美剣 サキみつるぎ サキ / グリージョ
第11話から第24話に登場。蒼い瞳を持つ、見た目はアサヒと同年代の少女。名前はアサヒとの初対面時に初めて名乗ったもので、それ以降もそのまま使用している。名前の漢字表記は沙姫。アサヒは「ツルちゃん」と呼んでおり、当初はそう呼ばれるのを嫌がっていたが、その後慣れたらしい。歴史上の偉人たちが残した格言を、「古き友は言った」から言い始め、引用する。基本的には無表情で感情を表に出すことは少なく、発言も非常に高飛車で高圧的だが、アサヒのペースに巻き込まれて、普通の女子高生らしい振る舞いをすることもある。
基本的に上半身のアンダーが黄色い以外は黒づくめの服を着ているが、本人は無意識のうちにコスプレのようなことを何度かしている(看護師、ブレザーの女子高制服、ハロウィン衣装、セーラー服など)。
その正体は約1300年前に地球を守ろうとした先代ロッソとブルの妹で、兄たちが果たせなかったルーゴサイトへの復讐のために一人で敵に立ち向かおうとしている。
複数のクリスタルや専用のジャイロを所有し、ホロボロスの召喚を皮切りに行動を開始。愛染をグルジオキングとして暴走させた後、愛染に憑依していたチェレーザを排除してアイゼンテックの新社長になるなどウルトラマンたちと敵対するが、その一方でアサヒを介してクリスタルをカツミとイサミに渡したり、キングジョーの中に閉じ込められたアサヒをカツミとイサミの協力を得て身体を張って助けるなど、ウルトラマンの味方になることもしており、特にアサヒには自分と同じ「ウルトラマンの妹」ということで関わることが多く、自分の気持ちも変わっていったようで、第23話でアサヒに別れを告げた後には涙を流すなど、最初の頑なな性格も変化していった。
第24話でルーゴサイトの攻撃をまともに受け、その際に致命傷を負ってしまい、アサヒの腕の中で自分のジャイロを託して、心の底からの微笑を浮かべながら兄達と同じように星屑になって昇天した(「笑う」と言うだけならば、地球爆破宣言をした時にもしているが、こちらはアサヒから「笑って可愛く言えば、大抵の事は通る」と言われたのを真に受けて「演技」として行なっている)。
  • グルジオボーンらの冠する「グルジオ(GRIGIO)」は「グリージョ」を読み替えたものである。