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続・なぜか今頃『デッドプール』

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↑なぜか今頃『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』 に続き、

「なぜか今頃」第2弾は、

『デッドプール』

この映画、

実は日本公開(2016/6/1)前に、

ありがたくも試写状が到着。

 

しかし当時は(今もそうだが)混迷期で、

いつの間にかタイミングを逸し、

後になってこの映画の出来の良さや、

 

↓ジェレミー・ジャーンズ(Jeremy Jahns)が「オーサムタキュラー=Awesometacular」

↓クリス・スタックマン(Chris Stuckmann)がA+と、

2人揃って最高評価を与える映画はめったにない。

 

デッドプールがXメンの一員と気づいてオドロキ、

同じ俳優(ライアン・レイノルズ)で、

『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(X-Men Origins: Wolverine 2009)に、

同名(ウェイド・ウィルソン/デッドプール)ながらも、ほとんど別キャラで登場していた

 

見逃したことを激しく後悔。

 

どうしてことごとく無視してたかというと、

スパイダーマンの出来損ないみたいな、

デッドプールのデザインが好みじゃなかった。

 

んなわけで、

この映画も、みすみす劇場公開が終了。

 

『X-メン』(2000)

『X-MEN2』(2003)

『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006)

ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009)

X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011)

fa-suto

X-MEN: フューチャー&パスト』 (2014)

X-MEN: アポカリプス』 (2016)

かくひ

LOGAN/ローガン』 (2017)

までは劇場で鑑賞。

 

『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)だけは、

日テレ放送版(2017/6/9)でようやく見て、

『Xメン』シリーズで未見は『デッドプール』だけとなり、

今後のエックスメンチームにも、

このキャラは皆勤らしい?と知って、

「これは見ておかねば」と感じていた。

 

そこにちょうど、

「iTunesで200円レンタル」とあり、

今度こそはと、いさんで鑑賞。

 

2017/10/25 吹替版

やっぱり吹替版は、テレビに限る!

 

以下、感想(パープル斜体文字)は、ほぼネタバレです!

先入観を与えるため、読むのは鑑賞後にしてください!

 

1.映画好きの書いた脚本

 

秀逸なのは脚本(レット・リースとポール・ワーニック)で、

多くの映画タイトルが例示されるも、

ありがちなパロディや引き写しに堕さず、

あたかも「こうやれよ」と別案提示に務めている。

 

なのでとにかく新鮮。

まったく退屈せずに、一気に見終えた。

「まだまだやりかたはあるじゃないか」

と、知恵と工夫に感心しきり。

 

2.撮影が傑出

 

アクション映画によくある例だと、

動きが早すぎて何をやってるのかわからない場合が多いが、

本作ではカメラはほぼ固定で、

瞬間を確実に捉えているので、

見せ場の連続。

観客が置いてきぼりにならず、

最後までしっかりついていける。

 

3.キャスティングとキャラ選別が絶妙

 

そもそもXメン(複数)というタイトルが示すように、

単独ヒーロードラマではなく、

ミュータント群像劇なのに、

 

ヒュー・ジャックマン一人がずっと演じきって常連のウルヴァリンも、

↑『ローガン』で引退するまで「Xメン」シリーズには必ず出てたので、本作ではせめてこういう処理。

 

その他の主要メンバーも出て来ない。

 

一応、

プロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア)の名前と背中の映像くらいは出て来るが、

「(ジェームズ)マカボイか(パトリック)スチュアートか、時系列がわかんねえ」

suynr

と、絶妙なボケをかます。

 

とりあえず、コロッサス(声 - ステファン・カピチッチ)と、

ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド)が

デッドプールに加勢してくれる。

 

敵のフランシス(エド・スクライン)や

エンジェルダスト(ジーナ・カラーノ)の、

ふてぶてしさもさることながら、

↓フランシス(FRANCIS)の人文字の、

i(アイ)だけ小文字なところに注目!

 

↓アメリカでは、けっこう見覚えのある顔らしい、

↓ヒロインのヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)の、

目力がハンパない美貌と、

デッドプール(ウェイド)とのつきあいの長さ、年月の経過を、

髪の長さで示すところに感心。

 

とにかく、「いつものアレ=お約束」が皆無なまま、

新鮮な気分で見つつも、

「この調子だと、やってくれそうだな」と期待する、

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の常套手段、

つまりエンドクレジットに挿入される、

続編に関するティーザー(プチ予告)についても、

「レザースーツにアイパッチのサミュエル・ジャクソンが出て来たりしないよ」

と釘を刺して心地よい。

 

その手法が、

『フェリスはある朝突然に』(未見・1986)だとは、

ちっとも知りませんでした。

 

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もっともこういう出典は、全てを網羅なんてほぼ不可能。

詳細までもれなく語ると、

↓こんなに長尺になってしまう。


↑この動画でも漏れてるが、

しょっちゅう出て来るボルトロンとは、

「百獣王ゴライオン」(1981)のアメリカ放送題。

 

とにかく、観客にストレートに伝わらない要素は排除され、

欲求不満がスカッと解消される。

 

たとえば、

『スター・トレック』(2009)で、

宿敵ネロに攻撃する前に、

交戦開始か支援要請かを選び取らせたり、

『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』で明かされた、「復讐は無意味」

をわきまえ、

デッドプールがフランシスにとどめを刺すかを、

コロッサスが「ヒーローはかくあるべし」と選ばせるんだが、

とにかく観客に伝わりやすいように筋立てが組み立てられているので、

「ならば復讐=仕返しはやめて赦(ゆる)してやろう」

などというシラケた選択はなく、

こういう結果に。

 

と言うわけで、

映画の元ネタがわかる人もそうでない人もぞんぶんに楽しめ、

アメコミモノはお子様路線という固定観念からも完全訣別。

 

やり残しや不発を抱えず、

我が道を貫き通す、

まさに「快作」でありました。

 

かなり好演のライアン・レイノルズは、

『デッドプール』でこそ注目を浴び、

『ライフ』(2017)でも活躍したが、

『Xメン』や

『アベンジャーズ』

のマーベルではなく、

『ジャスティス・リーグ』

『スーサイド・スクワッド』

のDC系アメコミキャラの映画で、

『グリーン・ランタン』(2011)っていうのがあって、

ライアン・レイノルズが主役(ハル・ジョーダン/グリーン・ランタン)を演じた。

 

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『ジャスティス・リーグ』にもランタンは

チラリとでるらしいが、

配役はさすがに別の人(イドリス・エルバ?)らしい。

 

と言うわけで、私が『デッドプール』について知りたかったことは、

もれなく書いたつもりです。

 

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