13年ぶりの邂逅・宇宙戦艦ヤマト
この記事(模型展示会をうろつくSWユーチューバー)でも触れたとおり、
先週の5月14日の日曜日は、静岡の模型ホビーショーに出かけた。
見学したのは併設のモデラーズクラブ合同作品展のみ。
実は昨年も行ってきたが、特に報告することもなく終了。
今年はスターケースチャンネル
ココだけの話
用の動画収録のために再び訪問して必要な素材を撮影。
それは動画で確認できるので、
今回のブログではそこでは書かなかったことを。
『宇宙戦艦ヤマト』
模型多国籍軍さんのブースにお目見えしてました。
2023/05/13 37:55あたりから
初めて完成塗装品の実物を目にできて感激!
これだから合同展示会巡りはやめられない。
このキットは未開封・未組み立てだと現在とてつもない値段だが、
カエル課長さんは「ヤフオク」や「メルカリ」等にジャンクパーツ出品されているものを数件落札して、
全パーツを揃えたそうで。
コレクターとして未組立で保存するならプレミア価格も仕方ないけど、
完成品を目指す人なら、組み立て途中の部品状態で何セットかを落札し、
1セットでは足りない部品を次第に揃えていけば、
あわよくば2セット以上も揃う…かもしれないしね。
さて、この話には続きがあるが、テーマが宇宙戦艦ヤマトとは逸れるので、
後日の記事にゆずるとして、ここからは久々にヤマトについて。
この前、某所にひっそりと死蔵状態で10年以上が経過した「宇宙戦艦ヤマト大クロニクル」をようやく入手。
2010年12月7日発行(奥付け表記による)
先行発売時には専門書店に平積みされていて、
キムタクヤマト鑑賞のために
12/1(水) TBS前の期間限定展示を見る。
来日していた(2010/11/30〜12/6)ティム・エルドレッドも無事に購入。
ファンの集いの飲み会に招待され(12/5)、
そこに西崎義展氏の訃報がらみで「2199」関係者が訪れて、
今後もヤマトシリーズは継続されると宣言。
その際に「大クロニクル」を見せられた関係者は激怒。
店頭での扱い中止や、
Amazonでの販売差し止めに動いた。
今にして思えば、オリジナル「ヤマト」の収益は権利上、東北新社にごっそり巻き上げられてしまうため、
現スタッフは「2199」以降の新作でしか収益が上がらない体制を築き上げた。
とにかく渾身の「大クロニクル」を上梓(じょうし)しながらほぼ徒労に終わってしまった伊藤秀明氏は、
12/2(木) 伊藤秀明氏のインタビュー。
氏の最新刊「宇宙戦艦ヤマト大クロニクル」
についても、詳しく話をうかがう。
その心労が祟ったかどうかはともかく、3年後の2013年7月21日に急性心不全でご逝去。
当時はサンダーバード研究の成果を発揮しておられ、
「ヤマト」関連はすっかりご無沙汰だったが、
集大成的な仕事は「大クロニクル」に尽きたのではないかと感じる。
松本零士先生ご自身も、2023年2月13日午前11時、急性心不全のため都内の病院で85歳で死去。
野村トーイのヤマトプラモの実物にじかに接して、
改めてその意を強くするのであった。