この記事(『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』)の続きで、
今回はガッツリネタバレするので、くれぐれも鑑賞後にお読みください。
ツブイマ配信版を2023/2/26に購入。
鑑賞可能な2日間で、都合4回鑑賞したので、
劇場公開版との違いなど、記憶が鮮明なうちにメモしておこう。
- 劇場版にあったハネジローのテレビ「デッカー」ストーリー掌握部分(5〜10分)はなし。あれは『旅立ち』本編に「おっさん(デッカー・アスミ)」「アガムス」の名前が出てくるための一応。
- 代わりに巻末にアスミ カナタ役の松本大輝とディナス役の中村加弥乃のスペシャルインタビューがあり、映画『旅立ち』の撮影はTV「デッカー」放送前だったとの証言から、近年のテレ東ニュージェネシリーズは、1話放送前には最終話および劇場版まで撮影が終了していることがわかる。
- ラヴィー星人ディナスがウルトラマンディナスの語源なら、デッカーだってウルトラマンアスミかウルトラマンカナタじゃないのかって気がちょっとだけした(後述)。
- 映画版での興味関心は、①客演歴代ウルトラマンは誰か、②新登場ウルトラマンは誰かだが、①について地続きの物語のトリガー=ケンゴを出すのはTV「デッカー」最終回と似過ぎてしまい同じ話のくり返しになってしまうので避け(売り切れ続出の映画パンフの武居正能監督のお言葉)、マナカケンゴ(寺坂頼我)は半年前に宇宙に旅立ったことにして未出演。
- ②の劇場版新登場ウルトラマンは、上述の事情によりトリガー+デッカー融合はありえず、そもそもアスミカナタはTV最終回で事態解決後にDフラッシャーとディメンションカード(デッカーへの変身小道具)を未来に自然返還したため、新たな条件が整わないとデッカーに変身できない。
- そこで新ウルトラ戦士の登場およびデッカー復活の鍵としてウルトラマンディナスが登場。実際、デッカーのグングンポーズ変身の直前には、ディナスの姿がベースに置かれ、ちょうどジードの変身シーンに、アーリースタイル状態が垣間見えるのと似た手法が採られている。
- 初期変身時(アーリースタイル状態)
- フュージョンライズ時に垣間見られる、ジードライザーから放出された光のエネルギーの影響によって一瞬登場するジードの姿。カラータイマーを除けばウルトラマンベリアル(アーリースタイル)とほぼ同一。常時、光に包まれて明確に見えない状態となっている。
- デッカーがフラッシュタイプのままでタイプチェンジしないのは、映画版のデッカーはディナス再生の新生デッカーであり、TV版で成長してタイプチェンジを変遷会得したデッカー(デッカー・アスミ由来)とは別の存在=ウルトラマンカナタだから。
- 防衛チームGUTS-SELECT(ガッツセレクト)の常備メカがナースデッセイ号とGUTSファルコン、GUTSホーク+発進時は空中射出されるテラフェイザーと飛行メカしかないため、陸上の現場移動手段=車輌の描写がなく、ディナスの移動手段も同じだが、ひたすら走って現場に駆けつけている。(※これは「トリガー」からの引き継ぎ事項で、ディナス個人には瞬間移動能力があるがそれはさておき)
- イカルス星人がクリスタル型の装置2基で発生させた擬似閉鎖闇空間は、当初は地面に接したドーム状だったが、消失前には高空に移動していた(球状?)のに半球状時を引き継いで平面的な大地がある。
- ディナスのシャツは劇場版では黒に見えたが、ウルトラマンディナスの体色パープルのベースカラーで濃い紫。
- 敵キャラは当初はいかにもの雑魚(ザコ)キャラばかりで、隊員3人とディナスをひとまとめに始末しようとペダン星人が地底から出現させたキングジョーはなぜかその4人を襲わず、お約束の市街破壊に従事したりと、時間稼ぎのチグハグ展開も多い。
- ラヴィー星を襲ったゴドラ星人とマグマ星人は退治されたようだが、バド星人だけは生き残って地球作戦に等身大で参加している。
- 劇場パンフには全ての登場怪獣・宇宙人/ウルトラマンが掲載されているようで、実はメトロン星人ナイゲルと、グレゴール人グレースの画像はネタバレなので載っていない。
- ギベルスが全日本人を人質に取ったと世界に宣言する際、情景に選ばれた各国はフランス、イタリア、オーストラリアで、これは日本が日中(日昼?)時に、時差があっても日中の国が選ばれた模様。
- ポスターの時から画面左上が「アンドロメダ(『さらば宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト2』他)の拡散波動砲やん」と思っていたら、案の定、実験要塞艇ゾルガウスと、それと合体した銀河要塞獣ゾルギガロガイザは、まさにアンドロメダどおりの光線発射シーンを披露する。
- ラストの大宇宙航海(航宙?)のブリッジには、アスミカナタ艦長(松本大輝)、クルーにキリノイチカ(村山優香)とディナス(中村加弥乃)が同行している。下世話な話だが配偶者(デッカー・アスミの母方?…いや、まとめて父方の祖先)はどちらになるのか?
- ツブイマ視聴を中断していたがこの度復活したので、久しぶりに『ウルトラマンデッカー エピソードZ』の2回目鑑賞をしたが、本作と比べると結構作りが粗く、登場ウルトラマンの順番に従ってストーリーが展開するお約束続きに今更ガッカリ。ウルトラマン映画史関連で記しておくと、TSUBURAYA IMAGINATION ORIGINAL表記は『トリガー』『デッカー』共通。『トリガー』はバンダイナムコアーツ、『デッカー』はバンダイナムコフィルムワークス表記。
ーーとまあ、こんなところか。
以下の動画もご参考までに。
2023/02/26
2023/02/24
2023/02/27
さて、本作の殊勲者はやはりディナス役の中村加弥乃だが、
結構子役時代からの長い芸能経験がありながら私は完全初見でもあったので、
これを機に過去の動画記録を転載しておこう(エラソー)。
〈増山加弥乃名義〉
- 子役としてミュージカル『アニー』などに出演。キユーピーのCMソング「たらこ・たらこ・たらこ」を近野莉菜とともに歌い、CMのナレーションも担当していた。なお、「たらこ・たらこ・たらこ」は、後にキグルミによってCD化され大ヒットとなった。2018年からのCM『行進!再び篇』で“原点回帰”を考え、再び加弥乃と近野が再起用された。
- 2005年10月30日、『AKB48オープニングメンバーオーディション』に合格(応募総数7,924名、最終合格者24名)。
- 2005年12月8日、オープニングメンバー候補生(第1期生)のうち20名として、AKB48劇場グランドオープンの舞台に立った(チームAに所属)。
- 2007年3月から当時のチームAメンバーだった浦野一美、平嶋夏海、渡辺志穂とともにチームBへサポートメンバーとして異動することが決定していたが、当時のチームAメンバーだった折井あゆみが卒業したことで各チームのバランスを考え、最終的にチームAに残留となった。
- 2007年11月30日の『AKB48 ひまわり組 1st Stage「僕の太陽」』千秋楽公演をもって、AKB48を卒業した。
- 2011年7月20日、同年7月24日の舞台『三ツ星キッチンミュージカル LOVE』最終日をもって、芸能活動を休止することを「増山加弥乃オフィシャルブログ かやの写真店」で発表した。同ブログは同日付で閉鎖され、パーフィットプロダクション公式サイトの公式プロフィールも削除された。
〈加弥乃名義〉
- 2013年7月13日公開の映画『生贄のジレンマ 上』で、加弥乃名義で約2年ぶりに芸能活動を再開した。
- 2015年12月、主演した映画『W ~二つの顔を持つ女たち~』の主題歌として、TOMOROの作詞作曲・プロデュースで「ROPPONGI DREAM 〜W REMIX〜 feat. 加弥乃,梅本静香,多岐川華子,桜のどか,岸明日香,森下悠里」にフィーチャリング参加した。
- 2016年2月、B'stars Production(ビースターズプロダクション)に所属したことが明らかになる。
- 2020年3月にスタートした『エール』で、NHK連続テレビ小説に初出演した。
〈中村加弥乃名義〉
- 2021年9月14日、自身のInstagramで、スターダストプロモーションに移籍するとともに、芸名を本名の中村加弥乃に変更することを発表した。
最後は図らずも中村加弥乃特集になってしまったので、ここらへんで終わっときます。