本日のおつとめ
2020/9/5
ここからが本題。
『僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46』
2020/9/4 TOHOシネマズ西新井 スクリーン５ F-17
当初は４月３日公開のはずが、
９月４日に延期されていた。
本ブログ読者の方はそうお感じにならないでしょうが、
私は坂道グループへの興味関心と言っても、
テレ東の日曜深夜
——は毎回視聴。
ラジオはところどころ。
ぐらいで、
いや、それだけでもじゅうぶんマニアって気もするが、
イベントやコンサートに参加もしないし、
楽曲のMVさえ視聴してません。
つまり乃木坂／欅坂／日向坂のメンバーは、
バラエティタレントとしてしか認知しておらず、
アーティストの資質は知るよしもありません。
さてそんな私が、
『僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46』
を、公開初日に観たのはなぜか？
日中にたまたま、
この方のブログを読み、
「そうか、もう公開されたのか」
と、
都内公開館をチェックして、
TOHOシネマズ 日比谷
TOHOシネマズ 日本橋
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
ヒューマントラストシネマ渋谷
TOHOシネマズ 新宿
TOHOシネマズ 池袋
池袋HUMAXシネマズ
TOHOシネマズ 上野
ユナイテッド・シネマとしまえん
109シネマズ二子玉川
TOHOシネマズ 西新井
TOHOシネマズ 立川
TOHOシネマズ 南大沢
TOHOシネマズ 府中
最寄りの西新井で観たわけですよ。
でもって感想は、
大満足です。
ステージの大音響がシネコンの充実音響で炸裂。
IMAXでもない通常スクリーンでもこんな音が出るとは！
『３年目のデビュー』より、数段迫力がありました。
映画としての出来も、
こちらの方がすぐれています。
欅って、つくづく特異で異質な存在で、
乃木坂とも日向坂とも共通項がなく、
それがゆえに成功もし、内部崩壊、空中分解もあったというのが、
よくよくわかり、
伝わりました。
重要な出来事に重ねるように、
メンバー内でもきちんと自分の言葉で語れる人たちのインタビューが差し挟まれるのですが、
↑菅井友香
↑渡邉理佐
↑石森虹花
↑守屋茜
ファンの間では、
齋藤冬優花（さいとう・ふゆか）の評価が低めだったり、
なにかと風当たりが強く、
動画へのカキコミでも冷遇されてるみたいだけど、
私はこの娘はかなり高く評価しています。
そこに個々の人柄も良く表れ、
とりわけ小林由依の、
「私が思っているのと、みんなが思っているのは違うかも知れないから、ここでは話したくない」は秀逸で、
彼女の一歩下がって全体を視野に入れる姿勢と分析力には感心させられた。
私が察するに、
平手だけがひたすら自己崩壊の道を突き進むのを、
「どうして確実にダメになる方へ進むわけ？」
「このままでは平手一強、他のメンバーは引き立て役で終わってしまう」
「そうならないように平手以外で編成するＢ班を用意すべきでは？」
と分析し、
小林自身はＢ班を今泉佑唯との「ゆいちゃんず」で成功させており、
しかも提言した今泉はこの案が受け入れられずに卒業していった。
——と言いたかったんだろう。
この映画をみるまでは、
「欅坂崩壊の序曲」を、
おいおい、しょうがねえなあ、どうにかしろよ
と冷笑的に捉えていたが、
全編を見通すと、
どうにかできていたら、とっくにやっていた
というのが、よくわかる。
『MOTHER マザー』の感想で、
「こんな最悪の事態を迎える前に、できることがあったはず」
とか、
「事件はこいつのせい」
と責任のなすりつけあいみたいな感想も見たが、
どうにかできるなら、とっくにやっていたんだよ。
平手友梨奈は、
ロレンスやパットン同様、
仕事や任務ではなく、天啓、天命と捉えてのめりこみ、
自己崩壊が止まらない破滅型天才ですね。
矢吹丈に丹下段平や白木葉子がいたように、
平手にも、
理解者と介添人が必要です。