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円谷英二展/庵野秀明展

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2021年11月11日に鑑賞。

 

生誕120年 円谷英二展

知人よりチケットをいただいたので、

だったら行っとくかってことで。

 

場所は京橋の国立映画アーカイブ展示室(7階)で、

その存在は知っていたし、

2009年頃にミクシィで知りあった某テレビ局の重役クラスが、

フィルムセンター名義の当館に入り浸り、

古い映画を観まくっていたことだけは知っている。

 

このたびようやくにして、自らフィルムセンター=国立映画アーカイブに足を運び、

まずはそのチャンスに感謝。

肝心の円谷英二展は、

映画の歴史展示の後半に添え物風に待ち受けているだけで、

実物の小道具展示等がふんだんにあるわけでもなく、

ほとんど唯一の収穫は、

公開当時の怪獣映画のポスターの、

実物が展示されていたこと。

 

『モスラ』(1961)

画像はこちらより。

 

『長篇怪獣映画 ウルトラマン』(1967)

などの超大判ポスターは、複写でなく実物なのが圧巻。

 

印刷の限界を越える規格外サイズなため、

何枚かを貼り合わせているのだが、

これが生々しくてなかなかの迫力。

 

…くらいが見もので、

特撮場面のクリップはキャラかぶりしない(怪獣やウルトラマンが出て来ない)地味目なもので、

しょうじき興味が沸かず。

 

まあ、入館料も激安の展示に、

 

観覧料:
一般250円(200円)/大学生130円(60円)/65歳以上・高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
 
色々と注文をつけるのはどうかとは思うが、
それにしたって、図録もなければ関連グッズの販売もない、
あまりにも商売っ気のなさにビックリ。
 

そんなこんなで、

これほどまでにあっけなく、

まさかこれだけの観覧じゃ物足りなさすぎるため、

もっと濃厚なものを期待して、

京橋から六本木に移動。

 

庵野秀明展

をのぞいてみた。

 

鑑賞の印象はデジャヴ感があり、

理由は9年前の

『館長庵野秀明 特撮博物館ミニチュアで見る昭和平成の技』(2012)

186

の復古展的に重なる展示物が多いため。

 

こちらにも、『モスラ』の8枚組超大型ポスターが壁に展示されていたが、

実物ではなく、表面が光沢処理の複写像パネル。

 

そんな意味では、

円谷英二展と庵野秀明展をハシゴ鑑賞する意味はあった。

 

とにかく庵野展の入口付近は、

特撮プロップの展示が続いて、

「もうこれは見たんだけどな」と言う気になるが、

「特撮博物館」は展示物が膨大すぎて、

観覧に異常に時間がかかってしまったから、

今回ぐらい刈り込んだ方がちょうどいい。

 

近年はスマホの普及で、

撮影オーケーの展覧会では、

「どうせ自分より上手く撮れる人がいるだろ」とか、

「図録のブツ撮りにはかないっこない」からと、

すっかり自分で撮影をしなくなった。

 

「庵野秀明展」の図録はこれから発売される(11/27)そうで、

 

それまで/未来場者で図録を購入できない人は、

恐らくは『マークンの東京単身赴任日記』

までを参照いただくのがよろしいかと。
 
ただしこれだけでは、「特撮博物館」の展示と大差ないので、
この後で、
庵野秀明氏が影響を受けた特撮/アニメ作品群の資料展示があり、
「宇宙戦艦ヤマト」(1974)の貴重な動画/原画の展示や、
anno
↑庵野秀明・画
↓松本零士+アシスタント・画
こいじ
っっm
 
さいふぉ
2やま
1やま
やまと3
 
お懐かしやのカットモデル
 
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-さらち
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seki
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まいに
so-sa-
かっとぜんぽう
かっとぜんぽう2
かっとこうほう2
かっとこうほう
かっとしれいとう
かっとかたぱ
かっとさくせん
かっとぎょらい
かっとかんしゅ
※カットモデルの写真は全て、「庵野秀明展」の展示物ではなく、過去の展示を撮影したものです。
 
等の関連資料との再会は、
思いがけぬ収穫だった。
 
その後は庵野氏自らが手がけた作品群の展示となるが、
年齢が私より1歳上の庵野氏とは、
視聴していた特撮/アニメ番組の大半が重なるものの、
当然微妙に視聴作品にズレがあり、
中でも影響を与えた作品群の中に、
『ルパン三世』が不在だったのが、
「なるほどな」という感じ。
 
それと実はワタクシ、
『トップをねらえ!』(1988)も
『ふしぎの海のナディア』(1990)も
テレビ『新世紀エヴァンゲリオン』(1995)も未見。
 
それもあって絵描き/アニメーターとしての庵野氏には一目も二目も置いても、
脚本家/演出家としては懐疑的。
 
ところが世間は、庵野作品なら全肯定、
批判や悪口などもってのほかという風潮があるらしく、
庵野氏が自作品で新たな時代を拓き、築いたんだから、
時代ズレした老獪は黙るしかないと感じた次第。
 
私のSW体験(オリジナル三部作・1977〜1983)が、
プリークエル(1999〜2005)時代や、
シークエル(2015〜2019)時代のリアルタイム体験者に理解できないのと同じこと。
 
今回の展示で庵野氏の創作プロセスを読み解くと、
とにかく出発点は「描く」「描き上げる(完成させる)」ことであり、
脚本や演出までその方法論の延長なため、
本来ならば「やらなくていい」作業に費やすムダが生じながら、
逆に「必ずやっておくべき必然」が外されている場合もあり、
それがゆえの独特の作品、
いびつな仕上がりにもなっているのだろう。
そのため、そこらへんを揶揄したところで、
作品の質が向上はしないんだから、
ある意味達観、ある意味「あきらめ」で接する以外に道はない。
 
と言うことに気付かせてくれる展覧会でしたね、
というのが私の感想です。
 
初めて訪れた、
国立新美術館では、
(悪い意味で)「あの」日展も上野都美術館から移動してきており、
つくづく時代の変化を感じ取った。
 
 
 

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