『哀れなるものたち』
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2024/5/6 ディズニープラス配信を視聴
なかなか題名が覚えられない『哀れなるものたち』は、
公開前の数ヶ月のTOHOシネマズで散々予告編を見ており、
そこにチラ見する猟奇的映像に心惹かれはした。
だが2024年1月26日からの日本公開では鑑賞の機会を逃し、
上映回数もすぐに激減したため、
雪が降った翌日の2月5日にユナイテッド・ウニクス南古谷を
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初訪問した際には、到着時間と上映時間に差があり過ぎて鑑賞は断念せざるを得なかった。
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やがて3月10日の第96回アカデミー賞で、本作で主演女優賞の2度目の受賞となったエマ・ストーンが例の「アジア人差別的態度」を示して物議を醸し、
2024/03/13
同様の行動をとった『オッペンハイマー』で助演男優賞受賞のロバート・ダウニー・Jrとともに、
2024/03/11
「あの態度は失礼じゃないか」的な声が一部で騒がれているが、私はちっともそうは感じていない。
2024/03/12
二人の真意は授賞式当日の様子からだけでは理解しかねるだろうが、
実際に昨年『エブエブ』を見て、
キー・ホイ・クァンの受賞にまったく納得がいかず、
反対に『オッペンハイマー』での
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ダウニー氏の抑制の効いた演技と、
『哀れなるものたち』でのストーン氏の一世一代の名演を実際に目にさえすれば、
「なるほど、そういうことね」と誰もが納得できるはずだが?
↓完全に論点がずれまくっているとしか思えない。
2024/03/13
↑「そういうことじゃねえんだよ!」「『エブエブ』と『オッペン』と『哀れなる』を見てもなお、そんなことがほざけんのか?」「あんた、エラソーにまくし立ててるが、面と向かって直接言えんのか?」と呆れ続ける。
それはここにも書いたが一応再掲すれば、
いやほんと、
『哀れなる者たち』でのエマ・ストーンの体当たり演技は凄まじく、
彼女以外のどんな女優にもおよそ不可能な独自の境地に達していた。
そのお膳立てを整えてくれた、1992年に発表されたアラスター・グレイの同名原作小説(未読)も、「よくぞこのユニークな物語を紡(つむ)ぎ切り」
監督のヨルゴス・ランティモスも、「よくぞこの原作を見つけ、見事に映像化に踏み切り、立派に完成させ尽くし」、
とどめにエマ・ストーンが、「よくぞこれ以上は望むべくもないレベルで、他の誰にも無理な偉業を成し遂げた」
と、なにしろ全てに感心しきり、
本作を完成させたその他のスタッフ、キャストの誰にも賛辞を惜しまない。
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配下の(フォックス)サーチライト・ピクチャーズ配給なため
ディズニー+配信で見て、
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パソコンのモニター上に、シネコンIMAX画角の1.90:1 で
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上下フル映像表示で展開した特異なドラマに終始のめり込み、
集中力がまったく削がれず、
時に爆笑を交えながら最後まで一気に鑑賞。
架空世界で極端にあり得ない設定で話は進むも、
ドラマの描く人間が抱える諸問題は、誇張や多少の程度の差こそあれ、
今を生きる誰にもに迫る人生課題である。
年齢制限もあるが、成人して成熟した方ならば、
ディズニー+加入者ならば、
とうてい期待に添えないことが明々白々なスターウォーズ新作なんてもう見限って、
2024/05/04
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JOE
というトンデモ例があったそうですから、
それに比べたら五右衛門風呂ぐらい些細なことだったのでは?
『哀れなるものたち』を鑑賞するに限ると、
4月16日でめでたく63歳を迎えて、両作を鑑賞するまで生き延びられた幸せを噛み締める自分であった。
おしまい。
真田広之の家紋が葵なのはなんで?みたいに歴史に疎い自分にとっては何が何だかな走り出しでした。
ところで真田広之は、五右衛門風呂にはNG出さなかったのでしょうか?