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デアゴスティーニ・ジャパン (2018-06-05)
週1のデアゴR2-D2広告を11週分も貯めたってことは、
なぜか値段も高騰。
この号に何があった?
レギュラー記事は11週≒3ヶ月もご無沙汰?
今回でSW記事は通算391回目だが、
いつの間にか、
ウルトラマンの414回に抜かれてしまった。
正直、SW記事には、
なんか気乗りがしないんだよなあ。
『最後のジェダイ』で
現SWの正体が、
すっかり見透かされてしまったためだろうか。
ファンの期待に応えるものでなく、
勝手に決められた成功像にファンが従う図式が見えちゃった以上、
「わかった。乗ってあげよう」
ではなく、
「誰がその手に乗るかよ。アホらしい」
と、一斉にそっぽを向かれたのが、
なにしろねえ。
ひとたびカラクリやしかけに気づいて熱狂から冷めた人間が、
ふたたび熱く燃(萌)えたりはしないんで、
『最後のジェダイ』の監督ライアン・ジョンソン(左)と、
プロデューサーのキャスリーン・ケネディ(右)は、
いくらなんでも、やりすぎた。
ケネディはバカの一つ覚えで、
SJW(ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー)の立場から、
SWの主役を女性に、
出番や活躍場面を増やし、
反対に男性キャラを否定的に描き続けた。
つまり女性は常に正しく、
男性はことごとく間違っているという、
単純な図式のくり返しにはウンザリする。
おまけに
“『最後のジェダイ』を受け入れられない人は女性差別”
というJJエイブラムス(『エピソード7』と『9』の監督)のコメントだとか、
このように図式をうんと単純化して、
作り手が責任回避し、
受け手のせいにするのが、また火に油を注いだ。
「料理の素材に文句を言ってるんじゃなく、
料理の仕方と店員の対応に文句を言ってるんだよ」
という意見もある。
ライアン・ジョンソンは、
「観客の半分は気に入って絶賛してくれる一方で、
半分は怒ったり呆れて途中で映画館から出て行ってしまう」
ような作品を目指していると、
数年前のインタビュー動画で語っていた。
ちなみに、「途中で出ていこうと思った」というのは、
駄作映画に対する英語の常套句で、
実際にそういう人がいるわけではないし、
一応、ライアン・ジョンソンのやり方だから選択の自由…かもしれないが、
なにもよりによってSWでやらなくたって、
と言う気にもなる。
たとえば『ハリポタ』のムリクリ続編映画が作られたとしましょう。
いや、
↓これじゃなくて。
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ライアン・ジョンソンのやり方は、
まさにこれだし、
いたずらっ子が、みんなが丹精込めて築き上げた物を、
メチャメチャにしたら気が晴れるという破壊者気質だから、
かなりアブナく、
クリエイター(創造者)の建設的な精神とは対極に位置する。
映画SWを見るというのは、
目的地の決まった海外便の旅客機に、高い料金を払って乗るようなもの。
ニューヨーク行きだと思い、
予定時刻に安全に送り届けてくれると思ったら、
機長の乱暴な操縦で機は墜落。
見知らぬ無人島に不時着したら、
その機長が謝りもせず、
「予期せぬスリルと予想外の場所にたどり着くという、得がたい体験ができたでしょ」
と開き直られたら、怒らない方がどうかしている。
機長も機長だが、
彼を選任したうえ、
事故を起こした後でも起用し続ける上司の正気も疑われる。
キャスリーン・ケネディは、
まずこの危険人物に『エピソード8』を任せ、
「こんなムチャクチャな話の流れに従えない」と表明した、
コリン・トレヴォロウ(『ジュラシック・ワールド』)を『エピソード9』の脚本・監督から降板させた。
その一方で、なぜか危険人物「逆噴射機長」ライアン・ジョンソンを引きつづき重用。
『8 最後のジェダイ』が公開される前に、
次のSW新三部作は、
ジョンソンに任せると発表した。
その三部作で、
彼はまたちゃぶ台返しをして、
「SWにアツイ奴ら」を見下すのだろうか。
かくして、ファンの反発は依然根強く、
とにかくキャスリーン・ケネディ(機長の上司)のやることには批判的、
否定的な世論が各所でグループを形成。
彼女の失脚を願うあまり、
『ハン・ソロ』の興行もしくじればいい。
どうせ『最後のジェダイ』みたいな失敗作に決まってる。
——というネガティブキャンペーンがYouTubeに蔓延していた。
SWシル(ヨイショ野郎)から、
『ハン・ソロ』観ない運動なんて、真のSWファンがやることじゃない
と揶揄(やゆ)されても…。
「事故や不時着がコワイから飛行機に乗らないなんて、
真の飛行機ファンじゃない」
と言われたって、
事故の可能性濃厚の便を、
なんであえて選んで乗る必要がある?
結局、映画『ハン・ソロ』は、
『最後のジェダイ』に比べれば相当マトモだが、
とりたてて突き抜けたところのない無難な水準作
と評され、
公開初週の成績は全くの期待はずれ。
するとこういう事態を見越したかのように、
次のスピンオフ映画はボバ・フェット、
監督は『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールドという発表も、
『ハン・ソロ』の公開日だったことで、
またしても撹乱やゴマカシではないかと、
きわめて冷笑的にしか受け取れない。
もうアレですよ。
- 次回作は○○で△△が主役だ!
- 次のSWセレブレーションはXX年Y月Z日に□□(場所)だ!
- 新作の予告編が公開された!
- 公開まであと▽▽日!
- SWグッズを買って盛りあがろう!
- 初日はコスプレで鑑賞だ!
っていう、単純で純粋なノリで盛り上がり続きの人なんてほとんどおらず、
みんな「SW疲労」「SW疲れ」でウンザリしちゃってるんだよ。
↓こんなゴミデザインが相変わらずじゃ、
改善や復権はとうぶん見込めそうもない。
とにかく新三部作以来、
良いところ(健康)は失われ続け、
ダメなところ(ガン細胞)ばかりが増え続けている。
ところで『エピソード7 フォースの覚醒』(2015)以降は、
『ローグ・ワン』(2016)
『エピソード8 最後のジェダイ』(2017)と、
年末、つまり真冬で、
日米同日の公開が続いたSWだが、
元来は夏休み映画で、
アメリカでは5月下旬(メモリアルデー=戦没将兵追悼記念日)、
日本はひと月遅れの6月下旬公開で、
これは日本の子供たちの夏休みに合わせてある。
しかしシネコン全盛で、
上映作品が客の入りで目まぐるしく入れ替わる昨今、
『ハン・ソロ』が6/29に公開されて、
7月20日頃までだって、
上映されてる保証はないよ。
ましてや夏休み終了の8/31なんて、続映しているか、かなりアヤシイ。
ウルフェスだって、
今年は8/27(月)までなんだから!
かくしてスター・ウォーズ記事なのに、
ウルトラマンで締めてしまった…。