これ(ワープナセル発光・前編 1/537エンプラ補完計画〈その5〉)の続きで、補足記事です。
DLM製パーツを使い、
さらに実物スタジオモデルに忠実なできを目指すなら、
エンプラキットのスリットの帯幅は短すぎるので、
(最上段)未発光のスタジオモデル。
(2段目)ショーン・ウィリスの2004年作例。グリルの長さが、スタジオモデルより短い。
(3段目)発光しているスタジオモデル。終端の黒い爪形ゾーンは光らない。
(最下段)終端の黒いツメを塗装で足せばいい…のかもしれないが、その部分にもスリット(グリル)の凹凸があるから、塗り分けだけではじゅうぶんとは言えない。
↓エンタープライズ(上・コンスティテューション級・改)と
↑リライアント(下・ミランダ級)のワープナセルは同型という設定。大判画像はこちら。
↓エンタープライズの1/537キットのグリル部分を、くりぬいて発光させたもの。
↑リライアントの1/537キットのグリル部分を、くりぬいて発光させたもの。
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同じDLM製改造パーツでも、
若干長い、ミランダ級(リライアント)用の電飾パーツ
を使った方がいいらしい。
(※ただし内側のみ。エンプラ初版キット/スムージーを改造ベースにするなら、やはりエンプラ用パーツ4枚組も、外側グリルのために必要となる)
ワープするシーンがないからなのか、
そもそも(後年の別名同型艦※後述はともかく)『Ⅱ』劇中で、
リライアントのワープグリルが発光したことは(被弾シーン以外は)一度もないから、
このDLMパーツは、まさにエンプラ発光用の「隠れパーツ」と言える。
ミランダ級の始祖たるリライアントの撮影モデルの、
ワープナセルグリルが未発光だったんだから、
これを改造した後続艦、
サラトガだってブラッテンだってラントリーだって、
発展型のソユーズ級のボーズマンだって、
同じ箇所が光るはずがなく、
↓劇中ではワープナセル発光が確認できない、ソユーズ級ボーズマンだが、
↓メイキング写真のグリル部分を見る限り、若干の「発光疑惑」が残る。
元画像はこちら。
ナセルの内外両面が、臆面もなく発光するようになったのは、
実在モデルからCGモデルに移行した、マジェスティック(ミランダ級)からである。
↓ドミニオン戦役の帰還作戦に参戦したマジェスティック。
ワープシーンでもないのに、元気に発光。
大判元画像はこちら。
というわけで、リライアントのモデルの内側ワープグリルを発光させれば、
美しくはなるが、正確には「リライアント」ではなくなる。
この作例の、全工程の画像一覧はこちらで。
↓美しいが、本物ではない、トレックワークスの1/537リライアント。
わかっている人は、CGのリライアントでも、
↓光らせてはいけない部分は光らせない。
今日はここまで。
1/537 スタートレックシリーズ U.S.S. リライアント
posted with amazlet at 13.11.27
amt (2011-03-19)