これ(スポットライトA: 1/537エンプラ補完計画〈その20〉)の続きだが、
新たな1/537スケールの作例紹介より前に、
劇中画面の解説で、記事1回分を費やすことになります。
第一船体
1作目『スター・トレック』(1979)の段階では、
扇(おおぎ)状に広がる照明効果を、
実際のスポットライトではなく、
↓モデルの外から投影した疑似光で代用したため、
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画面カットごとや、続編とちぐはぐになっている。
たとえば、同じ映画1作目でも、
↓ドライドックを出港直前(上)と、深宇宙を航行中(中)では、円盤部に差す光の形状が異なり、
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↑(下)4作目『故郷への長い旅』(1986)でも、正面の扇型だけが踏襲され、サイドは思い切り省略されている。
1作目では、ブリッジ下辺のスリットから発せられて、前方の認識番号を照らしているのは、本当のスポット光ではなく、疑似光なので、
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↑3作目(1984)で同じところが光っても、
疑似光を当てるのを忘れてしまっていたため(……)、
番号は照らされない。
↓3・4・5・6作目の、スペースドックのシーン詰め合わせ。
同じ箇所には、実際にスポットライト機能があるが、
その見映えは、ブリッジ直下の「丘」から途切れなく続き、
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照らされる部分のフチは、ぼんやりとしている。
ブリッジ後方の認識番号を照らしているのが、
士官用ラウンジから漏れ出す光ならば、
↓(上)模型作例のように、窓枠の格子の影が差すはずだが、
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↑本ブログ掲載の画像の一部は、判別が容易なように色調補正をしており、劇中の見映えとは異なります。
↑(中)劇中では、そうなっていないところを見ると、
(最下段)ドッキングリング両脇のスポット光で、照らしていることになってるらしい。
↓最下段の画像は、4:42から4:46あたり。
ワープナセル
ナセル終端の、認識番号の外側は、
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↑パイロン(支柱)根元のスポットライト……では都合良く照らせそうもなく、
↓ナセル前方の、スリット前縁の、半月状の凹みから照らしてるらしい。
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というのも、ワープナセルというのは、周囲の空間に作用するもので、
↓後方に噴射する発光部分なんて、必要ないはずだから。
↓上から、
NX級、
コンスティテューション級、
コンスティテューション級改
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↑
ギャラクシー級
ソヴァリン級
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↓後続作(2/3/6)でも、律儀に発光してるしね。
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もっとも僚艦リライアントは、同じ箇所が光ってないのに、
認識番号は照らされてるけど。
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↑どっから照らしとんねん?
ま…まあ、リライアントの照明の辻褄が合わないのは、
そこだけってわけでもないし。
↓ロールバー前縁とか、どこから照らしてるのか、まじめに考えれば考えるほど、謎が深まってしまうリライアント。
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エンプラに話を戻すと、
ナセル内側の方は、パイロン内側根元のスポットから照らしてるんだろう。
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というより、ここ以外には、
照らす光源が見あたらない。
というところで、次回に続く。
現状で毎日更新はきついので、
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