー回収秘話はあるけど、
赤い刃のベイダーのセーバーの、その手の話はないよ。
とにかく、『フォースの覚醒』以降の製作陣の認識が、
デス・スターの爆発からでも、ライトセーバーが生き延びる、
と言うんだったら……。
警告:以下の赤字部分は、
『フォース』だけでなく、次回作『エピソード8』にもからむ内容ですので、
読み進めるかは、あくまでも自己判断でお願いします。
おもいがけぬ不意打ちで串刺しにされて、
なぜか手すりのない橋から、
スターキラー・ベースの奈落の底へと落ちていったハン・ソロだが、
星の壊滅と運命を共にしたかはわからない。
『エピソード8』には、ハリソン・フォードも出演予定。
(ネタバレおわり)
いやあ、今から『エピソード8』が楽しみですね。
(棒読み)
アンドルー・プロバート〈その10〉/BTTFデザイナー列伝(2)
こちらもお読み下さい。
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「BTTFデザイナー列伝」は、まだ2回目なのに、
アンドルー・プロバートは、もう今回で10回目。
『宇宙空母ギャラクティカ』(1978)
※ギャラクティカ艦自体の基本デザイン発案は、
ジョー・ジョンストンです。
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『スター・トレック』(1980)
——は言うに及ばず、
『トロン』(1980)
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『エアウルフ』(1983-84)
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——等々の実績のあった、
アンドルー・プロバートの、
BTTFへの貢献度はいかに。
ロン・コブは、デロリアンのデザインだけだったが、
プロバートの貢献は、多岐にわたる。
↑“BTTF”脚本のボブ・ゲイル(左)とアンドルー(アンディ)・プロバート(右)。
まずは、プロバート版のデザインから。
決定稿はロン・コブではなく、プロバートだったのがよくわかる。
↓こちらは原子炉がミスター・フュージョン(小型融合炉)に置き換わった改造型。
ゴチャメカを詰め込まず、
『007 私を愛したスパイ』(1977)の、
↓ロータスエスプリみたいに、まとめる案もあったようで。
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どうやらプロバートとしては、
極力原型をいじらない方向で仕上げたかったようだ。
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そんなこんなで、
アンドルー・プロバートの、
デザイン以外のBTTFへの貢献については、またいずれ。
2016全ウルトラマン名鑑・PARTⅡ(1979-1995)
↓こう言う動画が公開された以上、
存在意義が半減したような気がする、
2016全ウルトラマン名鑑
前回のPARTⅠでは、
1966年から1975年までのウルトラマン名鑑を作成したので、
1.ウルトラマン(1966)
2.にせウルトラマン
3.ゾフィー(1967)
4.ウルトラセブン
5.ニセ・ウルトラセブン(1968)
6.セブン上司
7.新マン/二世/ジャック(1971)
8.エース(1972)
9.エースロボット
10.ウルトラの父/ケン
11.タロウ(1973)
12.ウルトラの母/ウーマンマリー
13.レオ(1974)
14.アストラ
15.キング
16.ニセ・アストラ(1975)
今回はその続きで、
1979年から、1995年まで。
…と、その前に、2点ほど。
〈一点目〉
フェイスブック経由で、
(あの)赤松和光氏より、
「当時のウエットスーツは黒しか無く、赤を塗ると茶色に見えてしまったので、隠蔽力(いんぺいりょく)の高い朱色にしたそうです」
と、教えていただきました。
また、初代マンでは、Aタイプのスーツ素材は黒、
BとCは赤い(朱色)素材を特注したとの情報もあり。
とにかく昭和期においては、
第2期になっても依然として、
基本的にスーツ素材は黒だったので、
塗装の赤には、明るく映えるイエローの混入は避けられなかった模様。
さらに今回Wikiを見直すと、
ネロンガ戦とその時の雑誌用特写で見られる色は真っ赤である。
これは当時、まだ主流だったモノクロでの掲載を考慮してコントラストをハッキリさせるため(白黒写真では朱色も銀もグレーっぽくなってしまい、ラインが判然としない。原色の赤だと白黒では黒っぽく写る)のこの撮影時のみの処置で、後から拭き取れるように朱色の上からポスターカラーで赤く塗ったものだった。
——と言う情報が追加されていた。
↑ポスターカラーだったとはね。
かわり?に、
Aタイプの黒い素材は重かったため、BとCでは軽量で朱色の素材の、アメリカ製ウェットスーツを使用した。
——と言う記述が削除されている。
↑初代マンB、Cタイプの朱色の部分は塗装ではなく、
↓スーツの素材色に見える。
知識は固定化してはダメで、日々更新が必要ですね。
〈2点目〉
前回の記事に、
“ウルトラマンマサキの父”さんから、
思いがけずおほめの言葉をいただいたが、
ウルトラの父の後頭部のヒレが、右側(向かって左)に折れているというのは、
前から知っていたわけではなく、
たまたま、父の画像を並べて気がついただけのこと。
それより、顔面アップの画像は、あごひげがうすくなっていて、
↓初登場時の父ではなく、
撮影状況からも、サンタクロース姿の改修版の時点、
タロウや母と、ほぼ同時期に撮影されたと推察される。
というわけで、調べても調べても、
新しい発見が尽きないものです。
*************************
さて、ようやくPARTⅡに話を戻すと、
あくまでも基本方針は、
○原則として一人一点のみ
○デビュー(初登場)時の姿
○全身像の大判画像
17.ジョーニアス(1979)
1979年当時のテレビも出版物も、きれいな純赤を出しにくく、どうしても朱色に寄りがちだったが、
↓(左)理想のジョーニアスのイメージは、真紅/純赤だったと思われる。
↑アニメセル画版(右)が、ガンダム、イデオン同様に、白い部分に緑が混入しているのは、セル画の彩色チェックは、下地に白い紙を置いて行うため、純白では塗り残しを見過ごしかねないから。
スーツ版ジョーニアスは、デビュー(初登場)の特定がむずかしい。
↓タイプAは、ポピーの商品パッケージ用。
↑タイプBは、『ウルトラマン 怪獣大決戦』(1979)に登場したスーツ。
18.アミア
19.エレク
20.ロト
↓劇中画面に、設定資料以上のクオリティでは登場せず、
↑その資料も、これ以上のサイズがない(しかもエレクとロトは、拡大画像)ので、3人まとめて表示します。
21. U40の5大戦士(メレグ/ノア/ミゲル他2名)
↓設定資料が未公表なため(※当ブログ調べ)、劇中画面からや、
↑児童誌のイラスト、あるいは消しゴム人形からしか、5大戦士の全身像は捉えられない。
22.にせジョーニアス(1980)
↑にせジョーニアスは、外見上は本物とまったく見分けがつかないため、光線技で競り負けて青く変色し、顔が崩壊している場面をあえて紹介することにした。
23.80/エイティ
当初の基本方針、1名につき画像一点だったが、
過去記事の画像流用もあり、なかなかそうもいかない。
そこでそれを逆手に取ると、エイティの赤は酸化の黒ずみが番組中に進行していた。
これはスーツの下地のシルバー塗装と、上塗りしたレッドが混ざったのではないか。
というのも、消しゴム人形を同じ手順で塗装した際、赤は二度塗りしないと、たちまち黒ずんだ経験があるため。
24.ユリアン(1981)
↓ユリアンのデビュー当時の大判画像は、ほとんどない。
※右下のユリアンの手首から生えているもう一つの手首は、元画像にあるエイティのもので、心霊写真ではありません。
25.妄想セブン
妄想セブンについては、本ブログではほとんどスルーだったので、
これを機に、関連画像を紹介。
↓スーツは当時のセブン現役のものを使用。外見で妄想だと示す部分はない。
↑そのため、妄想のくせに正義の側になりすました、こんなスチルも撮影された。
26. アンドロメロス(1983)
27. アンドロウルフ
28. アンドロマルス
29. アンドロフロル
(アンドロ超戦士)
メロス、ウルフの大判画像はあっても、マルスとフロルのものには事欠くので、この4連をここに掲載。
30.スコット(1989)
31.チャック
32.ベス
(ウルトラマンUSA)
「USA」の3人は、原型になったU40(ユーフォーティー)の3人同様、
↓設定画が劇中本編より画(え)が安定していて、スタイルが判別しやすい。
マン系(シルバー族)のチャックだけ暗めの赤で、他の二人のボディカラーは明るい赤なのも、芸が細かい。
↓アニメUSA3戦士には、ジョーニアスに続いて、実写版スーツも用意された。
制作時期は、セブン21を21人目のウルトラマンに特定し、歴代21人分のモデル(規範)スーツを新調した1995年。
33.グレート(1990)
↓グレートの、デビュー時代の全身大判画像は少なく、
↑ポスター、チラシ、ビデオパッケージがせいぜいです。
34.パワード(1993)
↓グレートに続き、パワードもデビュー時のスチルは少なく、
見つかるのはたいてい、開米プロが後年に制作した方ばかり。
35.ネオス(1995)
36.セブン21(ツーワン)
↓ネオスとセブン21のデビューと言えば、
↑ふたりともネコっぽい丸顔のパイロット版、1995年だが、
↓本格的な映像作品デビューは、ビデオ「ウルトラマンネオス」発売の2000年で、
細面(ほそおもて)になり、各部のシェイプアップで精悍さが増した。
以上、PARTⅡの時代をまとめると、
「帰ってきたウルトラマン」への、セブンの客演に端を発する、
1971年の第18話でのセブン再登場では、番組が終了した1968年、つまり3年前の現役スーツ、演者の上西弘次氏に合わせた、172センチ級を引っ張り出してきて撮影。
新マンの菊池氏の身長178センチ(当時)に対し、身長差がそのままスーツからも見て取れる。
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ウルトラ兄弟やファミリーの
度重なる客演/再登場で、
「帰ってきた」第38話での客演時には、新マンスーツを塗り直した初代マン=178センチサイズと並ぶ場面があるため、セブンのスーツが178センチサイズで新調されたが、
胸のあたりの造形や塗装が、オリジナルとはかけ離れていた。
すっかり原型をとどめず、
スタイルが崩れていく一方だったのが、
新マンをリペイントしたゾフィーと初代マン、胸のヘンテコな178センチ級セブンは、
↓1972年4月の「エース」1話から、
↑1973年4月の「タロウ」1話までを生き抜いた。セブンはライン塗りのみ修正。
「タロウ」第25話「燃えろ! ウルトラ6兄弟」以降は、マン系の眼光もホワイトからイエローになってしまい、
↓ウルトラの父ともども、
↑「レオ」期(74-75)
↓「80(エイティ)」期(80-81)
『アンドロメロス』(1983)の冒頭?オマケ映像
そして3本の映画、
↓『ウルトラマン 怪獣大決戦』(1979)
↓『ウルトラマンZOFFY』(1984年3月)
↓『ウルトラマン物語』(1984年7月)
までを、イエローの目のままで、
白々しくも(黄々しくも?)生き抜いた。
しかし作り手の側にもマニア層が増えて行き、
この手の迂闊(うかつ)な改変を是正する動きが出て来る。
1988年には、マン系の目が、イエローからホワイトの眼光に戻され、
↓1988年には、ビデオパッケージで、初代マンと新マンの目がホワイトに復元された。ただし初代マンはイエロー目も併存していたもよう。
↑5年後の1993年のビデオ作品「ウルトラマンVS仮面ライダー」に登場したウルトラマンでは、完全に白色系の目に戻っている。
1990年のグレートは、
マン系の誇りを捨てて?、イエローの眼光だったエイティやチャック以来、
実に久方ぶりにホワイトの目に戻り、
↓歴代ウルトラマンとの15人集合写真では、
↑眼光だけでなく、各キャラの基本体型の復元も図られている。
ネオスとセブン21発表に合わせ、
21人総集合の写真を撮影した際にはしかし、
↓上の大きな二人(ガイアとアグル)は、後足しなので無視。
なぜか初代マンの目はイエローのままで、完全復元には至っていない。
結局、完全にオリジナル像が(事情のある母をのぞき)復元されたのは、
2001年の『新世紀ウルトラマン伝説』(2002)で、28人集合の時に、ようやくだった。
というわけで、
今回は1979年のジョーニアスから、
1995年のネオスとセブン21までのはずが、
最後はその先まで少しズレこんだが、
PARTⅡはここまで。
PARTⅢはしかし、
「恥ずかしい写真」(現在、ゼアスまで)との兼ね合いがあるので、
だいぶ先になる予定です。
〈残りのリスト〉
37.ゼアス(1996)
38.ティガ
39.シャドー(1997)
40.イーヴィルティガ
41.ダイナ
42.ニセ-ダイナ(1998)
43.テラノイド
44.ゼルガノイド
45.ガイア
46.アグル
47.ニセ・アグル
48.ニセ・ガイア(1999)
49.幻影アグル
50.ナイス
51.カミーラ(2000)
52.ダーラム
53.ヒュドラ
54.コスモス(2001)
55.にせコスモス
56.ピクト(2002)
57.カオス
58.カオス-カラミティ
59.ジャスティス
60.レジェンド(2003)
61.ボーイ
62.ネクサス(2004)
63.ダークファウスト
64.ザ・ネクスト
65.ダークメフィスト(2005)
66.ダークメフィスト(ツヴァイ)
67.ダークザギ
68.ノア
69.マックス
70.ゼノン
71.メビウス(2006)
72.ヒカリ/ハンターナイトツルギ
73.ニセ-メビウス
74.ニセ・ツルギ
75. ミレニアム
76. ダークウルトラマン
77. エリート
78. 出光人Hotto(2007)
79. 出光人Motto
80. 出光人Kitto
81. ULTRASEVEN X
82.ゼロ(2009)
83.ベリアル
84-90.ウルトラ市民男性7タイプ
91-93. ウルトラ市民女性3タイプ(ピアニー他2名)
94. ウルトラベビー
95. ニセゾフィー(SR)(2010)
96. ニセマン(SR)
97. ニセジャック(SR)
98. ニセエース(SR)
99.ダークロプスゼロ(2011)
100.サーガ(2012)
101.ゼロダークネス
102.ギンガ(2013)
103.マンダーク
104.セブンダーク
105.カオスロイドU(2014)
106.カオスロイドT
107. カオスロイドS
108. ギンガS(ストリウム)
109. ビクトリー
110. リブット/ストーム
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最終ネタバレ感想(4)『フォースの覚醒』MX4D
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-01-26)
ダラダラ先延ばしもどうかと思うので、
『SWフォースの覚醒』のネタバレ感想は、今回で最終回です。
1月25日、スターケースさんのご厚意で、
『フォースの覚醒』の3回目を、MX4Dで鑑賞。
場所はこれまた初入場の、
TOHOシネマズ新宿。
まずは初体験の、
MX4Dについて。
子供ではないので、
こういう仕掛けで、喜ぶことはありません。
3D(立体視)効果と音響だけなら、より大画面、大音量の、
IMAXに軍配が上がります。
でもって、映画そのものは、
3回目になる今回が、
一番面白く見たかも知れない。
というのも、どうしてこういう出来になったのかが、
よくよくわかったから。
ディズニー新体制の会議で最初に決まったのは、
プリクエルの二の舞は避けること。
そこでルーカスの提案も、
「だからダメなんだ」としか捉えられず、
早々と却下された。
プリクエルの問題は、
スター“ウォーズ”(宇宙戦記)なのに、
戦時中が描かれなかったこと。
『エピソード1』は、(今の日本のニセ総理とニセ政府と同様に)戦争への道を整える話。
『エピソード2』は、ラストでようやく、クローン戦争の開戦期が描かれた。
『2』公開の時点で、
「もしかしたら『エピソード3』でも、戦時中が冒頭字幕で済まされたりして」
と予想した人がいたが、
実際にそのとおりで、描かれたのは終戦期だった。
でもって、『7』『8』『9』で戦時中を描くとなると、
〈特別篇〉の『ジェダイ』のラストは破棄。
↓辺境で最終兵器が破壊されたぐらいでは、
↓首都惑星の陥落にはつながりません。
同時に、平和が訪れ、共和国が再建されるという、
EU(スピンオフ・外伝)も整合性がとれなくなるので、
「なかったこと」にするしかなくなった。
かくして、「あれから30年後」なのに、
帝国軍はファースト・オーダー
(あえて和訳すれば、最初の注文=「とりあえずビール」←ウソウソ)
と名を変えて健在。
レイアは政治家ではなく将軍、
ハン・ソロは密輸稼業に逆戻り。
ジェダイの騎士として独り立ちしたはずのルークは、
騎士団の再建をしくじり、
失意で雲隠れ。
——という、「最初の3部作での、主人公たちの奮闘は意味があったのか」
という虚無感をあえて覚悟で、
卑屈なまでに、みんなが大好きだった旧三部作、
『スター・ウォーズ』(新たなる希望)『帝国』『ジェダイ』のコピペに、
せっせといそしんだ。
問題は完成品からコピペしたため、
創作の過程を無視してしまい、
やり方と順序を完全に間違っていること。
「ダース・ベイダーがルークの父」というのは、
ルーカスが『帝国』の時に思いついたので、
はじめからそうではなかった。
だから父子の対立と和解のドラマは、
あくまでも副次的、派生的なもので、
メインの戦記が確立していた。
ところが『フォースの覚醒』は、
父子の対立と決裂だけを描くことに腐心し、
戦記の方はまるで添え物。
だからその中身はグダグダで、
マジメに考えるほど、わけがわからない。
『フォースの覚醒』のSFセンスの無さは、なにかというと、紐(ひも ロープ、ケーブル、ワイヤー)で事態を解決しようとするところにも表れている。
タイ・ファイターの盗難防止に、自転車じゃあるまいし、チェーンロックはないだろう。
トラクター(牽引)ビームはどこへいった?
BB-8がファルコンで体を固定するのも紐、
怪物ラスター(Rathtar)の触手も紐みたいな使い方と、いかにも安易な手法をくり返す。
かくして、
プリクエルが、
見た目はSWっぽくなかったが、
中身はしっかりSWだった
のに対し、
『フォースの覚醒』は、
見た目こそSWだが、
実は中身はSWではなかった
という、ファンの二次創作、映画版同人誌
に堕してしまった。
それでも80点をあげたのは、
そもそもJJエイブラムスはプランナー(企画屋)であって、
クリエイターではなく、
アメリカの観客の9割以上を、
「こういうSWを待っていた」と満足させたんだから、
目論見(企画)は当たったじゃないかという意味。
JJに素養のない、
●ルーカスに匹敵する創造性とか、
●果敢に新しいものに挑戦する冒険心など、
はなから期待していないから。
ブラスターの熱線を防げず、被弾箇所からぬらぬらと出血を誘ってしまう、役立たずのストームトルーパーの装甲服。しかもヘルメットはガスさえ防げないんなら、なんのためにかぶってる?
ジャクー脱出たちまち、ファルコンは大型船に回収され、レイとフィンはファースト・オーダーの戦艦と勘違い。乗り込んで来るストームトルーパーに毒ガスで対抗しようとするが…。乗り込んで来たのがハン・ソロとチューバッカとわかった時点で、毒ガス計画はどこへやら。
マズ・カナタの城に向かう途中で、行方知れずのファルコンが宇宙に出ると、居場所を知らせる仕組みになってたと説明されるが、まさかそこまで説明が後回しにされるとは思ってないので、みんな、たまたま偶然、ハンはファルコンに出くわしたと思ってますよ。
『フォースの覚醒』で最大の愚策は、スターキラーベース。
①生物居住可能惑星なんて、一つの星系で数えるほどのはず。くまなく全惑星を壊滅させるメリットは?
②しかもこれを実行すると、恒星(太陽)まで枯渇する。全星系を滅ぼす意味がわからない。
③スターキラーベースと、マズ・カナタのいた星は、同じ星系ってこと?ならばどうして滅ぼされなかったの?探しているドロイドがいたから?惑星じゃなく衛星だから?
④どうやらビームは光速を超え、ハイパースペース経由で、離れたイリーニウム星系のレジスタンスの星まで届くらしいが、どのみち元いた星系を枯渇させたベースは、宇宙を旅するしかないんだから、二度手間じゃないの?
⑤ダニエル・クレイグ演じるトルーパーに幻惑術を使って逃げたはいいが、それからレイは基地内で何をやってたの? シャフトの壁の引き出し?に潜り込む、行動原理がわからない。
⑥壊滅ビームの威力をあおぎみる、マズ・カナタの居住星の便利な位置関係もそうだが、地割れでカイロ・レンとレイが引き離されたとき、よくも都合良く、レイの方の地面に、フィンが倒れていたもんだ。
支持する声にも頷けるのは、
●じゃあ、これを否定したところで、代わるものが出て来っこないし、
プリクエルへの失望と、「これで見納めなんて…」と、シリーズ終了にがっかりした気分を、
「またかよ」とくり返す形になってはいないから。
●自分たちの世代に、リアルタイムで体験できるSWとして若い世代が受け入れるのに、水を差すこともなかろう。
——という観点から。
※以下は『フォースの覚醒』本編を見てもわからないネタバレを含みます。
『エピソード8』『9』を、白紙の状態で観たい方は、
これ以降は本記事の最後まで、読み進めない方がいいと思います。
さて、
HJ2016年2月号に書かれた最大のネタバレだが、
「レイはハンとレイアの娘」
(ってことは、カイロ・レンの妹)
というのは、最初から決まっていたことだから、
変更なく、『エピソード8』で明かされるのだろう。
↓この二人、たしかに父娘に思われる。
↑だって耳の形(輪郭や耳たぶよりも、溝の形)が同じだ!
レイが「ルークの娘」と思わせるしかけは、
あくまでも「誘導」や「ひっかけ」だしね。
レイはルークと同型で、共通のマーキングの反乱軍ヘルメットを所有し、
10歳の時に、反乱軍パイロットの人形を自作した。
作り手と観客は、BB-8の重要性を知ってるが、レイは初対面の時点で、そんなことはまったく知らないはず。なぜ砂漠のゴミ拾いが持っていこうとするのを、あんなにムキになって止めたのかがわからない。結局ここは、レイとBB-8が出会うだけのシーンなので、役目を終えたゴミ拾いは、ものわかりよくあっさり引き下がる。
レイがドロイド語を理解するのは、通訳ドロイドのC-3POを、ここに配せなかったから…だよね。何たるご都合主義!
では、それを踏まえた上で、
『エピソード8』『9』の中身を予想すると、
『エピソード8』ネタバレ予想
レイはルークに、銀河の危機を訴え、
持ってきたライトセーバーで、ルークに戦線復帰を促す。
しかしルークは、
もう自分の時代ではないといい、
かわりにレイにフォースの修行を授けると申し出る。
一方、カイロ・レンはスノークの手ほどきを受け、
剣の使い手として熟練の域に達していた。
カイロ・レンは、自分の顔に大きな傷を負わせ、
マスク装着を義務づけ?させた、レイへの復讐心に燃える。
ファルコンを返し、
BB-8とルークの元にとどまって、
フォースの修行を続けるレイは、
レジスタンス基地に帰還した、
仲間のフィンやチューバッカたちが苦しめられている姿が頭に浮かび、
修行に集中できない。
やむなく、ルークがこの星にたどりつく時に使ったXウイングで、
仲間の救出に旅立つ。
R2-D2は返してしまったので、
残ったBB-8が、ドロイドソケットに納まる。
ルーク「レイ、まだ修行の途中だ。今行っても、カイロ・レンには勝てない」
レイ「だけど、仲間を見殺しになんてできません」
すると突然、死んだはずのハン・ソロが、青い光をまとって現れる。
レイは、
ハン・ソロがカイロ・レンに殺された様子は遠くから眺めていただけなので、
二人の会話の中身までは聞き取れなかったこともあり、
どうしてここに、ソロが霊体となって出て来るのかがわからず、
自分を目にかけてくれて、ファルコンの乗組員に招いてくれた、
どこか父親のような存在が、
死後も霊魂となって気にかけてくれているんだくらいに考えている。
ハン・ソロ「それこそ敵の思うツボ。チューイーたちも君が殺されるよりは、喜んで自分の死を受け入れるはず。行ってはダメだ」と忠告する。
しかしレイは、ルークとハンの制止も聞かず、
太古のジェダイ寺院総本山を後にする。
ルーク「レイ、憎しみに負けるな、暗黒面に引きこまれるぞ」
ハン・ソロ「カイロ・レンと戦うときはお前一人だ。誰も手を貸すことはできない」
レイはカイロ・レンとの対決におよぶ。
カイロ・レンは強力になり、
レイは刃が立たない。
降伏を促すカイロ・レンは、
「お前をジャクーに置き去りにした家族のことを、何も覚えてはいないだろう。
お前の父はハン・ソロ、
母はレイア・オーガナ議員。
そして私はお前の兄だ」
衝撃と失意のレイは、
その場を退散。
フィンやチューバッカに、反対に救われる。
『エピソード9』ネタバレ予想
レイは、再びルークの元へ身を寄せていた。
ジェダイの師は、かなり衰えているのが見て取れる。
「マスタールーク、カイロ・レンは、私の兄ですか?」
「もう疲れた。少し休む」
「ルーク、どうしても知る必要が…」
「そうとも、お前の兄さ」
しかしルークは、詳細を明かすことなく事切れる。
「私が死ねば、お前が最後のジェダイになる。学んだことを伝えていくのだ」
途方に暮れるレイ。
「この先、私一人でどうしろと…」
「ひとりではないぞ、レイ」
そこには霊体になったハン・ソロがいて、
一部始終を教えてくれた。
再興されたジェダイ騎士団は、弟子の一人が裏切って起こした〈レン騎士団の乱〉により全滅。
フォースの強い血筋のレイが狙われるのは明らかなので、幼い彼女は、辺境の地ジャクーに置き去りにされた。「迎えに来るから」と言う口約束を信じて。
レイはスノークの元へ引き出され、
暗黒面への転向を促される。
頑として首を縦に振らないレイに業を煮やしたスノークは、
邪悪なフォースの電撃をレイに放ち、
服従を迫るが、レイは苦しみもだえるばかり。
「兄さん、助けて!」
レイの絶叫を聞いたカイロ・レンは、
妹とスノークを交互に見やり、
とうとうスノークをかつぎあげて、
奈落の底へと突き落とした。
これ以降のレイとカイロ・レンのやり取りは、
『ジェダイ』のルークと父アナキンのやり取りのくりかえし。
……。
どうですか、「まさかそこまで同じに…」
と感じる一方で、
けっこう当たってるような気がしませんか?
もしもこうだったら、きっとみんな、「パロディかよっ!」って怒りますよね。
ですが、『フォースの覚醒』って、まさにこういう作品だった気がしてならないんですよ。
アンドルー・プロバート〈11〉のBTTF
スペースシャワーネットワーク (2015-12-04)
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アンドルー・プロバートが、
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にどれだけ貢献したか、
まとめた動画があるので、ご覧ください。
2012年デロリアン・カーショーにて。
ロゴタイプ
↑制作中は、アンドルー・プロバートの手による、こちらのロゴタイプが使われた。
↓最終版ロゴのクリンナップは別の人が手がけたが、基本デザインは踏襲された。
カーデザイン
ストーリーボード
プロバートは、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(1984)のストーリーボードを手がけたのが縁で、スピルバーグの会社アンブリンで、“BTTF”のデザインとストーリーボード作業を行った。
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本の表紙絵
↑コミックも、
↓ジョージ・マクフライの著書も、プロバートの名前が配されながら、
どちらも劇中では、巧妙に隠された。
——等々、実に多岐にわたった。
当初デロリアンタイムマシーンは、
落雷の電力ではなく、
核実験場の爆心に突入して、
そのエネルギーで1955年から1985年に戻ってくると言う、
かなり物騒な筋立てだった。
このシークエンスの一部は、
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)
に受け継がれた。
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ところで何と今年、2016年、デロリアンが再生産されるそうです!
↑ジウジアーロのデザインというのは、人から教えてもらって思い出したが、
ベースデザインが、「やはり」のロータス・エスプリと知って、なるほどビックリ。
デザインにとどまらない、プロバートの才能が少しでも伝われば幸いです。
BTTFのプロバートがらみの話題は以上ですが、
BTTFについても、
アンドルー・プロバートについても、まだまだ取り上げる予定です。
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ティガ/恥写真(26)探し
「見られるのが恥ずかしい写真を探して」の、26回目。
ですが、この前の、この記事(続・ヤマトラマン)も、
うーーんと前の、ウルトラの父のあごひげも、
ふりかえってみれば、「恥ずかしい写真」に該当しますね。
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では本題。
ゼアスと、同郷の出光人3人の次は、
ウルトラマンティガ(1996)
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3000万年の時を経て復活した超古代の戦士で地球の守護神。GUTS(ガッツ)隊員のマドカ・ダイゴが変身する。
東北地方の光のピラミッドの中に3体の石像が眠っていたが、
他の二体がゴルザやメルバに破壊され、
※石像の鮮明な写真は、クモコップさんのツイッターで拝めます。
残った一体が、ダイゴと一体化することで変身できるようになった。
ティガは、ウルトラシリーズ30周年記念作品として、
「80」以来、16年ぶりのテレビシリーズ放映とあって、
多くの新機軸に満ちていた。
その最たるものがタイプチェンジの導入で、
マルチタイプ(中)、スカイタイプ(左)、パワータイプ(右)にチェンジする。
ティガ(TIGA)とは、マレー語、インドネシア語で聖なる数字の「3」の意味を表し、
この3タイプを象徴もしている。
つまり、
●ウルトラセブン=7
●新マン/ウルトラマンジャック=11
●ウルトラマンエース=1
●ウルトラマンキング=13
●ウルトラマンエイティ=80
●ウルトラセブン21=7・21
●ULTRASEVEN X=7・10
そして最新の
●ウルトラマンX=10
——同様に、ティガも数字を名前に持つウルトラマン
●ウルトラマンティガ=3
ということになる。
マルチタイプ
ティガの基本形態。体色はレッドとパープルブルーとシルバーの3色。
ティガマルチタイプは、写真ごとに色味が大きく異なり、本当の色が判別しづらい。
スピードとパワーのバランスが良く、多彩な光線技と格闘術を駆使した戦いを得意とする。
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スカイタイプ
ティガの俊敏形態。体色はパープルブルーとシルバーの2色。
実写作品で初めて登場した青いウルトラマン。テレビシリーズでの登場回数は11回。
↑組写真の最上段が、一番正しい色調。
スピードやテクニックに優れ、俊敏さを活かしたスピーディな格闘戦や空中戦を得意とする。その反面、パワーに劣ってしまうのが欠点。
パワータイプ
ティガの剛力形態。体色はレッドとシルバーの2色。テレビシリーズでの登場回数は21回。
パワーや耐久力に優れ、凄まじい怪力を活かしたパワフルな肉弾戦や水中戦を得意とする。その反面、スピードに劣ってしまうのが欠点。
↑パワータイプは、マルチタイプとスカイタイプを演じた、
細身で長身の権藤俊輔氏のバージョンとは別に、
↓胴が太く、たくましい体型の、中村浩二が演じたバージョンがある。
また反対に、パワータイプからマルチタイプにチェンジした瞬間を、中村浩二が演じる事もあった。
同じウルトラマンなんだから、色替えだけで済ます方が自然だろうに、
なんだってわざわざ、こんな面倒な体型替えをしたのか。
せっかく新出発として、光の国のウルトラマンと訣別したのに、
パワータイプの体色はレッドとシルバーに戻ってしまい、
↓体型まで細身=初代マン風では見分けがつかず、同族に見えてしまう。
↑そこであえて体型を変えて、差別化をはかったのだろう。
1996年3月9日公開のゼアスでは、
まだ赤い部分にイエローの混入した、明るいシャインレッドだった疑惑が拭えないが、
それから半年後の、同年9月7日に放送開始のティガ(マルチタイプ)からは、
完全にイエローの混入が駆逐され、
↑どうやらパワータイプは、若干イエローが混入しているようです。
これ以降、ウルトラマンの赤は、純赤(スカーレット)に統一されて現在に至る。
歴代ウルトラマンの赤も朱色(バーミリオン)やシャインレッドから、
純赤に揃える方針は、早速「ティガ」番組内で行われた。
旧シリーズとの関係を一切断った再出発のはずのティガだったが、
初代ウルトラマンと劇中で共演していて、
この時の初代マンは、がっつりと純赤になっている。
タイプと称するのは以上の3つだけだが、
ティガには以下の形態・スタイルも存在する。
グリッターティガ
最終決戦でガタノゾーアの“闇の力”に敗れ、石像に戻ってしまったティガが、世界中の子供達の「光」を得て蘇った姿。
↑ステージショーでは全身ラメのスーツも用意された(右)が、映像作品内では画像処理のみで、グリッターの新規造形はなかった。
外観は登場直後の一瞬だけ全身が金色に輝くのみで、マルチタイプと同一の体色である。
劇場版『THE FINAL ODYSSEY』(2000)では、デモンゾーアに倒されたティガがルルイエの遺跡で光の巨人の石像から光を受け、全身黄金色のグリッターティガになった。
ティガダーク(左)
ティガの過去の姿。光ではなく闇の存在。闇の最強戦士だが、ダイゴが変身したダークは心が光だったため、その力を十分に発揮できなかった。体色はブラックとガンメタルの2色。
ティガトルネード(中)
ティガダークが闇の戦士ダーラムの必殺技「ファイアマグナム」を受けてこの形態になった。パワータイプに相当する能力を持つが、完全には発揮できない。体色はブラック、ガンメタル、レッドの3色。パワータイプと同様にデラシウム光流を放つ。
ティガブラスト(右)
ティガトルネードが闇の戦士ヒュドラの必殺技「ヒューガスト」を受けてこの形態になった。スカイタイプに相当する能力を持つが、完全には発揮できない。体色はブラック、シルバー、レッド、パープルブルーの4色で、配色はマルチタイプとほとんど同じだが、本来シルバーやゴールドの部分が、ティガダーク、ティガトルネードと同じガンメタル。スカイタイプと同様にランバルト光弾を放つ。
↓上から、ティガダーク、ティガトルネード、ティガブラスト。
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いやあ、ティガ一人で、「恥ずかしい写真探し」検証が、こんなに長くなるなんて。
しかし局部が地肌の色=シルバーでないティガだからといって、
「恥写真」がないと結論づけるには、
あと一手間が必要だが、
それはそれで長くなるので、
また今度。
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よげんの書(24)は本当だった?
EMI Records Japan (2013-12-11)
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この記事から。
来年早々に芸能界でスキャンダルが起こります。
人気女性タレントの不倫騒動です。
その一週間後某人気アイドルグループが解散します。
解散から6日後に関西方面で大地震が起こります。
その被災地のボランティアにその女性タレントが訪れます。
ベッキーの不倫が報道され、急遽会見が開かれたのが1月6日。
ワーナーミュージック・ジャパン (2016-01-13)
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それからちょうど一週間後の1月13日に、SMAPが解散と報道…。
ビクターエンタテインメント (2015-09-09)
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しかしキムタクの造反で、当面のSMAP解散はなくなってしまい、
19日に地震もなくて、
「あれは画像加工して、日にちを変えてるだけ」
の人騒がせなイタズラでかたづけられた。
ところが、「あれはいったい、なんだったんだ」
と思い出していた、今日の午後、
2016年1月31日 (日) 午後4時00分~
TBSで、
これが東北魂だ 愛と希望のラーメン~湯気の向こうの復興物語~
と言う番組が放送され、
番組内容
◇宮城 女川「金華楼」地元の食材を生かしたメニューで人気の店は津波で流され、再び海の近くでの復活を夢見る。
◇福岡「秀ちゃんらーめん」震災直後、東北まで極旨とんこつスープを冷凍して運んだ炊き出し。そこで見たものとは…。
◇宮城・気仙沼「かもめ食堂」伝説の店の復活はラーメン界の重鎮の故郷への恩返し。懐かしの味は人々の涙を呼んだ。
◇名古屋「味仙」台湾ラーメン発祥店が炊き出しで紡いだ絆とは…。◇宮城・気仙沼「まるき」炊き出しに感動し始めたラーメン店は今や地元一の人気店に!自家製麺と煮干し、渾身の一杯。
~ラーメンを通してみる震災後の人々の歩み。サンドウィッチマンらが伝えるシリーズ第5作!~
出演者は、
サンドウィッチマン
ベッキー
佐藤唯
どうも、よげんの主は、
●ベッキーの不倫発覚
●SMAPの解散騒動
●被災地を訪れるベッキー
という断片的な未来を察知して、
その間を自分の推理で埋めて、
あえて予知という形で発表したのではないか。
なので、ドンピシャリとはいかずとも、
あたらずとも遠からずの未来は、見通していたというわけ。
信じる信じないは(以下略)
「ウルトラマンコスモス」第25話「異星の少女(ひと)」(2001年12月22日放送)に、
スレイユ星人ラミアとして出演した、当時16歳のベッキー(1984年3月6日生まれ)。
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ウミトラマン/新マン(4)/ふぞろい怪獣(32)
だいぶ間が空いてしまいましたが、
ようやく、ウミトラマン(=海の新マン)についてで、
今回も、
このサイトと、
これと、このブログ記事を参考にさせていただきました。
↓しょせんはNGスーツを塗り直した、
にわか/応急/臨時にすぎない、
↑ヤマトラマンと異なり、
↓ウミトラマンこそ、
↑向かって右側の、左胸の赤い模様のはがれは、はやくも2話のタッコング戦で確認できる(後述)。
日本コロムビア (2006-08-23)
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↓ブルーレイBOXのジャケットだって、もちろんウミトラマン。
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初代マンの基本ラインに二重線…ではなく、
輪郭の二重線まで含めて基本ライン扱い
という想定外のコンセプトこそ、
ウミトラマンのラインの美に結実していて、
まさに帰ってきたウルトラマン=新マンの、
デフォルト代表モデルといえる。
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何しろ、
番組宣伝に起用されるは、
↓長らくネットには小さな画像しか公開されていなかった、1971年4月のTBS広告。
↑スーツ本体やマスクは同じでも、手袋のジッパー隠しの赤い模様は、あったりなかったり。
ブーツも丈の長いもの、短いものと、撮影ごとにバラバラだった。
↓「TVガイド」誌1971年5月7日号も、しっかりウミトラマン。
こんなに大きな画像で見られる日が来るなんて!
東宝の映画ポスターも連投だわと、
↓『帰ってきたウルトラマン』1971年7月21日公開。
第5話・第6話の劇場版。同時上映は『ゴジラ対ヘドラ』『昆虫物語 みなしごハッチ』『いなかっぺ大将』『わらしべ長者』
↓『帰ってきたウルトラマン 竜巻怪獣の恐怖』1971年12月12日公開。
第13・14話の劇場版。同時上映は『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦(『三大怪獣 地球最大の決戦』の改題短縮版)』『いなかっぺ大将』『昆虫物語 みなしごハッチ』『マッチ売りの少女』
↑ウミトラマンの膝当て?の赤い山型は、上はとがっているが、下辺は丸みを帯びているのが特徴。
↑他にもう一本、『帰ってきたウルトラマン 次郎くん怪獣にのる』
1972年3月12日公開があり、
ポスタービジュアルには、ウミトラマンの画像が使い回されていた。
第29話の劇場版。同時上映は『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』『天才バカボン』『昆虫物語 みなしごハッチ』、『ミラーマン』『かしの木モック』
代表的な顔として、広報活動につとめただけでなく、
なにしろ、このウミトラマン、
ヤマトラマンより先に、第1話「怪獣総進撃」の劇中に登場している。
↑この場面では、丈の長いブーツを着用。
ウミトラマンと勝手に名付けたのは、
本格的な登場が、2話「タッコング大逆襲」のタッコング戦で、
↓タッコング戦では丈の短いブーツを履いている。
↑かすかに見える、画面右側の、左胸の模様のはがれに注目。
その舞台が海沿いの石油コンビナートだったから、
朝霧山(1話)や、
霧吹山(3話)に
登場したヤマトラマンと対をなす、格好なネーミングだと思ったから。
従来の呼称「0号」「1号」とかだと、どうしても順序を明確にせざるをえず、
そこらへんがビミョーな新マンには、そぐわない気もしたため。
とはいえ、ウミトラマンといっても、
3話「恐怖の怪獣魔境」(サドラ、デットン戦)の(光線技以外の)格闘シーン、
4話「必殺! 流星キック」(キングザウルス三世戦)の箱根山中、
7話「怪獣レインボー作戦」(ゴルパゴス戦)の地獄谷、
9話「怪獣島SOS」(ダンガー戦)の怪獣島(太平洋上の無人島)、
10話「恐竜爆破指令」(ステゴン戦)の、恐竜化石の発掘現場
——等々、山もしくは山っぽい陸地に登場したのが大半だから、
事実上はヤマトラマンである。
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この初期代表モデルは、
5話「二大怪獣 東京を襲撃」6話「決戦!怪獣対マット」のグドン、ツインテール戦、
8話「怪獣時限爆弾」のゴーストロン戦
——と、結局2話タッコング戦から10話ステゴン戦までの怪獣対決場面をこなし、
11話「毒ガス怪獣出現」(モグネズン)
12話「怪獣シュガロンの復讐」(シュガロン)では、
対決場面は次期スーツにゆずったものの、
別撮りのトランポリンアクションに登場。(※画面はありません)
そしてふたたび、
13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」
のシーモンス、シーゴラス戦で、
海辺で津波を防いで、
ウミトラマンの面目躍如が、最後の出番になった。
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背びれの塗り分けはヤマトラマンに準ずる、上がレッド、その下側はシルバーだが、
最下部は子豚の尻尾のように、ささやかなレッドの跳ね上がりが認められる。
後頭部の塗り分けは、ヤマトラマンとは異なり、
ある角度からだと、ストンと直線に塗り分けている。
以上で、ウミトラマンについては、おしまいです。
売り上げランキング: 212,817
モグネズン戦でデビューした次のスーツは、
ウミトラマンとの差がわずかで面白みがなく、
なかなか記事にする気力も湧きません。
気長にお待ち下さい。
537ギャラリー/こだわる理由Ⅸ
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-01-12)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-01-26)
ゴーサンナナにこだわる理由も、9回目。
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
7回目
8回目
今回はゴタゴタ言わず、
amt/ERTLの、1/537スケールキット、
すなわち、
改装型エンタープライズ NCC-1701(-A)
リライアント NCC-1864
TOS版エンタープライズ断面モデル
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——等を流用した、オリジナル宇宙船を、
ランダムに紹介していこう。
USS VENTURE NCC-S-2259
ベンチャー
USS PEREGRINE NCC-1936
ペリグリン
USS BELISARIUS NCC-2567
ベリサリウス
USS COEUR DE LION NCC-3135
カー・デ・リオン
USS ARTEMIS NCC-2008
アルテミス
USS MAINZER NX-2014
メインザー
元キットがありさえすれば、
カッコイイ艦船ができるわけではないのは、
こちらからお確かめ下さい。
作例はまだありますが、またの機会に。
イーヴィルティガからの寄り道恥写真(27)
この記事で、
ウルトラマンティガに、
「恥ずかしい写真」がないと結論づけるのは早計。
——と書いたが、
それは「ティガ」劇中に登場する、
悪/裏ウルトラマンの、
↓イーヴィルティガや、
第44話「影を継ぐもの」に登場。
熊本でティガの巨人像と同様の石像を見つけたマサキ・ケイゴが、ダイゴのスパークレンスを奪って光遺伝子コンバーターの力で無理矢理変身した結果、悪の巨人になった姿。
本来は超古代文明で光の巨人として戦っていた戦士で、サイテックコーポレーションが流した音声では自身を「進化した人類」と呼称する。
いわゆる偽ウルトラマンではなく、「敵役に徹した本物のウルトラマン」であり、「もう一人の巨人」。
スーツアクターは、ティガのパワータイプを演じた中村浩二。
デザインはティガのNGデザインをリファインしたもの。
デザイナーの丸山浩は「黒いウルトラマン」という案を『ウルトラマンネオス』(2000)の頃から検討していた。
製作側はティガのスーツを改造する予定だったが、丸山の思い入れもあり、プロデューサーに頼み込んでデザイン・造形を新規で作らせてもらった。
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『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』(2000)の
ヒュドラが、
↑ダーラム(右端)は局部が覆われているので、キングやアンドロ戦士同様、恥写真には該当せず。
局部がモロ出しの、
恥ずかしい写真に該当したため。
「いくら悪という位置づけにしたって、
↓カミーラ(中)、ダーラム(右)、ヒュドラ(左)の、
どこがウルトラマンやねん?」
「ボディがウェットスーツってだけなら、
↓ウェットスーツ=上戸スーツ、なんつて!
ほかにもケムール人、ダダ、バルキー星人、マグマ星人、ババルウ星人とか、やまほどいるじゃん」
——と思われましょうが、
ティガダーク同様に、
この3人はもともとティガ(ダーク)の同族で、
一緒に徒党を組んで、
ヤンチャしてたんですよ。
闇の巨人
光の巨人が闇の力に取り込まれた存在。超古代の文明を滅ぼした巨人達。ダーラム、ヒュドラ、カミーラ、そして闇の最強戦士ティガの四体の闇の巨人は、多くの戦士達を葬り、地上の文明を破壊しつくしてきたが、ティガがユザレとの邂逅で光の巨人に再帰。ティガと敵対した3体の巨人はティガによりルルイエに封印されていた。
愛憎戦士 カミーラ
超古代遺跡ルルイエから復活した闇の巨人の一人であり、かつてのティガの恋人。
闇の三巨人のリーダー格で頭が切れる策略家。
かつて自分が愛した闇のティガ(ティガダーク)をよみがえらせるべく暗躍するが、彼女の意と反して、ダイゴは正義の心を持ったままティガダークへと変身した。
ティガが段々光を取り戻していく中、自らも変身してティガと対峙する。
今のティガには愛すべきものがいると分かって彼女の憎しみは頂点に達し、一度はティガを倒すものの、完全に朽ち果てたと思われた巨人たちが光を与えてティガは復活。
敗北したカミーラは光への憧憬を口にして、かつて自らが愛したティガ(ダイゴ)の手の中で、静かに息を引き取る。
剛力戦士 ダーラム
ルルイエから復活した闇の巨人の一人。
全身の筋肉がとても硬いうえに鋼の鎧を身に付けており、粗暴で寡黙な性格で、本能のまま考えるより先に、獰猛な動物のように狙った獲物に襲いかかる。
ルルイエ遺跡の地底湖でティガダークと戦ったが、最後はファイアマグナムを光に変えて吸収した、ティガトルネードのデラシウム光流で粉砕された。
俊敏戦士 ヒュドラ
ルルイエから復活した闇の巨人の一人。夢幻空間「ルマージョン」を作り出し、そこでティガトルネードと戦った。必殺技は右腕から放つ猛烈な突風「ヒューガスト」だが、これを光に変えて吸収したティガブラストのランバルト光弾で粉砕された。
でもってここで、
もう一つ、別のことにも気づく。
これまでの「恥ずかしい写真」は、
正義のウルトラマンしか対象にしておらず、
イーヴィルティガの前に恥ずかしい悪のウルトラマンがいたところで、
見逃しているはず。
そこで全ウルトラマンリストも編纂したばかりなので、
イーヴィルティガの前の、悪のウルトラマンをふりかえってみよう。
「セーフ」→恥写真ではない
「アウト」→恥写真認定
※赤字表記は正義のウルトラマン
1.ウルトラマン(1966)
2.にせウルトラマン
ちょうど、テレ東の「新・ウルトラマン列伝」の、今週放送分が、
にせウルトラマンの回だったので、
↓最大画像で取り込み、DVDソースのパープル寄りの赤黒い色調を朱色に補正。
↑これが現時点で示せる、初代にせウルトラマン全身の最大画像。
↓オリジナル(初出)ではなく、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』(2008)以降に登場したスーツ。
「セーフ」
3.ゾフィー(1967)
4.ウルトラセブン
5.ニセ・ウルトラセブン(1968)
「セーフ」
6.セブン上司
7.新マン/二世/ジャック(1971)
8.エース(1972)
9.エースロボット
「アウト」
10.ウルトラの父/ケン
11.タロウ(1973)
12.ウルトラの母/ウーマンマリー
13.レオ(1974)
14.アストラ
15.キング
16.ニセ・アストラ(1975)
「セーフ」
17.ジョーニアス(1979)
18.アミア
19.エレク
20.ロト
21. U40の5大戦士
22.にせジョーニアス(1980)
「セーフ」
23.80/エイティ
24.ユリアン(1981)
25.妄想セブン
「セーフ」
26. アンドロメロス(1983)
27. アンドロウルフ
28. アンドロマルス
29. アンドロフロル
30.スコット(1989)
31.チャック
32.ベス
33.グレート(1990)
34.パワード(1993)
35.ネオス(1995)
36.セブン21
37.ゼアス(1996)
38.ティガ
39.シャドー(1997)
宇宙戦闘ロボット ウルトラマンシャドー
『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』(1997)
に登場。
ウルトラマンゼアスの前に現れた黒いウルトラマン。その正体はレディベンゼン星人が作り上げた対ゼアス用ロボット。
本物のウルトラマンではないので、時間制限は特に無いが、大ダメージを受けるとカラータイマーが点滅して動けなくなり、リセットビームを受けると回復する。
行動は本物のウルトラマンとおおむね似ているが、ウルトラマンが平手の部分(飛行時など)は、大抵拳を握っている。
冒頭の南極での戦いではゼアスをシャドーメリケンパンチとシャドリウム光線で倒したが、二度目の戦いでは、修業したゼアスのウルトラかかと落としとクロススペシュッシュラ光線に敗れ爆発四散した。
「セーフ」
そして、
40.イーヴィルティガ
「アウト」となり、
さらにリストは続くわけだが、
今回、画像探しの過程で、
ニセウルトラマン80
と、
幻のスーパーヒーロー
という、まったく知らない2人のウルトラマン?に出くわした。
ピクトと同様に、
指針として頼り切っている、
↓これに未掲載の場合、知りようもなく…。
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ニセウルトラマン80の方は、
「ウルトラマンボーイのウルころ」
の第240話、
「今度こそ! 待ち伏せ作戦の巻」(2004年9月3日放送)の新撮映像に、ケットル星人、ギガス(ミノル)、サタンビゾー(兄貴)、ウルトラマン80(先生)と共に、
金属生命体アルギュロスの変装で登場したと判明したが、
幻のスーパーヒーローの方は、
掲載している
「円谷プロ全怪獣図鑑」を所有していないので、
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どなたかお持ちの方は、情報をお寄せ下さい。
雰囲気としては、頭頂部に羽根飾り、
ヒザに十字のパッドと、
なんちゃってコスプレ感が強いので、
「怪奇大作戦」、
第11話「ジャガーの眼は赤い」(1968年11月24日初放送)の、
サンドイッチマンのウルトラセブン
同様に、「ウルトラ」シリーズ以外への、平成期の客演だとは思うが。
とにかく、ニセ80(エイティ)を含めて、リストのナンバリングは更新しておこう。
41.ダイナ
42.ニセ-ダイナ(1998)
43.テラノイド
44.ゼルガノイド
45.ガイア
46.アグル
47.ニセ・アグル
48.ニセ・ガイア(1999)
49.幻影アグル
50.ナイス
51.カミーラ(2000)
52.ダーラム
53.ヒュドラ
54.コスモス(2001)
55.にせコスモス
56.ピクト(2002)
57.カオス
58.カオス-カラミティ
59.ジャスティス
60.レジェンド(2003)
61.ボーイ
62.ニセウルトラマン80(2004)
63.ネクサス
64.ダークファウスト
65.ザ・ネクスト
66.ダークメフィスト(2005)
67.ダークメフィスト(ツヴァイ)
68.ダークザギ
69.ノア
70.マックス
71.ゼノン
72.メビウス(2006)
73.ヒカリ/ハンターナイトツルギ
74.ニセ-メビウス
75. ニセ・ツルギ
76. ミレニアム
77. ダークウルトラマン
78. エリート
79. 出光人Hotto(2007)
80. 出光人Motto
81. 出光人Kitto
82.ULTRASEVEN X
83.ゼロ(2009)
84. ベリアル
85-91.ウルトラ市民男性7タイプ
92-94. ウルトラ市民女性3タイプ(ピアニー他2名)
95. ウルトラベビー
96. ニセゾフィー(SR)(2010)
97. ニセマン(SR)
98. ニセジャック(SR)
99. ニセエース(SR)
100.ダークロプスゼロ(2011)
101.サーガ(2012)
102.ゼロダークネス
103.ギンガ(2013)
104.マンダーク
105.セブンダーク
106.カオスロイドU(2014)
107.カオスロイドT
108. カオスロイドS
109. ギンガS(ストリウム)
110. ビクトリー
111. リブット/ストーム
112. ギンガビクトリー(2015)
113. ビクトリーナイト
114. X(エックス)
115. エクシードX
スノースピーダー/マジメに考えてはいけないSWメカPART3
『フォースの覚醒』(2015)について、
ひとしきり語り終わったので、
SW記事はひとまずお休み…
と思ったが、
デアゴスティーニのファルコンが週刊で始まった以上、
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-01-05)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-01-26)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-02-02)
隔週のスタトレ以上のハイペースで、
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-01-26)
1週に一度は、SW記事を続けた方がいいような気配。
となると、過去記事を振り返り、
中断した話題を復活させるべきかも。
前に、
マジメに考えてはいけないSWメカPART1(2015年8月13日)
PART2(2015年8月23日)
をやったので、
時系列的に、次は
2.スノースピーダー
を取り上げるとしようか。
「きっとしっかりスケール計算されているに違いない」
という根拠なき信頼を裏切り、
バンダイのSWプラモで、
これまで取り上げたメカ(ビークル)で、
スケール表示が正確だったのは、
ミレニアム・ファルコンだけ。
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しかもこれだって、
デアゴスティーニが1/43スケールで808ミリと発表したから、
あわてて計算をやり直したっぽく、
バンダイ自社の判断で、正しいスケール計算ができた例が皆無と、
ずさんな企業姿勢が問われる。
しかし中にはメーカーばかりを責められず、
まじめなスケール計算を、
そもそも受け付けないメカってのもある。
その代表が、
スノースピーダー、
エアスピーダーの一機種、
インコム社のT-47の装甲を強化し、
寒冷地に適合させたもの。
スノースピーダーはそもそも、
機体全長が約5メートルにおさまるように、
義務づけられていた。
これはもっぱら製作面(プロダクション=映画製作)の都合で、
純粋な異世界構築のクリエイティブな姿勢は後退している。
というのも、
1作目『スター・ウォーズ』の製作が難航した原因の一つに、
アーティストやデザイナーの創造性に枷(かせ)をはめず好き放題にさせたら、
宇宙船やメカをかなり大きく設計してしまったため、
フルスケールの機体がデカ過ぎて、
↓上3点は『フォースの覚醒』のファルコン。
↑下2点は『スター・ウォーズ』(1977)で、ファルコンは機体の片側だけ作られた。
セット撮影に難儀したという経緯があったから。
↓本来13メートルのはずが、色々あって50センチ短くなったXウイングのハリボテはそれでもデカく、
↑パインウッドスタジオでの撮影は、後方の戦闘機を立て看板でごまかすなど、視覚的なトリックを総動員した。
そこでスノースピーダーは、
つとめて小型の機体、
5メートル見当に収めるというのが、絶対条件だった。
当初のジョンストンの提案は、
Yウイングのコクピットブロックを転用するもの。
ルーカスの「ワンダフル!」と言う承認印が押されている。
Yウイングは全長約17メートル(≒56フィート)設定だったので、
↓機体全長は990ピクセル。
同じ画像で、コクピットブロックは、263ピクセル。
990:263=17:X
X=4.516.....
4.5メートル≒14.8フィート
つまり約15フィート(≒4.6メートル)が長さの目安となり、
追加部品を含めても、
5メートル前後の機体が想定されていた。
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Yウイング転用はさすがに手抜きと考えたのか、
↓ラルフ・マクォーリーと、
マクォーリーは多数のデザインを提案。
↓ジョー・ジョンストンは、新規に機体を設計。
とにかく小型の機体が念頭にあったことが読み取れる。
『帝国』プロダクションデザイナー、アラン・トムキンスの設計図面が残っているので、
スノースピーダーは全長5.3メートル
——という設定は、一貫して変更はない。
だがしかし、この大きさで先細りくさび形の機体に、
パイロットと背中合わせのガンナー(砲手)の2名はおさまり切らず、
↓扁平な機体に2人納まるには、よほどねそべらないと。
↑機体に厚みのあるYウイングならまだしも。
撮影用のセットは、機体の下に箱があって、俳優はそこにおさまり、
前に板を立てて、箱をごまかすようになっていた!
スタジオモデルは全長55センチ、約1/10スケールと、
謎の15パーセント尺(一割五分寸)、全長81センチモデルの2種類があるが、
どちらも
↓劇中のパイロットとコクピットの対比どおりに仕上げた結果、
↑最下段はスタジオモデル実物ではなく、ナイスン・モデル(Nice-n Model Designs)のレジンキットの完成見本。
↑上半身しかなく、
下半身は異空間に消えている。
これに気づかず、
MPCは自社のカーキットのスケール1/24~1/25で製品化したが、
パイロットはなかなか悲惨な姿に。
↑この人は、1/22スケールらしいと言っている。
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ではきちんと人間が2人納まり、5.3メートルにこだわらない、
まともなスノースピーダーの大きさは、どう算定したらいいのか?
やはり当時(『帝国』公開時の1980年)の製品に、
ケナー社のアクションフィギュア用スノースピーダーがあり、
先例のXウイングや
↓TIEファイターのような、
玩具化に伴う各部の寸詰めがないどころかむしろ逆に、
1/18スケールの10センチ級フィギュア2体が、
↓昔(左)も今(右)も、SWベーシックフィギュアのスケールは、
ずっとかわらずに、1/18。厳密には防寒ジャケットのスノースピーダーパイロットではないので、参考程度に。
コクピットにフィットするように、
プロップやセットより機体サイズが大型化され、
しかも外形のプロポーションは崩れずに維持されている。
ということは、
このトイを1/18スケールと考え、寸法を18倍すれば、
実在しうる理論値として正しい値が導き出せる。
このトイビークルは何度か改修されて、現代まで生き延びている。
2000年代の最新版は、15パーセントほど縮小されたんだとか。
どうやらAT-ATとの大きさ対比の兼ね合いで、
小ぶりに再設計されたっぽい。
1/48スケールのスノースピーダーといえば、
バンダイの前に、2009年にファインモールドから発売され、
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バンダイ版よりわずかに小ぶりだが、ほぼ同大。
ということで、同スケールのXウイングと同様に、
ファインのデータがバンダイの参考にされている。
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ファインがケナー→ハスブロのトイを参考にしたかは不明だが
(たぶんしてない=今回はいちいち計算してません)、
とにかく、ことスノースピーダーに関しては、
設定全長の5.3メートルを、
完全無視したのは正解だったといえる。
一方で、「設定がそうなっているから、従わざるを得なかった」
という、他のキットでの言い訳も通用しないはずなんじゃ、
と思わないわけでもないが…。
というわけで、ファインモールドもバンダイも、
ことスノースピーダーのキットに関しては、
めずらしく、どちらもオススメです。
DORO☆OFF 2015の展示作品。
バンダイ製とファインモールド製のスノースピーダーが、違和感なく共存している。
(※確認してないので、違うかもよ)
スノースピーダーのキットには、他にレベル製2種がある。
大きい方は、2007年初版は「イージーキット」
ノンスケール。パーツ数28。
↑大きさがわかる。
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小さい方は、イージーキットポケット
2011~2012年発売。1/52スケール表示。パーツ数23。
箱替えで生き延びてるが、2007年版よりうんと小さい。
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スノースピーダーについては、現時点ではもう、
これ以上語ることはありません。
デロリアン・バリエーション
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動画のレビュアーは、
「1作目のモデルだけなのが、不満と言えば不満」
としているが、
ホットトイズとしては、
第2弾、第3弾と、別モデル、別バージョンを出し続けて、
BTTFファン、映画ファンのお布施をせびるつもりなのだろう。
では、最高で第何弾まで出るのだろうか。
ロン・コブ、
アンドルー・プロバートと、
「BTTFデザイナー列伝」も一段落したことだし、
今回は、
デロリアン・タイムマシーンのバリエーションを整理しておこう。
アメリカには、
劇中のデロリアンに忠実な実車レプリカを販売/レンタルする、
クーロム・エンタープライズ(Coulombe Enterprises, LLC)という会社がある。
↑軽量化と耐久性を考慮し、クーロム社の部品は、大半がアルミ製。
↓クルマのテレビCMを模した、動画広告。
社長のブルース・クーロムの分類によれば、
1985 Doc Brown Series
1985ドク・ブラウン
最初のモデルは、後方に搭載された物騒な原子炉が特長。
1955 Lightning Bolt Series
1955ライトニングボルト
落雷の電力を伝えるケーブルを追加。
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2015 Fusion Industries Series
2015フュージョン・インダストリーズ
↑原子炉がミスター・フュージョン(超小型核融合炉)に置き換わった。
タイプを示すための動画で、クーロム社のデロリアンではない。
2015 Fly'n Delorean Series
2015フライング・デロリアン
↑もちろん実際に空を飛べるわけはなく、
↓飛行状態に車輪が固定した設置モデルで、移動は不可。
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1955 Drive-In Theater Series
1955ドライブイン・シアター
↑こちらも個人所有のモデルで、
↓クーロム社の製品ではない。
そして、分類にはない、
1955 Delorean on Train Track
1955トレイン・トラック
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——の、計6タイプがある。
と、今回はここまで。
個々のタイプの分析は、またおいおいと。
537ギャラリーPART 2/こだわる理由X
※操作ミスにより、更新が25分遅れました。
おわびします。
本題の前に、
2月10日の水曜日に、前日9日、火曜日のブログ順位が出たんだが、
これまで、「ジャンル:キャラクター」が、7~12位あたり、
「ジャンル:映画・テレビ」が、20位前後だったところ、
↓このように、
映画・テレビ 1位
キャラクター 2位
総合ランキング 134位
アクセス数 49,050pv
——という、ハイスコアを記録。
しかし各ジャンルの1位になるには、
↓1日に5万近くの閲覧数が必要なのかと、
↑ふだんは5000~8000くらいなので、気が遠くなる。
↓午前10時から午後4時までの6時間に、いったい何があったのか?
↓アクセス傾向は、特にふだんと変わらなかった。
まあ、前に別ジャンルで1位になり、
全体で620位になったこともあるけど、
おそらく今回が、最高記録のままでしょう。
*****************************
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-01-26)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-02-09)
前回は、“キットバッシャー”(流用パーツの魔術師/天才ニコイチモデラー)の異名をもつ、
ジョン・ペイン(John Payne)というモデラーの数ある作例から、
●ベンチャー USS VENTURE NCC-S-2259
●ペリグリン USS PEREGRINE NCC-1936
●ベリサリウス USS BELISARIUS NCC-2567
●カー・デ・リオン USS COEUR DE LION NCC-3135
●アルテミス USS ARTEMIS NCC-2008
●メインザー USS MAINZER NX-2014
——と、6種類を厳選して紹介したが、
これに触発されて、
エリック・ロングストリート(Eric Longstreet)が、
6隻のオリジナル航宙艦を、2012年に完成させている。
USS TRIUMPH NCC-9763
トライアンフ
基本構造が同じスターゲイザーより、こっちの方が洗練されてる。
にしても、下着メーカーのトリンプって、どうしてこの綴りで、そんな読み方を?
↓
「Triumph」は英語の発音では「トラィアンフ」 /ˈtɹaɪ.əmf/ 、ドイツ語の発音では「トリウンフ」 /trɪˈʊmf/ だが、日本語での表記としてはトリンプ自身が称している「トリンプ」が正式なものである。
USS SERIZAWA NCC-5419
セリザワ
セリザワは、『ゴジラ』(1954)の芹沢博士(平田昭彦)から。オフィシャルな艦名でも、キューシュー(九州)とかアキラとかコバヤシマル(小林丸)とか、日本語由来の名前にロクなものがない。
USS MILIUS NCC-6282
ミリアス
ディプロカウルスとか、ゲロトラックスみたいな船体のシルエット。
USS LANGESTRAAT A NCC-1963-A
ランゲストラットA型
ランゲストラットとは、作者の姓ロングストリートをドイツ語風に読み替えたもの。
USS ASTORIA NCC-3265
アストリア
奥にあるのは、ランゲストラットA型
USS ARGO NCC-7807
アルゴ
↓後方にランゲストラットA型(左)とアストリア(右)。
アルゴとは、宇宙戦艦ヤマトのアメリカでの通り名。
USSヤマトという艦は別にある。
どれもあまり変わり映えがしないと言えばたしかにそうだが、
同じ1/537スケールでも、
絶版久しい貴重なエンプラのパーツをふんだんに使うわけにも行かず、
どうしても、現行製品のリライアントのパーツをメインに
構成しなければならないという事情もあるし、
ハイペースで6隻以上を竣工させた情熱と、
各作例ごとの、完成度の高さは素直に評価したい。
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それに加えて、
電飾をオミットした?のも、仕上げと塗装に専念できた理由ではないか。
ロングストリート氏の、
キットバッシュ作例の一覧はこちらより。
なにせスタトレの記事は地味なので、
頭に景気の良い話題を載せてみました。
続ウミトラマン/新マン(5)/ふぞろい怪獣(33)
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この連載記事(テーマ:ウルトラマン 「ふぞろいの怪獣たち」)では、
つとめて劇中、もしくは放送当時の実物スーツの写真を使用し、
ガレージキットの画像は極力使わない方針なのだが、
時に誘惑に負けて、
禁断の実に手を伸ばしてしまうこともある。
ウミトラマンを取り上げたこの記事で、
背中のヒレの塗り分けがよくわかる、
↓この画像を載せたが、
これは、麻宮騎亜氏が本名(菊池通隆)のカナ表記、
キクチミチタカ名義で、2001年7月28日に、
「ULTRAMAN In The Real 日常の中のウルトラマン」と題して発表し、
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新作5点を含む、計61点の空想実景写真にメイキングも追加して、
2013年9月20日に発売された、
増補改訂版『ウルトラマン・イン・ザ・リアル REBOOT』
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——にも掲載されたもので、
時期的に、ファルシオンのソフビ、ウミトラマンモデルを使用したと思われる。
↓(左)足下のマットビハイクル(ビークル)は、キットには付属しない。
↑(右)キットにはブレスレットをつけた左手首と、ウルトラスパークを握る右手首も付属するらしいが、それはウミトラマンじゃないぞ!
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もう一つ、新マンのバリエーションの調査をしていて、
やはり劇中本編にまさる資料はないと実感。
あらためて3話「恐怖の怪獣魔境」を確認したところ、
↓光線技のシーンにとどまらず、
ほぼ全ての場面が、
↓ヤマトラマンで、
掲載画像は色調をいじっており、劇中の色味とは大きく異なる場合があります。
↓1話でホチキス止めされていた背びれは、
今回は止めていないため、
↓(左)あんのじょう、ヒレの下方がパッカリ開き気味で、
↑(右)ホチキス痕の穴6つも確認できる。
えっ、パソコン閲覧だと、画像が大づかみでわからない?
↓ではこのように。
これで、NGスーツを塗り分けた、
ヤマトラマンのフィギュア
(ソフビ)が製品化できますね。
背びれパーツは、
●ホチキス止めされて閉じた1話仕様
●針穴だけが残り、下側がだらしなく開き気味の3話仕様
の選択式。
しかもボディには、塗り直す前のNGラインもかすかに刻まれていて、
模様の食い込んだグラブとブーツの予備パーツも付属し、NGスーツとのコンパチ式。
同シリーズで、
●NGアーストロン
↑体色が青く、腹が黄色いNGアーストロン(左)。
↓角をつける前のNGアーストロン。劇中版よりデザイン画に忠実だった。
NGアーストロンについて、詳しくはこちらで。
●NGザザーン
↓無風状態でも、ヒレ髪の「たなびき感」がよく出ているNGスーツ。
↑劇中版はおとなしく、つまらない感じになり、弱くてあっさり退場という浮かばれない存在に。
●NGタッコング
(最上段)デザイン画では青く、サドラ(サドラー)の顔つきだった。
(2段目)NGタッコングも青く、吸盤が大きかった。
(3段目)1971年当時はよく見かけた、デザイン画同様に青い体色のNGタッコングのカラー写真は、今回は背中のみネットで発見。
ブルマァクのソフビ造形はNG版なので、それで代用します。
(最下段)劇中版のタッコングは赤紫で、吸盤が小さく数が少ない。
↓NGタッコングのモノクロ正面写真なら、こうやって見つかりますが。
↑造形はNG版の方が、はるかに秀逸。
NGタッコングについて、詳しくはこちらで。
——も、続々登場予定!
なんてね。
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3話に話を戻すと、
ほぼ出ずっぱりのヤマトラマンに比べて、
↓ウミトラマンは、わずか4カットのみ登場。
体の模様が大写しで、
固定ショット気味のシーンだけに限定されている。
今日はここまで。
2話撮影時のウミトラマンスーツを脱ぐ、菊池英一(当時表記)氏。
えっ、次に進むんじゃなかったのかって?
いやいや、
●ヤマトラマン
●ウミトラマン
——に続く、
三番目のスーツが、なかなかのクセモノで、
調査対象の12話「怪獣シュガロンの復讐」の、
無料本編動画に行き着かなかったりと、
かなり難航してるんですよ。
↓現時点で入手できる、対シュガロン戦の新マンの画像は、
↑かろうじて、こんなものです。
↓梶田達二氏のイラストはウミトラマンなので、参考になりません。
お待ちあれ。
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尋ね人、見つかる!2016/ボシェック
前に
「尋ね人、見つかる!」
のタイトルで記事を書いたのは、
2011年7月17日だから、
かれこれ5年も前のことである。
ハーラン・エリソンの
“Again, Dangerous Visions: v. 1”
というペーパーバックの表紙を飾り、
スチュアート(スチュワート)・カウリー(Stewart Cowley)
が編んだ大判画集4連作の第一弾、
Spacecraft 2000-2100 AD(1978)
にも収録されている、
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↓アンガス・マッキー(Angus McKie)作のイラストが、
↑「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」(1979)の
暗黒星団帝国の巨大戦艦プレアデスの、
イメージソースになっている。
——ということを、
okozeさんから教えていただいた。
でもって、5年ぶりの「尋ね人、見つかる!」は、
「宇宙戦艦ヤマト」ではなく、
実に、324回を重ねる、
「スター・ウォーズ」
やはり前に、1作目『スター・ウォーズ』(1977)
のカンティーナ(酒場)にたむろする、
↓魑魅魍魎(ちみもうりょう)の中でも、
宇宙服姿の客だけを特集し、まっさきに↑ボシェックを取り上げた。
ボシェック(BoShek)という名は、カードゲームのディサイファー社の命名で、
ボスク(Bossk)と色違いだが、同じパイロットスーツ(元来は与圧服)
を着ていることからの命名だが、
元々は単に、「スペースマン」や「スペーサー」(ラジオドラマの役名)と呼ばれていた。
でもって、
マスクで顔を隠したキャラならいざ知らず、
劇中でもけっこう大写しで表情が読み取れるのに、
これまでずっと、演じた俳優の名前が特定されないままだった。
そしてついに、2016年2月8日に、
ジャーナリストでニューヨーク在住のブロガー、
ビリー・ジェンセン(Billy Jensen)が、
この俳優は、
フランシス・アルフレッド・ベイジル・トムリン
(Frances Alfred Basil Tomlin)
通常は、
ベイジル・トムリン
と称される人物と突き止め、自身のブログで発表した。
トムリン氏は、2004年に他界。
遺族がビリー・ジェンセンの、
「ボシェックについての情報求む」
のネットの呼びかけに呼応して、
ついに特定が完了。
↓遺族から提供された、ビートルズ柄のシャツを着込んだベイジル・トムリン氏のありし日の姿。
ネットでは、この快挙に称賛の嵐。
トムリン氏は、
ストームトルーパーも演じていたが、
↓早速、その映像も、ジェンセン以外のマニアが特定している。
35:07あたり。トムリン氏の特徴的なもみあげが確認できる。
ついで、ではないが、
この記事で、
反乱軍基地のセットは、パインウッドスタジオと書いたら、
「SW旧三部作=オリジナル三部作のイギリスの撮影は、エルストリースタジオでは?」
というご指摘を、YKT株式会社さんからいただいた。
これはたいへんスルドイご指摘で、
私もずっとそう思っていた。
しかし蕨(わらび)のサイン会に来た、
↓ビッグス・ダークライター(右)役のギャリック・ヘイゴンが、
「この撮影には、イギリス最大のスタジオが必要で、パインウッドで撮ったんだ」
と証言し、はじめて認識した次第。
上に貼り付けたメイキングでも、39:00あたりで、
「イギリス最大のサウンドステージ」と紹介されている。
Xウイングを、スタジオ外のクレーン車からつるす等、
撮影は大がかりをきわめた。
現在パインウッドは、シェパートンと統合され、
ただいま絶賛公開中で、
興収的には初代を越えた
『フォースの覚醒』の撮影に使用されたが、
はたしてこの最新作も、
1作目のように公開から約40年を経ても、まだ情熱をもって語られ、ファンに研究し尽くされる作品に育つだろうか(反語)。
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-02-02)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-02-09)