「これについては、またおいおいと」
と言いながら、放置プレイの続いた、
RR MECHANICS
(ダブルアール・メカニクス)
モデルアート社 (2013-03-22)
2回目にして、早くも最終報告です。
正直言って、創刊号は失敗だったと思う。
まんだらけに、発売2日後に持ってったけど、
1890円で買ったのに、わずかウン百円にしかならなかった。
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この新雑誌の狙いはよくわかるし、その狙いどおりになってはいるけど、
いかんせん、勝負球が精彩を欠きすぎている。
華々しく表紙を飾り、
↑巻頭数ページを占めた、
↓このガンダム。
↑形状がイケてないのは、撮影アングルが災いしてるだけだろうが、
↓塗色と塗装が、「汚くて」イケてないのが致命的。
当初は、これがざく太郎さんの作例だとは思えなかった。
なんかキタナイ…。
↓輪郭線を、ぶっとい黒のクレヨンでなぞったみたいな。
だって、ざく太郎さんのガンダムと言えば、
↑アニメ塗り(面ごとに単色で塗り分ける)で、こう。
↓マーキング追加で、こう。
と、いつだって、その美しさとカッコ良さに、惚れ惚れ、感心しきりだった。
ご本人は、「ザクほどにはガンダムに精通していない」とケンソンするが、
確かに作例の絶対数は少なくても、あえてやるからには、
なるほど、わざわざガンダムやるだけの意義と価値がある、絶対に外さない出来映え。
どの角度から見ようと、
いつだって美しく、カッコイイ!
まさに全方位、死角なし。
なのになぜ、今回ばかりは、
↓こんなことに…
しかも普段のブログ作例は、小スケールの1/144で、エッジの立った緻密な仕上がり、
「RR(ダブルアール)」の作例は、それより大きい1/100だから、より細かな作り込みと精緻な仕上がりが期待できたはずなのに…。
どうして、大雑把で汚い印象なの?
発売後のご本人の記事によれば、
今回も
①アニメ塗り→②マーキング追加+軽いウェザリング(=控えめな汚し塗装)という、普段の手順を踏んでいたのに、
③いざ納品の土壇場で、そこまでの過程の一部を破棄、
ウェザリングのやり方を、普段とは変えてしまった。
(以下転載・青字部分)
今回は自分なりのチャレンジでもありました。
旧キット好きですし、当時まんまの作品も勿論大好きです。
ですが。
敢えて提案と言いますか。
アニメ的フォルムを楽しむ旧キットであれば
アニメ的な線としてエッジを塗装してみる。
これは某サイトの某ガンダムを見て影響された事なのですが・・・
自分としてはすごく面白い表現だと思いました。
パターンに堕さず、常に新技法に果敢に挑む精神には頭が下がるが、
自ら培ったテクではなく、最後に他人の借り物でまとめ上げたのは、
正しい選択とは思えない。
だって新雑誌の看板モデラーに、ざく太郎さんが抜擢されたのは、
「これまでのブログ記事の蓄積への信頼あればこそ」
なんだから。
なのに、その信頼とまるで別物を納品しちゃあ、
そもそものオーダーに応えてないんだから、
「なんのために、あなたに頼んだの?」
って話になってしまう。
取り繕(つくろ)うように、過去の作例集を載せるより、同クオリティの新作例こそ見たかった!
ましてや、
↓期待された「いつもどおり」(左)より、
↑今回の変化球(右)の方が、とりたてて上出来ってわけでもないんで。
そしてまた、最終仕上げがまずいってだけで、
そこまでコツコツと積み上げてきた造形の突き詰め、
つまりプロポーションや間接可動に、様々な問題を抱える、
1/100スケールで最初のガンプラを、
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それよりはいくぶんまともな、後発のジムとニコイチし、
切った貼ったの末に、
見違えるような形状に行き着いた努力の全てが、
水泡に帰してしまった。
実際は右の方がサイズが小さいのに、なぜか存在感は格段に上。
♪よ~く考えよ~。塗装は大事だよ~♪
ざく太郎さんは同誌の巻末でも、お得意のザクの人気機種、シン・マツナガ専用機、MS-06R-1Aを手がけているが、
↑せっかく有名な左のイラストと並べて掲載しているのに(※スキャンせずに売却したため、作例の画像はありません=ガンダムほどではないが、輪郭線や装甲パネルの分割線が、極太に縁取られた印象)、これまたいつもの実力、すなわち、ガンヲタが思い浮かべるイメージどおりのザクの完成には至っておらず、元画と並べた効果が、ちっとも出ていない。
そもそも、プロポーションの総見直しが図られた後の、最新キットなんか使ったら、
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出発点のデザイン画とは、
↑左はキットのストレート組み。
かけ離れて当然なわけで。
ここでも、ブログではあっさり、
↓ここに転載したブログ作成のいくつかは、「RR MECHANICS」誌にも掲載されてるが、サイズが小さい。
誌面全体を通して、大きく掲載すべきではない写真がでかいためにアラが目立ち、一方で大判で見たい写真が小さくて、なんとも編集者のセンスを疑う。
それも何度も、くり返し達成されている、
「同(おんな)じじゃん!」
「まんまじゃん!」
「まさにイメージどおり!」
が、ホゴにされてしまった。
次回(次号)こそに期待。
だけど最初が成功しないと、次はないのが、この世界。
肩に力を入れすぎず、ふだん通りの真価と実力を発揮して欲しいですね。
(エラソー御免)
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