70、80年代のスチールは書籍などでもスルーされがちなので助かります。
この記事を見ていて気付いたのですが『ウルトラマン怪獣大決戦』時のスチールのウルトラの父、手首がシルバーなのですね。
いや、これは全然気がつきませんでしたね。
こういう目利きの読者がいらっしゃるので、「それはもう前にやったから」と手抜きせずに、
定期的にまとめ記事のリニューアルは必須ですね。
さてここからが本題で、
「ウルトラマンレグロス」前編
2023年5月23日の火曜日からツブイマ(TSUBURAYA IMAGINATION)で配信開始された「ウルトラマンレグロス」前編を、有料会員に入り直して当日鑑賞。
物語の舞台、竜座D60(ディーリューシー)とレオとアストラの故郷獅子座L77星とは盟友関係にある兄弟星で、ウルトラマンレオもコスモ幻獣拳習得のためにD60を訪れていた。
まだ「ウルトラマン」を冠さないレグロスは、D60に冷凍仮死状態で漂着。
介抱された時点では自分の出自を忘れ、レグロスという名前のみを覚えていたそう。
そもそも「レグロス」の名前の由来はしし座α星(しし座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。1等星の中では最も暗い)レグルス (Regulus)なので、レグロスの出身星は獅子座にほぼ決まりではないか。
それが証拠に?レグロスは竜座D60に修行に訪れたレオはともかく、彼の双子兄弟アストラのことまでやけに詳しい。
やがてマグマ星人軍団がL77星を滅ぼした余勢でD60にも侵攻。
過去のマグマ星人は目と口部分が生身の演者むき出しだったが、
「レグロス」の軍団員3人(①マグマ侵略軍提督ヴォルカン②マグマ地獄兄妹ユラブ③マグマ地獄兄妹ラバ)の口部分は固定状態でセリフを発しても動かない。
マグマ星人といえば「レオ」初期話では脅威の存在だったが、
その後は権威が落ちていくばかり。
おまけに好機の出番を似た風貌のババルウ星人に奪われるなど失墜の歴史が長く、
ようやく本作にして再び強大な存在に復帰し、
特に捕虜に取ったアストラの拷問シーンには身を乗り出してしまった。
アストラはレオの双子の弟なので、
元来のマスクはレオと同型だったのが、
※コラ画像です。
拷問の果てに激しく変形したという(「レオ」放送1974年当時の小学館学年誌)設定だったため、
今回の捕囚たちまちのアストラの顔に注目して身を乗り出して視聴したわけだが、
わざわざスーツを製作する手間を省くためか、画面にはボディしか映らなかった。
そうそう、レグロスといえば、初登場は『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』
最終10話(2021年1月31日)にチラ見せの際は、
六角目のセブン系レッド族を想起させたが、
※SEVEN Xの目だけは菱形四角形
やがて光の国由来のウルトラ戦士よりも、
レオ/アストラの獅子座L77星由来ではないかという風貌が明らかに。
でもって今回の「ウルトラマンレグロス」前編でしみじみとレグロスのマスクを眺めてみると、
目の上辺が上瞼(まぶた)の直線状のモールドにかぶさって、
どう見ても六角形ではなく、五角形に見えるよね。
↑まあ初登場からちゃんと五角形(風)でしたと言われたらそれまでですが。
とにかく「ウルトラマンレグロス」という配信新番組は、
期待に違わず面白く見応えもあるので、皆様も是非ご覧ください。