これ(有言実行ガラモン)の続きです。
1993年の、
●パワードピグモン
●有言実行ガラモン
↓有言実行ガラモンは、ピグモンになりすまし(笑)、1996年のCMにも登場。
他にクリスマス編もあり。
——に続く、
GPV(ガラモン/ピグモン・バリエーション)は、
4年後の「ウルトラマンダイナ」(1997)の
●三面ロボ頭獣 ガラオン
●特殊戦闘用メカニックモンスター コガラオン
●特殊戦闘用超小型メカニックモンスター ぽちガラオン
——らしいが、
あまりにもオリジナルのガラモンとの
「ふぞろいぶり」がすさまじいので、
本ブログでは割愛。
となると次は、
「ウルトラマンコスモス」(2001)の
●ミーニンと、
↑2012年に北海道のイベント、羊ヶ丘ウルトラマン・ワールドで展示されたもの。
出来の良さから、テレビ「コスモス」(2001)から映画『サーガ』(2012)までの10年以上を生き延びた、劇中登場の現物と思われる。
↑『アニメちゃん』(1984)の“火吹きピグモン”以来、ひさびさにかなり小柄な、ミーニンの着ぐるみ。
●ガモラン(※ガラモンにあらず)
●ガモランⅡ(ツー)になる。
ミーニンにせよガモランにせよ、
名前も姿もサイズも、明らかにガ“ラモ”ン/ピグモンに由来するのに、
なぜその2態の再登場や亜種とせず、
完全に別個の存在と位置づけたのか?
それはもちろん、「コスモス」の作品世界が、
↓M78星雲「光の国」とも、
L77星のレオとアストラ兄弟、U40(ユーフォーティー)のジョーニアスが途中に割り込んでいるが、基本的に1966年の「マン」から、1995年に初登場したネオスとセブン21(ツーワン)までは、M78星雲光の国のウルトラマン。
↓ゼアス(1996)やウルトラ出光人(2007)の、Z95星雲「ピカリの国」とも、
ティガとダイナは出身星が不明の同族。ガイアは地球の大地のウルトラマン。
↑「ティガ」(1996)「ダイナ」(1997)「ガイア」(1998)の3人が存在する世界とも、つながらない、
つまりは既存のウルトラマンたちとは接点のない、
独立宇宙、コスモスペースの住人だから。
↑結果的に、コスモスペースを共有したのは、
●ジャスティス(2002)と、
●2人の合体戦士レジェンド(2003)だけ。
…なんだけど、別に「コスモス」に、
旧怪獣そのままの名前と姿、
もしくはその亜種や派生種を出せないわけじゃなく、
実際に登場してもいるわけで。
「ウルトラセブン」のクレージーゴンが元ネタの、
●クレバーゴンは、「コスモス」映画1作目に登場。
●カオスクレバーゴンは、テレビ31話に、
●クレバーゴン・ジャイアントは、テレビ44話に登場。
そもそも、コスモスが地球に飛来したのは、
バルタン星人との宇宙空間戦の結果だった。
↓何しろポスターに堂々とバルタン星人が登場してるんだから、当然これまでのシリーズとのつながりを期待させた、2001年の劇場版『コスモス』第1弾。クレバーゴンもチラ見しています。
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世界観を刷新するはずの「コスモス」に、バルタン星人という、
旧シリーズを代表する宇宙人を再登場させたのは、
劇場版「コスモス」1作目(2001)の飯島敏宏監督が、
1992年に企画していた、テレビ「ウルトラマン」(1966)の正式続編、
映画『ウルトラマン バルタン星人大逆襲』のなごり。
「モーレツ大怪獣戦」(1969)「ウルトラファイト」(70)の対セブン、「帰ってきた」(71)の対新マン、「ザ☆」(79)の対ジョーニアス、「80」の対エイティ、対パワード(93)と、歴代ウルトラマン対バルタン星人の戦いは数あれど、
↓1966年の初代同士の戦いを彷彿とさせるのは、
↑35年後のコスモスルナモード対ベーシカル(中)、
コスモスコロナモード対ネオ(下)という、傍系同士の戦いだった。
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ならばそれ以降は、導入役を終えたバルタンは、
しらばっくれて、もう出て来なくてもよさそうなのに、
↓代表的な敵役の2態(ベーシカル・左とネオ・右)は1作で姿を消すも、
↑チャイルドバルタンのシルビィは、
結局、劇場版「コスモス」全3作に皆勤賞だった。
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ミーニンとガモランに話を戻すと、
ピグモンとガラモンでは、
「同じ形で、大きさだけが異なる2体の関係は?」
——に、今さら設定上の説明はできないから、
「だったら新怪獣で説明するべ」
ってことだったんだろう。
というわけで、以下にミーニン/ガモランのミニ怪獣図鑑を展開して、今日の記事の結びとします。
隕石小珍獣 ミーニン
↓この一連の画像のミーニンの体色は、あてになりません。
テレビ「ウルトラマンコスモス」
第7話「空からのプレゼント」
第32話「悪夢の実験」
第55話「最終テスト」
第64話「月面の決戦」
劇場版『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』
映画『ウルトラマンサーガ』
に登場。
体長:1メートル
体重:10キログラム
↓こちらが正しい体色です。
ガモダマと呼ばれる宇宙合金製の隕石に入れられてやってきた小型の怪獣。2体が地球に飛来し、発見した子どもセンターの少年たちに「小さいから」という理由で命名される。性格は温和で大人しいが、ガモダマに付着していたバイオコントローラーが装着されると巨大化して凶暴なガモランに変身する。また怒ると全身を発光させエレクトロフラッシュという光線を放つ。後に地球の文明が危険かどうか判断するために、宇宙人少女に送り込まれたことが明かされる。
第55話で1体がガモランにされ、もう1体はフブキに連れられ説得に向かう。
『コスモスVSジャスティス』ではイケヤマにムサシを探しに行かせろと説得。ドイガキとの再会時にパニックになる。ムサシを復活させるためにフューチャーエナジーを届ける。
『コスモス』の世界(コスモスペース)のその後が描写された映画『ウルトラマンサーガ』では、遊星ジュランで暮らしている姿が描かれている。
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隕石大怪獣 ガモラン
テレビ「~コスモス」第7話「空からのプレゼント」に登場。
体長:50メートル
体重:7万トン
ミーニンがバイオコントローラーで巨大化した姿。額から放つガモフラッシュ光線と両手の3つ目の爪が武器。身軽で、跳躍してコスモスを攻撃したりもするが、足元を攻撃されると弱い。コスモスにコントローラーを破壊されてミーニンに戻り、もう一体のミーニンと共に保護される。
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隕石大怪獣 ガモランII
第55話「最終テスト」に登場。
体長:50メートル
体重:7万トン
鏑矢諸島に保護されていたミーニンのうち、前回ガモランにならなかった個体が宇宙人少女にバイオコントローラーを取り付けられて変貌した姿。以前のガモランと違い、体色は紫ではなく、顔色が悪いこと以外はミーニンと同じで、頭と肩の突起(角・つのなのか、棘・とげなのか)がなくなっている。コスモスにバイオコントローラーを破壊されて元の姿に戻る。
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GPV(ガラモン/ピグモン・バリエーション)は、まだまだ続くよ!
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