これ(『猿の惑星:新世紀(ライジング)』・2014〈その2〉)の続き。
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2回にもわたり、
前段についてばかりグダグダ回り道したが、
ようやく今回こそ、
『ライジング』(Dawn of the Planet of the Apes)本編について。
したがって、広義のネタバレですので、
鑑賞前に読むのはオススメできません。
さて、ようやくの鑑賞記だが、
2D字幕でも、思い切り堪能しましたよ。
まずは、前後編二部構成の、
後編として、果たすべき役割、
語るべき内容を、きちんと伝えたことに満足、感心。
おそらく前作『ジェネシス』完成の時点では、
後編『ライジング』は全くの白紙状態だっただろうに、
よくぞ骨太のドラマを築いたものだ。
では、そのドラマの骨子とは?
********************
何が優れてるって、単純な二元論でないのが、とにかく秀逸。
ともすれば、
「人間は自らの愚かさで自滅の道をまっしぐらだが、
後継者の猿(類人猿=エイプ)は賢いので、
人間の轍など踏まない」
と単純化しそうなもんだが、
どっこいエイプにも、
↓シーザーのように思慮に富むものもいれば、
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↑コバのように、堕落の道へまっしぐら、
というのもいる。
文化文明を手にするまでに進化した知的生物は、
蛮性(野生)と理性のせめぎ合いで、
共存と繁栄の志(こころざし)と、
利己主義と破壊衝動の間(はざま)を揺れ動き、
正解は明白なのに、
その正解を選び取るのに四苦八苦する。
結局、
「人間か猿か」という生物種の違いとか、
「白人か黒人か」とか
「チンパンジーかゴリラか」
『続・猿の惑星』(1970)では、ハト派のチンパンジー、
タカ派のゴリラ、
人間への警戒心だけが突出したオランウータンと、
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種別ごとにタイプ分類がされていた。
とかいう分け方ではなく、
どの種にも賢明な者と、
愚劣な者がいる、
ということが明確に語られており、
圧巻だった。
ここで個体差と言う話で「それまくる」と、
9/16放送の、フジ「超ド級!世界のありえない映像烈伝12」を見て、
ほんとにブッたまげた!
いや、平愛梨の大ボケコメント/その2じゃなくて…。
ゾウのスダーちゃんの描く絵ですよ!
5年前には、
↓チューリップを図形的、パターンをくり返すように描いてただけなのに、
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↑今では驚愕の上達ぶり。
もはや人間の調教師が、かたわらで指示して
「描かされている」疑惑は完全に払拭され、
このゾウに、「絵心がある」のは明らか。
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そこで無謀な実験。
↓司会者の宮迫の写真を元に、似顔絵を描かせてみると…
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↑写真に写っていない部分まで描き足して、見事に完成させた!
サインの「SUDA」を縦書き配置するなど、
余白効果や構図の概念まで身につけているじゃないか!
しかもどうやら、一頭だけじゃないぞ!
2010/10/09 にアップロード
京大卒の超インテリ、ロザン宇治原でさえが、
↓この有様、
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歌の上手な、はいだしょうこお姉さんに至っては、
↓この惨状。
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だがこの両極端の例をもってして、
「ゾウは人間より絵がうまい」
という結論に至るのは早計なことを考え併せれば、
『ライジング』のプロットの秀逸さが、あらためて際立つ。
この映画については、まだ続く。
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2回にもわたり、
前段についてばかりグダグダ回り道したが、
ようやく今回こそ、
『ライジング』(Dawn of the Planet of the Apes)本編について。
したがって、広義のネタバレですので、
鑑賞前に読むのはオススメできません。
さて、ようやくの鑑賞記だが、
2D字幕でも、思い切り堪能しましたよ。
まずは、前後編二部構成の、
後編として、果たすべき役割、
語るべき内容を、きちんと伝えたことに満足、感心。
おそらく前作『ジェネシス』完成の時点では、
後編『ライジング』は全くの白紙状態だっただろうに、
よくぞ骨太のドラマを築いたものだ。
では、そのドラマの骨子とは?
********************
何が優れてるって、単純な二元論でないのが、とにかく秀逸。
ともすれば、
「人間は自らの愚かさで自滅の道をまっしぐらだが、
後継者の猿(類人猿=エイプ)は賢いので、
人間の轍など踏まない」
と単純化しそうなもんだが、
どっこいエイプにも、
↓シーザーのように思慮に富むものもいれば、
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↑コバのように、堕落の道へまっしぐら、
というのもいる。
文化文明を手にするまでに進化した知的生物は、
蛮性(野生)と理性のせめぎ合いで、
共存と繁栄の志(こころざし)と、
利己主義と破壊衝動の間(はざま)を揺れ動き、
正解は明白なのに、
その正解を選び取るのに四苦八苦する。
結局、
「人間か猿か」という生物種の違いとか、
「白人か黒人か」とか
「チンパンジーかゴリラか」
『続・猿の惑星』(1970)では、ハト派のチンパンジー、
タカ派のゴリラ、
人間への警戒心だけが突出したオランウータンと、
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種別ごとにタイプ分類がされていた。
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売り上げランキング: 33,712
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とかいう分け方ではなく、
どの種にも賢明な者と、
愚劣な者がいる、
ということが明確に語られており、
圧巻だった。
ここで個体差と言う話で「それまくる」と、
9/16放送の、フジ「超ド級!世界のありえない映像烈伝12」を見て、
ほんとにブッたまげた!
いや、平愛梨の大ボケコメント/その2じゃなくて…。
ゾウのスダーちゃんの描く絵ですよ!
5年前には、
↓チューリップを図形的、パターンをくり返すように描いてただけなのに、
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↑今では驚愕の上達ぶり。
もはや人間の調教師が、かたわらで指示して
「描かされている」疑惑は完全に払拭され、
このゾウに、「絵心がある」のは明らか。
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そこで無謀な実験。
↓司会者の宮迫の写真を元に、似顔絵を描かせてみると…
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↑写真に写っていない部分まで描き足して、見事に完成させた!
サインの「SUDA」を縦書き配置するなど、
余白効果や構図の概念まで身につけているじゃないか!
しかもどうやら、一頭だけじゃないぞ!
2010/10/09 にアップロード
京大卒の超インテリ、ロザン宇治原でさえが、
↓この有様、
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歌の上手な、はいだしょうこお姉さんに至っては、
↓この惨状。
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だがこの両極端の例をもってして、
「ゾウは人間より絵がうまい」
という結論に至るのは早計なことを考え併せれば、
『ライジング』のプロットの秀逸さが、あらためて際立つ。
この映画については、まだ続く。