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誰も知らないスター・ウォーズ⑱

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まずは、テーマ:スター・ウォーズ

の記事にいただいたコメントをふり返りましょう。

 

〈その2〉JOE氏、あなどりがたし!/マーク・ハミル美少年… についたコメント

 

「ジョージ・ルーカス ハリウッドを超えた映像帝国の若き成功者」って本、私も愛読してました^^

 

本著、原題“Skywalking: The Life And Films Of George Lucas”は、

 

 

1983年の発刊当時、すでにLFL(ルーカスフィルム)社とマスコミ各社が、

ジョージ・ルーカスを腫れ物にでも触るかのように扱い始めた頃だった。

 

そのため、

いわゆるヨイショ情報しか出回らなくなる中、

本書こそほぼ唯一の、「本音と真実が綴られた本」であり、

それだけにルーカス伝記として公認本にはならなかったものの、

書かれた中身には信用がおけるので、

私も大切にしています。

 

 

 

 

 

お次は、

誰も知らないスター・ウォーズ⑮【補完記事】 についたコメント

で、
 

JOE

 

ありがとうございます。やっとこれで僕のSWに対する積年のモヤモヤも浮かばれます。
これまでは(僕が男ゆえか)マーシャ氏にいい印象を持っておりませんでしたが、マーシャ氏もまた、映画の神様に愛された人だったと知り、嫌悪の情が消えました。

それにしてもここのブログの情報量は素晴らしい。特にSWに関しては他の追従を許さないのでは無いでしょうか。

 

——とのことですが、

JOEさんのコメントがきっかけで、

はからずも『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)についても、

新たな知識を得ることができたため、

こちらこそ恩恵を被ったかなと。

 

それと関連して、

 

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』4DX についたコメント

 

どんなクリエイターにも、「旬」がありますね。確かに、昔はよかった^^
ジョージ・ルーカスの場合、ビジネスマンとして大成功を収めたことが、作品的には裏目に出たと思います。やはり、芸術家とビジネスマンは両立しないんですよ。

 

——にも、ひたすら大いに同感いたします。

 

さて、今回は、

『レイダース』再見でも、

改めてその仕事ぶりに感嘆した、

作曲家のジョン・ウィリアムズについて。

 

誰も知らないスター・ウォーズ⑱

 

死守すべき音楽と音響

 

物語を語る脚本家にも、映像のスタイルを決定するデザイナーにも新三部作への参加を拒まれてしまったルーカスは、音の面だけは旧三部作と同じメンバーを揃えることが絶対に必要になった。

音楽とサウンドまで別物になってしまったら、もはやタイトル以外に同じスター・ウォーズと示せるものが、何もなくなってしまいかねないからだ。

『帝国の影』はサントラCDまで発売されたが、追加音楽を新たに作曲した、テレビ『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』から再起用のジョエル・マクニーリーのスコアは目立たず、際立っていたのはやはりジョン・ウィリアムズの既成曲のスコアだった。

ウィリアムズは、『1』にはダース・モールのテーマとも呼ぶべき『運命の闘い』(ハチャトリアンの「剣の舞」が下敷きになっている)を、『2』には愛のテーマ『星々を超えて』を、そして『3』にはクライマックスの師弟決戦を盛り上げる『英雄たちの戦い』をと、インパクトのあるテーマ曲を追加していき、それに既発表曲を混ぜ合わせながら、見事に大任を果たしてくれた。

ルーカスはSWをサイレント映画のつもりで作っているため、全6作ともに最後はセリフなしの場面に、ウィリアムズの音楽が流れて終わる。

思えば『エピソード1』の予告編が、インターネット配信された初の本格大作映画となり、

画面には奇異なデザインや

 

珍妙な衣装、

 

グロテスクな造形のヨーダが登場してしまい、

つまり画面を見る限りはとても旧三部作と同じSWとは思えない映像が連続したにもかかわらず、これを見た人々の期待や熱狂が治まらなかったのは、旧三部作からの音楽がそのまま使われていたからだろう。

 

 

 

——と、本文転載はここまでにして、

当初はウィリアム表記だったのが、

どうしてウィリアムになったのか。

——と、それに付随するSW表記の歴史と過ちについても、

ようやく言及したい。

 

ウィリアムス→ズ問題に関しては、

はからずも同じ姓名の、

ランド・カルリアン(現表記 Lando Calrissian)役、

らんど

ビリー・D・ウィリアム氏(現表記 Billy Dee Williams)が、

来日時のインタビューの席上で、

「私は自分ではカルリアンだと思っているし、

自分の名前はウィリアムだと思ってる。

なにしろ妻は日本人だしね」

——と証言しており、強く印象に残っている。

 

He married Teruko Nakagami on December 27, 1972. She brought a daughter, Miyako (born 1962), from her previous marriage to musician Wayne Shorter. Together they have a daughter, Hanako (born 1973). In 1984 he bought a "Zen-like contemporary" home in the Trousdale Estates neighborhood of Beverly Hills, California; he sold it in 2012. He filed for an amicable divorce from Nakagami in 1993, but they reconciled, and were again living together by 1997.

 

清音表記だったのを濁音表記(゛=濁点付き)に直したのは、

海外経験が豊富で英会話に堪能な仕事仲間の進言に従っており、

ueji

ウェッジ・アンティルス(Wedge Antilles)

→アンティリーだけでも、でかしたもんだろうと得意気でいたら、

uejji

アンティリーと直され、

ビッグ(Biggs Darklighter)も、ビッグに直された。

ora

ラジオドラマのルーク(マーク・ハミル)は、

「ビッグス!」と絶叫してるのに…。

 

 

その後も英語に精通、堪能な人に限って、

清音の濁音化が顕著で、

高橋ヨシキ氏も、ザム・ウェ(Zam Wesell)をウェル表記。

 

 

 

これはなぜなのか?

 

イングリッシュネイティブが劇中で発音しているとおりの表記にすると、

本来の単語表記と音声が異なる場合が多い。

 

『帝国の逆襲』(1980)で、ハン・ソロが、

「オード・マンテルで出くわしたバウンティ・ハンターに気づかされたのさ」

とレイアに告げるセリフが、

 

[Han Solo is preparing to leave the Rebel base on Hoth.]
Princess Leia Organa: Han!
Han Solo: Yes, Your Highnessness?
Princess Leia Organa: I thought you had decided to stay.
Han Solo: Well the bounty hunter we ran into in Ord Mantell changed my mind.
Princess Leia Organa: Han, we need you!
Han Solo: We need?
Princess Leia Organa: Yes.
Han Solo: Well, what about you need?
Princess Leia Organa: I need? I don't know what you're talking about.
Han Solo: You probably don't.
Princess Leia Organa: And what precisely am I supposed to know?
Han Solo: Come on! You want me to stay because of the way you feel about me.
Princess Leia Organa: Yes! You're a great help to us, you're a natural leader.
Han Solo: No! That's not it. Come on... [Points at himself] A-ha! Come on!
Princess Leia Organa: You're imagining things.
Han Solo: Am I? Then why are you following me? Afraid I was gonna leave without giving you a goodbye kiss?
Princess Leia Organa: I'd just as soon kiss a Wookiee!
Han Solo: I can arrange that. [Angrily storms down the hallway] You could use a good kiss!

 

吹替版では「惑星マンデル」とされているのは、

ソロ役のハリソン・フォードが、

「オード・マンテル」(Ord Mantell)を、「〜マンデル」と発音しているためである。

 

乃木坂46の北川悠理は帰国子女だが、

英語で自己紹介した時

My favorite food is tomato....

を、堀未央奈が「メイド」と聞き間違えたのは、

北川がトメイウではなく、トメイウと発音しているからである。

 

これはなぜか?

 

英語では、母音に挟まれた子音は清音が濁音化するのである。

 

最近はYoutube動画で、生の英語音声に接する機会が多いが、

樹木園のアーボリーム(arboretum)が、「アーボリーム」に変化したり、

マズ・カナMaz Kanata)が,

マズ・カナになっている事例ばかりである。

 

だけど「ネイティブがそう言っているから」と、

綴りからは予測もつかない濁音表記はいかがなものか?

 

あるいは逆に、たとえexhibitionが綴りだろうと、

エキシビョンが正解で、ネイティブが言っているのに、エキシビョンを誤りとするのもどうかと…。

 

「アボド(誤)」→「アボド(正)」なんかもさあ。

 

このことをようやく語れる機会ができて、

感謝カンゲキです!

 

 


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