LUPIN THE lllRD 峰不二子の嘘
2019/4/25 東映試写室
「ルパン三世」と言えば、
『念力珍作戦』(1974)
の頃からずっと東宝映画。
2009年末から、
明朝体からゴシック体に。
なのに今回の試写は東映で。
T・ジョイブランドでの公開。
実は題名は「ルパン三世」ではなく、
「LUPIN THE lllRD」(ルパン・ザ・サード)
この表記は2012年の
「LUPIN the Third -峰不二子という女-」から受けついでおり、
読みこそ同じ「ルパン・ザ・サード」でも、
英字表記が、
LUPIN the Third
↓
LUPIN THE IIIRD
に小変更。
同じT・ジョイブランドで限定劇場公開された、
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——に次ぐ、限定劇場公開版の第三作。
ただし予告では、
沢城みゆきは「ルパン三世」と言っちゃってますが…・
だから絵柄や作風は「峰不二子という女」から引き継がれており、
ルパン三世
次元大介
峰不二子
時代設定も同様に、
「峰不二子という女」の世界観を引き継ぎ、
「1960年代後半から1970年代前半」の最後の部分なのが、
固定一般電話
登場するクルマの車種等から類推できる。
『次元大介の墓標』からずっと、
監督が『峰不二子という女』担当だった女性の山本沙代氏から、
キャラクターデザイン・作画監督だった小池健氏に交代。
「峰不二子という女」では、
不二子が銭形と寝たり、
(私は気づかなかったが、フラユシュさんが御指摘のとおり)
彼女がためらいなく人を殺めるなど、
「いくらなんでも、それやっちゃダメ」
が平気で破られる一方、
物語や筋運びに作品固有のクセがあり、
いまいちストレートに伝わりづらい部分もあった。
小池健氏に監督が交代以来、
不必要な紆余曲折は解消されているらしく、
「峰不二子の嘘」は、57分の上映時間を飽きずに堪能できた。
試写はたしか4月17日が1回目で、
私が2回目の試写で見た、
同氏への追悼メッセージは、
まさにこの回から追加されたのだという。
「原作者死すとも作品は死なず」を実感する意味でも、
一見の価値があり、
大野雄二調と完全に訣別した、
ジェイムス下地の音楽も聞きものである。
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音楽:ジェイムス下地
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