この回で紹介した
「ウルトラマンが泣いている」では、
講談社
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「現在までにウルトラマンの亜種は72種に達する」
という主旨の記述が、2回も登場する。
発売日が2013年の6月18日で、その時点での最新情報が盛り込まれているので、(最新ウルトラマンの)ギンガまでで72種類、ということなのだろう。
しかしその72種類の内訳は、詳述されていない。
↓この雑誌の昨2012年4月号では、
阪急コミュニケーションズ (2012-02-29)
見開きのウルトラサイン一覧で、
ゼロまででウルトラ戦士は36人
とされているから、種類は単純に2倍になる。
「ウルトラヒーロー完全ガイド」では、
メディアックス (2012-12-18)
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ウルトラヒーロー編で、85項目
ダークヒーロー編で、86~120項目
EXヒーロー編で、121~142項目
設定されている。
そんなこんなで、独断で、
↓1を初代ウルトラマン(右)、
↑72をウルトラマンギンガ(左)
として、全72種類を洗い出してみた。
ただし、
↓セブン上司を種類に含めるかとか、
数え方にはクセがあって、上述の2書にあてはまらない部分もあるので、それについても説明して行く。
*青字は、Penでリスト化されたもの。
*順番は、「ウルトラヒーロー完全ガイド」のページ順に準ずる。
1.ウルトラマン
2.ゾフィー
3.セブン
4.セブン上司
5.新マン(マン2世/ジャック)
6.エース
7.父(ケン)
上でも述べたどおり、「人数」ではなく「種類」となると、③ウルトラセブンと④セブン上司の外見は同一だから、別々にカウントするのかは微妙なところ。
8.タロウ
9.母(メリー)
10. レオ
11. アストラ
12. キング
L77星人の兄弟⑩⑪は、M78星雲光の国出身ではなく、「鼻のある」初のウルトラマンになった。⑫はキング星にいるが、元は光の国の出身だろう。
13. ジョーニアス
14. アミア
15. エレク
16. ロト
17. U40の5大戦士
U40(ユー・フォーティ)のアニメ戦士達は、レオに続き、本ブログの独自解釈で種類に含めている⑰をのぞいて、ことごとく「鼻」がある。
18. エイティ
19. ユリアン
20. スコット
21. チャック
22. ベス
↓⑱80(エイティ)と⑲ユリアンは、光の国のウルトラマンのくせに、⑬U40のジョーニアス実写版みたいに、「鼻」がある。
↑アニメ「ウルトラマンUSA」の⒊戦士⑳㉑㉒も、由緒正しいM78星雲人(光の国ではなく、惑星アルタラ)。ベスにだけ鼻がある。
23. グレート
24. パワード
25. ゼアス
↓オーストラリア制作の㉓、アメリカ制作の㉔は、共に本家の光の国出身者。㉕だけはZ95ピカリの国のウルトラマン。
↑ゼアスと同郷でCMキャラのウルトラ出光人(左下枠内)のHotto(ホット・左)、Motto(モット・中)、Kitto(キット・右)の3人は、種類の独自リストには含みきれなかった。
26. ティガマルチ
27. ティガスカイ
28. ティガパワー
29. ティガダーク
30. ティガトルネード
31. ティガブラスト
32. グリッターティガ
↓ティガからはタイプチェンジという新概念が導入。一人で図々しくも、7タイプも占有。これでも『大決戦!超ウルトラ8兄弟』のグリッタータイプ(ただ全身が発光しているタイプで、㉜とは別物)を省略している(含めると、他のウルトラ戦士もカウントされて種類が無駄に増えてしまうため)。
↑㉛ブラストと、基本形の㉖マルチタイプは一見同じだが、ブラストは㉙ダーク以後の特徴で顔(がん)グロ、胸プロテクターの溝も黒ずんでいる。
33. ダイナフラッシュ
34. ダイナミラクル
35. ダイナストロング
前作「ティガ」でバリエーションを7つも展開した「やり過ぎ」の反省からか、ダイナのバリエーションは3つのみ。
ティガとダイナの世界観はつながっているので、同類なのだろうが、その詳細な出自は語られることがなく、出身地等の設定がない(地球の太古?)。
36. ナイス
ナイスは玩具会社バンダイ発の広告宣伝専門キャラで、TOY一番星の出身。最近はDr.エッグ(右上)を名乗りながら、素性を意地でも認めない。
↑ナイスのような「お子様向けキャラ」には、『ウルトラマン物語』の少年タロウ(コタロウ・左)や、ウルトラマンボーイ(右)という、光の国の正統派ウルトラマンもいるが、72種類の自主基準で行くと、リストから除外せざるを得ない。
子供のウルトラマンを種類にカウントしないのは、一人でも入れてしまえば、そこから芋づる式に、キッズ(アニメ)とかが、なだれこんできてしまうから…なのかも。
…と、72種類のちょうど半分までで、時間切れ。
続きはまたってことで、今日はこのくらいでカンベンしてください!
ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書)
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円谷 英明
Pen+(ペン・プラス) 円谷プロの魅力を探る。 ウルトラマン大研究! 2012年 4/13号 別冊 [雑誌]
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ウルトラヒーロー完全ガイド (メディアックスMOOK)
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堤 哲哉