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ホラー映画より鬼気迫る『クリード 炎の宿敵』

前作『クリード チャンプを継ぐ男』に続き、

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『クリード 炎の宿敵』IMAX

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2019/11/20 T・ジョイ品川PRINCE  シアター11 G-17
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へんこう

 

『2001年宇宙の旅』で気がついた、

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都内でIMAXを観るなら、

横幅22メートルのスクリーンサイズの品川で!
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めんざ

※川崎109のIMAXレーザー化については、後日取りあげる予定です。

 

 

個人的には、

1/11〜1/31の期間中に、同館で3本もIMAX作品を観る必要が生じ、

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めでたく『クリード 炎の宿敵』で果たしました。

 

しかし、本作は公開2週目で、

新作『TAXi ダイヤモンド・ミッション』の封切り週のため、

なんと『クリード 炎の宿敵』のIMAX上映はアサイチの8:45!

 

それでもめげずに、間に合うように駆けつけましたよ。

 

でもって肝心の映画は…

いやー、これがよかった!

 

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何しろ今回の敵父子の境遇がすさまじく、

憎悪に燃えるその姿が、ホラー映画の怪物よりも鬼気迫り、

 

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ほんとにコワイ。

 

加えて、

『ロッキー』6作

『クリード』前作がくまなく尊重されて本作のドラマに存分に生かされていて、

無駄な出演者がいないだけでなく、

意外な出演者の再登場とその役どころには、

「よくやるよ」とホントびっくり。

 

敵だけでなく、

主人公カップルの状況設定も絶妙で、

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とにかく誰もが身につまされる話で、

観客は自分も登場キャラに身の上を重ね合わせ、

すっかりドラマにのめり込んで、

緊張しながら鑑賞を続ける。

 

どうしてこれほど、どっぷり作品にハマるのか?

 

それは作り手が、どうすれば観客が作品に没入するかを、しっかりわきまえて作っているから。

 

自分のためだけに作り、

観客や視聴者がどう受け止めるかをまるで気にもかけない作品私物化の醜態、

『最後のジェダイ』(2017)や、

テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」

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2199

「同・2202 愛の戦士たち」

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のような独善的な作品とは好対照をなし、

まさに対極に位置する、名作王道ドラマの見本例。

 

さてでは、

どうして『ロッキー』『クリード』は観客の支持共感を誘うのに、

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ディズニー版『スター・ウォーズ』や、

「ヤマト2199/2202」はファンの支持を得られるどころか反感を抱かれ、

監督の意向がことごとく神経を逆なでするのか?

 

これは作り手に、

サイコパス気質があるかないかの違い。

 

異常犯罪者傾向の人格障害者には、

他者への共感や思いやりがなく、

自己の目的達成のためには際限なくウソをつき、

その妨げになる相手は悪者に仕立て上げて排除されると具体例を挙げれば、

クリエイター以外にも、

NGT/AKB/坂道騒動周辺のあの人や、

一国の首相に居座り続けるこの人が思い浮かぶことだろう。

 

自分の存在や地位安定のために、

他者に危害を与え続けるのだから、

どんな立場にも不適切だが、

とりわけ他者のために身を削るサービス業や奉仕者であるべき映画/ドラマ監督には、

サイコパス気質のある人物は完全に不適任である。

 

この観点から『クリード 炎の宿敵』に話を戻せば、

『ボヘミアン・ラプソディ』と同様に、

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「こんな素晴らしい映画に、イチャモンをつけるのはどんなヤツだよ」

と思っていたが、

お約束のYahoo!映画レビューで、

大半の観客が高評価なのに、
内容がさっぱり響かずに低評価の人間も、

共感や思いやりの資質が欠落しているサイコパス気質なので、

そういう意見をまともに取り合ってはいけない。

 

とにかく『クリード 炎の宿敵』は、

前作『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)から格段にグレードアップしたスケールと、

それを視覚化した映像技術もさることながら、

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主人公クリード役、マイケルBジョーダンの、

ごまかしのきかない肉体(筋肉)の美しさと、

パワフルでスピーディーな身のこなしにも、つくづく驚嘆、感心。

 

IMAXで見る意味は…

絶対と言うほどではありません。

 

一般劇場でもかまわないので、

とにかくお見逃しなく!

 

【ここからドラマの内容に触れているプチネタバレです。

鑑賞後にお読み下さい:赤字部分】

 

本作と前作『クリード チャンプを継ぐ男』は前後編の二部構成で、

ロッキー・バルボアは一見補佐役に回っているようながら、

実はこの2作はロッキー人生の再生と復活の物語にもなっていた。

 

おさまりの良い終わり方をしたので、

これで打ち止めにした方が良いとは思う。


 

 

 

 


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