記事を一つ立てるほどには至りませんが、
サンミュージック会長の相沢秀禎氏のご逝去に、
つつしんで哀悼の意を表します。
本ブログの過去関連記事
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24日の金曜ロードショーは「ハンコック」
シャーリーズ・セロンの夫役の吹き替え演技がひどくて、
チェックしたら、EXILEの眞木大輔(マキダイ)だった。
ほんと、こういうのやめて欲しいよ。
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まだのあなたも、ぜひどうぞ!
誰も知らないスターウォーズ
また、こちらも新たにお買い上げ、心より感謝申し上げます!
ハンディキャップヒーローズ
そこで今日は、「ハンディキャップヒーローズ」につながっていく話を。
皆さんは、5月22日の水曜日、香川照之氏がナビゲーターを担当した、
『テレビ未来遺産』
をご覧になりましたか?
TBSとしては、この番組に相当力を入れているらしく、放送前日まで、このブログを執筆中の深夜に流し見していたテレビで、スポット告知がつるべ打ちでしたよ。
さすがに、見逃すまいと思ってました。
正式タイトルは、
『テレビ未来遺産“いのちの輝きSP”ヒューマンサイエンス 何が奇跡を呼んだのか 生きる力…真実の記録』
と長ったらしく、それに呼応するように、放送時間も夜7:00~10:54と、実に丸々4時間!
さすがに萎えて、最後の1時間だけ見ましたが、それでも見応えがありました。
番組最後の1時間の前半は、原因不明の難病(多発奇形症候群)で、生きているのがようやくの虚弱体質児に焦点を当てていました。
幾多の困難を切り抜けた今、家族は、「もしもこの子が、突然治療法が見つかって、健常児になれたとしたら、そうしたいか」という問いに対して、「そうは思わない。こういう特別な存在だったからこそ、他では得がたい思いを共有できた」と、その存在を肯定的にとらえます。
強くうなずかされました。
「ハンディキャップヒーローズ」の執筆動機は、その前に書いた、「ルインズウォー」にありました。
ルインズウォー(遺跡戦争)
「ルインズウォー」では、話の展開上、登場人物は,身体の障害を自分の身に望まないという筋立てにせざるを得ませんでしたが、これって、障害のある方に、ずいぶんと失礼なまとめ方ではないかと考えました。
そこで次回作では、障害のある方が、その障害に誇りを持てるような作品にしようと考えました。
その基本理念どおりの筋立てができたはいいけど、またしても話の行き掛かり上、
車椅子が欠かせない人が、それなしで自由に走り回れるようになり、
盲目の人に人並み以上の視力が与えられ、
耳の聞こえない人に、並外れた聴力を授けざるを得ませんでした。
そこで、さすがに「これはまずいぞ。このままでいいわけない」とは思うんですが、
ドラマの必然で、プロットや筋立てを変えるわけにはいきません。
そこで登場人物の一人に、この作品の問題点を語らせました。
「あなたは手足がないんですか、じゃあ手足をあげましょう。
あなたは目が見えないんですか、だったら見えるようにしましょう。
あなたは耳が聞こえないんですか、じゃあ聞こえるようにしましょうって、あまりにも解決の方法だとか手段が、短絡的で安直すぎやしないかい?
障害者を片っ端から、健常者かそれ以上のレベルにまで引き上げることが、本当に障害者問題の解決につながるんだろうか?
今我々がやろうとしてるのは、障害者って存在を、世の中から消し去ってしまおうとしてるみたいな、ずいぶんと不遜な試みじゃないのか?」
「たとえば障害者が一人もいなくなっちゃったら、手をさしのべるべき対象がいなくなっちゃったら、誰もその問題を解決しようなんて、思わなくなっちまうだろ?
その意味では、障害者がいる世の中にだって、立派に意味があるんだし、障害者も、具体的な社会貢献なんてなあんにもできずに、本当に無力に、ただそこに生き続けているってだけでも、ある意味で立派に社会的使命を果たしてるわけなんだしさ」
ここで示された疑問の全てに、「ハンディキャップヒーローズ」一作のみで、解答を出し切るわけにはいきませんでした。
さらなる解答を示す役目を担う続編執筆のためにも、さらなるご支援、ご愛読をいただけますと、ありがたいことこのうえなしです。
私は「くだらない」小説は、一本たりとも書きません。
それは発売済みの、他の2作でも同じ事です。
トイレベンチャー
スクール リボーン(学校再生)
今日はこのへんで。
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テレビ未来遺産“いのちの輝きSP”/「ハンディキャップヒーローズ」執筆動機
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