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これぞ映画!『ANNA/アナ』

『ANNA アナ』

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2020/6/13 TOHOシネマズ西新井 スクリーン9 D−12

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5/8公開予定が、6/5に変更された。

 

鑑賞済みながらこのブログに鑑賞記を書いていない映画がまだ2本あって、

一本は、

『小説の神様 君としか描けない物語』(当初は5月22日公開予定)

2020/3/16 松竹試写にて 東銀座

 

もう一本は『サーホー』

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2020/6/11 MOVIX三郷 シアター③ D-10

 

——ではあるんだが、

それらを後回しにしても、

『ANNA アナ』を優先して紹介したくなる、

そんな充実、満足作でした!

 

この6/13の土曜日と言えば、

自転車のロックを新調し、カギにつけるキーチェーンを探していた。

 

100円ショップで間に合わせたアクリル製キーホルダーは、

スポークの回転に弾かれてわずか2日の命。

 

もっとしっかりしたキーチェーンを買わねば!

 

とはいえ、一般のスーパーではキーチェーンなんてほとんど見かけない。

 

シネコンの売店かなあ…。

 

当日の土曜日は雨天だったため、

チャリではなく、

電車かバスで一番近場で手頃は、

TOHOシネマズ西新井。

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チョイ高めだったけど、

アベンジャーズ(キャプテンアメリカ&アイアンマン)

ミニオンの3種をゲット。

 

懸案にケリをつけてから

上映時間が合ったのは、

『SHIROBAKO』

か(13:50)

『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』

か(13:20)

『ANNA/アナ』(12:55)くらいのもの。

 

そういや、

『ANNA/アナ』は公開初日の6/5に、

営業再開初日のTOHOシネマズ流山おおたかの森で、

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おおたか

見ようと思ったが、

上映時間が119分で、

自転車置き場が2時間を越えて超過料金払いになるため、

『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』(本編上映時間80分)に変えてしまった。

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そんなこんなで、

今回はおおたかの森の雪辱戦の意味での、

『ANNA/アナ』鑑賞となった。

 

でもって、感想は?

 

いやあ、面白かったし、楽しかった!

 

最近、ショボイ邦画、

しかもどれもこれも似通った小品なのに、

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2020/6/2 イオンシネマ越谷レイクタウン

 

 

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2020/6/8 MOVIX川口

 

 

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2020/6/8 MOVIX川口

 

 

 

そこそこ満足するようになってしまい、

本来の映画の醍醐味、

つまり、

  • 世界各国を股に掛けるスケールの大きさ
  • 切れ味鋭く、たたみかけるようなアクション
  • 世界市場で通用する国際性豊かなキャスティング
——等々、私が映画に期待していた要素の全てを、
『ANNA/アナ』は存分に満たしてくれて、
「そうそう、オレはこういう映画がみたかったんだよ!」
(=わざわざお金を払って、邦画なんか映画館で観てる場合か!)
と実に久方ぶりに思い出し、
鑑賞中は大いに興奮、時に爆笑もまじえて存分に楽しんだ。
 
冒頭はソ連が舞台のため、
現地では当然のことながらロシア語が話されている。
 
それで思い出したが、
『ロング・ウェイ・ノース』は、帝政時代のロシアの話なのに、
セリフがずっとフランス語で、
「なぜ?」とこのブログで尋ねたら、
 
詳しいことは知りませんが、
当時のロシア貴族の公用語はフランス語だったようですね。
 
——とコメントをいただき(感謝!)、
その後で、
n
 
『ロング・ウェイ・ノース』はフランス、ベルギーの合作映画だそうで。
でなきゃ、僻地の港町の飲み屋で皆がフランス語は話しません。
 
——と、別意見のコメントもいただいた(こちらも感謝!)。
 
結局、フランスとベルギー合作で、
セリフは母国語のフランス語で進めるのが前提で、
それに見合う舞台背景に帝政露西亜が選ばれ、
貴族だけでなく庶民までフランス語をしゃべる多少の矛盾は目をつむった。
——というわけか。
 
日本のアニメでオリジナル版に日本語以外の音声がまじってたのは、
『風立ちぬ』(2013)と
 
『ヱヴァ・破』(2009)
 
ぐらいしか思い浮かばないから、
(もちろん他にもあるだろうけど)
それと比べりゃうんとましだが。
 
アニメは観客が子どもが大半なので、
つとめて母国語で公開に限るという配慮だってあろうが…。
 
 
ひるがえって『ANNA アナ』は、
一般向けの「大人」の実写映画でもあるため、
リアリズムの重視で、
ロシア語で話すべき場面はロシア語、
英語で話すべき場面は英語ながら、
監督がフランス人のリュック・ベッソンでも、
(舞台がパリの場面でさえも)
フランス語はほとんど出て来ないから、かなりまし。
 
というよりも、
リュック・ベッソン監督は、
世に数多(あまた)あるスパイ映画、
『007』シリーズの
『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002)のジンクス(ハル・ベリー)や、
 
 
『ボーン』シリーズとかを見て、
「女スパイが主役の方が面白いストーリーが紡げるのに」
と考えたり、
『キャットウーマン』(2004)のタイトルロール(またしてもハル・ベリー)や、
『アイアンマン2』(2010)以来のブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、
今後公開される『ブラック・ウィドウ』
※2020/5/1公開予定が延期中
とかを(予見も含めて)横目で眺め、
土偶体型のヒロインばかりじゃなく、
長身痩躯で腰が細細、
↑2013年撮影↓
「手脚も首もひょろ長いモデル体型を主役に据えた方がカッコイイだろ!」
云々の
「そうじゃねえだろ」「こうやらなくちゃ!」
と自分なりの解答を示しているらしく、
その意気込みと新機軸が見事に功を奏し、
私はひたすら大絶賛の最高評価。
 
 
いつもながら、
この作品にケチをつけるのはどんなやつだと
よせばいいのにYahoo!映画レビューをのぞいたら、
エラソーに☆3つくらいにとどめておいて、
「この程度で喜ぶようじゃまだまだだな」
みたいな通ぶった口をきいてる連中に、
「わかってなくて、まだまだなのはお前だよ!」
とかみつきたくなった。
 
 
ところが、
『ANNA/アナ』のアメリカ公開は、2019年6月21日
イギリス公開は、2019年7月10日
と、ほぼ1年も前。
 
日本公開が遅れたのは、
製作費3000万ドルに対し、
海外興収が3091万8,091ドルと、ほぼトントン。
 
海外での評価は、
本作に対する批評家からの評価は伸び悩んでいる。
映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには67件のレビューがあり、批評家支持率は36%、平均点は10点満点で4.92点となっている。
サイト側による批評家の見解の要約は「リュック・ベッソン監督は『ANNA/アナ』で自らが得意とするジャンルを扱ったが、この手の型にはまったアクションを好む人々は同作における全てのアクションシーンに既視感を覚えるはずだし、もっと良い出来の作品を見たことがあると思われる。」となっている。
また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は40/100となっている。
なお、本作のシネマスコアはB+となっている。
——と、不当なまでに手厳しい。
 
つまり興行と批評の不振に、
日本公開が見送られていたのを、
キノフィルムが拾ったわけですよ。
 
ありがたや!
 
リュック・ベッソンの監督作は『レオン』(1994)しか見てないけど、
こっち(『ANNA/アナ』)の方が断然いいけどなあ。
 
チャプリンは、自信作は?
と問われて、
「次回新作」と答えたそうだが、
クリエイターは過去の自己作にすがらず、
新作公開のたびにグレードアップしてこそ、
真のクリエイターと呼べるはず。
 
その判断基準に照らし合わせれば、
製作及び脚本作品には、
リュック・ベッソンはホンモノの映画監督である。
 
中身がスカスカでなく、
ぎっちり詰まっているのに、
冗漫にならず快調なテンポで話が進み、
時折鮮烈なビジュアルが盛り込まれるので、
まったく眠くなったり退屈しない。
 
『フォルトゥナ』『弥生、三月』に通じる、
時系列順に進んだと思ったらちょっとふり返り真相が明かされる、
と言う手法が何度か使われ、
観客の理解が深まり、迷子にならない、超親切設計。
 
なにしろ私は、主演のサッシャ・ルス
Александра «Саша» Алексеевна Луссアレクサンドラ・サッシャ・アレクセーブナ・ルス
の存在感にとどめを刺されました。
 
レストランのシーンでは、
ちょっとナオミ・ワッツを想起させるが、
他のシーンで、「誰に似てるんだっけ?」
 
…って、誰がわかるねん!
 
いや、ほら、あの人だ!

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中2の同級生のオオクサさん!

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初対面のやり取りが「図々しい」と呆れられた、

細身で長身、口の横幅が広い大胆な美人。

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※現在私と同年齢(59才)のO草ユウコさんの写真は見つかりませんでした。

 

…って、もっと誰がわかるねん!

 

とにかく、映画『ANNA/アナ』は私のイチオシです!

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これぞ映画!

 


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