デアゴスティーニ・ジャパン (2015-12-25)
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久方ぶりの、「ゴーサンナナにこだわる理由」は、
スターゲイザー。
といっても、
増田有華の歌ではありません。
USSスターゲイザー(NCC-2893)は、
惑星連邦のコンステレーション級航宙艦。
ジャン・リュック・ピカードが、
エンプラD型の艦長に就任する前、
前任の艦長の死去に伴い、28歳の若さで艦長を引き継ぎ、
以来20年以上にわたって指揮していた。
デアゴスティーニ・ジャパン (2015-01-27)
↓ブループリントを見れば一目瞭然。
基本的には、映画版エンタープライズ(改装型コンスティテューション級)の、主要パーツの配置換えで構成されている。
まだスターゲイザーという艦名が設定される前、
それこそ「TNG」の1話(1987)から、
エンプラD型のピカード艦長の待機室には、
オーカー(黄土色)の宇宙船(航宙艦)のデスクトップモデルが置いてあったので、
↑最下段のみ後年の撮影で、部品の欠落が認められる。
誰しもが、これこそスターゲイザーだと思っているが、
実際は船籍(NCC-7100)が異なるため、
一応は別の艦という設定になっている。
この黄色いモデルは、
『スタートレックⅡ』(1982)を機に、
全面に醜いレンガモールドが走る姿に改修されてしまった、
ERTL(アーテル)版の1/537スケール、
映画2~6作目版エンプラNCC-1701(-A)のキットを使用。
そのため、船体にひび割れみたいなレンガ模様が、盛大に走っている。
ひびわれのない箇所には、
日本のアニメプラモ、「マクロス」(1982)のバルキリーや、
「オーガス」(1983)のイマイ製やアリイ製、
「クラッシャージョウ」(1983)のタカラ製プラモのパーツも流用されている。
ほどなくTNGシーズン1第9話「復讐のフェレンギ星人」(“The Battle”1987年11月16日に米本国で初放送)に、
ピカードの前任艦スターゲイザーが登場することになり、
艦長の居室にあったデスクトップモデルは、
グレッグ・ジーン(Greg Jein)の工房に引っ越し、特撮用4フィート(約1.2メートル)モデル造形の参考にされた。
この黄色いデスクトップモデルの不在を埋めるため、
艦長室には、
↓銀色のコンスティテューション級モデルが、代わりに置かれた。
これもERTLのエンタープライズ改装型1/537スケールキットを、基本的には素組みしたもの。
↓エンプラのワープナセル側面が上面に、上面が側面にひねられている。
↑円盤形の側面が開放されてシャトルベイになっているが、
単にプラモの窓枠パーツを未接着なだけ。
スターゲイザーについては話が尽きないが、
本記事の主旨、模型に話を戻すと、
ワープ・モデルズ(WARP Models)から、
レジンパーツ13点+デカールのガレージキットが発売されていて、
(現在は販売休止中)
↑見事な完成作例は、ザ・ライト・ワークスによる。
原型の芯には当然、ERTLのエンプラキットが使われているため、
スケールは1/537になっている。
そんなこんなで、
◎TOS版エンプラ(コンスティテューション級)
◎改装型エンプラ(コンスティテューション級改)
◎クリンゴン・バトルクルーザー(カティンガ級)
◎リライアント(ミランダ級)
◎クリンゴン領事艦クロノス1(カティンガ級特務仕様)
——等々に続き、
ゴーサンナナにこだわる理由が、また一つ増えたのであった。
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