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第11話「いつか見た世界」感想「宇宙戦艦ヤマト2199」

先週に引き続き、盛りだくさんな内容で、面白く見終えました。

と、これだけだと、毎週感想を楽しみに読んで下さる方々に申し訳ないので、もう少し詳しく内容に触れておきたい。




ガトランティス(白色彗星)帝国軍艦隊とドメルの艦隊の交戦シーンがあったが、
これはオリジナルシリーズが、続編で新キャラや新メカを出した際に、
「1作目の時、こいつらはどうしてたんだ?」
というマニア的な視点で、土方やヤマナミ(漢字は異なるらしい)、山﨑が登場してるのの延長だろう。

「ガミラスと白色帝国がもし戦えば」という、架空戦記みたいなものか。





麒麟(お笑い芸人)の田村には、「落ちた食べ物は5秒以内なら拾って食べても大丈夫」という、勝手な「5秒ルール」があるらしいが、先週に引き続き、「2199」も「30分ルール」みたいな感じで、見ている間ぐらいはいいけど、反芻(はんすう)たちまち、「あれえ?」ってところがあったので、書いておこう。


「2199」は、オリジナルの古代進(無鉄砲で思慮に欠ける熱血漢)と島大介(冷静で理性的な性格)のキャラが交代している。

とはいえ、古代がガミラス捕虜に対して妙に物わかりがよくて共感的なのに、
島はよりによって自軍の上官(もしくは目上のベテラン)、山崎に対して、
あれほどまでに反発する理由がわからん。

1話で、古代が沖田に詰め寄った時だって、教官の土方がそこに居合わせていただけで、事態は丸くおさまったんだから、山崎の真相告白を拒絶する論理的な理由は何もない。
もちろん、心理的抵抗だとは分かってるが、それでも不自然だよね。



同じ件について、話数によって食い違いがあるだけでなく、
11話では同じ話の中でも扱いがチグハグなのがあって、それは救命脱出機構である。

むらさめに乗艦していた山崎は、島艦長(島大介の父)から、乗員の離艦の采配を指示される。
むらさめの救命ポッドは、乗員の意志にかかわらず、付近にいれば強制的に回収して、自動で射出するらしい。

それから8年。
コスモファルコンからの脱出は、生命維持スーツを着込んだ生身のパイロットだけが、強制的に排出されるらしい。

ヘンですよね。

これは、エイリアンとのファーストコンタクト(地球側の先制攻撃)の場面は、山崎を生存させることしか考えてなくて、

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作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ani


山本とガミラス捕虜の場面は、兄が救ってくれる幻想が成立することしか考えてないから。

いくらなんでも、同じ話の中ぐらいは、救命システムを統一していただきたい。

その他、各施設がのきなみ狭いのに、広すぎる浴場とか、

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作家集団Addictoe オフィシャルブログ-yokuistu


沖田と島を同じ空間に居合わせるためだけのヤマトシアターだとか、これまでもあった、広い艦で用事がある場合、一々現場に足を運ばねばならず、遠隔制御が機能しないとか、無思慮な設定や筋運びは相変わらずだと思うべな。







11話の感想は、おしまい。


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