これ(ゾーンとアイリーア/フェイズ2の真相〈2〉)の続き。
ジェームズ・カウリー主導の、
ファンフィルム、
「フェイズ2」に対する、
「そうじゃないのに…」的な不満は、
*キャストの再現度
*画角がワイド
*CGの画調が高精細すぎる
----等々、
TOSに忠実でないことに対してだけど、
これまでの最大の不満はおそらく、
エンタープライズ号が、
フェイズ2型でないこと
(これだけは、TOSに忠実なこと)だった。
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これは最新作で、
カーク船長役の交代と共に、ようやく是正されるが、
そもそも一般レベルで、
「フェイズ2」型のエンタープライズは、
どれほど認知されていたのか。
ネット時代(1994~)以前、
研究書にも事欠いていた頃、
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手がかりは一般公開されたものに限られた。
一つ目は、マイク・マイナーの描いた、
プロダクションペインティング2点。
外形の一部だけでなく、船籍番号の位置や、
ストライプ等のマーキングが、映画版とは一部異なる。
TOS版(上)、フェイズ2版(中)、映画版(下)の比較。
フェイズ2版は、テレビ版と映画版エンプラの、
中間橋渡し的な形態だとよくわかる。
マイク・マイナーが描いたビジュアルは、
『スター・トレックII カーンの逆襲』(1982)に「借景」されたが、
大判元画像はこちら。
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それはともかく、
サウスベンド社が、1979年に発売した、
エレクトロニックUSSエンタープライズは、
このフェイズ2版の立体化。
二つ目は、ティーザー(先行)ポスターに、
ジョン・バーキーが描いたエンタープライズ。
TOS版(上)、フェイズ2版(中)、映画版(下)の比較。
さすがにこれで、みなさんも、フェイズ2版エンプラについて、
不案内ではなくなりましたね。
とはいえここまでは、あくまでも概説。
より詳しくは、また今度。
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