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ネットゴミ記事列伝/サイゾー「激怒」「ブチキレ」記事

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常々感じてたんだが、
出版不況で雑誌ライターの職がなくなり、
私もその煽りを喰らった一人だが、
(※でもって、結果的にはそれでよかったと考えてるが)
かわりに台頭しているネット記事が…
まったくもって、ひどすぎる。

話題になったあるニュースを取り上げ、
「ネット市民の反応は…」
と、主だった感想を取り上げたらそれきりで、
記者自身の意見を述べずに終わっているゴミ記事の、
何と多いことか!

もともと日本人は、
自分の意見や考えを表明するのがヘタクソで、
それに加えて、
私見を含めてしまえば、
記事の公正さを欠くと勘違いしていることが多い。

だけど、そもそも記事としてあつかう題材を選んだ時点で、
記者の思惑がこめられてるわけで、
私見抜きでは、記事なんて成立しないはずなんだけどなあ。

もう一つ、ポンコツ記事が後を絶たない…というより、
そんなのしか、およそ見あたらないのは、
●ライター陣が、本当の記事の書き方を知らない。
●成立要件を欠く記事しか見かけないから、そういうもの、それでいいんだと勘違いしている。
●いざ自分の意見を盛り込むのが本来とわかっても、自分の意見に自信がない。
●そもそも自分の意見というものが、さっぱり思い浮かばない

等々が原因である。

最近でこうしたゴミ記事、ポンコツ記事の最たるものは、
これ(節操なきTBSに、堺雅人と事務所側が激怒!
『半沢直樹』続編・映画化は完全消滅へ)
だろう。

結局見出しでアクセスを稼ぎ、
実態は何もないって意味では、
YouTubeによくある「誰々ブチキレ」系の、
「これのどこが?」という
「看板に偽りあり」ぶりと、何も変わらない。

中身の支離滅裂さ加減は、
さしずめ、ここでとりあげたキ1号に匹敵するが、
事態が深刻なのは、
あちらが「迂闊な粗忽者の愚かな遠吠え」で済ませられたのに対し、
こちらはプロのジャーナリズムのはしくれで、
この記事で収入を得ているところだ。

それもあって、一字一句を取り上げて、
どう支離滅裂なのかをあげつらうのはやめといて、
全体論としての「記事内容の破綻ぶり」だけを
指摘しておくにとどめておこう。

半沢直樹」の衝撃は、
「はじめにタレントありき」、
つまり「タレント主導」のテレビドラマ界に、
それじゃあ、まともなドラマなんてできないよと、
「ドラマ・ストーリー・原作主導」の正しさを示したことで、
にど
くしくも次回作の「安堂ロイド」のハラホロぶりが、
この路線が正しいことを裏付けた。

つまり成功要因は、池井戸潤の原作にこそあったわけで、
俳優になかったんだから、
「半沢」俳優の堺雅人がすぐに「リーガルハイ」に続投しても、
さり
香川照之が「LEADERS リーダーズ」に出ても、
その他、 片岡愛之助や滝藤賢一や

緋田康人
ぽぽ
宮川一朗太や前川泰之ら、
「半沢俳優」の、バラエティやCMへのテレビ出演が増えたところで、
個々の番組やCMが爆発的に成功したりなんかしない。

一方で池井戸潤原作に脚光があたり、
ちょうどこの記事更新前夜の日テレで、
杏主演の「花咲舞が黙ってない」が始まり、
そして堺が多忙なため、
すぐには「半沢」を再開できないTBSが、
ほぼ同じスタッフで、
やはり池井戸原作の「ルーズヴェルト・ゲーム」を始めるのは当たり前で、
その際に、主演にまたしても
(多忙なはずの)堺雅人を
起用するはずなんてありえないから、
堺雅人も所属事務所も、
「激怒」する立場にも権利も全くない。

おおかた、「半沢」続編を待ち望む世間の期待に、
「なくなりました」が見出しの記事を書けば、
「えっ、なんで?」と注目され、
アクセス数を稼ぐ作戦で、
その目論見は成功したようだが、
sasasa
記事公開日から4日経っても、まだ2位に君臨。
ちなみに8位には、「看板に偽りあり」の「ブチキレ」記事がランクイン。

「海猿」の映画継続が、
さけび
ろっと
ばくはつ
はやい
きゅうじょ
かんがえろ
こたえ
原作者の佐藤秀峰氏を軽んじたために
なくなったのと、記事内容は対極に位置しており、
よく読めば、単なる「吊り(釣り)記事」でしかなく、
読者をナメきっている。

name

しかしこの人、
「芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト」
って肩書きで、こんなゴミ記事しか書けないのか?

おしまい。


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