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『CURED キュアード』(2017)

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『CURED キュアード』(2017)

2020/2/18 試写にて 六本木

2020年3月20日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

 

この日はアサイチで

『1917 命をかけた伝令』のIMAX版を鑑賞。

 

それから本作『CURED キュアード』の試写。

 

その後に『ハリエット』の試写を鑑賞。

 

 

この日は3本も映画をハシゴしながら、

前日に続く2度目の『1917』をのぞいて、

寝落ちしなかった奇跡の日。

 

さて、『キュアード』の感想は?

 

試写状でチラ見した、

パンデミック終焉後の恐怖を描く

と言う惹句につられ、

時節柄「これは予見性にあふれた映画だ。観ておかなければ」

と勇んだものの、

その惹句の前に添えられていた、

ゾンビウイルス元感染者への差別…

の方がメインプロットで、

結局は伝染病の恐怖を描く作品ではなく、

ゾンビ映画のバリエーション(変種)で、

そのジャンルとしては突き抜けたところのない、

作品内の新規ルール内のみで成立するショボイ話。

 

『インセプション』(2010)以来、

おこ

すっかりご無沙汰のロリフェイス(お子ちゃま顔)のエレン・ペイジが、

プロデュースにまで名を連ね、

自分の主演作を成立させた。

そのため彼女の役柄が成り立つ作品にこそなってはいるが、

ゾンビ映画として特にすぐれているでもなければ、

伝染病映画としては全く奮わない。

 

 

個人的なゾンビ映画の白眉は『28週後...』(2007)

 

 

 

ただしこの手の映画は未見作も多いので、

ほかにもっと秀作があるかも知れない。

 

伝染病/パンデミック映画で記憶にあるのは、

自分はテレビ放送を観ただけの『復活の日』ではなく、

hukkkatu

『感染列島』(2009)だった。

 

この映画が公開された3か月後の4月には、実際に新型インフルエンザが蔓延し世界的流行となっていたが、本作では日本において新型ウイルスの感染が蔓延した場合、どのような事態となるかが描かれていく。

2008年5月のカンヌ国際映画祭で、ストーリーが話題を集め大きな反響を受ける。さらに、公開前の時点でハリウッドによるリメイク版も計画されていた。

本作はオープンしたて(2008年10月2日)のイオンシネマ越谷レイクタウンで鑑賞。

鑑賞中にせきこむ観客に嫌悪感を抱くなど、

およそ他の映画では想定外の印象を誘ったものの、

劇中の疫病の発生原因や、治療法の具体的な描写がない、

あまりにも情緒的かつ気分的に過ぎる欠陥作品で、非常にガッカリだったことだけを覚えている。

 

 

国によっては映画館も閉鎖らしいから、

『キュアード』の日本公開が予定どおりかは、

ご自身の目でお確かめ下さい。

 

 


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