本日(4/7)、夕方5時より、
「宇宙戦艦ヤマト2199」
が放送開始ですね。
なので、今日はそれを肴(さかな)に、
「蒼きヤマト」(原初形態・宇宙戦艦ヤマト1974=2192の探究)
についてで、さらにこの回の続きで、
ブラスタルゴさんの描く「最初のヤマト」について。
ところで最近、アメブロのPC表示がまた変わり(おそらく広告とのかねあい)、横幅430ピクセルの画像がフル表示されず、右端がケラレてしまうが、もうこれ以上、画像サイズを縮小したくないし、また表示方法が変わるかも知れないので、変更なしで行きます。
ブラスタルゴ氏は、メカを正確に描写する画力と共に、
カッコ良くトンガラせるハッタリ力も持ち合わせていて鬼に金棒なのだが、
最終形に行き着く前に、それはもう、膨大な点数の図版を描きまくっている。
宇宙戦艦ヤマトの設定資料と、
各種図面で主だったものは、
ことごとくトレース、清書し、
ご自身のサイトで、惜しげもなく公開している。
そしてその研究の成果として、前回紹介したようなカラーイラストに行き着くわけだが、
その準備には、ラインアーツ(線画)での突き詰めが欠かせず、
これまた地道に、じっくり取り組んでいる。
↑上掲カラーイラストの元画となった習作。
↑アニメの設定資料では、ついぞ描かれなかったアングルにこそ、
↓あえて果敢に挑戦。
↑既存の資料に引っ張られず、一から図案の見直しを図っている姿勢に頭が下がる。
↓後端ノズルは、意図的に真円ではなく、横長楕円に描かれてます。
↓これまた、「ヤマト」現役時には、プロが誰も描かなかったアングル。
↓かろうじて、ひおあきらが、「さらば」以降に類似アングルで描いている。
↓この司令塔のイラストの見慣れなさに、
「ヘンなの!」と違和感をおぼえる人も多かろうが、
↓スタジオぬえが最初に納品したデザインは、
こういう「ヘンなの」だったんだから、仕方ない。
↓またしてもといった感じで、前人未踏の視点で描かれた、司令塔後方からの、あおり構図。
↑煙突ミサイル発射サイロ脇に横並びする円形デザインを、
↓戦艦大和の探照灯(もしくは丸窓)に置き換えるような、
デザインセンスの疑われる余計なことは、されていない。
↓これまた誰も描こうとしなかった、パルスレーザー砲台の、
↑三面図に示された構造どおりの俯瞰(ふかん)図。
↓第三艦橋の形状把握も完璧!
とても全ては紹介しきれないので、このサイトマップから行きつ戻りつをくり返して、ブラスタルゴ氏の執念を堪能していただきたい。
一番スゴイのは、
誰に頼まれたわけでもないのに、
自発的に全てをやり遂げたこと
ですな!
まだつづく。
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ヤマト1974(2)/蒼きヤマトへの憧憬(51)
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