スターウォーズミレニアム・ファルコン全国版(40) 2016年 10/25 号 [雑誌]
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デアゴスティーニ・ジャパン (2016-10-11)
スターウォーズミレニアム・ファルコン全国版(41) 2016年 11/1 号 [雑誌]
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デアゴスティーニ・ジャパン (2016-10-18)
10/13、『ローグ・ワン』最後のトレイラー(予告編)が公開されたが、
ダース・ベイダーの正面姿はこの程度のお披露目。
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そうなると、商品写真にあたるしかない。
アドバンスト・グラフィックス(Advanced Graphics)社のスタンディー(人型パネル)
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この写真の存在は、アキラ・スカイウォーカーさんに教えてもらいました。
胸アーマーと、胴着を羽織る順番こそ違っているが、
個々のハードピースの、
↓ANH(1977)版コスチュームの再現度は、相当なもの。
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ベルトバックルの、ビミョーなズレまで忠実再現。
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個々のパーツとボディの配置が異なるのは、ANH版(左)を着込んでいるのが、劇中で扮したデビッド・プラウズではなく、代役のカーミット・ブライス・エラーなため。
『シスの復讐』(2005)の、
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「ベイダーのコスプレ、やってみました」的なテキトーさとは雲泥の差。
『ローグ・ワン』版ベイダーの、
『新たなる希望』版メットの忠実再現ぶりには頭が下がるが、
右の頬骨の出っ張りにある、C字傷まで再現する必要はあったんだろうか。
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なにしろ、このC字傷、
原形にもマスク自体にも、傷として刻まれているわけではなく、
単なる塗装の剥がれ。
塗装職人のロン・パンターが☆
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2012/5/5に、エルストリースタジオで開催された、
エンパイア・デー、サイン会場でのお姿。
パンター氏の生年は不詳。
☆映画業界の初仕事で、ベイダーヘルメットを担当し、
ハケ塗りした下地色のガンメタル(黒鉄色)の上から、
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凹凸を強調するために厚く重ね塗りした、
グロス(ツヤあり)ブラックがダマ(塗料の濃淡の不均一な“たまり”)になり、
その縁(ふち)が乾燥時にひび割れして、
下地のガンメタルが露出してるだけなんだから。
あるいは厚塗りした際に気泡が混入し、
そこから空気が抜けた痕(あと)だとも言われている。
つまり、
2011年の、eFx(両端が小文字)社のレジェンド・エディションでも、
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劇中の実物がそうなっているからと、
盲目的に踏襲されてしまったC字傷だが、
作劇上の必然でそうなっているわけではなく、
不慣れな初仕事で手際が悪かったパンター氏のミスを、
いつまでもいじり続ける行為にしかならないわけで、
個人的にはまったく同意できかねる。
たとえば、サンドクローラー前の
ドロイド市では、
C−3POの首の横に、電飾のワイヤーがチラ見しているが、
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そこまで忠実に再現するのもどうかと思うし、
サンドトルーパーの中には、
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手甲カバーが外れて、マジックテープがむき出しのものもいるが、
そうしたブルーパー(映画のミス、しくじり)まで、
忠実に再現するのは、
単なるイヤミである。
スター・ウォーズ サンドトルーパー 1/12スケール プラモデル
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バンダイ (2015-08-29)
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ピラミッド・インターナショナル(Pyramid International)社は、
『ローグ・ワン』のポスター商品の権利を取得。
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これでもかとばかりに、
ベイダーの絵柄を大量投入しているが、
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C字傷が印刷ミスに受け取られかねないので、
↓黒く沈ませたり☆
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それでもかすかに、C字傷が確認できる。
☆傷のないマスクの左側だけを示したり、
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↑逆版(左右反転像)でしのいだりと、
涙ぐましい工夫で切り抜けている。
これでようやく、
最初に『ローグ・ワン』のベイダーを紹介したビジュアルが、
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左右反転像だった理由が、
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ようやくにして飲み込めた。
いや、これに関しては、ただ単に、
右の頬をこちらに向けた構図のベイダーの写真が見つからず、
左の頬をこちらに向けた写真を反転しただけだろうが、
とにかく、どうして正像を使わなかったのかだけは判明した。
次回はたぶん、「赤目のベイダー」