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ダウンロード販売の反応があまりにも悪いので、
惨敗の図。『ドクトル・ジバゴ』(1965)より。
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一計を案じ、プロモーション活動につとめることにします。
それは、無料作品の配布です。
「誰も知らないスターウォーズ」(以下、「誰知ら」)というタイトルをご存じですか?
2008年に、PDFを手売りしました。
以後、断続的にご案内したので、今でも時折、問い合わせをいただきます。
そもそもは、作家活動に芽が出ないことを見かねたA社から、
「新書用に(それまで専門だった)SWものを書いてみれば?」
と水を向けられ、
若干不本意ながらも書いたはいいけど、
「この内容では、ウチからは出せない」
と言われ、次に持ち込んだB社にも断られました。
思えば、
「出さなきゃ(売り上げにつながらないから、無収入が続いて)死ぬ」
から、常に渾身の作品を全力投球で書きあげながら、
出版社の、生涯に1冊も本を書き上げられない人の判断がなぜか優先されてしまい、
作品が世に出ることを阻まれる事態が延々と続き、
つまり「書けるもの」が路頭に迷い、
「書けないもの」の生活が、のうのうと成り立っている矛盾に、
歯がゆい思いをした日々でした。
2002年に、自分のクリエイティビティ(創造性や創作力)に賭ける決意をして以来、
常につきまとったのは、前に依存していたSW(スター・ウォーズ)の影でした。
さきほど、「不本意ながら」と書きましたが、
ホント、ジャンキーが中毒から抜けきるのに何年もかかるみたいに、
一番あてにしたくないものに、やむをえず依存する状態がくり返され、
ようやく完全に断ちきるのに、10年以上もかかりましたよ。
その間に、ついにルーカス帝国は崩壊、ディズニーに身売りしたわけですが、
今回、無料配布のために、あらためて「誰知ら」を読み直して、
「これじゃあ、身売りして当然だよな」
と、今さらながらに思いを新たにしました。
もう一つの感想は、書ける時に書いておいてよかったな、ということ。
およそ世界で私一人しか知り得ないことを、しかも全てを有機的に関連づけて、まとめられるのも、どうやら世界で一人しかいない状況で、
ダラダラと書きすぎず、かといってスカスカに書き足りぬこともなく、過不足なくまとめている。
これができたのは、傍観者であっても、当事者目線で物事を見つめていたからこそ。
しかも5年が経過して、自分でも忘れていたことが多く、さらにその後の5年はほとんど惰性だったので、あえて書き足すほどの出来事もさほど思い浮かばず。
何しろ、補完や更新情報は、このブログで続けて来ましたしね。
というわけで、4箇所ほど誤植が見つかりましたが、あえて以前のままで提供します。
誰も知らないスターウォーズ
まずはこちらを無料でお読みいただき、お気に召しましたら、以下の作品もお試しいただければ幸いです。
ハンディキャップヒーローズ
トイレベンチャー
ルインズウォー(遺跡戦争)
スクール リボーン(学校再生)
せめて無料のファイルぐらいは、ガンガン、ダウンロードしてくださいね!
ドクトル・ジバゴ アニバーサリーエディション [DVD]
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ワーナー・ホーム・ビデオ (2010-06-02)