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今回は、前回の続きで、
「スタートレックIV 故郷への長い道」(1986)
本来の邦題は、『故郷への長い道』が本題で、『スター・トレック4』は副題。これは日本ではスタトレ映画がヒットしなかったための措置。
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のCG版について。
と、その前に、前回エクセルシオの代役でチラリと登場した、
USSチャーチル(U.S.S. Churchill)について。
この艦(ふね)は、CG動画版のでっち上げではなく、正史とは位置づけられないにせよ、スタートレックユニバースにしっかり存在する。
設定ではチャーチルには3種類あって、
1.最初期テレビ版(TOS)時代のバトン・ルージュ(Baton Rouge)級。
2.映画(1~6作目)時代の、オキナワ級
3.次世代(TNG)の24世紀のスティームランナー級
1や2で、設定画と図面の形状がまるで一致しないのはさておいても、
どれも、CG動画に登場したものではない。
そこで、U.S.S. Churchill Star Trek で画像検索してみたら、それらしきものにようやく行き着く。
見ようによっちゃ、エクセルシオより、カッコイイんじゃないの?
なにより、リライアントと同様に、改修型エンプラ(いわゆる映画版)のラインを踏襲し、その上位モデルとして位置づけているデザインの明確な方向性が小気味いい。
エクセルシオは、「生真面目な日本人がエンタープライズを設計したら」と言うコンセプトでデザインされた(ILMのケン・ローストン談)ので、
なんとも面白みのない不格好さだから、なおさら。
チャーチルの画像は、CG動画のクレジットにもある、Anarion(アナリオン)氏のCGモデルで、
同氏はモデリングデータを気前よく無償公開している。
CGモデルのために、新規に設計されたと思(おぼ)しきブループリントでは、
艦種はチャレンジャー級に分類されている。
さて、ようやく映画4作目のCG再現だが、
映画のラストの、この場面を再現した、
この1本しか見つからなかった。
いつもながら、サントラ音楽が効いている。
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作曲はスタトレには「4」のみ登板の、「エデンの東」(1955)「続・猿の惑星」(1970)のレナード・ローゼンマン。
前回同様、ハイクオリティのCGやり直しバージョンをMylex67が窓口となって公開している、HIKE ANIMATIONは、接写に耐えられるエクセルシオのCGモデルを用意できず、今回もお休み。
とはいえ、このCJCA915バージョンにも、Mylex67は、高解像度変換(? Max conversion)で参加している。
4作目のCGバージョンが少ないのは、エンプラ(NCC-1701)は前作で自爆したため、
代替艦(NCC-1701-A)がラストにサプライズ登場しかなく、出ずっぱりなのは、奪ったクリンゴンのバード・オブ・プレイだけだから。
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つまりバード・オブ・プレイのCGモデルが用意できなければ、4作目の場面再現はできないわけで、FABIO作のものを調達できたCJCA915が、これを使って「スタトレ3」の対エンプラ戦を、
かなり忠実に再現している。
しかしバード・オブ・プレイは、4作目では「戦わない」し、タイムワープ以外にさしたる見せ場もないため、
このCG版は、誰もやらない。
というわけで、「CGエンプラ」シリーズは、あと2回で終わる予定です。
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