5月2日の木曜日の朝、ニュースで信じられない報道が。
安部総理が“原発売り込み”
(2013・5/1)
トップ外交でエネルギーの安定調達を目指します。
外遊中の安倍総理大臣は、2番目の訪問国となるサウジアラビアでサルマン皇太子と会談し、日本の原発輸出を可能にする原子力協定締結に向けて、事務レベルで事前協議を始めることで合意しました。
さらに安倍総理がエネルギーの安定供給の観点から、引き続き石油供給への協力を要請し、サウジアラビア側も応じる姿勢を示しました。
一方、先ほど安倍総理は、ジッダ近郊で講演し、「アベノミクス」に触れながら医療や農業などの技術力をアピールし、
「日本は再生可能エネルギーや世界一安全な原子力発電の技術を提供できる」
と強調しました。
サウジアラビアから始まった中東歴訪で、安倍総理は日本のさまざまな技術と引き換えにエネルギーの安定調達に結び付けたい考えです。
聞き間違いじゃないの?
でなけりゃ、タチの悪いジョーク?
と思っていたら、さらに5月3日の金曜日。
最高の耐震技術で協力
安倍首相、トルコ原発受注獲得に意欲
安倍晋三首相はトルコのジハン通信が1日報じたインタビューで、日本が受注を目指すトルコのシノップ原発建設について
「日本は地震に強い、世界で最も高い安全基準を満たす技術でトルコに協力したい」
と述べ、地震国での原発受注の獲得に強い意欲を示した。
安倍首相は3日にトルコでエルドアン首相と会談し、事実上の原発受注内定を意味する優先交渉権の獲得で合意する方向で最終調整している。
安倍首相はインタビューで、エルドアン首相との首脳会談では貿易や投資の拡大に向けた経済連携協定(EPA)に関する共同研究や、社会保障協定の締結をはじめとする両国関係の強化についても協議する考えを示した。(共同)
2年前の3・11以降を経験した国の首相の言葉とは思えない。
それとも、サウジアラビアやトルコは情報後進国で、福島第一原発の事故は報道されてないの?
百億歩譲って、津波被害の心配のない内陸国なのかと思ったら、
報道ステーションで紹介された、トルコのシノップは、黒海沿岸、つまり海沿いで、
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思い切り津波被害の可能性のある土地だった。
現地の人は、この原発招致を歓迎してんのか?
インタビューを見ていたら、「環境が破壊され、観光客は誰も寄りつかなくなる」と迷惑顔だった。
安倍首相に、なんでこんなことが平気でできるかっていうと、自分にしわ寄せや被害が及ばない安全地帯から、物事を判断、決定しているからに他ならない。
日本に帰国しても、国会で誰もこの件を追及しなかったら、それは議員たちものきなみ、自分は被害を被らないからだし、それはサウジアラビアやトルコの政治家も同様だからである。
私はまったく逆に、いつ被害の当事者になってもおかしくない身の上なので、とうていこの動きを見過ごすことも出来ないし、こういうヤツが進める形での、憲法改正への道筋にも同様に大反対である。
テレビのワイドショーとかでも、この件が取り上げられず、コメントがないのもブキミ。
どうして誰も声を上げない?
私の小説「ルインズウォー」(遺跡戦争)は、
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放射能問題や環境問題を放置した未来がどうなるかをシミュレーションした作品で、
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ルインズウォー(遺跡戦争)
「スクール リボーン」(学校再生)は、
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社会の改革は、政治家なんかに任せていても、一向に進むわけがないことを示した小説です。
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スクール リボーン(学校再生)
まだ未読の方は、ぜひお読み下さい。
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どうして誰も声を上げない?
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