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ハンディキャップヒーローズ
トイレベンチャー
ルインズウォー(遺跡戦争)
スクール リボーン(学校再生)
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本題はここから。
CGエンプラ(映画版)研究は前回で終わりましたが、
それをやってる最中に、ふと頭をもたげた興味関心。
そういえば、あっちの方はどうなってる?
いやいや、「あっち」といっても、
↓「こっち」の話じゃなくて、
ヴァーチャルではなく、実在空間に存在する、実物(撮影用モデル)を忠実再現した、立体エンタープライズについてです。
架空の存在のはずの宇宙船を、実物として再現する方法としてCGを思いつくのは、
↓CGならば、どんな巨大表現も、無限の色数と階調を与えることも可能。
元画像はこちら。
↑CGならば、どんな撮影アングルで、どんな景観と環境光とでも組み合わせ可能。元画像はこちら。
そのテクが、生まれた時にはすでに存在していた若い世代で、
ファウンデーション3Dのフォーラムに投稿された、エンプラとドライドックのCG。
大判の元画像はこちら。
1979年の1作目「スター・トレック」(日本公開は1980年夏)を、
リアルタイムで劇場で観た世代なら、個人でできることといったら、市販のプラモデルを、撮影用のミニチュアに忠実に仕上げるぐらいが、思いつくせいぜいだった。
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かくいう私も、一時期その志を立てた身なので、今回から、
模型で再現する映画版エンプラ
について、ダラダラと語って行きたいと思う。
そもそも、どうしてエンプラの模型再現に興味を持ったかというと、
きっかけは、ホビージャパンの1980年8月号。
特集は『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』で、
あくまでもMPCのミレニアム・ファルコンが目玉で、
amt(エーエムティー)のエンタープライズ関連記事は、
↓アメリカ本国で発売されたamt(当時の社名/ブランドは小文字表記)のボックス。
日本でも、まずはこちらが発売され、
↑その後の需要を満たすため、amtとヨーロッパで提携していたマッチボックス版が補充発売された。
初めて見たのは、このマッチボックス版で、80年の夏から秋頃、オオハシ模型とかで、7000円以上もした。
カラーでロングショット(全体像)が半ページ、
細かな写真がぎっちり詰まったモノクロページが(たしか)2~3ページしか割りあてられていなかった。
だが、その細かな写真と説明が、目を惹くことしきり。
そこでは、
*キットの円盤形の第一船体モールド(パネル分割線)が、実物の撮影モデルと異なる部分(ランディングパッド等)の指摘と修正ライン
当時流通していた劇中スチルでは、そうしたパネルラインは全く読み取れない。
*第一船体の右舷後部(リクリエーションデッキ)の窓枠の修正(外縁の他の窓同様の丸窓から,列をなす方形窓へと修正)
劇中のリクリエーションデッキ。
2階奥の長方形の窓が正しい形なのだが、ただ漠然と映画を観ただけでは、そんなことはまるでわからない。
*第一船体左舷のドッキングポートを、丸形から角形に修正
映画のスチル(スチール)では、円盤左舷の角形のドッキングポートは、ほとんど写っていない。
----等々、具体的で細かな指示が、ちりばめられていた。
当時大学1年で19歳の自分には、この記事はかなり衝撃だった。
一つ目は、
なぜ実物と異なる部分があるのか?
どうせ模型にするなら、実物と同じにやればいいだろうに。
当時は、撮影用のモデルとプラモなどの製品が、サイズ以外に異なる箇所があるなんて、思ってなかった。
二つ目は、
こうした相違点の知識を,
記事を担当したモデラーは、
いったいどこから得たのか?
映画「スタートレック」といえば、公開間際の最新作。
「スターログ」誌、1980年2月・4月・8月号。画像はこちらより。
その映画の模型がとっくに発売され、
カティンガ級クリンゴンバトルクルーザー
※日本にマッチボックス版のクリンゴンクルーザーが輸入されたかは,定かではありません。
実物との相違点が、どこかで情報公開されているという、
バルカンシャトル「スラック」
※日本にマッチボックス版のバルカンシャトルが輸入されたかは,定かではありません。
その未知の仕組に、興味がわいた。
が、当時はなんでそうなのかがまるで突き止められず、そのうちに、一度沸き上がった疑問や興味関心は、次第に忘れ去られて行くのであった。
つづく。
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