これ(ピグモン〈その2〉の前にガラモン/ふぞろいの怪獣たち・5)のつづき。
本題に入る前に、
前回、東京タワーがらみの怪獣を列挙したが、
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『モスラ』(1961)
『大怪獣ガメラ』(1965)
『キングコングの逆襲』(1967)
「ウルトラマンA」第1話「輝け! ウルトラ五兄弟」(1972)
『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)
絵柄だけなら、ギララもあったみたいですし、
キングギドラも『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964)で、横をかすめ飛んでいたので、
ここに追加しておきます。
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↑ゴジラが向かっているのは東京タワーではなく、名古屋テレビ塔。
『モスラ対ゴジラ』(1964)
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ここからは、前回のガラモン解説の補足。
「ガラモンの逆襲」(「ウルトラQ」16話)では、
合成でガラモンを2体以上に見せるため、
胸のマークを付け替えた。
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↑アトラゴンのレジン製ガレージキットに付属するガラモンマーク。
マークは胸の中央ではなく、右腕の付け根寄りについている。
↓「逆襲」セット撮影終了直後のガラモンの、正確な色調の証拠写真。
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↑劇中で破壊されたはずの東京タワーが無事だが、
破壊用と情景用に別々に2つ作られたか、
もしくは修復されたらしい。
マークが左寄りについてるが、一連の写真に共通なので、
写真の逆版(左右像の反転)ではなく、
この撮影のためにつけ直す際、位置を取り違えたらしい。
これに続いた同じセットでの、円谷英二、佐原健二、西條康彦、桜井浩子や、
ペギラ、パゴス、カネゴン、ゴーガとの記念撮影では、
↓胸のマークは、正しい位置につけ直されている。
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※↑上2点のカラーは人工着色なので、あてにならない。
その後のガラモンは、デパート催事で展示された頃には全体が赤みがかり、
↓地面が草なので、上のセット撮影とは別の日の写真。ガラモンの胸のマークが中央についている。
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↑デパートでは子供の手の届くところに設置されていたため、ヒレがずいぶん剥がされたらしい。
向ヶ丘遊園に展示された(右)のは1966年の春なので、すでにピグモンへの改造が終わっている。
↓左2点は「ピグモン」表記でも、ガラモン時代のもの。
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比べると、右のピグモンは顔の右頬脇にヒレ(トゲ)が追加され、手と足は白く塗り戻されている。
首に延長部が確認でき、脚の節の間隔も広く空けられている。
と、ようやくピグモンにたどりついたところで、つづく。
ピグモン要素がゲキ薄なのも、なんなんで、
最新動向にも触れておきましょう。
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