デアゴスティーニ・ジャパン (2016-05-02)
7号~14号までの、追加ディテールアップパーツだそうです。
確実に実物(スタジオモデル)より精度が上がるのを、
よしとするか、受け入れないか。
今日の記事は、
いちおう、この記事と、関連がなきにしもあらず。
メカコレのスター・デストロイヤーが、ついに発売!
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パチ組みにスミ入れでも、じゅうぶんに満足できるが、
電飾モデラーは、
全長わずか約10センチの、
このキットまで発光させようという無謀な計画を立てながら、
しっかり成功させている。
ホビージャパン最新号誌上でも、
モデルグラフィックス最新号でも、やり方は同じ。
最小径の光学繊維と、穿孔(穴開け)用のドリル径も0.3ミリが限界で、
このサイズでやれば、
窓の表現にはならず、
艦側面に大破した大穴が開いている様子にしかならない。
うんと大げさに誇張して言えば、
さしずめ、この近接砲撃戦で、
溝全体の縦径一杯に、大穴が開く“みたいな”なもの。
※正確な例えではありませんので、ツッコまないように。
そこで発光させたいパーツを型取りして、
クリア樹脂に置き換え、
遮光塗装を表面に施した後、
針(虫ピンや、0.3ミリ径ドリル刃)の先端でつついて塗装を剥がし、
窓を表現している。
この手法は、
どろぼうひげ氏が、デス・スターⅡを作った時に考案したもので、
もちろん、
ご本人も今回、ホビージャパンで再現しているし、
モデグラの作例も同じ手法が用いられている。
それだけになるほど、
パーツをクリア樹脂に置き換える手間を省くためには、
クリア成型版をバンダイが発売してくれればという、
モデグラ誌上での提案にもうなずける。
——と、モデラー両氏の偉業には、
ひたすら頭が下がるんだが、
模型誌の誌面構成には、
依然として疑問が残る。
というのも、
実物を見ればたちどころに伝わるはずの、
「こんなに小さいのに、よく光らせたよな」
というオドロキが、まったく誌面からは感じられないからだ。
もう何年も前から、
模型誌には、なんの期待もしていない。
2012年9月15日の、
DORO☆OFFⅡ展示会でみた、
ヤタ(竹下やすひろ)氏の、
1/20000 バイラルジンとガンドロワは、
当時のモデグラにも掲載されたが、
誌面からは、作例の小ささも、
極限まで突き詰められた精密さも、
サッパリ伝わってこなかった。
誌面用の写真撮影に立ち会った竹下氏によれば、
現場では、大きさの比較に、
iPhoneと並べて撮ったそうだが、その画像は掲載されなかった。
ホントを言うと、
今回のモデグラ作例記事では、
スタデ(最近は、スターデストロイヤーを,略してこう呼ぶらしい)
を掌(てのひら)に乗せた写真も掲載されているが、
電飾状態ではないため、
満艦飾(まんかんしょく)に発光状態と同一のモデルだとは伝わらない。
だったら、
発光状態のモデルを実物大で掲載すればいいだろうに。
旧態然としたルーティンで、
やっつけ仕事で乗り切ろうとするから時代に合わず、
10年ほど前に始まった、
ブログモデラーのLED電飾記事や、
最近主流のYouTubeの制作動画に、
すっかり淘汰され、
ついには「電撃」みたいに…。
やっぱり模型は、
じかに見られるに越したことはないから、
行ける人は、
静岡にでかけましょうね。
【本稿おわり】
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「ついで」ではないが、スタデにまつわる記事だけに、
急遽開催、
題して
スター・デストロイヤー写真館
1作目『スター・ウォーズ』(1977)用の、全長36インチ≒91センチのモデル。
側面の溝は艦首方向が広く、艦尾側が狭い。
↓『帝国』(1980)用の、全長102インチ≒259センチのモデル。
100インチ=254センチ想定で作ったら、結果的に2インチ≒5センチはみだしたっぽい。
↓プロモ用の特写で、『帝国』劇中に、そのものズバリの画面はありません。
↓艦橋部の拡大モデル。
全長152×全幅173×全高135センチ=60×68×53インチ
↓『フォースの覚醒』(2015)用の、コンセプトアート。
劇中本編の方が見劣りする気がするのは、自分だけ?
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フィル・スゾタック リック・カーター