君の名は。
2回目の鑑賞記。
↓このシーンそのものって、劇中にはありませんよね?
高校生時代には、主人公の二人は、この階段で会っていないはず。
『君の名は。』のヒットが止まらない。
興収100億突破はあっという間。(10/2)
翌日(10/3)には128億突破が聞こえて来て、
今では200億突破も確実視されている。(10/11)
実は9/5の初回鑑賞は、全編フル(丸通し)ではなかった。
まだまだ猛暑の頃で、館内はガンガン冷房が効いていた。
TOHOシネマズ 日本橋 SCREEN 7 TCX 18.7×7.9m
C列19番
一方私は、記録的な今年夏の猛暑を、
自宅では冷房なしで過ごすという
無謀な挑戦に取り組んでいた。
そんなわけで、久々に冷房にあたって体は冷え冷え。
事前に排水を完了するも、
途中から尿意をもよおし、
やむをえず、いったん退場、
トイレに駆け込んだ。
ギリギリ粘って退場した時のドラマは終盤で、
主人公の瀧(たき)が、
偶然に
↓テッシー(左)、
↑さやちん(右)と
喫茶店で居合わせる場面。
戻って来たら、あの階段で、
瀧と三葉(みつは)がすれ違うところだった。
そんなこんなで、
満足に観たことにならないので、
9/26に地元の越谷レイクタウン☆
2016/4/23から、4DXを導入。
☆イオンシネマで、
二度目の鑑賞。
スクリーン2(20m×8.5m以上※非公表)E列15席
見逃していた数分が補完されたぐらいで、
映画の印象が大きく変わることはなかったが、
ふしぎなのは、
音楽に対する感想がまるで異なったこと。
前にここで書いたように、
RADWIMPS(ラッドウィンプス)の音楽だけが、
せっかくの映画の白眉の出来を台無しにしていると考えていた。
ところが2回目の鑑賞では、
「来るぞ来るぞ、ぶち壊しが」
と待ち構えているのに、その瞬間が訪れない。
むしろ、きわめて映像と合っている。
「き…きっと、劇伴音楽(ボーカルなし)だけ、別の作曲家なんだろう」
と自分を思い込ませ、
オープニングを除いては、
次のボーカル登場となる、
例の彗星のくだりになった。
「あれえ、しみじみしてて、むしろ映像と合ってるじゃん」
ヘンだなあ。
「き…きっと、最後でぶちこわしてくれるんだ」
と待ち構えていたのに、
階段オチ?に続くエンディングクレジットでも、
しみじみ感が崩れることなく、
そのまま終映。
おっかしいなあ。
見直し鑑賞でも、
冒頭の主題歌「前前前世」だけは、
映画の中身とチグハグで、
調子っぱずれな印象は変わらない。
しかし2度観て気づくのは、
冒頭部分は実は本編のダイジェストになっていて、
しかもネタバレにならないように、
わざとそれ以降のドラマ本編とは、
作風、トーンを変えていること。
主題歌の曲調もテンポも本編内とは異なり、
ワチャワチャと賑やかしいのは、
意図的と言えば意図的らしい。
ラジオでノンスタ井上が言ってたことだが、
新海誠監督は、音楽に合わせて、
変更した部分さえあるらしい。
だったらなんで、
私はあんなに音楽を敵視したんだろう。
どうやら思うに、
過去のトラウマが蘇ったらしい。
悪夢の映画は『マグノリア』(1999)
監督、脚本は、ポール・トーマス・アンダーソン。
映画監督のポール・アンダーソンには、
もう一人、ポール・W・S・アンダーソンがいて、
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世間では、後者(WS)を「ダメな方」と呼び分けるらしいが、
私に言わせれば、
トーマスの方が、よほどダメなヤツである。
そこで以後は、
ポール・トーマス・アンダーソンを、
「ダメトーマス」と呼ぶことにする。
それくらい、
『マグノリア』は、
ほんとに時間と金が無駄になるゴミ映画だった。
複数のドラマが同時進行するが、
最後までバラバラで絡みあわない上に、
ダラダラと要領を得ずに長く、
最後は収拾がつかなくなって、
それまでの展開と無関係に、
唐突に
空からカエルの大群が降ってくる
という、
映画史上最もしょーもないオチ。
しかも冒頭で、
その言い訳をかます醜態。
こういう観客をバカにした映画を1本でも撮ったら、
業界から永久追放が妥当だろうに、
芸術と勘違いしてコロリとだまされる愚者も多く、
ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞してしまった。
ダメトーマス脚本、監督で、そこそこ観られた作品は、
「最後に血ぃ見んぞ!」
という意味のタイトル
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)
ぐらい。
というより、『マグノリア』がトラウマで、
ダメトーマスの映画を積極的に見る気がしない。
『マグノリア』の問題点に話を戻すと、
テレビのクイズ番組に出場する少年のエピソード。
少年は本番中に、緊張から尿意をもよおしてクイズに集中できなくなり、
最後はガマンできずに、
スタジオから駆け足で出ていく様子がスローモーションで映し出される。
観客の神経を逆なでするためだけに用意されたような一連の場面に、
強い怒りと反感を覚えた。
その時の感覚が、『君の名は。』の鑑賞中に襲ってきた尿意でまざまざと甦り、
ダメトーマスへの怒りと反感が、
『君の名は。』の音楽への反感に転嫁したわけ。
鑑賞5日後のテレビ「王様のブランチ」で、
映画とあわせ、主題歌の「前前前世」も大ヒットと報じられ、
「いやいや、劇中で良かったのは、その曲じゃないから」
と心の中でツッコミを入れた後で、
ブログ記事を書いたことも影響しているだろう。
そんなこなんで、
『君の名は。』の作品評価は変わらず98点で、
2点の減点は、
「前前前世」が与える違和感
ということに修正させていただきます。
『君の名は。』については、まだ書くことがありますが、
それはまた後日。
再見『君の名は。』
この頬のC字の傷が目に入らぬか!/『ローグ・ワン』のベイダー1
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-10-11)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-10-18)
10/13、『ローグ・ワン』最後のトレイラー(予告編)が公開されたが、
ダース・ベイダーの正面姿はこの程度のお披露目。
そうなると、商品写真にあたるしかない。
アドバンスト・グラフィックス(Advanced Graphics)社のスタンディー(人型パネル)
この写真の存在は、アキラ・スカイウォーカーさんに教えてもらいました。
胸アーマーと、胴着を羽織る順番こそ違っているが、
個々のハードピースの、
↓ANH(1977)版コスチュームの再現度は、相当なもの。
ベルトバックルの、ビミョーなズレまで忠実再現。
個々のパーツとボディの配置が異なるのは、ANH版(左)を着込んでいるのが、劇中で扮したデビッド・プラウズではなく、代役のカーミット・ブライス・エラーなため。
『シスの復讐』(2005)の、
「ベイダーのコスプレ、やってみました」的なテキトーさとは雲泥の差。
『ローグ・ワン』版ベイダーの、
『新たなる希望』版メットの忠実再現ぶりには頭が下がるが、
右の頬骨の出っ張りにある、C字傷まで再現する必要はあったんだろうか。
なにしろ、このC字傷、
原形にもマスク自体にも、傷として刻まれているわけではなく、
単なる塗装の剥がれ。
塗装職人のロン・パンターが☆
2012/5/5に、エルストリースタジオで開催された、
エンパイア・デー、サイン会場でのお姿。
パンター氏の生年は不詳。
☆映画業界の初仕事で、ベイダーヘルメットを担当し、
ハケ塗りした下地色のガンメタル(黒鉄色)の上から、
凹凸を強調するために厚く重ね塗りした、
グロス(ツヤあり)ブラックがダマ(塗料の濃淡の不均一な“たまり”)になり、
その縁(ふち)が乾燥時にひび割れして、
下地のガンメタルが露出してるだけなんだから。
あるいは厚塗りした際に気泡が混入し、
そこから空気が抜けた痕(あと)だとも言われている。
つまり、
2011年の、eFx(両端が小文字)社のレジェンド・エディションでも、
劇中の実物がそうなっているからと、
盲目的に踏襲されてしまったC字傷だが、
作劇上の必然でそうなっているわけではなく、
不慣れな初仕事で手際が悪かったパンター氏のミスを、
いつまでもいじり続ける行為にしかならないわけで、
個人的にはまったく同意できかねる。
たとえば、サンドクローラー前の
ドロイド市では、
C−3POの首の横に、電飾のワイヤーがチラ見しているが、
そこまで忠実に再現するのもどうかと思うし、
サンドトルーパーの中には、
手甲カバーが外れて、マジックテープがむき出しのものもいるが、
そうしたブルーパー(映画のミス、しくじり)まで、
忠実に再現するのは、
単なるイヤミである。
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ピラミッド・インターナショナル(Pyramid International)社は、
『ローグ・ワン』のポスター商品の権利を取得。
これでもかとばかりに、
ベイダーの絵柄を大量投入しているが、
C字傷が印刷ミスに受け取られかねないので、
↓黒く沈ませたり☆
それでもかすかに、C字傷が確認できる。
☆傷のないマスクの左側だけを示したり、
↑逆版(左右反転像)でしのいだりと、
涙ぐましい工夫で切り抜けている。
これでようやく、
最初に『ローグ・ワン』のベイダーを紹介したビジュアルが、
左右反転像だった理由が、
ようやくにして飲み込めた。
いや、これに関しては、ただ単に、
右の頬をこちらに向けた構図のベイダーの写真が見つからず、
左の頬をこちらに向けた写真を反転しただけだろうが、
とにかく、どうして正像を使わなかったのかだけは判明した。
次回はたぶん、「赤目のベイダー」
『ジェイソン・ボーン』(2016・後編)
『ジェイソン・ボーン』の鑑賞1回目は、
DORO☆OFF展示会の1日目、
10/8で、
場所はTOHOシネマズ日本橋
スクリーン8のTCX(16.0×6.7m) D列18番
ただしこの館はDOLBY ATMOS(ドルビーアトモス)装備だが、
『ジェイソン・ボーン』は対応作品ではないので、
その効果はいまだ未体験。
導入当初は、
●TCXで、100円増しの特別料金
●音響のDOLBY ATMOS追加で、さらに100円
だったが、現在は通常料金のみで追加はなくなっている。
『君の名は。』を見た、
やはり日本橋TCXのスクリーン7(18.7×7.9m)
より少し小さい(16.0×6.7m)が、
今回もかなり前列だったため、
画質はざらつき気味だし、
動きの早い画面は追いきれないしで、
あまり良い鑑賞環境とはいえなかった。
それに、鑑賞時間にはすでに東京滞在も数時間が経過し、
蓄積した疲労もあって、
映画開始からほどなくして不覚にもウトウト。
おまけに、またしても尿意をもよおし、
エンディングクレジットを待たずに退場。
というわけで、
DORO☆OFFの2日目に、
今度はTOHOシネマズ新宿で☆
スクリーンサイズは非公表。推定12m×22m。
☆同館で初のIMAX(アイマックス)体験としゃれ込んだ。
同じ映画を、
通常映画で最大級のTCXと、
シネコン仕様(MPX)IMAXで見ると、
どちらがいいのか比較する絶好の機会なはず…だが、
残念ながら、それはかなわなかった。
1.座席の位置が異なる
前日のTCXが、通路をはさんだ前列、
つまり遅れて入場する不届き者に視界を遮られる位置で、
スクリーンからの距離が近すぎて、全体像もつかめなければ、
アクション映画の目まぐるしい動きにもついていけなかった。
それもあり、翌日のIMAXで、選べる席が左右どちらかに偏ってもいたため、
最後列の左から2番目(M列2番)を選択。
映画の全体像を視界に収めたのはいいが、
条件があまりに異なり、
比較のしようがなかった。
2.疑似IMAX感の
初体験のTOHOシネマズ新宿のIMAXだが、
あまりIMAXっぽくなかった。
最後列で、
スクリーンの巨大さが実感できにくいというのもあるが、
そもそも施設自体の問題も。
デジタル上映で、
スクリーンの上下左右ギリギリまで映写できるようになったのをいいことに、
上映館は思い切り箱形。
そのため通常は、スクリーンから遠ざかるほど、
扇型に広げて席数を稼ぐところ、
それをやらずに、
となりのSCREEN 9(TCX 8.0×19.2m)が座席数499+(2)
なのに、
SCREEN 10は、たったの311+(2)席。
デジタルIMAXで、ただでさえ縦方向の高さが抑えられ、
天井がのしかかってくるような圧迫感があるのに、
新宿TOHOシネマズでは、
両脇の壁が迫ってくるような、
横方向の圧迫感も加わってしまっている。
スクリーン自体も、
そりゃ小さくもないが、
目を見張るほど大きいってわけでもない。
座った位置が違うので、
一概に比較できないとはいえ、
木場の109シネマズで、
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』IMAX-3D(2016) 鑑賞時に、
IMAXで見た『シン・ゴジラ』と、
IMAX-3Dで見た『ローグ・ワン』予告の迫力は、
『ボーン』前についていた、
新しい『ローグ・ワン』の予告(2D)からは、
さっぱり伝わってこなかった。
3.『ジェイソン・ボーン』という作品
『ジェイソン・ボーン』をIMAXの大迫力で
という宣伝もあり、
めでたく満員御礼だったが、
この作品自体は、
IMAX仕様で製作されておらず、
IMAX上映でも画面サイズは常に一定。
本当のIMAX作品は、上映途中で、
それまで上下に黒みがあった部分まで映像が表示される。
つまりシネスコ作品はたまにビスタサイズに、
純正IMAXではさらにスタンダードに映写面積が増える。
いわゆるDMRと言われる、
単なる通常場のブローアップ(引き伸ばし/拡大版)で、
『エンジェル ウォーズ』(2011)と同じ。
『ジェイソン・ボーン』の上映サイズは、
IMAXでも、最初から最後までずっとシネスコ。
画像の鮮明さが売りの作品でもなく、
別にあえてIMAX版を選択するまでもない。
フィルム式IMAXの頃は、
音声が非圧縮の大迫力が売りだったが、
近年は通常版でも、5.1chサラウンドは非圧縮なので、
サウンド面でも差がない。
新宿IMAXは音声が最新式、
日本初の“イマーシブ・サウンド・システム対応”
従来の最大6.1chサラウンド(日本国内では5.1ch)に、
サイドスピーカーとオーバーヘッドスピーカーを加えた12.1chサラウンド
——とのことだが、
私には前日の通常版との違いがわからなかった。
結局『ジェイソン・ボーン』と言う作品は、
通常版ではドルビーアトモス非対応だし、
IMAX版でも、イマーシブ・サウンド非対応なんじゃないか。
やっと作品レビュー
前日の反省を踏まえた…はずなのに、
冒頭のストリートファイター?のくだりのすぐ後から、
また寝入ってしまい、
気づいたら、昨日目を覚ました少し前で、
ボーン(マット・デイモン)は、
ニッキー(ジュリア・スタイルズ)と言葉を交わしていた。
従って、
二日続けて見ながら、
2人がどういう経緯で再会したのか、
いまだにわかっていない。
結局映画は、
観客が「ボーン」シリーズに求めるもの、
すなわち、
◎マット・デイモン主演
◎ボーンの追跡逃亡劇
◎敵味方のたどる運命
◎陰謀の提示と暴露
——といったドラマ展開を縦軸に、
◎落下のスリル、高低差のあるアクション
◎カーチェイス
◎肉弾格闘戦
をちりばめて、
典型的な「ボーン」映画に、仕上がってはいる。
ジョン・パウエルの音楽も、既存曲の再構成で、
あれをここ、
これをここ、
にとちりばめ直しただけで、
本作のための新曲追加は、ない印象。
Backlot Music (2016-07-29)
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「見覚えがある」「聞き覚えがある」既視感で言えば、
今回の敵工作員、
ヴァンサン・カッセルも、
この手の映画の常連なので、
「ボーン」シリーズに初登場の感じがしない。
組織対個人の図式でシリーズを再開しても、
存在意義を問われるので、
一応、
SNSのプライバシーを、国家が侵害する
という今風の要素を加えてはいるが、
最後に例の、「♪キュイーン、キュイーン♪」というイントロから、
またしてものお約束、
モービーの「エクストリーム・ウェイズ」(新録)が流れると☆
この曲は、「ボーン・レガシー」(2012)でも流れたので、
モービーは通算5回も起用され、おそらく今後も。
Rambling Records (2012-07-31)
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☆人々が「ボーン」シリーズに期待するお約束は全部揃えたんだし、
誰もそれ以上を望んでないんだから、
ま、こんなもんだろうとは思うけど。
78点
何作続けるんだろうか。
それじゃない!
2016年版のMacBookの発表があるらしい。
MacBook Airの11インチはなくなるらしい。
Apple Storeでは、
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12.9インチiPad Proとの
Apple Storeでは、
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差別化もできず、存在意義が問われるようになったためだ。
なにしろ最近は、誰でもこう考える。
薄型ノート(MacBook Air)は、
タブレット上位型(iPad Pro)で代用できるんじゃないかと。
こう店員に訊くと必ず、
「何をするかによる」
と答が返ってくる。
私の場合、
使うのは、
*FireFox(ネットブラウザ)
*Mail(メール管理)
という、初期装備/無料ソフト以外に、
有料ソフトなんて、
*フォトショ(エレメンツ)
*Word(Office)
——ぐらいのもの。
iPad Proはしかし、カバー兼キーボードとか、
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専用スタイラスペンとか
iPad ProのためのApple Pencil
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等を買いそろえると、
結局MacBookとほぼ同等の価格になってしまい、
「安い方」という選択基準がなくなってしまった。
さらに、より高額を投資した方が、
必ずしも多くのことができるとも限らない。
にしても、
他社製品と競合するならわかるが、
MacBookの開発部門と、iPadの部門の連携がとれてないから、
自社製品同士で棲み分けができずに、
バッティングしまくりっていうのは、
企業、会社としてどうなのよ。
おまけに、値段で帳尻合わせするなんて、
社内談合じゃんか。
似たようなことは、
iPhoneと、単独では使えない
Apple Watchの関係にもあてはまる。
あえて買い足す必要がさっぱり感じられず、
アップルウォッチをつけている人を見かけない。
こんなムダ商品を出すくらいなら…。
こんなことやってると、
他社に出し抜かれるぞ
と思っていたら、
それらしき製品が登場した。
レノボのヨガブックというやつ。
10.1型WUXGA液晶を搭載した2in1タブレット。
YOGA BOOK ZA0V0010JP Wi-Fiモデル
Android版
の初期価格は、
¥42,984(税込)
YOGA BOOK with Windows ZA150035JP オフィス付き Wi-Fiモデルは、
¥57,024(税込)
この破格の安さに、発売(10/14)前から予約殺到。
現在、直販サイトは、一時的に受付中止。
レノボの開発者インタビューだと、
タブレットやノートPCの開発期間は、近年はうんと短くなって、
9ヶ月が平均なところ、
ヨガブックに限っては、なんと3年もかけたという。
勝負あったという感じである。
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アップルよ、それじゃない!
赤目の真相/『ローグ・ワン』のベイダー2
またしても、アキラ・スカイウォーカーさんからのタレコミ(笑)で、
実に久々に、
「映画秘宝」を買った。
ダース・ベイダー特集で、
なるほど気合いが入っていて、
濃縮情報満載。
2p:『ローグ・ワン』
3p:『エルストリー1976』/『アイアム・ユア・ファーザー』
4-7p:ダース・ベイダー正伝
8-12p:ダース・ベイダー装備の変遷
13p:ゲーム『フォース・アンリーシュド』
14p:中子真治レポート
「映画秘宝」が造形資料性に富んだ記事を構成するのは、
初めてのような気がする。
(未確認)
がんばってはいるが、
やむをえず誤情報も散見される。
まずは、たまたま前回に予告していた、
ベイダーの赤目について。
↑ファンメイド(私家版)としては、かなり由緒が正しいゴーストホストも、
目はガッツリ赤い。
今号の「秘宝」では、
9ページに、
●ANHで赤く見えるが、「赤いレンズを使用していた」という定説は間違い。
●「色が薄いレンズを使っていたため、演者の肌の色が透けて赤く見えた」のが正解。
——と、堂々と断言している。
ところが次の10ページでは、
●赤みがかった薄いレンズから、『帝国』で、厚みのある暗い色のレンズに変更
——とある。
…どっちやねん!
「秘宝」ではライターがたまに、根拠希薄に断言することがある。
オーラ・シング(Aurra Sing)は、
オーラ・「シン」と言うのが正解。
——というのも、以前にあった。
まあ、私も、
エドモンド・ハミルトン夫人の脚本家リイ・ブラケットを、
女史が脚本を担当した『三つ数えろ』(1946)の監督、
ハワード・ホークス夫人と間違ったことがあるので、
ひとのことは言えないが。
赤目に関しては、
1作目公開当時の1977年頃、
ルーカスがベイダーの参考にしたと、
具体的に名前をあげて証言していた、
「人造人間キカイダー」(1972)のハカイダーの影響かとも考えたが、
ハワイで放送されていたから、キャラの英字表記を知り得ただけで、
実際に立体造形の参考にされたのは、
「変身忍者嵐」(1972)の血車魔神斎(ちぐるままじんさい)。
↑1974年のケイブンシャ刊「全怪獣怪人大百科」掲載サイズは、横47ミリX縦40ミリ
↓ジョン・モロのデザインスケッチ。魔神斎との類似性が顕著。
ルーカスは当時の居所に近い、
サンフランシスコの日本人街から、
日本のキャラクター関連児童書を何冊か入手、
↑ラルフ・マクォーリーには、「宇宙戦艦ヤマト大図鑑」が、
↓衣装デザイナーのジョン・モロには、「全怪獣怪人大百科」が供された。
そこからベイダーとストームトルーパーに“借景”されてるが、
ルーカスは日本語が読めないから、
マシンガンデスパーも魔神(人)斎の名前も把握できず、
名前のわかるハカイダーで代表させて、
「この手の日本のキャラクターを参考にしました」
と、素直に認めただけのこと。
もっともこの件は、
今ではルーカスもディズニーも絶対に認めるわけがないんで、
「秘宝」に載ったりしないのは当然のこと。
だが「赤いレンズは間違い」のくだりは、
首をかしげざるを得ない。
なにしろ、1作目のベイダーの目は赤い、というのは、
ファンやマニアにとっては、もはや基礎知識。
『反乱者たち』(2014)のベイダーも
しっかりと赤目を踏襲。
なのに、『ローグ・ワン』のベイダーの目は赤くない。
これはなぜか?
答は、2014年から『ローグ・ワン』制作中の2015年までに、
『エピソード4 新たなる希望』のベイダーの目はたしかに赤いが、
あえて踏襲するまでのことはない、
という事実が判明したからである。
2014年11月に発売された、
Star Wars Costumes(SWコスチュームズ〈旧三部作篇〉 )
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は、
翌2015年11月に邦訳「コスチューム大全」も発売されたが、
講談社
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原書の27ページでは、マスクの原型師、
ブライアン・ミュアー氏の証言で、
「(エルストリー)スタジオの小道具/仕上げ部門には、
スキーのゴーグルのストックが数個あったので☆
※画像はイメージです。
☆そのうちの一つから、レンズを切り抜いてマスクに貼り付けた」
と記されている。
つまり形と大きさが合うゴーグルのレンズ色が、
たまたま赤かっただけで☆
昔から伝統的に、レンズが赤いスキーゴーグルはよくあるらしい。
※詳しくは知りません。
☆ベイダーの目が赤である必然はなかったというわけ。
また「秘宝」では、
ミュアーが黒一色で納品したベイダーマスクを、
ガンメタルシルバーとブラックに塗り分けたのは、
誰なのかわからない
——となっているが、
これまた「コスチューム大全」には、
ロン・パンターと明記されている。
こうして、公認書籍にしっかりと明記され、
しかも邦訳版まで刊行されている、
たしかな記述が間違い扱いされる一方で、
こちらのリサーチ不足だろうか、
他のどこでも見かけた覚えのない
「薄い色のゴーグルから、白人の肌色が透けて赤く見えた」という
珍説が正解として、堂々と書き放たれている
ので、私は猜疑心でいっぱいになり、
他にもアヤシイ記述を探したところ、
ほどなく別の疑惑の特定に至ったのだが、
それについては、また書くとクドクドと長くなるので、
いずれ日を改めて。
のどじまん THE ワールド!2016総括
のどじまんTHEワールド!
について書くのは、
2015/10/4以来だから、
実に1年以上ぶり。
番組自体はすばらしく、出場者のレベルは上がり続けている。
とはいえ、
ニコラス・エドワーズが出続ける件に関して、
2013年8月には、すでに異議を唱え、
2014年も、
10/6に、その年の3回目の苦言を呈した。
なのに、
2016年も、
春(3/9)と秋、臆面もなく出続けている。
他の出場者はすっかり様変わりし、
みんなニコラスなんて、ものともしない自信があるからこそ出場してるわけで、
当然、大きく引き離されて優勝には遠く及ばず、
今や完全に過去の人。
いよいよ今回、
中居クンが独断で選ぶ、
SONG FOR JAPAN特別賞を与えて、
「さすがに空気を読んでくれよ」と、
暗に卒業を促したが、
この肩たたきに気づけるなら、とっくに卒業してるだろうから、
来年以降も安心できない。
本人の自主性に任せたら、
いつまでもこの有様なんだから、
さすがに番組が腫れ物に触るような扱いをやめて、
番組としての自主性を発揮し、
出禁を申し渡さなきゃ。
ニコラスとしては、
この番組以外ではパッとしない停滞状況を打破するには、
また優勝するしかないと思い込んでいるんだろうが、
それって、漫才のパンクブーブーや、
NON STYLEが、
漫才の大会で優勝して冠番組を手にしても、
漫才の腕と番組を回す腕は別だから、思惑どおりに行かず、
ならばまた漫才の大会で優勝しようと、ゾンビのように復活したのに似ている。
結局、うとましがられ、
かえってイメージがダウンして逆効果だったし、
事態が改善することもなかった。
それと同じ事である。
ゲッターズ飯田も、
「成功者とは他人に感謝されること」
と言っている。
「自分だけ」と言う考えは、犯罪につながる。
そこまでいかずとも、
自己チューな考えは、
いったん成功で得た(と思い込んだ)ものも、
ジリ貧になって、結局は手放す。
ニコラス以外にも、
「成功者とは他人に感謝されること」
と言う言葉を贈りたい人が、
山ほどいるよ。
それはもう、山ほど。
どこにも、かしこにも。
全ウルトラマンリスト2016完全版
*全身像
*男性は正面仁王立ち
*女性は正面モデル立ち
*スーツは現行最新モデル
*背景は無地
*悪(ニセモノ・アンチ)は出自を示す画像
※方針に合致しない例外多数
1.マン
◎Aタイプ 1966/7/10
◎Bタイプ 1966/10/16
◎Cタイプ 1967/2/5
2.にせマン 1966/11/13
3.ゾフィー 1967/4/9
4.セブン 1967/10/1
5.ニセ・セブン 1968/8/18
◎ニセウルトラ兄弟のセブン(SR) 2010/11/26
6.セブン上司 1968/9/1
※外見はセブンと同一。
7.新マン/二世/ジャック 1971/4/2
8.エース 1972/4/7
9.エースロボット 1972/7/7
10.父/ケン 1972/10/6
11.タロウ 1973/4/6
12.母/ウーマンマリー 1973/4/20
13.レオ 1974/4/12
14.アストラ 1974/9/6
15.キング 1974/10/4
16.ニセ・アストラ 1974/12/27
※外見は本物のアストラと同一。
17.ジョーニアス 1979/4/4
18.アミア 1979/8/15
アミアはベス(32)に実質併合。
19.エレク 1979/8/15
エレクは実質チャック(30)に集約。
20.ロト 1979/8/15
ロトは実質スコット(31)に一本化。
21. U40の5大戦士 1979/8/15
◎ミゲル
◎ノア
◎メレグ
◎他2名
22.にせジョーニアス 1980/1/23
※外見は
↓本物のジョーニアスと同じ。
23.80/エイティ 1980/4/2
24.妄想セブン 1981/2/11
当時のセブンのスーツをそのまま使用。
25.ユリアン 1981/3/18
26-29. アンドロ超戦士 1981/4/1
26. アンドロメロス 1981/4/1
27. アンドロウルフ 1981/4/1?
28. アンドロマルス 1981/4/1?
29. アンドロフロル 1983/2/28
30.チャック 1989/4/28
31.スコット 1989/4/28
32.ウーマンベス 1989/4/28
33.グレート 1990/9/25
34.パワード 1993/12/5
35.ネオス 1995/6/1?
36.セブン21 1995/6/1?
37.ゼアス 1996/3/9
38.ティガ 1996/9/7
◎マルチタイプ 1996/9/7
◎スカイタイプ 1996/9/7
◎パワータイプ 1996/9/14
↓◎ティガダーク 2000/3/11
↓◎ティガトルネード 2000/3/11
↑◎ティガブラスト 2000/3/11
39.シャドー 1997/4/12
40.イーヴィルティガ 1997/7/5
41.ダイナ 1997/9/6
◎フラッシュタイプ 1997/9/6
◎ミラクルタイプ 1997/9/13
◎ストロングタイプ 1997/9/24
42.ニセ-ダイナ 1998/4/11
◎フラッシュタイプ 1998/4/11
◎ミラクルタイプ 1998/4/11
43.テラノイド 1998/8/15
※ダイナストロングタイプが原形。
44.ゼルガノイド 1998/8/15
45.ガイア 1998/9/5
↓◎V1 1998/9/5
↓◎V2 1999/3/6
↑◎SV(スプリームヴァージョン) 1999/3/6
46.アグル 1998/9/19
◎V1 1998/9/19
◎V2 1999/6/19
47.ニセ・アグル 1998/12/19
48.ニセ・ガイア 1999/3/13
※外見は本物のガイアV1と同じ。その正体は、
↓◎ミーモス 1999/3/13
49.幻影アグル 1999/5/22
※外見は本物のアグルV1と同じ。
50.ナイス 1990/10
◎Dr.エッグ 2012/4
51.カミーラ 2000/3/11
52.ダーラム 2000/3/11
53.ヒュドラ 2000/3/11
54.コスモス 2001/7/7
↓◎ルナモード 2001/7/7
↓◎コロナモード 2001/7/7?
↑◎エクリプスモード 2002/1/26
↑◎スペースコロナモード 2002/8/3
↑◎フューチャーモード 2003/8/2
55.にせコスモス 2001/12/8
※外見は本物のルナモードと同一。
56.ピクト 2002/2/21
57.カオス 2002/3/30
※コスモスコロナモードの擬態。
58.ジャスティス 2002/8/3
◎スタンダードモード 2002/8/3
◎クラッシャーモード 2003/8/2
59.カオス-カラミティ 2002/8/17
※コスモスエクリプスモードの擬態。
60.レジェンド 2003/8/2
61.ボーイ 2003/9/29
62.ノア 2004/2/1
63.霊体アグル 2004/3/5
※外見はアグルV1と同じ。
64.ダークザギ 2004/6/1
65.ニセ80 2004/9/3
66.ニセゾフィー 2004/9/24
画像は同一スーツの別登場回より。
※外見は本物のゾフィーと同じ。
67.ネクサス 2004/10/2
↓◎アンファンス 2004/10/2
↓◎ジュネッス 2004/10/16
↑◎ジュネッスブルー 2005/4/16
68.ダークファウスト 2004/11/13
69.ザ・ネクスト 2004/12/18
◎アンファンス 2004/12/18
◎ジュネッス 2004/12/18
70.ダークメフィスト 2005/1/8
71.ダークメフィスト(ツヴァイ) 2005/5/21
72.マックス 2005/7/2
73.ゼノン 2005/9/24
74.メビウス 2006/4/8
↓◎ウルトラマンメビウス 2006/4/8
↓◎ブレイブ 2006/8/5
↓◎バーニングブレイブ 2006/10/28
↑◎フェニックスブレイブ 2007/3/31
↑◎インフィニティー 2006/9/16
※メビウスの画像並びは、テレビ版、映画版の順で、時系列が一部乱れています。
75. ハンターナイトツルギ 2006/5/6
76. ヒカリ 2006/6/17
77.ニセ-メビウス 2006/9/16
↓◎ザラブ星人の擬態 2006/9/16
↑◎ババルウ星人の擬態 2006/11/20
78.プロトマケットメビウス 2006/10/7
※外見はメビウスと同一。
79. ニセ・ツルギ 2006/11/20
ババルウ星人の擬態。
↑「ヒカリ・サーガ」SAGA3「光の帰還」2006/11/20
↓「メビウス」本編 2006/12/2
※外見は本物のツルギと同一。
80.出光人Hotto 2007/1
81. 出光人Motto 2007/1
82.出光人Kitto 2007/1
83.ULTRASEVEN X 2007/10/5
84.ゼロ 2009/12/12
↓◎ウルトラマンゼロ 2009/12/12
↓◎ストロングコロナゼロ 2012/8/1
↑◎ルナミラクルゼロ 2012/8/1
↑◎シャイニングゼロ 2013/3/13
85.ベリアル 2009/12/12
↓◎アーリー 2009/12/12
↓◎ウルトラマンベリアル(レイオニクス) 2009/12/12
↑◎カイザー(下の2点) 2010/12/23
↓◎アーク 2010/12/23
↓◎カイザーダークネス 2013/1/30
86-92.ウルトラ市民男性7タイプ 2009/12/12
93-95. ウルトラ市民女性3タイプ 2009/12/12
96.ウルトラベビー 2009/12/12
97.にせゼロ 2010/9/1
※外見は本物のゼロと同一。
ババルウ星人の擬態。
98.ニセゾフィー(SR) 2010/11/26
99.ニセマン(SR) 2010/11/26
100.ニセジャック(SR) 2010/11/26
101.ニセエース(SR) 2010/11/26
102.ダークロプスゼロ 2010/11/26
◎ダークロプス 2010/12/23
103.サーガ 2012/3/24
104. 幻影ゼロ(ストロングコロナ) 2012/8/22
※外見は本物と同一。
105. 幻影ゼロ(ルナミラクル) 2012/8/29
※外見は本物と同一。
106.にせウルトラの母 2012/12/12
※外見は本物の母のマント姿と同じ。
正体はヒッポリト星人地獄のジャタール。
107.ゼロダークネス 2013/2/13
108.ギンガ 2013/7/10
109. マンダーク 2013/11/27
※旧名・ウルトラマンガイスト 2009/11/21
110. セブンダーク 2013/12/4
※旧名・セブンガイスト 2007/11/17
111. カオスロイドU 2014/3/12
112.カオスロイドT 2014/3/12
113. カオスロイドS 2014/3/15
114.ギンガS(ストリウム) 2014/7/15
115.ビクトリー 2014/7/15
116.リブット/ストーム 2014/11/14
117.ギンガビクトリー 2015/3/14
118.ビクトリーナイト 2015/3/31
119.X(エックス) 2015/7/14
120.エクシードX 2015/10/6
121.オーブ 2016/7/9
↓◎スペシウムゼペリオン 2016/7/9
↓◎バーンマイト 2016/7/23
↓◎ハリケーンスラッシュ 2016/8/6
↑◎サンダーブレスター 2016/9/24
↑◎オーブオリジン 2016/10/29
122.ニセ・オーブ 2016/9/3
※外見は本物のスペシウムゼペリオン(121)と同じ。
改善案があればご一報下さい。
『スター・トレックBEYOND』IMAX-3D(2016)
洋泉社 (2016-10-19)
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『スター・トレックBEYOND』
10/26(水)にTOHOシネマズ新宿で、
IMAX-3Dで鑑賞。
F-21
スタートレック映画を、
ようやくIMAXで見た!
2009年の『スター・トレック』は、単純なDMRで、
本当のIMAXではなく、
たしか日本でのIMAX上映もなかったはず。
2013年の『イントゥ・ダークネス』には、
通常3D、IMAX-3D上映があり、
見たかったが、諸事情により、
通常2D版しか見られなかった。
そのため、
今回の『ビヨンド』の感想は、
IMAX-3D版『イントゥ・ダークネス』を見ていたらほぼ同じで、
こうして書くこともなかったかも知れない。
3Dの大画面で、
精緻で実感満点なCG映像が、
大音響と荘厳な音楽を伴って目まぐるしく展開すると、
「ああ、旧作もこういう風にやりたかったんだろうな」
と気がついた。
宇宙基地に接近し、
入港、
窓越しの船影、
——のあたりは、
『スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!』(1984)をなぞらえ、
FSM/Rambling Records (2010-06-15)
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円盤部の墜落、
大破は、
『スタートレック ジェネレーションズ』(1994)
になぞらえているが、
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この2作を3D変換、IMAXに拡大して、
爆音上映したところで、
同じ迫力や実感を伴うようにはならない。
そこにはアナログ特撮の悲しい限界がある。
どうしても、本物には見えない。
きっと、TOSの頃から、
創始者のジーン・ロッデンベリーは、
できることなら、
こんな風に描きたかったんだろうと察しがつき、
ST50周年のよくぞ今年に、こういう見映えの作品を見せてくれたものよと、
立派に成長した子どもを見るような感慨があった。
同じ50周年の「ウルトラマン」には望むべくもないばかりか☆
2015/07/16 に唐突に公開。その後の進展なし。
☆これと似た感慨は、
『スター・トレック』(2009)にも、
『イントゥ・ダークネス』(2013)にもたしかにあって、
それは別にIMAXでなくてもじゅうぶんに伝わって来たのに、
『フォースの覚醒』(2014)では、IMAX-3Dで見ても、
さっぱり感じられないものだった。
そうそう、『ビヨンド』は、いつものパターンで終わるとは言え、
「せっかくIMAX-3Dにするんなら、
他の映画もやりなおしとけ」
みたいな感じも見て取れる。
それは『スーパーマン・リターンズ』(2006)のオープニング。
この映画にはIMAX-3D版もあったが、
あくまでも部分3Dで、一番効果が期待できるオープニングは、
2Dのままだった。
今回はIMAX版に話を絞ったが、
『ビヨンド』については、また別の角度からおいおいと。
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-08-23)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-09-06)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-09-20)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-10-04)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-10-18)
タカラの暗躍(前編)/ガンダムの舞台裏1
久々に、
これ(ガンダムの語源)の続き。
まずはその記事の、補足、訂正しておくと、
ガンダムが「うーん、マンダム」からというのは、
ガンダムが世間に注目された当初から、
広く認知されていたらしい。
また、このことを私に教えて下さった、
マーミットの赤松和光氏にいただいた訂正情報は、以下のとおり。
正確には、
会議が行われたのは
三郷の東京工場の会議室。
現在の跡地は、別会社の配送センター。
名前にガンを使うことだけは事前に決まっていた。
ガンナントカにしなくてはならない。
うーん、ガンナントカ、
うーん、ガンナントカとかと、一日中みんなで唸っていて、
ある人がだじゃれで
「うーんガンダム 」と言ったら それに決まってしまったという流れ。
でもってここからが、
今日の記事の本題で、
なんでガンダムのスポンサーはクローバーだったのに、
タカラが暗躍していたのか。
実は、「ガンダム」が(日本)サンライズ作品である以上、
タカラとの関係は必然だった。
サンライズの前身・創映社は東北新社の子会社だった。
創映社は『ゼロテスター』(1973/10/1〜1974/12/30)や
『勇者ライディーン』(1975/4/4〜1976/3/26)などを成功させたが、
これらの作品の利益はほとんど親会社の東北新社に持って行かれ、
創映社内では不満がたまっていた。
創映社の立ち上げに関与した沼本清海は、
玩具メーカーのタカラ(現・タカラトミー)に転職、
独立を望む創映社に、
沼本はそれまで『やわらかベビー』等の女児向き玩具を販売していた玩具メーカーのクローバーを紹介。
クローバーは自社の知名度向上やキャラクター商品を充実させたい意向で、両者の利害は一致した。
かくして創映社は東北新社から独立し、日本サンライズとなる。
というわけで、
クローバーがサンライズ作品第1号
「無敵超人ザンボット3」(1977/10/8〜1978/3/25)のスポンサーになったのは、
背後にタカラの采配があった。
それまで女児玩具しか作ってこなかったクローバーに、
ロボット玩具のノウハウはないので、
これもタカラが請け負った。
情報を総合すれば、ザンボット3の関連玩具は、タカラの三郷工場で製造されたのは明白。
そんなまわりくどいことをするより、
タカラがスポンサーになればよかったのに。
しかし創映社が名前を変えてサンライズとして独立したのは、
東北新社にとっては造反だったから、
あまりにもあからさまな対抗路線は打ち出しにくい。
なにしろ、
「ゼロテスター」☆
↓ポピニカのゼロテスター1〜4号。
↓バンダイのプラモ、ゼロテスター1〜4号。
☆「ライディーン」と☆
ゴッドバードに変形する、デラックス超合金ライディーン。
初の「DX」超合金だが当初は高額な超合金に過ぎず、途中から「DX」の表記がついた。
ブラックバージョンを最初に出した意味でも、記念すべき超合金の大ヒット作。
↓バンダイのプラモデル版ライディーン。
足底が電池ボックスになっていて、電動歩行する。
モノグラムから成型色替え、歩行機能を省略してアメリカでも発売された。
☆玩具(ポピーブランド)模型で、
バンダイとの連携はきわめてスムーズ。
その延長で、
東映テレビ事業部が企画、
制作を創映社に委託するという手法をとった、
「超電磁ロボ コン・バトラー
が「ライディーン」に続き、
東映テレビ事業部が企画、
製作を日本サンライズに委託していた、
「超電磁マシーン ボルテス
の後半が「ザンボット3」に重なり、
「ボルテスV」と同じ体制で製作された、
「闘将ダイモス」(1978/4/1〜1979/1/27)は☆
創映社→サンライズの路線は、3年連続でポピーの主力商品になった一方、
「コンV」「ボルテス」まではプラモ展開のあったバンダイは、「ヤマト」商品が主力となり、「ダイモス」のプラモは出なかった。
☆「無敵鋼人ダイターン3」(1978/6/3〜1979/3/31)と放送時期が重なっている。
↓ダイターン3の玩具も、タカラの三郷工場で製造されたに決まってる。
というわけで、創映社時代からの作品の流れが、
東映動画作品の、
「マジンガーZ」(1972/12/3〜1974/9/1)
「グレートマジンガー」(1974/9/8〜1975/9/28)
「グレンダイザー」(1975/10/5〜1977/2/27)
「ゲッターロボ」(1974/4/4〜1975/5/8)
「ゲッターロボG」(1975/5/15〜1976/3/25)
「ガイキング」(1977/3/6〜1978/3/26)
「ダンガードA」(1977/3/6〜1978/3/26)
から、超合金/ポピニカの主役の座を奪い、
「スタージンガー」(1978/4/2〜1979/6/24)では☆
↑主役が巨大ロボではなく等身大ヒーローだったため、そちらを超合金、
乗物をポピニカで別スケールでバラバラに展開。
☆そっちのメインを別商品ライン(ビクトラー)に移行させて☆
ビクトラーは「ジャッカー電撃隊」(1977/4/9〜12/24)に端を発するポピー版ミクロマンだった。10センチ級の間接可動フィギュアと、それが乗り込むプラ製ビークルのセット展開。
☆後釜に「ダルタニアス」(1979/3/21〜1980/3/5)が収まるまでに成長していた。
こうした状況下で、
キャラクター玩具をバンダイ(ポピー)と二分していたタカラから、
サンライズ作品の製品を発売するのはいかにも挑発行為。
さらに加えて、
東映動画の巨大ロボ路線の人気が下降気味だった、
「鋼鉄ジーグ」(1975/10/5〜1976/8/29)
「マグネロボ ガ・キーン」(1976/9/5〜1977/6/26)
の玩具はタカラから発売され、
なんとなくポピーの受け皿、
つまりバンダイグループが見限ったおこぼれ、
落ち目の二軍作品ばかりを引き受けている感じがつきまとっていた。
「ジーグ」「ガ・キーン」の流れを断ち、
新会社(サンライズ)の新番組(ザンボット)には、
新スポンサー(クローバー)がふさわしかった。
つづく。
悲運のヒロイン?/名前のそっくりさん
そもそもは、
「わたなべ・りか」と「わたなべ・りさ」がいたり、
↓渡辺梨加
↓渡邉理佐
AKBの「第二の横山」が、
またしても「よこやま・ゆい」
↓横山由依(1号)
↓横山結衣(2号)
——なのとからめて、
乃木坂46の「はしもと・ななみ」橋本奈々未も、
「はしもと・まなみ」橋本マナミと、
名前がかぶってる
という話をするつもりだったが、
これだけで記事を組むには、いかにも弱い。
と思っていたら、
橋本奈々未の乃木坂卒業と、
芸能界からの引退が発表され、
これを機に書いておくことに決めた。
思えば橋本奈々未は、
つくづく不遇なところがある。
そもそも単体ではかなりの美人なので、
AKBなど既存グループではなく、
公式ライバルである乃木坂の一期生として、
2011年にデビュー。
他のグループなら余裕でトップの美貌だったろうに、
あいにく?白石麻衣がいた。
もっともハシモト本人の志望動機はトップ狙いでなどなく、
生活苦から、
「ロケ弁が食べられる」という理由からでしかなかった。
グループでもトップにならず、
芸能界でも、
2012年にオスカープロモーションからアービングに移籍し、
芸名を橋本愛実から変更した橋本マナミの方が、
知名度が高まってしまう。
そしてここに来て、突然の引退。
表向きの理由は、
弟の学費を支援する必要がなくなったから、
だけど、
卒業はともかく、
芸能界まで引退となると、
何か彼女の意識を決定的に変える心理的要因、
つまり「もうやってられない」と思わされることがあったわけで、
それは検索すればすぐにたどりつけるので、
ここには書かない。
貧乏が出発点だと、
じゅうぶんに元を取ったとは思わずに、
「もっともっと」とむさぼり続けるものである。
貧乏だった女性芸能人には、
宇都宮まき
故・上原美優
大川藍
三秋里歩(みあき・りほ=2016年2月5日から。本名および旧芸名、小谷里歩=こたに・りほ)
緑川静香
PART!/PART2
——などが思い浮かぶが、
橋本奈々未は、
ことさらに貧乏キャラを前面に押し出しては来なかった。
(※と思う。詳しくは知りません)
しかし、貧乏というのは状態であり、
それ自体は恥ずかしいことでもなんでもない。
真の貧困とは、足りない、不足だと感じ続けること、
つまり当人の心理状態である。
——ということを、
たしかウルグアイのムヒカ大元統領が言っていたと思うが、
朝日新聞出版 (2016-10-20)
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インチキクソ政府の企みで、
預金封鎖が実行されたら、
全国民が貧乏にケタ揃いさせられるんだから、
「足りない」という心理状態を克服するしかない。
橋本奈々未に話を戻せば、逆境に強く、芯がしっかりしているので、
何をやっても大成するが、
美貌と無縁の生き方などあり得ないのが、
美人に生まれた宿命なんだから、
個人的には、そこら辺が楽しみ。(エラソー)
ただし今後を知る機会はないかも知れないが。
以上、「名前のそっくりさん」でした。←どこがやねん!
誰も書かない『君の名は。』
書き貯めていたら、くしくもこの記事とシンクロ。
「君の名は。」が「デスノートLNW」抜き首位奪還、
2016年11月7日
最近つくづく感じるのは、
他人の映画の感想は、自分に関する限り、
さっぱりアテにならないということ。
もはや自分以上に、
映画の見極めができる人なんていないんだから(エラソー)。
という評価基準でいくと、
『シン・ゴジラ』は、とにかく過大評価が激しく、
『君の名は。』は過小評価されすぎである。
ヒットすれば、その要因がさまざまに分析され、
もっともらしく語られるが、
しょせんは後付け。
これについては、
成功/ヒットの要因は、
『シン・ゴジラ』の時には、
監督のやりたいようにやらせたから
とされたのに、
『君の名は。』では、
監督が周囲の意見を取り入れたから
に急転したことに、
さすがに疑問を呈するツイートも見かけた。
同様に、世間は何もわかっちゃいない例を挙げれば、
実は『君の名は。』を見た観客のほとんどが、
作品を完全には理解していないらしい。
別に理解しなくたって映画は見られるし、
「自分はわかっている」というのは、
往々にして、「裸の王様」的な知ったかぶりなことも多いから、
ならば素直に「よくわからなかった」と打ち明ける、
今どきの女子高生の方が、よほど正直で潔い。
それにしたって、
内容の善し悪しとヒットは必ずしも一致しないとはいえ、
作品の核心を突いた言葉に、
さっぱり行き着かないままというのもどうかと思うので、
さすがにネタバレで書いておくことにした。
評価ポイントは「新しさ」
日本人の「泣きのメンタリティ」からすれば、
悲恋ものの方が、ウケがいい。
男性主人公(立花瀧=TT 姓名のイニシャルが同じ、ヒーロー、ヒロインの法則)が、
体が時折入れ替わる女性主人公(宮水三葉=MM)と、
ケータイを介して意志を通じ合わせていたが、
実は二人の間には3年の時間差があり、
女性の方は3年前に死んでいた
——という流れで行くと、
彼女の思い出を胸に秘めながら先に進んでいく
というのが、
パートナーと死別するこの手のドラマのパターンで、
『幸福な食卓』(2007)だって、
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洋画でも『ある日どこかで』(1980)だって、その線で話が進む。
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あるいは『シックス・センス』(1999)や、
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『黄泉がえり』(2003)、
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『パッセンジャーズ』(2008)、
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『ノウイング』(2009)のように、
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主人公自体が、実は『北斗の拳』の、
ケンシロウの決めゼリフの場合さえある。
ところが『君の名は。』では、
男性主人公は、
絶望したり、悲嘆に暮れるお決まりの描写はほとんどなく、
事態を変えられるからこそ、
ある事実(秘密)を知らされていると考えて(感じて)、
即座に具体的な行動に移り、
女性主人公もそれに呼応して、
事態を変えるべく懸命に行動する。
こうして二人は、常人にはとうてい成し得ないような奇跡
(=確定したはずの歴史の改変)を起こし、
しかも達成たちまち、
そのために尽力したことを忘れてしまう。
やがて自分たちの力で手に入れた未来で、
二人は巡り逢うが、二人ともそのことに気づいていない。
どちらも権力者や社会的な有力者ではなく、
観客と等身大の若者で、
無名の市井(しせい)の人であり続ける。
こんな希望に満ちたドラマは、
知る限り初めて見た。
知らないだけで、他にもあるのかも知れないし、
該当する他作品でも忘れているものがあるのかも知れないが、
とにかく感心した。
綿密な計算
実は『君の名は。』の公開日、
2016年8月26日というのも、
厳密な計算に基づくもので、
新型iPhone(iPhone 7)の発表の一月前なんである。
つまり公開から1ヶ月は、
作品内の現在と現実が一致していて、
2016年8月末〜9月あたりを生きている男性主人公が持っているのは、
細かく見れば、エッジのカーブが異なり、カメラ周囲に盛り上がったリングがなかろうと、
この外見はどう見ても明らかに、
↓1年前の2015年9月25日に発売された(当時)最新のiPhone 6s(左)。
あるいは外見はほぼ同じ、2年前の2014年9月19日に発売されたiPhone 6(右)。
↑iPhone6/6sは、画面上下のバーが黒い。↓
一方で、2013年に生きる女性主人公が持っているのは、
画面上下のバーが白いので、
2012年9月21日に発売されたiPhone 5か、
この年の9月20日に発売されたばかりの、iPhone 5sと特定できる。
もしも5sだったなら、
2013年パートは、9月20日以降、
秋の入口から、秋たけなわな頃の物語ということになる。
スマホの普及には都会にも田舎にも地域差はなく、
ドラマもスマホなしには成立しないだけに、
そこらへんは抜かりなし。
アニメ制作中は、iPhone 7の形状がどうなるかはわからなかったから、
それが登場しない筋立てにするしかなかったのと同様に、
現代から5年後、つまり2021年のスマホはどうなっているかわからないので、
未来パートで男性主人公が電車の中でいじっているスマホは、アップにならない。
アニメならではの特性
「都合の悪いところは描かない」というのは、
たとえば実写の『グラン・トリノ』(2008)なんかでもよくあるが、
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『君の名は。』でも、
男女が入れ替わった初日の戸惑いと混乱を、
互いにどう切り抜けたのかは描かれないし、
たとえば女性主人公が3年未来に飛んだなら、
見覚えのないiPhoneの新機種に驚くはずだが、
そこを描くとネタバレするので、
たくみにスルーされている。
こういう省略は、アニメでも実写でも手法は同じだが、
アニメ独自のやり方に、
「実写の生々しさ」を消すというのがあり、
可愛らしく人好きのする、
美化された絵柄のおかげで、
口噛み酒のくだりなど、
実写ではどうやろうが成立しない場面が、
すんなりとこなされている。
他にも、二人が初めて急接近する、
2013年の場面では、瀧(声:神木隆之介)もまた3年若いため、
三葉(声:上白石萌音)と背丈がほとんど変わらず、顔も幼いが、
なにせアニメなので、作画のブレ程度にしか捉えられない。
作品主導・作家主導
ここまでは、他でも語っている人がいるかも知れないし、
わざわざあちこちを探し回る気もないが、
これから述べることは、
たぶん他では見あたらないと思う。
ジブリ作品の興収を超えたことで、
新海誠監督は、ヒットメーカーとして注目されるようになったが、
ことクリエーターの格としては、
宮崎駿は足下にも及ばない。
なぜなら宮﨑駿はアニメーター上がりであり、
「ナウシカ」でオリジナル劇場作品の初監督となっても、
当初は「ゲド戦記」の映画化を画策するなど、
オリジナル作品にたどりつくまでに何年も要した、
育成型の演出家であるのに対し、
新海誠氏は、当初から脚本家、演出家として出発しているからである。
本来、全ての作品は『君の名は。』のように、
作品主導、作家主導であるべきなのに、
世に氾濫しているのは、企画として外枠から始まり、
最後に監督や脚本家が呼ばれるという、
真逆のプロセスで生まれる「作品もどき」ばかり。
だけど観客はふだんから、「作品もどき」しかあてがわれていないから、
そういうもんだと勘違いしている。
というわけで、21世紀ではじめて、
まともな和製アニメ映画が登場したと感じた次第。
折りしも、『君の名は。』の初回鑑賞となった9月5日(月)には、
夕方から『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の発表会見があり、
なぜかわからないが、
招待状が来たので、行ってみた。
前作の『宇宙戦艦ヤマト2199』が、
ことごとく作品の成立要件を欠いている欠陥不良品だったのに、
商売的には成功したらしく、
やはり興行的には、
劇場用再編集版『宇宙戦艦ヤマト』(1977)を越えた、
続編の完全劇場用新作『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978)
の威光にあやかろうと、
会場には相当の人員が動いているのを見るにつけ、
「40年も前の作品に、いつまでたかり続けるつもりなのか」
と、それこそ『君の名は。』の方向性とは真逆の動きにガクゼンとした。
こう書いた以上、
まさか今後も『ヤマト』関係の案内は届くことはないだろうが、
「別にそれはそれでいんじゃないの。せいぜいがんばってくれたまえ」
としか思えない。
そういえば、来2017年2月の限定上映劇場リストに、
シネマサンシャイン池袋
が入っていたので、
本物のIMAXが入る新館か?
と思ったが、
2014年には2017年オープン予定だったのに、
今年の8月9日付の記事では、
2019年に延期されている。
既存ビルの解体に着手が、
ようやく2016年6月。
……。
そんなこんなで、
基本的には2ヶ月前には書けたことを、
あえて今書いても記事が効力を発揮できるのも、
ひとえに『君の名は。』という作品の真価あればこそと、
感謝の気持ちで、したためたのであった。
一次資料にご用心/『ローグ・ワン』のベイダー3
『ローグ・ワン』のアメリカ国外用(海外版)の最新トレーラー。
2016/11/10 に公開
色調補正してみたら、
ベイダーの目は赤かった。
というわけで、ここ(赤目の真相/『ローグ・ワン』のベイダー2)に書いた情報は撤回します。
結局、1作目『スター・ウォーズ』(1977 エピソード4 新たなる希望)のダース・ベイダーの目は赤かったから、
↑実物より二回りほど小さい、ドンポスト社のベイダーマスクも、初版は目が赤かった。
同時期の『ローグ・ワン』ベイダーも、揃えただけのことでした。
今後も、情報の修正、訂正はありえますので、
決してブログ記事を絶対の確定情報と考えないで下さい。
アゴ下の襟首がボディから浮いているが、
これは、1作目版ベイダーのマスクが、
演者のデビッド・プラウズの下顎のラインに合わせて出っ張り気味で、
その下が一段窪んでいた段差をなくして、
ツライチにした弊害で、
本来のマスク下辺のあるべき位置から、
一段浮き上がっているため。
さて、赤目と言えば、
現在発売中の「映画秘宝」で、
公式書籍に明記されている事実(赤目のスキーゴーグル流用)が無視されながら、
他のどこでも聞いたことのない珍説(白人の肌の色が透けて赤く見えた)が正解と記されていたことに疑問を呈したが、
これまたその舌の根が乾かぬうちから、
今回は、公式、公認書籍だって、
その記述は絶対とはいえないという話。
なぜなら「書籍」と単純にひとまとめにくくれない、
各書物の成立過程というものが別個にあるからだ。
先述の「秘宝」に限らず、
近年のベイダー関連記述では、
ヘルメットは、伊達政宗の黒漆(塗)五枚胴具足の兜を参考にした
——というのをよく見かけるが、
こんなに具体的かつ詳細に特定したコメントを、
ルーカスからもラルフ・マクォーリーからも聞いたことはなく、
それはジョン・モロからでも同様である。
だいたい、日本人だって、
「だて まさむね」
はともかく、
「くろうるしぬり ごまいどう ぐそく」
なんて、知ってましたか?
どこが出典なんだよ?
とチェックすると、
“Magic of Myth”だという。
ああ、この本ね。
買いましたよ。
Spectra
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でもパラパラめくって、
すぐに読むのをやめてしまった。
なぜなら、記述に根拠希薄だから。
この書の成立過程を振り返ると、
日本で1993年7月30日(金)から9月27日(月)まで、
池袋西武美術館で開催された、
ジョージ・ルーカス展にさかのぼる。
この展覧会は、
翌1994年8月まで、日本数カ所を巡回した。
主催者は、ルーカスフィルムと何年もかけて交渉し、
後から企画した、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー展」
とか、
「007展」
の方が先に実現した。
とにかく実物のプロップや模型、コスチュームが展示される巡回展が、
アメリカ本国ではなく、
日本でだったことにアメリカ国民が羨望の眼差しを向け、
基本的に同じものが、
The Art of Star Wars Exhibition
として、アメリカ各地を巡業した。
ルーカス展の図録は、
文藝春秋社から
「ジョージ・ルーカスの大博物館」として
一般書籍としても販売され、
翻訳版が、
“From Star Wars to Indiana Jones: The Best of the Lucasfilm Archives”
として、 1995/3に発売。
Chronicle Books
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そこでアメリカの巡回展に合わせ、
新たな図録代わりの書籍を発行することになり、
学芸員(キュレーター)が新たに編纂したのが、
Magic of Mythだった。
学術的なハクをつけ、
これまでにない新情報を盛り込むため、
よりデザインに近い元ネタ候補が特定されたが、
こんなの、後から強引に関連づけされただけで、
本当にベイダーのヘルメットが、
黒漆五枚胴具足の兜を参考にしたわけじゃない。
ところがWikipediaでは、
今回のブログ記事のような、
「私だけが知っている」系の独自研究は相手にされず、
どのような成立過程かを問わず、
文献(一次資料)として発表されたものは、信頼に足る情報とされる。
まあ、経緯だとか成立事情なんて、
知らない限り、文献に頼るしかないから仕方ないとはいえ、
全面的に信頼するのはキケンである。
そういや、
「マツコ&有吉の怒り新党」
2016年8月24日放送回で、
「かっぱえびせんの食べ方に、牛乳をかけるというのがあったはず」
という視聴者の記憶を調査し、
カルビーの証言として、
「サッポロポテトと混同してる」
と結論づけられた。
<記憶調査委員会>記憶「かっぱえびせんに牛乳をかけるCMがあった」
たしかに「CMで牛乳をかけた」のは、サッポロポテトだったんだろう。
しかしカルビーに取材しても、真相には行き着かない。
なぜなら、牛乳をかける食べ方を袋の裏で提案したのは、
いわゆるコピー商品の(おそらくは韓国系)同名商品「かっぱえびせん」だったから。
こんなの、当時(70〜80年代)に、スーパーでカルビー社ではない「かっぱえびせん」が売られているのに驚き、袋の裏の、牛乳をかけて食べるという斬新な提案に二度驚いて、今でもそれを覚えてる人でなけりゃ、真相にたどりつけないじゃないか。
あなたのたどりつけない真相や真実が、まだまだたくさん眠っている。
テレビやWikiを、疑ってかかるように!
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-10-25)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-11-01)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-11-08)
凋落の序曲
これ(それじゃない! )の続き。
いやあ、新発表のMacBook Pro(2016)の評判が、
メチャクチャ悪い。
意図的に否定的なレビューを探し回っているつもりはないし、
論調はほぼ同じなので、
たんなる言いがかりや、叩き目的だとは考えられない。
アップル製品は単純に持っていてカッコイイから、
いくら高くても買い続けるという、
イメージ戦略に踊らされるブランド信者以外は、
さすがにだませなくなってきた。
プロの名に値しない。
2016/11/06 に公開
ジョナサン・モリソンの主張は、13インチのMacBook Proにタッチバー「つき」と「無し」が混在するのはややこしいから、先行発売の「無し」はMacBook 13インチと呼び分けた方がいいんじゃないかというだけで、新機種にはおおむね高評価。
新機能のタッチバーなしのMac Book Pro 13インチは☆
2.0GHzプロセッサ
256GBストレージ
2.0GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ
(Turbo Boost使用時最大3.1GHz)
8GB 1,866MHzメモリ
256GB PCIeベースSSD1
Intel Iris Graphics 540
Thunderbolt 3ポート x 2
¥148,800 (税別)
☆Pro(プロ)ではなく、Air(エアー)の新機種として発表するべきだったと言う声がある。
2008年1月16日に初代Airが、
「世界最薄のノートブック」とのキャッチコピーで発売された時には、
薄型と引き替えに、
ディスクドライブを廃したのが画期的だった。
しかし今や、内蔵ドライブ搭載ノートは絶滅種。
つまりある時期から、
全てのノート型Macは、
以前のAirに相当し始め、
それと同時に、従来のAirの存在意義や価値は薄れまくり。
なので今回、11インチを廃止し、
13インチをかろうじて残した。
1.6GHzプロセッサ
128GBストレージ
1.6GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ
(Turbo Boost使用時最大2.7GHz)
Intel HD Graphics 6000
8GBメモリ
128GBフラッシュストレージ(PCIeベース)1
¥98,800 (税別)
だけどそんな未練がましいことをやらずに、
「Airブランドを刷新します」と、
タッチバーのない方の新型MacBookを、
Proではなく、Airとすればよかったのに。
そうできない理由は、
Airはエントリーモデルとして、
買いやすい最廉価の値段設定でずっとやって来たのに、
新製品は、なかなかの高額だからでもある。
2016/11/07 に公開
値段に見合わない性能の新製品よりは、整備済の旧製品を狙うべきだと提案する、「賢い」動画。
そこで高品質を印象づけようと、
Proと称しているわけだが、
2016/11/03 に公開
プロはプロフェッショナルの略だったはずが、
すっかり本来の意味を失っていると訴える声も多数。
値段は高いくせに☆
2016/10/28 に公開
13インチのMacBook Proは、
2008年には、DVDスーパードライブつきで、1099ドル。
それが2012年のレティナ・ディスプレイ最安モデルで、1299ドルと、200ドル値上げ。
2016年のタッチバーなし最安モデルで、1499ドル。これは前年の最安モデルで継続販売の1299ドルより、またしてもの200ドル値上げ。
☆性能はその値段に見合わない。
2016/10/30 に公開
廃止したもの
●MagSafe 2電源ポート
●Thunderbolt 2ポート(最大20Gbps)x 2
●USB 3ポート(最大5Gbps)x 2
●HDMIポート
●SDXCカードスロット
追加されたもの
2つのThunderbolt 3(USB-C)ポートで以下に対応:
*充電
*DisplayPort
*Thunderbolt(最大40Gbps)
*USB 3.1 Gen 2(最大10Gbps)
この変更の陳腐さは、
↓この動画が簡潔に指摘しています。
2016/10/28 に公開
「アップルは何を考えとるんだ?」
「一体、誰の決断なんだ?」
↓ティム・クックの方針だった。2016/11/06 に公開
ラップトップ部門の技師の証言。
「ティム・クックが現場にやって来て、こう言った。
『iPhoneはバカ売れしてるのに、ノート型の不振をどうにかしろ』
技師達は性能向上を提案しても、全て却下。
『ポート(コネクタ)を全廃して、ドングル(アダプタ)として別売りにしよう。
そうすりゃもっと稼げる』と」
結局この目論見は、世間の非難を浴び、
アップルは各種ドングルの値下げを余儀なくされた。
2016/11/09 に公開
アップルの株を売り抜け、
ティム・クックの解任を提案する人もいる。
2016/10/31 に公開
タッチバーについては、またいずれ。
アツイ胸の勘違い野郎〈初代マン編〉
久々に、
アツイ胸の勘違い野郎
ですが、
ゾフィー編は完結したので、
ゾフィー前編
ゾフィー後編
今回は、今年で50周年の初代ウルトラマン。
元来「ゾフィ」は初代マンの改造だから、
ゾフィーに、「アツイ胸の勘違い野郎」があるのなら、
初代マンにだって、あってしかるべきでは?
今のところ、
気がつく範囲で、動画本編で該当するのは、
CRぱちんこウルトラマン(2006)のテレビCMぐらい。
展示用マネキンなら、
こいつをけっこう見かけますが、
考証うんぬん以前に、
こういう模様を描く時点で、スーツ制作職人のセンスを大いに疑う。
2013年03月13日〜26日、松坂屋上野店 ウルトラサンクスフェスティバル会場にて。
広義で、「絵心がない」んでは?
他にもいたら、通報よろしくお願いします。
ニセモノ/悪者に目を向ければ、
ウルトラマンダークがいる。
『ウルトラマンギンガ』第8話「奪われたギンガスパーク」2013/11/27のラストに登場。
初代マンとの差違の原因は、胸筋を模したパッドの縦径(高さ)が、
新マン以降は短くなったことと、
カラータイマーの取り付け位置がスーツによってバラバラで、
一定しないためでもある。
胸の模様の厚みはともかく、
他の部分の模様まで、初代マンと異なるのはどうしてか。
ウルトラマンダークの旧名/前身は、
ウルトラマンガイストで、
博品館劇場の『ウルトラヒーローバトル
2009/11/21~23に初登場の時から、
初代ウルトラマンとはビミョーに異なる、
この模様だった。
一方で、
ウルトラセブンダークは、
マンダーク翌週の『ギンガ』第9話「漆黒のウルトラ兄弟」2013/12/4に登場した際も、
『ウルトラヒーローバトル劇場!』☆
第1弾「ウルトラヒーローエキサイティングライブ in 博品館」
2005/6/25・26
第2弾 2006/4/8・9
第3弾 2006/12/29・30
第4弾 2007/3/31〜4/1
第5弾 2007/11/17・18
第6弾 2007/12/28〜30
第7弾 2008/1/12~14
第8弾 2008/4/4~6
第9弾 2008/11/29・30
第10弾 2008/12/27~29
第11弾 2009/4/3~5
第12弾 2009/11/21~23
第13弾 2010/4/3・4
第14弾 2010/10/9~10/11
第15弾 2011/4/2・3
第16弾 2011/11/12・13
第17弾 2012/5/5・6
第18弾 2012/11/23・24
第19弾 2013/4/6・7
第20弾 2013/11/16・17
第21弾 2014/4/5・6
第22弾 2014/9/6・7
第23弾 2015/4/3・5
第24弾 2015/11/21・23
第25弾 2016/4/1・3
第26弾
2016/11/19・20
☆の第5弾に初登場し、第10弾、第12弾にも再登場した、
旧名セブンガイストの頃から一貫して、
単なるウルトラセブン(本物=オリジナル)の色替えで、
外形も模様のパターンもまったく同じ。
だからこそ、身体の左半分は通常のセブンと同色の、
セブンガイスト(ハーフボディ)も、
『ウルトラヒーローバトル劇場!』第14弾に登場できた。
なのになぜ、マンダーク/ガイストの方だけは、
初代マンと模様を変える必要があったのか?
どうやらマンダーク/ガイストは、
既存スーツの改造再利用だったらしく、
その旨をこのブログへコメントしてくれた方もいましたが、
検索にコメント欄は引っかからずに行方不明。
とにかく、ウルトラマンダーク/ガイストは、
ウルトラマンキヨタカのリペイント(色替え)だという説がある。
↑たしかにウルトラマンキヨタカも、「アツイ胸の勘違い野郎」だった。
「青いウルトラマン」キヨタカ登場は1995年12月。
劇中登場では初の青いウルトラマン、ティガスカイタイプが、
1996/9/7だから1年早く、光の国由来では史上初だったが、
↓今の視点で見ると、ウルトラ市民の一人のような雰囲気も。
ウルトラマンキヨタカ
ミュージシャン・杉山清貴が円谷皐を偲んでつくった曲『夜明け前』のお礼に円谷プロダクションからスーツを自由に使用できる権利が贈られた。
スーツは円谷プロで保管され、要請があればスーツアクター込みで出動する体制となっている(なっていた)。
1995年12月、神奈川県民ホールで行なわれた杉山清貴のコンサートに登場し、以降、何度か杉山清貴のコンサートに登場した。
1996年11月10日発売のシングル『最後のHoly Night Version '96』のCDジャケットに写真が掲載されている。
登場したコンサート
1995年12月 神奈川県民ホール
1996年9月16日 日比谷野外音楽堂
2003年7月26日 日比谷野外音楽堂
マンダークのガイスト名義での初登場は、
2009/11/21~23で、
キヨタカ登場から約10年後、
最後のステージ登場からでも6年以上が経過し、
さすがにリサイクルとなったのではないか。
その際に、キヨタカの模様のままの色替えでは、
すぐに使い回しとバレてしまうため、
意図的に大幅に模様替えしたのかもしれない。
あくまでも仮説だが、
まあ、そんなに真相とかけ離れていないと思う。
以上で、〈初代マン編〉は終わりですが、
〈新マン編〉を、そのうちやるかも知れません。
↑これは暫定的な候補、仮置きで、「アツイ胸の勘違い野郎」と断定したわけではありません。
だがその前に、久しく中断している、
ふぞろい怪獣〈新マン編〉
を再開しないと。
Christmas Songs May J.
rhythm zone (2016-11-16)
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11/16に発売。
Amazonで、予約注文。
入金指定と払い込みは、発売前日の11/15。
ところが、郵便で届いたのは、
発売翌日の11/17。
しかも配達時間は、あっとビックリ、
夜の7時半!
追跡していたら、昼の2時前には局を出てるのに。
もともと普通郵便は1日1度の配達で、
夕方の4時半頃だった。
それが年ごとに遅い時間帯になり、
ついに夜。
どういうことかというと、
取り扱う郵便物の個数が激減しており、
配達員の人数も減少、
一人で広大な地域を受け持つことになり、
配達完了がメチャクチャ長引く羽目に。
この件も示すように、
今や音楽は配信で買うのが当たり前。
もはや誰も、郵送で受け取ったりしない。
かくしてCDが売れない時代に、
あえて売り上げを伸ばすため、
May J.(メイジェイ)は、今も手売り(販促イベント)を続けている。
今回はミニアルバムで、
収録は8曲だけ。
(CD)
1. サンタが町にやってくる
2. サンタクロースメドレー[赤鼻のトナカイ 〜 ママがサンタにキスをした 〜 ジングルベル]
3.Wish Forever (オリジナル新録曲)
4.Christmas Medley[JOY TO THE WORLD 〜 LET IT SNOW! LET IT SNOW!
LET IT SNOW! 〜 WHITE CRISTMAS]
5.I Believe〜手をつなごう〜 with May J.
(クリス・ハート「Song For You II」より)
6.Let It Go 〜ありのままで〜 [Christmas Gospel Ver.]
7.Silent Night
8.[Bonus Track] All I Want For Christmas Is You
これで価格を低めに抑え、
配信でなく、実物を買ってもらうために、
いつもどおり、DVDセットがメイン商品。
(DVD)
・サンタが町にやってくる
・メドレー[赤鼻のトナカイ 〜 ママがサンタにキスをした 〜 ジングルベル]
・I Believe〜手をつなごう〜 with May J. (LIVE 映像)
(『クリス・ハート 日本武道館 LIVE 2016 僕はここで生きていく〜 47 都道府県Tour 2015-2016 〜続く道〜 FINAL 〜』より)
そういうのがいらない人には、
CDのみの販売もある。
rhythm zone (2016-11-16)
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更新時間が迫ってるので、
評価はまたに譲るが、
買って良かったと満足でき、
何度も聴いて、
もう今年もそんな季節かと、感慨深くなる1枚です!
DLM(ドンズライト&マジック)のSOS(大ピンチ)/537にこだわるXIII
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-11-01)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-11-15)
テーマ:スタートレック
でも、
『ビヨンド』について書くのは、
1回お休みにして、
今回は、ある「窮状」について。
DLM、店じまいして隠居か?
お客様へ
DLMの現況について
2016/6/25
実に感慨深い。
白黒テレビのチャンネルをひねって、
「宇宙大作戦」の『謎の球体』を見てから、
かれこれ50年が経ったとは!
耳の尖った男を目にしてたちまち、
番組の虜になった。
私の使命は、
スタートレックの市販模型キットを劇中同様の姿に修正し、
電飾するパーツを供給すること。
どのキットも周期的に再販されているので、
基本的にいつでも入手可能で、
売り上げランキング: 289,739
再販に合わせて改修されているものもあるが、
売り上げランキング: 119,980
全キットに徹底されているわけではなく、
まだまだ改造、修正パーツの需要はあるはず。
7月には新作映画(『ビヨンド』)が公開され、
2017年1月からは新作テレビシリーズ(『ディスカバリー』)が始まり、
STの気運は充分すぎるほどに高まっている。
それだけに、
記念すべき年になるだろうと期待していた。
2015年から2016年にまたがる冬期の売り上げは、
ST50周年にふさわしい、華々しいものになるだろうと。
ところが週の帳簿を、
たった3件の注文、あわせても100ドルに満たない売り上げで締める有様。
経営を成り立たせるのに、1日100ドルはかかるというのに。
6月の第4週に至ってはもっと悲惨で、
25日の土曜日じめで、
1/350のエンプラ用のパーツが一つ売れただけ。
しかもこのパーツは、
電飾用ですらない。
インパルスエンジン 不透明版
価格 8ドル
送料 3ドル
総計 11ドル
電飾してこそのキットのポテンシャルを損ねるために、
8ドルの報酬をもらうなんて、
自分の信条に反するだけで、どうにも耐えがたい。
この注文で、とどめをさされた気分にさえなった。
個人経営のDLMは、2015年で店じまいも考えたが、
ST50周年の今年までは、どうにか続けることにした。
だが売り上げはひたすら落ち込むばかり。
もはや崖から飛び降りたも同然。
誰も味方はいないのか?
D・L・マシス
ドンズライト・アンド・マジック
*********************
こりゃタイヘンだ!
映画版エンプラ(改装型)1/537スケールキットは、
現役時代に7期にもわたって継続販売されたこともあり、
新設計、新金型での再発売でもない限り、
「まともな」完成品に仕上げたいなら、
DLMの改造パーツが欠かせない。
以下の制作動画でも、
重要な位置を占めている。
Video #1
2013/05/25 に公開
Star Trek USS Enterprise 1701-A Video #2
2013/05/26 に公開
Star Trek USS Enterprise 1701-A Video #3
2013/05/27 に公開
Video #4
2013/05/28 に公開
Star Trek USS Enterprise 1701-A Video #5
2013/05/28 に公開
Star Trek USS Enterprise 1701-A Video #6
2013/05/29 に公開
Star Trek USS Enterprise 1701-A Video #7
2013/05/29 に公開
Video #8
2013/05/30 に公開
Star Trek USS Enterprise 1701-A Video #9
2013/06/01 に公開
Video #10
2013/06/09 に公開
Star Trek USS Enterprise 1701-A Video #11
2013/06/11 に公開
Star Trek USS Enterprise 1701-A Video #12
2013/06/17 に公開
Star Trek USS Enterprise 1701-A Video #13
2013/07/15 に公開
一時期、猛烈な勢いがあり、
連日のように公開される動画のコワイところは、
突然失速し、パッタリ途絶えてしまうこと。
上の動画も、これ以降は公開されていない。
****************************************
Star Trek Model Build - AMT 1/537 - USS Enterprise NCC-1701-A - Part 1
2014/01/11 に公開
AMT 1/537 USS Enterprise NCC-1701-A Star Trek Model Build Part 2
2014/01/14 に公開
AMT 1/537 USS Enterprise NCC-1701-A Star Trek Model Build Part 3
2014/01/31 に公開
Part 4
2014/03/18 に公開
Part 5
2014/03/24 に公開
Part 6
2014/03/26 に公開
Part 7
2014/03/28 に公開
Part 8
2014/03/29 に公開
Part 9
2014/03/31 に公開
Part 10
2014/04/02 に公開
Part 11
2014/04/05 に公開
Part 12
2014/05/12 に公開
Part 13
2015/01/31 に公開
Scifiantasy Presents: AMT 1/537 ENTERPRISE NCC-1701-A Build Part 14
2015/02/09 に公開
こちらも同様、これ以降は公開が途絶えている。
*******************
うかうかしていられない。
DLMが店じまいする前に、
以下のパーツは買っておかなきゃ!
ベーシック・ディテールパーツ=40ドル
amtキット本来のパーツ(白色)とDLM製(グレー)の比較
キットは上下のドームを同形、同大にコピペ設計したのがミス。
下部天体観測ドームのパーツは、
実物(中央)とは各所の形状がビミョーに異なり、
さらなる改造が必要となる。
↑左の形状が正解/右はDLM製パーツのまま。
第一船体外周窓枠パーツ=18ドル(透明版)
頭頂部デッキ改修・電飾パーツ=15ドル(透明版)
士官用ラウンジ=各4ドル
改装型(NCC-1701)のラウンジ内装
A型(NCC-1701-A)のラウンジ内装
インパルスデッキ改修パーツ=15ドル(透明版)
各種マーキング補完デカール=15ドル
デカールを使用した作例
A型用ハンガーベイ(格納庫入口)パーツ=25ドル(透明版)
DLM製透明パーツを組み合わせれば、
ハンガーベイのドア上部と両脇を、
↓実物どおりに発光させることも可能。
ワープナセルのグリルは、
↓ERTL(アーテル)再販用の内側2枚(左)も、
↑amt初版スムージー用の、不透明な外側+透明な内側4枚組(右)も、
無駄買いに終わる可能性がある。
というのも、キットのエンプラのグリル部分は短く、
本来は同型のリライアント(ミランダ級)の長さが正しい。
だから、
ミランダ級のグリル透明パーツ内外4枚組(20ドル)を買うのがベスト。
くれぐれも、
お買いのがしなく!
ダークなやつら・後編/全名鑑〈番外編F〉/ニセモノの奥深き世界6
これ(ダークなやつら・前編/全名鑑〈番外編E〉/ニセモノの奥深き世界5 )
の続き。
正義のウルトラマンと対にならず、
裏バージョンでない、
悪のウルトラマン個別の存在として、
カミーラ 2000/3/11
ダーラム 2000/3/11
ヒュドラ 2000/3/11
——に続く、
ダークファウスト 2004/11/13は、
正体の斎田リコ(中丸シオン)に、
顔の輪郭や表情が似せてあり、
それだけに華奢な印象を与える。
ならば、
↓ファウスト(左)を操っていたダークメフィスト(右)2005/1/8は、
正体の元ナイトレイダー副隊長、
↓(右)溝呂木眞也=みぞろぎしんや(演:俊藤光利=しゅんどう みつとし)
の顔つきに似せているはず。
ところがメフィストは、
溝呂木と一体化する前から、
すでにこの顔つきだった。
まあ、それは作劇の都合で、
デザインの段階では正体が男性なので、女性的なファウストの
下顎が張り出した、男性的な顔つきに区別したんだと思う。
結局、メフィストの顔は溝呂木とは無関係に、
単に男性の“闇の巨人”の素顔と言うことになったおかげで、
三沢広之(演:竹内義人)が正体の、
ダークメフィスト(ツヴァイ)2005/5/21も、
目が赤く発光する以外は、
メフィストと外見は変わらない。
第32話(2005/5/21)で再登場したダークメフィストは、人の心を取り戻した溝呂木が光の力で変身したため、メフィストクローを格納していた。
デザインモチーフは死神。
そのため、背骨や肋骨状のモールドが入っている。
ツヴァイの目を赤く光らせたのは、
ファウストもメフィストも発光部分がないため、
ただでさえ陰気な話の「ネクサス」で、
暗い画づくりばかりが続く中、
ささやかなアクセントにはなったろう。
また、「ネクサス」劇中ではこの後で登場する2005/6/4が、
存在の公表は2004/6/1と、うんと早かった、
ダークザギの赤目とも、
すんなりつながる結果にもなった。
売り上げランキング: 48,249
陰鬱で独特な世界観の住人であるダークメフィストに、
再登場の機会など訪れそうもなかったが、
意外や、10年後の映画
『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』2015/3/14に、
エタルガーの能力によってネクサスの記憶から具現化したエタルダミーとして登場。
時空城の第一階層にて待ち伏せており、ネクサス(アンファンス)との激しい一騎討ちを繰り広げる。
売り上げランキング: 58,099
●ダークザギ 2004/6/1
●ダークファウスト 2004/11/13
●ダークメフィスト 2005/1/8
●ダークメフィスト(ツヴァイ) 2005/5/21
——とくれば、
次のダークは、
●マンダーク 2013/11/27
※旧名・ウルトラマンガイスト 2009/11/21
●セブンダーク 2013/12/4
※旧名・セブンガイスト 2007/11/17
——なのだが、
マンダーク、セブンダークについては、
たまたま先日の記事(アツイ胸の勘違い野郎〈初代マン編〉)で取り上げたので、
そちらを参照。
さらにnanasiさんからのコメントで、
マンダーク/ガイストのスーツの元になったのは、
ウルトラマンキヨタカ 1995/12ではなく、
ウルトラマンアンドロイドではないか、
——とのご指摘をいただいたので、
近日中に、
この謎の「アツイ胸の勘違い野郎」についても取り上げる予定です。
タカラの暗躍(後編)/ガンダムの舞台裏2
「機動戦士ガンダム」
1979年4月7日〜1980年1月26日
は、当初から打倒「宇宙戦艦ヤマト」を目指した企画だった。
サンライズの山浦栄二は当時、『ヤマト』の制作会社であるオフィス・アカデミーからデータを入手。
『ヤマト』の関連事業は一部の熱狂的なファンを相手にした商売であることがわかり、「ハイターゲットに絞って、30万から40万の熱狂的なファンをつかめば、それで十分に商売になる」という結論を得た。
そこで本作は『ヤマト』と同じく中学生以上を取り込むことになった。
作品構成も『ヤマト』が意識されたが、そのままでは活劇的な展開になりにくいこととキャラクターの年齢が高いことが問題になり、『十五少年漂流記』から着想を得て、宇宙船に乗り込んだ少年少女が宇宙戦争の中で協力しながら生き延び成長するというストーリーが構想された。
「十五少年漂流記」的な作品は、
東北新社のボツ企画「テラホークス」にさかのぼる。
「テラホークス」の原点は、1977年に東北新社が「スペース1999」のあと行き詰まりを見せていたジェリー・アンダーソンに、本格SFアニメーションの共同製作を持ちかけたところに始まる。
「サンダーホークス」(THUNDERHAWKS)と仮題されたこの企画は、英国側のデザインなどに東北新社側が難色を示したことなどから、英国のプロットを残しつつ日本のスタッフによる製作で再出発することになった☆
数年後ジェリー・アンダーソンは、この日本のアニメ企画とは無関係に、テラホークスの題名をそのまま使い、新しいパートナーで出版会社出身のクリストファー・バーとともにプロダクションを起こして、クリストファーの発案で"THUNDERHAWKS"を人形劇として製作した。
それが「地球防衛軍テラホークス」(1983〜84)である。
☆「地球奪還指令テラホークス」と改題して監督に『勇者ライディーン』、『長浜ロマンロボシリーズ』の長浜忠夫、
デザインに『勇者ライディーン』、
『超電磁ロボ コン・バトラーV』、
『無敵超人ザンボット3』
の安彦良和、
ブレーンにSF作家の豊田有恒、石津嵐、脚本家の鈴木良武、田口成光などが加わって進行した。
しかし当時の日本は「スター・ウォーズ」を嚆矢とするSFブームの到来前であり、時代を先取りしたがゆえにセールスがうまくいかずに結果として流れてしまう。
なお安彦良和がデザインしたテラホークスのコスチュームのデザインは『機動戦士ガンダム』の地球連邦軍の制服に転用されている。
このように、「ガンダム」は当初から高年齢層を狙った企画だったにもかかわらず、
なぜスポンサーが、購買層の対象年齢が合わないクローバーのままだったのか。
サンライズの意向とは異なり、
創通エージェンシーは前作「ダイターン3」、
前々作「ザンボット3」
までのスポンサーであるクローバーに離れられては困るので、
同社には低年齢向けと説明していた。
1978年11月。当初の企画「フリーダムファイター」では、
『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』の冒頭のクロール文字で、「フリーダムファイター(ズ)」=自由の戦士が登場するより、2年以上も早かった、
主人公たちは宇宙空母ペガサスに乗り、
↓宇宙空母ペガサスから、「白い木馬」ホワイトベースへのデザイン変遷。
↑準決定稿となったホワイト・ベース(安彦良和1978年)
宇宙戦闘機で異星人と戦うという設定で、
ロボットを登場させる予定はなかったが、
クローバー社長の小松志千郎からロボットを出すように要請を受けた。
この時点での仮題は『ガンボーイ』(別題: 機動鋼人ガンボーイ、宇宙戦闘団ガンボーイ、フリーダムファイター ガンボーイ)だった。
これが「ガンダム」になった経緯は、
この記事(ガンダムの語源)と、本記事の前編で語ったとおり。
思えば、クローバーの、
創通側の「ザンボット、ダイターン3と同路線です」
という説明と食い違う新番組ではないかという疑念はこの頃から始まっており、
「ガンダム」放送開始から、
厳しいスポンサーの監視と、
過剰なまでの頻繁な口出しが続く事になる。
そしてこの時点でのスポンサーとは、
「ロボットを出せ」と漠然とした指示を出した
クローバー(社長の小松氏)ではなく、
より具体的かつ詳細なことからも、
玩具の設計、製造の一切を請け負い、
ガンダムの命名者でもあった、
タカラであったろうことは、
想像に難くない。
大河原邦男が描く、「口がある」時代のガンダムのデザイン画は、
アニメの設定資料としてではなく、
玩具の原案として描かれたのではないか。
この玩具用三面図の時点では、
ガンボーイ→カウボーイの連想からか、かかとに拍車がある。
初回放送時の視聴率は名古屋地区で平均9.1%、関東地区で5.3%と振るわなかった。
Wikiには、
「視聴率低迷は関連商品の不振につながり」とあるが、
それはどうか?
番組の主たるターゲットの、中学生以上のファンが初回放送からついていても、
そのファンがとうてい買わないような、純然たる子供向け商品ばかりで、
売れ行き不振は当たり前。
↑「こんな商品、誰が買うねん!」な、
『機動戦士ガンダム コンビネーションジュニア』
別項には、
スポンサー各社は、前2作『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』と同じく小学生以下向けの商品を展開したためミスマッチが起き、せっかくの中高生ファンを取り込むことができず関連商品は不振に陥った。
とあり、これが正しい事態把握に思われる。
つまり番組の内容や視聴率をやり玉に挙げるのは的外れだったが、
とにかくスポンサーは、「シャアという陰気なキャラクターがいけない」と指摘した。
そこでシャアを左遷すると、
今度は「なんでシャアが出ないのだ」という抗議の手紙が殺到した。
こうした手紙は中高生のファンからであり、サンライズ側の当初の狙い通り、本作には中学生以上のファンがついていた。
名古屋テレビの関岡渉によると、シャアは左遷どころか殺す予定だったのを、スタッフを説得して取りやめになった
——とさえある。
かくしてシャアは、
大佐に昇格して復活。
次のスポンサーからの指摘は、
「正義の側が、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク。
悪の側がザクのバリエーションと、
登場メカが固定化されて、
視聴者の興味が沸かないのでは?
というもの。
そこで量産型の他に、
いわゆる「やられメカ」を毎回出すことになり、
試作機が投入されたという設定で グフやドムなどの新モビルスーツや、
モビルアーマーが登場した。
かくして番組のフォーマットは、
毎週とはいわずとも、
常駐ヒーロー対新顔の敵という、
ウルトラマン的な図式に収まり、
関連児童書も、怪獣図鑑のノリだった。
講談社 ポケット百科シリーズ⑮ ロボット大全集1
1981年刊。
しかしスポンサーとしては、敵メカの商品化を考えていたわけではない。
●ブルマァクのウルトラ怪獣ソフビは、
「エース」(1972)以降は怪獣を出さなくなり、主役ヒーローのみが製品化。
●ポピーの超合金やポピニカも、正義側のメカだけを商品化。
●創映社時代の「勇者ライディーン」(1975)の妖魔獣は未製品化。
●「コン・バトラーV」(1976)の、どれい獣も未製品化。
●「ボルテスV」(1977)の獣士も未製品化。
●「闘将ダイモス」(1978)の戦闘ロボも未製品化。
●サンライズ作品第1弾の「ザンボット3」(1977)のメカ・ブーストも未製品化。
●第2弾「ダイターン3」(1978)のメガノイドも未製品化。
商品点数を稼ぎやすい、
コスモスのガン消し、
双葉社
売り上げランキング: 55,642
ツクダのメタル製品はあったが、
ツクダホビー ガンダムメタルコレクション
両社とも番組のスポンサーではなく、
いわば便乗組だった。
1979年9月には、クローバー(タカラ)の要請でGアーマーが登場。
同月にはGアーマーとガンダムをセットにした「ガンダムDX合体セット」が発売された。
番組は小学校高学年でも難しい内容だった事に加えて、
前2作(『ザンボット』と『ダイターン』)は関東地方で午後6時台だった放送時間が5時台に変更された事などもあり、
全52話の予定が全43話に短縮され、
予定より2ヶ月早く放送を終了することに。
名古屋テレビの関岡の証言では、
局の立場としては番組を打ち切り対象にするほどではなかったが、
玩具業界のサイクルでは年末年始の次は3月の春休みに需要が見込めるため、
2月に新番組を投入すればちょうどその時期に玩具が売れて経営危機を乗り切れるのではないかと判断され、
乗り換え需要を喚起するために1月一杯で打ち切りが決定したと言う見方が有力である。
サンライズの飯塚正夫は
「オモチャが売れるクリスマスとお正月のお年玉のある1月まではなんとか放送してもらえることになった」
と述べている。
その年末商戦で「DX合体セット」が好調な売行きを示したため、
クローバーは慌てて延長をサンライズに打診したものの実現しなかった。
実際に、『ガンダム』の放送期間である1979年度の間に、
クローバーの売上および利益はほぼ倍増していた。
番組は打ち切りが決まった直後から人気が上昇。
最終回でアムロは死ぬ予定だったが、
関岡が人気の盛り上がりから再放送や続編制作が期待できるため反対して取りやめになった。
さて、以上がスポンサーの口出しとして、
記録に残っている、ほぼ全て。
「タカラの暗躍」がお題の記事も、ここで一区切りだが、
実は「隠れ口出し」が、もう一つだけあったらしい。
それはザクレロである。
デザイン原案は富野善幸(当時表記)とされている。
登場回(32話「強行突破作戦」)の脚本を手がけた松崎健一は、
無理矢理この機体の活躍シーンを富野に書き加えられた怒りから、
のちに「どうしようもないオモチャ」と酷評している。
2011年9月10日のこの記事について、
2年後の
2013年9月21日に、Cさんから、
以下のコメントをいただいた。
ザクレロのデザイン元(噂)
前提として、これは30年ほど前にアニメーターの方から聞いた伝聞で明確なソースはありません
「当時のテレビ局だかスポンサーだかお偉方のご子息が描かれた怪獣メカをガンダムに出してくれという無理難題があったという話」
まぁ、当時はこんな噂もあったよ って感じの書き込みです
ただ個人的には後に富野ラフからもザクレロの絵が出てこないのが妙に気になるところです
アニメーターさんですが、当時新人、最近はAGEのOPやメカをやってました。
なるほどー、
そういう裏事情があったとすれば、
当然それを知っている安彦良和氏が、
後年の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(2001〜2011)で、
やたらとザクレロ(のデザイン)を、
頻繁に登場させた理由も読めてくる。
ザクレロの元絵を描いた子どもも、今では40代のはず。
正直に名乗り出て欲しいものである。
謎のステージウルトラマン
アツイ胸の勘違い野郎〈初代マン編〉を作成中に、
「こいつ誰やねん?」なウルトラマンを発見。
↓ミレニアム、
↓エリート、
↓ダークウルトラマンのような、
タイ(チャイヨー)のパチではなさそうだが、
円谷プロの正規版にしては、
存在が無視され過ぎでは?
たどっても元画像はすでに消えており、中国語のテキストが残るのみ。
在奥特曼2005嘉年华舞台剧中登场的原创角色,在UDF阳光研究所,以把保护地球的英雄做为理念的博士成为中心而研究开发了的奥特曼型机器人,富有正义感,最后击退了巴尔坦星人,并拯救了佐菲的性命,被授予“你是非常棒的英雄”这一称赞
ネット翻訳してみると、
ウルトラマンの2005カーニバルの舞台劇の中で登場するオリジナルな役、UDF日光研究所で、地球の英雄を保護するのをでして理念の博士が中心になるために開発したウルトラマン型のロボットを研究して、正義感に富んで、最後に巴のなんじの平坦な星人を撃退して、そして救ってわずかな命を助けて、“あなたがとてもすばらしい英雄だ”にこの称賛を授与させられます
…よくわからない。
中国語から英語に変換してみると、
In 2005 Altman Carnival stage drama debut original role, the Institute of sunshine in the UDF, the hero Dr. protecting the earth as a concept and became the center of research and development of robot Altman, rich sense of justice, and finally hit Alien Baltan back and save the lives Zofie, he was awarded the "you are great heroes," the praise
これは困った。
一応、英語版のウルトラマンWikiには、
Android Ultraman (アンドロイドウルトラマン Andoroido Urutoraman?) is a stageshow ultraman that made his only appearance at one of the many Ultraman conventions
——とある。
調査を棚上げしたまま記事を公開したら、
くしくも、
↓ウルトラマンダーク
↑ウルトラマンガイストは、
ウルトラマンアンドロイドの改造ではないかという、
タイムリーでありがたいカキコミを、
常連のnanasiさんからいただいた。
教えてもらったURL(親御さんの為の全ウルトラマン)には、
ウルトラマンアンドロイド
池袋サンシャインシティで開催された
「ウルトラマンフェスティバル2005」7/23〜8/31
ライブステージ第1部 7/23〜8/10
『刻を継ぐ勇者』に登場するキャラクター。
UDFサンシャイン研究所で、地球を守るヒーローをコンセプトにマツナガ博士が中心となって研究・開発されたウルトラマン型アンドロイド。
「ヒーローは単に怪獣を倒すだけじゃない。自分は傷つき倒れても、みんなを守る事がヒーローの本当の力なんです」
地球生まれで研究所育ちのダダ少年との触れ合いや、ウルトラマン達の戦いぶりを見て、マツナガも驚くほどの成長を見せるが、バルタン星人から2人を守る為に命を散らす。
ウルトラマン達の活躍でバルタンの野望が潰えた後、ゾフィーによって蘇生。
初代マンから「君は立派なヒーローだ」という言葉を贈られた。
掲載画像は、
DVD「ウルトラマンフェスティバル2005ウルトラライブステージ8」から引用。
「ウルトラマンアンドロイド」で検索し、
追加であと1点だけ、画像を発見。
腹部にあるホームベース型の装甲板が、
ニセ・セブン 1968/8/18 に共通している。
しかしどうして、
このウルトラマンアンドロイド 2005/7/23 は、
今では「いなかっったこと」にされているのか。
ステージのみに出演したスーツは、
作品(テレビ番組・劇場用映画)劇中に未登場だから、
無視されるのかも知れない。
その存在は、ステージをじかに見た人だけの秘密という、
お楽しみを残す意向なのかも。
さらにアンドロイドの場合は、
スーツがガイスト 2009/11/21/マンダーク 2013/11/27に改造され、
2010/11/26には、ニセウルトラ5兄弟(SR)が登場、
中でも、
ニセ・マン、
ニセ・ゾフィー(SR)と
デザインが“かぶりまくり”なため、
存在を抹消されたのかも知れない。
そんなこんなで、人数としてカウントこそしないが、
スーツの存在も確認され、画像もあるので、
年末公開予定の、
全ウルトラマンリスト2016最終版
には、盛り込もうと思う。
となると、他のステージのみ登場のウルトラマンも網羅しないと。
ウルトラマン邪ナイス
博品館『ウルトラヒーローバトル劇場!』第7弾
2008/1/12~14のステージキャラ。
元来はババルウ星人が、ベンゼン星人とザゴン星人の指図で擬態した、
ニセ・ウルトラマンナイス。
しかし自発的な変身ではないため悪に徹することもできず、
本物のナイスにさえ、
「ニセモノがいてこそ、一人前のウルトラマン」と、感謝される有様。
そこでザゴン星人が、「邪」のついたマフラーを与えると、
「ウルトラマン邪ナイス」となって、
ふっきれたように悪に徹した…らしい。
ところで、
『ウルトラヒーローバトル劇場!』の
ポスター/チラシのビジュアル(絵柄)で、
以下に抜けているもの、より鮮明なものを探しているので、
見つけたら通報よろしくお願いします。
第1弾「ウルトラヒーローエキサイティングライブ in 博品館」
2005/6/25・26
第2弾 2006/4/8・9
第3弾 2006/12/29・30
第4弾 2007/3/31〜4/1
第5弾 2007/11/17・18
第6弾 2007/12/28〜30
第7弾 2008/1/12~14
第8弾 2008/4/4~6
第9弾 2008/11/29・30
第10弾 2008/12/27~29
第11弾 2009/4/3~5
第12弾 2009/11/21~23
第13弾 2010/4/3・4
第14弾 2010/10/9~10/11
第15弾 2011/4/2・3
第16弾 2011/11/12・13
第17弾 2012/5/5・6
第18弾 2012/11/23・24
第19弾 2013/4/6・7
第20弾 2013/11/16・17
第21弾 2014/4/5・6
第22弾 2014/9/6・7
第23弾 2015/4/3・5
第24弾 2015/11/21・23
第25弾 2016/4/1・3
第26弾
2016/11/19・20
ニセウルトラマンレオ(SR)
↑このコラ画像を含め、情報の一切はこのページに頼るのみ。
ステージ「ウルトラマンプレミア2011」のみの登場。
名古屋公演
2011年5月1日(日)~5月5日(日・祝)
東京公演
2011年9月23日(金・祝)~25日(日)
大阪公演
2011年12月23日(金・祝)~25日(日)
オーブライトニングアタッカー
ウルトラマンオーブのフュージョンアップで、
番組に登場せず、
『ウルトラマン フュージョンファイト!』のみに登場するモード、
●フォトンビクトリウム=ガイア+ビクトリー 2016/7/28(18)
●スカイダッシュマックス=ティガスカイタイプ+マックス 2016/7/28(18)
●ライトニングアタッカー=ギンガ+エックス 2016/7/28(18)
●フルムーンザナディウム=コスモス+エックス 2016/7/28(18)
●ゼペリオンソルジェント=ティガ+ダイナ 2016/7/28(18)
●レオゼロナックル=レオ+ゼロ 2016/7/28(18)
●スラッガーエース=セブン+エース 2016/9/29
●サンダーミラクル=ベリアル+ダイナミラクルタイプ 2016/9/29
●ナイトリキデイター=アグル+ヒカリ 2016/9/29
●スペシウムシュトローム=初代マン+ネクサスジュネッス 2016/11/24
——のうち、
ライトニングアタッカーだけは、
『ウルトラマンシリーズ放送開始50年 ウルトラマンフェスティバル2016』
2016/7/22〜8/28
のライブステージで、
LEDスクリーンのみの登場。
この場面用にスーツが制作され、
東京ソラマチで開催された
『ウルトラマン ニュージェネレーションワールド』
2016/10/1〜10/11
で展示されていた。
2016年中は、
これでステージのみ登場のウルトラマンのリストアップは終わり
…だといいが、
プリズムホールで開催される、
『ウルトラヒーローズ EXPO 2017 ニューイヤーフェスティバル IN 東京ドームシティ』
の会期は、2016年12月29日(木)~2017年1月9日(月・祝)なので、
このイベントオンリーのウルトラマンにでも出られた日にゃあ、
準備中の最終版リストもぶち壊し。
出るなよ!
オーブトリニティは、来年(2017/3/11)です。
リック・ベイカーだったんだ!〈特別篇〉
「秘宝」12月号を
ベイダーについてチマチマ綴っていたら、
書き尽くさないうちに、
次の2017年1月号が発売された。
新年号の特集は、ストームトルーパー。
本ブログでは、詳しくやる予定はないので、
ぜひお買い求め下さい。
さて、12月号で明かされた最大の新事実は、
1977/8/3に、
チャイニーズ・シアターに足形を刻んだ
ダース・ベイダーは、
当初よりアメリカ国内でのベイダー役を続けて来た、
身長196センチのカーミット・ブライス・エラーではなく、
特殊メイクアップアーティストで、
身長195センチ以上の、ロブ・ボッティンだった、ということ。
『トータル・リコール』(1990)でアカデミー賞を受賞したロブボッティン。右から2番目の、ひときわ背の高い人物。
ボッティンは、
同業で師にあたるリック・ベイカーが☆
リック・ベイカーは、英国撮影時には貧弱だった、カンティーナのシーンを強化する、追加撮影のためにルーカスに起用され、見事にその任を果たした。
☆この式典に関わったことから、
頼み込んでベイダーの衣装を着させてもらった。
当日、C−3PO役のアンソニー・ダニエルズ氏から、
もらったサインが証拠にあるという。
まずはこの新事実に驚いた。
なにせエラー氏は、
この式典当日の模様を証言していたのだから。
Eller's newfound career as the public's Darth Vader quickly took on some pop-culture cachet when he joined a costumed Anthony Daniels and a remote R2-D2 [controlled by Mick Garris] for a footprints ceremony in front of Mann's Chinese Theatre on August 3, 1977. The event was staged to herald the return of Star Wars to the Chinese, which had been temporarily sidelined to make way for William Friedkin's Sorcerer at the landmark venue.
The number of spectators arriving to witness the momentous event that day was staggering. "The place was a complete sea of people," says Eller. "We couldn't hear a thing, or each other, and trying to get through the crowd was just a nightmare. Tony and I both had wireless mics because we were going to be talking -- we tried to do our lines, but we couldn't hear squat."
Fortunately, when the characters finally reached the wet slabs of cement, accommodations were made for the restricted wearers within. "What they did, since we couldn't get down on our hands and knees, was they rigged up a stick with a ball point pen capped at the end to draw in the concrete and sign our names. Tony said he wanted to add his name [to C-3PO's], so he came out afterwards while the concrete was still wet and wrote 'Anthony Daniels'. Of course, I didn't sign my name because I wasn't in the movie. So I drew my 'Darth Vader' signature as best I could -- it doesn't look exactly perfect, but it's the best I could do."
※ガセだったので、訳しません。
ロブ・ボッティン本人から、直接真実を聞いた貴重な証人は、
中子真治(なかごしんじ)氏。
さらに中子氏が明かした新事実第2弾は、
リック・ベイカーがこの式典で果たした役割。
足形が存在しなかった、
C−3POの靴底の新造形がメインで、
ダース・ベイダーのオリジナルコスチューム保存のための型取りと複製は、
この式典が契機となり、
その後で行われたんだろうと勝手に思い込んでいたが(理由は後述)、
実際はこの日までにそれは完了、
つまり大群衆が目にしていたのは、
オリジナルではなく、
型取り、複製されたレプリカだった。
映画の空前のヒットで条件が変わり、
この世にただ1着しか存在しない、
貴重なオリジナルのベイダーコスチューム一式を、
プロモーションにこれ以上使い回すなどもってのほかという、
ルーカスフィルムの新たな判断と指示により、
ベイカーに型取り、複製が依頼され、
新調されたコスチュームの初披露が、1977年8月3日だったというわけ。
これ以降、貴重なオリジナルは、厳重保管されて門外不出になり、
公衆の面前に現れたのは、
すべてレプリカの方だった。
第50回アカデミー賞授賞式で、
ベイダー役に復帰したエラー氏が着ていたのも、レプリカの方だった。
引きつづき「秘宝」14ページの記事によれば、
ベイカーはチャイニーズ・シアター式典の後日、
●ボッティンが着用したベイダーコスチューム一式。
●(
●ヘルメットのみ、(
●複製に使用したシリコンモールド
——をルーカスフィルムに納品した。
( )内は本ブログの推測
ベイカーは、型取り素材の収縮特性を考慮せず、
ふだん手がけている、モンスター/クリーチャーマスクの要領で、
石膏やFRPの裏打ち無しで、
総シリコン型で済ませた。
そのため、
この型を使用した、2012年発売のEFX社のマスク(左)は、
オリジナル(右)に比して、かなり小さくなってしまった。
総シリコン型から抜いたマスクは小さくて、
実用には適さず、
ポスターにしか使われなかったのでは☆
『帝国』ティーザーポスターのベイダーを左右反転像にしたのは、
正像では、左右非対称が目立つからと言う判断にもとづくのだろう。
☆と推理したわけ。
結局、1977年夏のメット型取り、複製は突貫工事で進められ、
取れたてホヤホヤの型から、
抜き立てホヤホヤの成型品は、
縮んでいるヒマもなかったらしい。
EFX社のマスクは、型取りから30年以上が経過したのがアダとなり、
シリコン型がすっかり小型化してしまったというわけ。
また中子氏は、
20世紀フォックス極東(日本)支社宣伝部のロッカーの上に長らく飾られていた、
ドンポスト市販品より、二回り大きかったベイダーマスクも、
この時に複製されたベイカー製だったと見込んでいる。
たしかに、この日本にあったマスクは、
フジテレビの『帝国の逆襲』特番
「火曜ワイドスペシャル STAR WARS大特集」
1980年6月放送
PART1
PART2
PART3
PART4
PART5
にしっかり出演している。
1980年当時の、
フジテレビの女子アナのクオリティは、
恐ろしく低かった!
このマスクは、一般の目にも触れる機会があった。
それは1984年か85年、
池袋東武百貨店で開催された、
「SFX展」(正確な名前は忘れました)でのこと。
この展覧会の目玉は、
『スター・トレック』(1979)の全長8フィート(約2.4メートル)の
エンタープライズ号の撮影用モデルの展示のはずで、
ポスターや看板にも、この写真の鮮明な画像がふんだんに使用されていた。
ところが、なんらかの不手際があったらしく、
結局このモデルは展示されず、
市販プラモデル、しかもERTL再版以降の、
レンガ状モールド版が、
素組に無塗装、デカールを貼っただけで、
言い訳程度に展示されていた。
さりとてまんまの展示は見劣りするので、
モーションコントロール撮影の疑似装置に設置されてはいたが。
これはさすがにまずいと考えた主催者は、
急遽、フォックスに依頼して、
宣伝部秘蔵のベイダーメットを借り受けた。
だから会場には、
この由緒正しいリック・ベイカー製レプリカマスクが、
『ジェダイ』ティーザーポスターをバックに、
アクリルケースの中に、神々しく展示されていた。
このマスク、
今はどこにあるのでしょうか?
「リック・ベイカーだったんだ!」アーカイブ
その1
その2
その3
その4
その5
その6
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-11-15)
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-11-22)