映画秘宝・再休刊
2022年3月20日の日曜日は、
午後からぶらりと東京へ。
書店には「映画秘宝」の最新号が並んでいた。
編集長が高橋信之氏に交代。
再古株の編集主幹・田野辺尚人氏は「(常套手段だった)太字強調はやめる」と宣言。
それから早くも(たしか)2ヶ月。
先月号で「オールタイムベストテン映画」
今月号で「オールタイムトホホ=サイテー映画」
——と、「なんだかまとめに入ってるなあ」と感じながら、
何気なく奥付のライターのひと言を読んでいたら、
な…なんと、今号で休刊?
理由は色々あれど、
分家の洋泉社を吸収合併した宝島社が、真っ先に潰したのが、
かつてキネマ旬報パイ投げ事件で同社に泥を塗った町山氏が生き延びて、
洋泉社でのさばった「映画秘宝」を潰すこと。
ところが洋泉社とは異なる、
オフィス秘宝なる会社が立ち上がり、
ほどなく双葉社から復刊。
そしたら編集長の恫喝事件が勃発。
「しめしめ、これで秘宝が潰せる」と双葉社は思ったかどうか…は知らないが、
版元にとって厄介雑誌であることは、
宝島社だろうが双葉社だろうが変わりはない。
編集長だけクビを切り、事件の真相追求や他の関係者の責任はうやむやにされ、
多くのライターが離れていきながら、
町山氏が戻って来るという奇抜なロンダリングに、
ついに双葉社からも見放されたのが実情ではないか。
オフィス秘宝は、また宝島社でも双葉社でもない第三の出版社を探して、
「映画秘宝」の再々復刊を図るのだろうが、
もう2022年という現代は、
月刊映画誌の時代じゃないってことに、
さすがに気がついた方がいいんじゃないだろうか。
今回はそれだけです。