本日のおつとめ
【変則版】
2020/11/9
私はリチャードコシミズ氏の独論だけに頼らず、
様々な意見動画を視聴しています。
もう一つ別の動画も。
2020/11/9
ここからが本題。
11/13(金)公開
『さくら』
2020/9/10 松竹試写室
『1/2の魔法』の字幕版と同日に観ましたが、
家族がテーマで共通するこの2作、
本作『さくら』の方がずっと衝撃でした。
このレビューでは、
映画『さくら』のネタバレはしませんが、
映画本編をご覧になればどなたも、
途中から「ええええっ?!」って思わず声を上げる展開になることだけは保証します。
このショック展開の手法、
原作の西加奈子の小説(2005・未読)ゆずりなんでしょうから、
本作においては容認できる。
だがしかし、
「途中からトンデモ展開すればいいんだろ」と、
下手くそなヤツが猿マネして、
表層的に過激手法をなぞったりすると、
ついに来2021年4月9日まで公開日が延期された、
のように、収拾のつかない空中分解作=まさに砕け散った作品になってしまうので、
『砕け散る〜』原作者のラノベ作家、
竹宮ゆゆこみたいな模倣犯(『砕け散る〜』原作は2016年作)が出て来ないことだけは祈りたい。
ここで『さくら』出演俳優に目を向けると、
吉沢亮は、
これまで観た彼の出演作の中では、
…といっても、
『あのコの、トリコ。』1本しか観てませんけど、
今回が一番本人の素養に合っていたかも。
北村匠海は、
先述『砕け散る〜』
と比べれば、本作が一番いいし、
伊勢谷友介、
伊藤健太郎等の出演が何かと話題の、
公開中の『とんかつDJアゲ太郎』(未見)がこれを越えるとは思わないが、
『アンダードッグ』には圧倒的にかなわない。
小松菜奈は、
『さくら』以前は、
『糸』しか観てないんですが、
なかなか他の女優さんでは演じられない役柄を見事にこなしてますね。
本作でも、
ランドセルが出てくるあたりから、
ブッチギリの独走状態でひたすら驚きます。
ぽんぽんも出てます!
ああ、そうそう、そういえば、
この映画には、
櫻坂(さくらざか)46の
「さくら坂」メンバーが映画『さくら』に出演は、
ちょっとできすぎな気もしますが、
小林由依は欅坂(けやきざか)時代に
撮影に参加しており、
彼女の異名「埼玉の狂犬」ぶりを存分に発揮しています。
延々家族物語を綴りながら、
話の結びはそれかよ、
って気が若干ありはしますが、
とにかく映画『さくら』は、
類似作が見あたらないので、
ご覧になることをオススメします。