タイトルの
「キリシマ、迂闊（うかつ）じゃないってよ」
は、もちろん、映画や小説の
「桐島、部活やめるってよ」
のもじりですが、それのプロットや構成が緻密で、軽率さや迂闊さとは無縁、という意味ではありません。
たしかに映画はよく練られた構成でしたけどね。
ここでいう「キリシマ」とは、昔は「沖田艦」と呼ばれたものです。
大判画像はこちら。
↓※この商品は、本文とは無関係です（笑）。
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「宇宙戦艦ヤマト2199」では、沖田艦は艦名が「きりしま」（艦体に記載されているのは、ひらがな）と再設定されました。
大判元画像はこちら。
大判画像はこちら。
で、このバンダイの新キット、
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内の一隻であるキリシマを、
以前（2013年３月号）に、![Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 03月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/5119Hs%2BMiRL._SL160_.jpg)
大日本絵画 (2013-01-25)
ガミラス艦２隻を見事に料理した
大判の元画像はこちら。
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ヤタさんこそ、竹下やすひろさんが、
ＭＧ（モデルグラフィックス）誌 2013年５月号で、![Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 05月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/513snkrfKNL._SL160_.jpg)
大日本絵画 (2013-03-25)
作例担当と聞き、期待はいやがおうにも高まった。
だがしかし、氏のブログには、若干の不安をあおる、１枚の画像が。
↓これだ！
？？？？？？？？？
ど…どうして、こんな、原色バリバリの、オモチャチックなハゲチョロケ塗装なんだ？
↓まるでＸウイングのストライプの剥げ表現みたいだけど、
この色（真っ赤っ赤の原色）はねえだろ？
ヤタさんともあろう人が、どうしちゃったの～？
この写真どおりの色使いの完成品なら、
ガミラス艦のしぶい仕上がりとは雲泥の差で、
迂闊と言われても、しかたないんじゃ。
しかし、発売当日のＭＧ誌をのぞいてみれば、
↑より大判の画像はこちらで。↓ですが、できれば本誌を買いましょう。
いつもながらの、安心と信頼の、竹下やすひろクオリティ。
重量感と実感あふれる塗色の慎重な選択と、他の誰にもマネできない巧みな塗装技術で、
あの、赤いハゲチョロケの面影は全くない。
実写版ヤマトの、つたないＣＧヤマトより、
↑大判の元画像はこちら。
↑大判の元画像はこちら。
よほど堂々と、映画で主役を張れそうな出来。
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さて、先日の日曜日、
つまり「ヤマト2199」の第２話がテレビ放送された、４月14日。
ヤタさんの作例、つまりワンフェスでは規定により、（模型誌の作例を、商品販売の目的で）展示できなかったガミラス艦と共に、キリシマをじかに目にする機会が訪れた。
それが、第19回 むさしのフラップス模型展示会。
実物を目にして、ブログや印刷物では、決して伝わらないスゴさに、改めて感服。
１．小さく、恐ろしく細かい。
写真の印象だと、巨大感、重量感バツグンだが、なにせ実物はプラモデル製品。
ビックリするくらい小さいのに、電飾からディテールまで、恐ろしく細密な加工が施されている。
キリシマの窓なんか、ほんと、信じられない緻密さです。
２．ただ光らせてるわけじゃない。
＊常時点灯している窓の照明。
＊ゆっくり明滅している、衝突防止灯。
＊揺らめく光芒を放つエンジンノズル部分。
大判画像はこちら。
----までは、これまでにもヤタ氏作例で体験済みだが、
今回は新たに、先日のエンタープライズのような、
自照灯（セルフスポット）まで装備している。
※キリシマの該当写真はありません
改めて思い知らされる、
単なるプラモ作例レベルを、とうの昔にあっさり超えて、
完全に美術工芸品の域。
これはまさしく、
↑この写真と本文は関係ありません。
キリシマ、迂闊じゃないってよっ！（決め顔）
といえる出来映え。（かなり強引…）
主役の宇宙戦艦ヤマトまで含め、
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全艦艇をヤタ氏の作品で編成したら、
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さぞかし壮観でしょうなあ！
ああ、それはそうと、あの真っ赤なハゲチョロのキリシマは何だったのか？
ヤタさん本人に訊いてみた。
あれは、ハゲチョロケではなく、貼り付けたディテールで、
↑これ以上大きな画像はありません。
元画像はこちら。
だから白い（明灰色の）部分は平面ではなく、細かな凸（でっぱり）なんだそうな。
したがって鮮やかな赤や黄色は、
プラモの元々の成型色なだけだった。
訊いてみないと、わからないものです。
わざわざ南浦和まで（往復約36キロ）、チャリこいで行った甲斐があったぜ！
次回のヤタ氏版ガミラス艦やキリシマのお披露目は、
静岡模型ホビーショーの予定。
さすがにチャリでは行けません。（往復約450キロ）
どうしても行くなら、ヤマト自転車で。
仮面ライダーでも人気だった、ブリヂストンのドレミ自転車。
今日はこんなところで。
さらばキリシマ！
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