これ(電飾5・1/ 537エンプラ補完計画〈その15〉)の続きで、
本来は、
エンプラの電飾の要素5以降の分析を続行
5.帯状(中・大面積)で作動時のみ発光
6.室内照明
7.スポットライト/自照灯
…のはずだったが、
前回もキット制作の動画を二つ紹介したので、
今回も別の作例動画を取り上げることにした。
YouTubeで模型の制作過程を紹介するモデラーも増えたが、
感心するのは、個々の工作技術もさることながら、
きちんと最後まで完成させていること。
途中過程では、予期せぬ事態が起こるもので、
完成に行き着かないことだってある。
今日取り上げるのは、
結局途中で頓挫してしまった例。
キットは本ブログで取り上げているエンプラではなく、
同スケールの僚艦リライアント。
1/537スケールのリライアントは、都合3回生産。
(上)1995年に発売された初版AMT/ERTL(アーテル)版。
(中)ブランドこそ初版と同じamt(ただし小文字)だが、実質はラウンド2からの2011年の金型一部改修による再版。
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(下)再版ラウンド2キットの、電飾向きクリア成型バージョンは、2012年に発売。
1/537 スタートレックシリーズ U.S.S. リライアント
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amt (2011-03-19)
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2011年2月17日。
「ザペインティングクリニック」(ThePaintingClinic)が、
発売まもない、リライアントのキットを紹介。
同時期発売のアステカ模様のデカールで、
1/537 スタートレック U.S.S リライアント アズテックデカールセット
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ポーラライツ (2012-01-21)
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キット全体をくるんでしまうと、
誰が作っても同じ仕上がりになってしまうのを避けるため、
↓本ブログで常連のトレックワークスのボイド氏は、キット発売からほぼ1年後に、全面デカール処理でアステカ模様を完成させた。
アップロード日: 2012/02/17
あえてアズテックダミーの、
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ペイントマスクを選択。
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リライアントは、ミランダ級の惑星連邦宇宙艦船。
「塗装クリニック」の看板に則し、
電飾は行わず、もっぱら塗装に専念するので、
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商品紹介ページの見本画像のように、美しく仕上がるはずだった。
でもって、
パート1
公開日: 2012/03/21
パート2
公開日: 2012/03/31
と順調に推移して、
パート3でマスキングを完了。
公開日: 2012/04/07
ところがパート4で、大問題が発生。
公開日: 2012/04/09
基本下地色の塗装に使用した、
グレックス(Grex)のスプレー塗料の塗膜が弱く、
マスキングシートの糊が強すぎて、剥がす時に塗料まで道連れにしてしまった。
まさに収拾のつかない大事故。
ちなみにタミヤのラッカー系スプレー塗料なら、問題なかったそうだ。
それから半年後、
ようやく再開したのだが…
(公開日: 2012/10/05)
動画に添えられた追加コメントが衝撃!
更新:この作例動画はここまでで終了、完成を見ずにオシャカとなりました。
リライアントは私の手には負えず、ゴミ箱行きに決定。
またしても塗装にしくじり、さすがにブチギレ、
計画全体をボツと決めました。
ホントはもっと口汚い罵りコメントを書きかけたんですが、
この動画サイト閲覧に制限を設けたくないんで、消しました。
ああすればよかったじゃないかとか、色々とご意見もございましょうが、
他の仕上げは、自分の塗装を楽しむというポリシーにそれるし、
この作業続行は、もはや苦痛以外のなにものでもないので、
いさぎよく中止とします。
2度とリライアントはやりません。
以上、おしまい。
楽しみにしてくれていた人にはスミマセン。
…こんなことも、あるんですね。