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その顔に理由あり/ディスカバリーの抱える事情

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スタートレックコレクション 85号 (惑星連邦ホロシップ) [分冊百科] (モデルコレクション付) (スタートレック・スターシップコレクション)
スタートレックコレクション 86号 (ゴーン宇宙船) [分冊百科] (モデルコレクション付) (スタートレック・スターシップコレクション)

いよいよ本日、9月24日(アメリカ現地時間)からの放送が差し迫っても、

あまり盛り上がる気配のない

『スタートレック:ディスカバリー』

宇宙船のデザインも、

制服の雰囲気も設定年代(カークのエンプラ5年間の航海=航宙の10年前)にそぐわず、

別路線の「ネロが干渉したやり直しタイムライン」に則していることで、

「何もわかっちゃいない」

とSTマニアには大不評だが、

実は制作側もそれは百も承知だが、

やむをえずといおうか、なるべくしてそうなっていることが判明した。

 

 

要約すると、

テレビから始まったSTは、

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時代と共に主流が映画に、

vinn

再びテレビに、

『新スタートレック』(TNG 1987〜1994)

スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』(1993〜1999)

『スタートレック:ヴォイジャー』(1995〜2001)

『スタートレック:エンタープライズ』(2001〜2005)

 

またまた映画に、

 

と移り変わるうちに、

権利の大元を握る組織も移り変わり、

新世代の後継者にスタートレックの全権を乗っ取られないように、

権利の細分化と切り売りが進んだ。

 

『ディスカバリー』の権利は、

映画『スター・トレック』(2009)

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『イントゥ・ダークネス』(2013)

『BEYOND』(2016)

の延長上にあるため、

宇宙船の外観も、

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内観も、

コスチュームも、

再起動映画3作のデザインに準じざるを得なかった。

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いるし

↑『ビヨンド』(2016)

↓「ディスカバリー」(2017)

 

しかし、権利ばかりを主張するCBSは、

基本的にはファン作品にすぎない

「アクサナー」を、

プロの俳優を起用したこと等を理由に権利侵害で訴えた。

 

 

権力を振りかざして、

本来の主権者の行動を制限したり禁止するのは、

無能な権力者がよく使う手である。

 

自分に創作の才能があったら(=真のプロなら)、

ファンには好き勝手にやらせておいて、

歯牙にもかけない作品で「さすがはプロ。おみそれしました!」

とファンを唸らせるのが筋というもの。

 

これが災いして、

『ディスカバリー』には支持共感よりも、

反感や拒否反応の方が集まっているらしく、

まずはこれまで着実に歩調を合わせてきた模型、玩具業界が、

一斉にそっぽを向いた。

 

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どこからも、

「ディスカバリー」劇中に登場する宇宙船が、

立体製品化される予定はない。

↑USSシェンチョウ

↓USSディスカバリー

別のディスカバリー(1968)なら、

ついに模型化されるが!

 

メビウス 1/144 2001年宇宙の旅 ディスカバリー号 プラモデル MOE2001-3
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次にセス・マクファーレンとかいう人が

「権利ばっかり振りかざしやがって。

STの精神を継ぐ作品は、

その看板なしでも作れるぜ」

と名乗りを上げ、

フォックステレビで、

『オーヴィル』(The Orville)というST風ドラマが始まり

マクファーレンのこれまでの出演作から、

コメディを期待した層のウケは悪いが、

STファンは彼の製作意図をたちまち読み取り、

歓迎している。

ちょうどアレですよ、

『ギャラクシー・クエスト』(1999)みたいな、変化球スタートレックなんですよ、きっと。

 

 

一方、放送前に「ディスカバリー」を観られた、幸運?な人たちからは、

口々に、“Awsome.”(イケてる!)と、

意外や?好評しか聞こえてこない。

 

失敗できないところまで追い込まれ、

火事場の馬鹿力で逆転勝利か?

 

昨年劇場公開された映画『ビヨンド』が、

観客には好意的に受け取られながら、

再起動(クリス・パイン主演作)の3作中、

最も興収が奮わず、パラマウントは赤字。

 

ジェームズ・T・カークの父、

クリス・ヘムズワースの演ずるジョージ・カークが再登場するはずだった

続編4作目製作のメドが立たないため、

STファンは、『ディスカバリー』に期待するしかないと言う事情もあろうが。

 

ちょっと調べたら、

試写にはプロの映画評論家は呼ばれず、

「どうして自分が?」と戸惑うファンたちだけが招待されたとか。

 

これはマスコミ向けへの試写なしで、

SWファンだけに、『フォースの覚醒』を公開前に見せたのと同じやり方。

 

ネット時代になって、

公開前に悪評が流れるのは、どの作品にも命取り。

特に『ディスカバリー』は、

2話以降は有料配信だから、

そっぽを向かれるわけにはいかない。

 

そこでファンに

「先に見せてやるけど、わかってるよな」

とヨイショや忖度(ソンタク)を迫り、

ファンは従順に役目を果たしただけのこと。

 

カーク役のウィリアム・シャトナーや

ウフーラ役のニシェル・ニコルズも会場にいたし、

配布されたポスターに新キャストのサインももらえたしで、

「これで文句を言ったらバチがあたる」と考えるわけ。

 

一般視聴者の審判は、あと数時間後に下る。

 

 

 

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