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これの続きで、今回のお題は、
『スタートレックV 新たなる未知へ』(1989)
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いつものことながら、邦題はもともと、「スター・トレック(ナカグロあり)5(アラビア数字)」だった。
アメリカ本国では1作目から5作目までは一貫して、映画ポスター界の大御所、ボブ・ピーク(Bob Peak)がポスターアートを手がけたが、
日本では、1作目(1979)と、この5作目以外は、
写真コラージュのポスターに置き換えられている。
5作目の特撮場面だけをより抜いた動画がこちら。
新作場面の動きがカクカクして大味なのは(フィルムよりもビデオっぽい)、本作のみVFXを、「2」から「4」までの西海岸のILMから、東海岸のブラン・フェレンの会社、アソシエイツ&フェレン(Associates and Ferren)に移したため。
さて、これをCGで再現するわけだが、「3」「4」の映像化ではお休み気味で、CJCA915に水をあけられていたHIKE ANIMATIONが巻き返しを図りつつ、ついでとばかりに、「2」「3」「4」でやり残した要素とブレンドした映像に仕上げている。
本作のバード・オブ・プレイは、
↓CJCA915が起用したFABIO作のものではなく、
↑WJASPERS作のもの。頭が小さい?
こちらは、「5」の要素のみで構成されたCGバージョン。
作品の評価は散々だったが、個人的にさほどひどかった印象を受けない(「3」の方がズサンだと思うよ)のは、音楽にジェリー・ゴールドスミスが復帰したから?
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また「5」に限れば、ご覧のように、宇宙船だけをモデルからCG像に置き換えるのではなく、周囲の環境までグレードアップした、TREK5SEという強者もいて、これが発表されたのは、なんと4年も前!
この人、それ以降も、なぜか「5」だけにこだわった、ハイクオリティのCGアップグレード映像を提供している。
探査機を手慰みに撃ち落とすバード・オブ・プレイ。
カークの着艦。
植民星ニンバス3
生きて達したもののない、神の宿る星シャカリに、大障壁を越えて接近するエンプラ。
この出来の良さにビックラこいたCJCA915が、「どうやったの?」と質問までしていたりする。
(原稿執筆の時点で、一月前のやり取り)
CJCA915
How exactly were the lightning bolts done?
「稲妻はどうやったの?」
TREK5SE
Particle Illusion
「パーティクル・イリュージョンで」
このように「5」のVFXの出来が稚拙だったことが、
後年の有志による格上げにつながるなどとは、当時は誰も思えず、
↓チラシ
↑パンフレット
本作はラジー賞で多数の受賞をしてしまったのであった。
(最低作品賞・最低監督賞・最低主演男優賞)
CGエンプラシリーズは次回で終了予定ですが、スタトレ(エンプラ)ネタは、しばらく続く予定です。
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