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メカコレ版スター・デストロイヤー雑感

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7号~14号までの、追加ディテールアップパーツだそうです。

確実に実物(スタジオモデル)より精度が上がるのを、
よしとするか、受け入れないか。


今日の記事は、
いちおう、この記事と、関連がなきにしもあらず。
appu
mkm

メカコレのスター・デストロイヤーが、ついに発売!





パチ組みにスミ入れでも、じゅうぶんに満足できるが、


電飾モデラーは、
全長わずか約10センチの、
このキットまで発光させようという無謀な計画を立てながら、
しっかり成功させている。

ホビージャパン最新号誌上でも、

月刊ホビージャパン2016年6月号

ホビージャパン (2016-04-25)

モデルグラフィックス最新号でも、やり方は同じ。


最小径の光学繊維と、穿孔(穴開け)用のドリル径も0.3ミリが限界で、
このサイズでやれば、
窓の表現にはならず、
艦側面に大破した大穴が開いている様子にしかならない。
うんと大げさに誇張して言えば、
sasinue
さしずめ、この近接砲撃戦で、
溝全体の縦径一杯に、大穴が開く“みたいな”なもの。

※正確な例えではありませんので、ツッコまないように。

そこで発光させたいパーツを型取りして、
クリア樹脂に置き換え、
遮光塗装を表面に施した後、
針(虫ピンや、0.3ミリ径ドリル刃)の先端でつついて塗装を剥がし、
窓を表現している。

この手法は、
どろぼうひげ氏が、デス・スターⅡを作った時に考案したもので、


もちろん、
ご本人も今回、ホビージャパンで再現しているし、
モデグラの作例も同じ手法が用いられている。

それだけになるほど、
パーツをクリア樹脂に置き換える手間を省くためには、
クリア成型版をバンダイが発売してくれればという、
モデグラ誌上での提案にもうなずける。

——と、モデラー両氏の偉業には、
ひたすら頭が下がるんだが、
模型誌の誌面構成には、
依然として疑問が残る。

というのも、
実物を見ればたちどころに伝わるはずの、
「こんなに小さいのに、よく光らせたよな」
というオドロキが、まったく誌面からは感じられないからだ。


もう何年も前から、
模型誌には、なんの期待もしていない

2012年9月15日の、
DORO☆OFFⅡ展示会でみた

ヤタ(竹下やすひろ)氏の、
1/20000 バイラルジンとガンドロワは、
いで
当時のモデグラにも掲載されたが、
誌面からは、作例の小ささも、
極限まで突き詰められた精密さも、
ぢりわ
サッパリ伝わってこなかった。

誌面用の写真撮影に立ち会った竹下氏によれば、
現場では、大きさの比較に、
iPhoneと並べて撮ったそうだが、その画像は掲載されなかった。

ホントを言うと、
今回のモデグラ作例記事では、
スタデ(最近は、スターデストロイヤーを,略してこう呼ぶらしい)
を掌(てのひら)に乗せた写真も掲載されているが、
電飾状態ではないため、
満艦飾(まんかんしょく)に発光状態と同一のモデルだとは伝わらない。

だったら、
発光状態のモデルを実物大で掲載すればいいだろうに。

旧態然としたルーティンで、
やっつけ仕事で乗り切ろうとするから時代に合わず、
10年ほど前に始まった、
ブログモデラーのLED電飾記事や、
最近主流のYouTubeの制作動画に、
すっかり淘汰され、
ついには「電撃」みたいに…。

やっぱり模型は、
じかに見られるに越したことはないから、
行ける人は、
静岡にでかけましょうね

【本稿おわり】

*************************

「ついで」ではないが、スタデにまつわる記事だけに、
急遽開催、
題して
スター・デストロイヤー写真館

1作目『スター・ウォーズ』(1977)用の、全長36インチ≒91センチのモデル。
まんま
側面の溝は艦首方向が広く、艦尾側が狭い。

↓『帝国』(1980)用の、全長102インチ≒259センチのモデル。
ほんもの
100インチ=254センチ想定で作ったら、結果的に2インチ≒5センチはみだしたっぽい。

↓プロモ用の特写で、『帝国』劇中に、そのものズバリの画面はありません。
みっさ

↓艦橋部の拡大モデル。
dsds
全長152×全幅173×全高135センチ=60×68×53インチ

↓『フォースの覚醒』(2015)用の、コンセプトアート。
sese

劇中本編の方が見劣りする気がするのは、自分だけ?
7778


アート・オブ・スター・ウォーズ/フォースの覚醒
フィル・スゾタック リック・カーター
ヴィレッジブックス (2015-12-26)
売り上げランキング: 48,871




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