エピソードⅦ “The Force Awakens”の予告編をとりあげて、
後回しにした記事です。
バンダイ プラモデル発売開始
今回はそのうち、
●1/72 Xウイング・スターファイター
に焦点を当てよう。
劇中に何機も登場するXウイングは、
『特別篇』(1997)のCGモデルは、
実は全部レッド2(ウェッジ機)だったらしい(ジョン・ノール談)が、
↓いや、もちろん目立つシーンでは、
↑機体ごとのマーキングは変えてありますが、
「同型機なんだから、機体形状は全機が同一」という思い込みは、SW界では禁物らしい。
撮影用モデルは、同スケールでも、
●翼の開閉機構が作動する、ボディ上下分割モデル
↓上下分割モデルは、翼を展開する、このシーンのためだけに制作され、結局直上の〈特別篇〉(1997)でCG像に差し替えられて、その存在を抹消された。
↑上下分割モデルの翼の開き角度は、控えめ。
●翼を固定接着した、ボディ左右割りのモデル
↓(上)翼の展開シーン以外は、すべて左右パーツ割り。
(中)ルークの愛機、レッド5の塗装中の様子。
(下)翼の固定モデルは、開いた角度が大きめ。
●爆破用モデル
↓パイロテクニシャン(火薬技師)のジョー・ヴィスコサル(左)が手に持つのは、導火線を仕込んだレッド4。右はジョー・ジョンストン。
↑ジョン・Dの乗機、レッド4。
——と細部が異なる数タイプあるので、
同一形状のマーキング替えだけでは、
再現は不完全と言うことになる。
というところにバンダイが目をつけて、
今回の1/72スケール第1弾は、
ルーク・スカイウォーカー乗機のレッド5にこだわった。
↓ドロイドソケット後方のプレートのディテールを徹底再現。
↑1/24スケール撮影用モデルのプレート部分。
↓後方パネルは、ルークの乗機レッド5のみ、上下が逆さになっている。
↑レッド5以外のXウイングの後方パネル。ルーク機のこの部分の資料写真は、現在まで一般には未公表。
このように、バンダイとしては最後発の意義ある、
レッド5の決定版キットを発売したわけだが、
来るべき『エピソードⅦ』のXウイングは、
形状も構造も大幅に変更されてしまい、
今後製品化の際には、
完全に別設計にしなければならない。
歴史の記録の意味でも、
旧三部作版のXウイングプラモを、
入手できるうちに入手しておきませう。
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