チラリと出て来た、
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ピグモンのソフビで思い出したが、
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全4回の「怪獣倶楽部〜空想特撮青春記〜」
(MBS:6月4日(日)から毎週日曜深夜0時50分~
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TBS:6月6日(火)から毎週火曜深夜1時28分~)は、
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1970年代が舞台。
正確には、何年の設定なのか
(1970年なのか、71年なのか〜79年なのか)
特定してみよう。
モデルになった史実
- 「怪獣倶楽部」は、1975年に竹内博の呼びかけで結成された怪獣映画研究の同人団体および会誌名。文通ベースから発足した同人「宙(おおぞら)」が、円谷プロで会合を開催したのが前身母体。本格的研究を志向し、客観的材料に基づき研究、評論をベースとしていた。後に特撮やアニメに関わる多数の人物を輩出している。
- 製作された会誌は会員のみに配布され、それ以外には特撮関係者などに献本されたのみであった。
————はともかく、
現代との時代格差を強調するため、
家庭用ビデオデッキが普及せず、
テレビの音声を録音していたという描写から、
ベータマックス1号機(SL-6300)の、
1975年年5月10日発売前に設定すれば、
世相との矛盾がない。
なにしろ怪獣倶楽部に所属するほどの、
当時の怪獣/特撮マニアの精鋭たちは、
なけなしの金をはたいて、
真っ先にビデオデッキを買い求めたから、
ベータマックスが世に出た後に設定しない方が無難。
というわけで、
番組「怪獣倶楽部」は、
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1974〜75年あたりか、
それより前の、いつかのお話。
となると、
主人公のリョウタ(下顎のかみ合わせの悪さが気になる本郷奏多)は22才なので、
1953年生まれあたり。
問題はここからで、リョウタは怪獣に無理解な弟に、
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ガラモンのソフビを手にしながら抗弁するが、
時代考証的に、マルサン(1968年倒産)か、
ブルマァク(1977年10月倒産)のソフビであるべきところ、
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赤成型は3期カラー。
1978年以降のポピー、キングザウルスシリーズですらなく、
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もっとも、こんなヘドロ色で造形も最悪な人形じゃ、出すだけ視聴の妨げになるだろうけど。
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1983年以降の、バンダイのソフビなところがトホホ。
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ごまかすために、わざと人形の背中しか映していないから、
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作り手も、コレジャナイという自覚はあるんだろう。
「怪獣倶楽部」を見るのは、
当時を知らない、今の若者が大半かも知れないが、
この題名、このテーマの番組ならば、
当然、そこら辺に目が利く、しぶとい生き残りもたくさん見るんだから、
ちょっとWikiを調べれば誰でもわかるところぐらい、
きちんとやって欲しかったよ。
たしかにマルサンのガラモンは高価で、
尻尾が可動する、緑成型の1期ならウン百万円、
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マルサン/ブルマァクのソフビなら、
たくさん復刻されてるんだから、
ガラモンだって、色にこだわなければ、
調達できたはずだし、
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1話(創刊号「狙われた街」)を見る限りでは、
ソフビがガラモンである必然なんか、まるでないから、
バルタン星人とかカネゴンあたりで、よかったんじゃないか。
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これが、突き詰めの甘さの実例〈その1〉。
テレビドラマで、とてもそこまで徹底しない、
と思われるでしょうし、
たしかに映画(邦画)でも、
こうした文化/時代考証は、かなりいいかげん。
モウロクしたので、
『クローズド・ノート』(2007)だったか、
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『いま、会いにゆきます』(2004)
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のどちらだったか忘れたが、
竹内結子(か、あるいは高校生時代役の大塚ちひろ)の机に、
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アルセーヌ・ルパン全集があって、
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なに考えてんねん!だった。
この全集は、
1969年~70年、ポプラ社から、南洋一郎が池田宣政名義で翻訳した、
全20巻/上製箱入・ビニルダスタジャケット付で、
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武部本一郎が表紙絵を描いていた。
2004年作『いま、会いにゆきます』の竹内結子の年齢設定は27歳〜28歳。
2004-27=1977年生まれ
もしくは、
2004-28=1976年生まれという設定。
『クローズド・ノート』の竹内の役に年齢設定はないみたいだが、
2007年作の現代劇で、
竹内本人は1980年生まれなので、27歳だったんだろう。
1976年生まれにせよ、
1980年生まれにせよ、
生まれる7〜11年前に流通していた本が、
どうして机に並んでいるのか。
『クローズド・ノート』の、1968年生まれの行定勲監督か、
『いま、会いにゆきます』の、1964年生まれの土井裕泰(どい のぶひろ)監督の、
子供時代を反映したのではと邪推。
ムチャクチャである。
洋画なら、
ちゃんとやってるよ。
『アルゴ』(2012)は、時代考証がメチャクチャ正確だった。
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とかなんとか言ってるうちに、
「怪獣倶楽部」第2話(第2号「セブン暗殺計画」)も放送されたが、
リョウタの恋人、ユリコ(馬場ふみか)が見たいとせがみ、
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会員のシンゴ(矢野聖人)が、上映館にわざわざカメラを持ち込んで画面撮りに夢中で、
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リョウタも「たしかにこの映像は記録したくなる」と納得し、
やはり会員のユウスケ(加藤諒)まで、シンゴと誘い合わせて観ていた映画とは、
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怪獣映画でないなら、
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どんな映画(ホラー?)だったんだ?
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と、そこが気になってしまって、
話の先に集中できず。
後半2話の伏線だったりして。
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でなけりゃ、
突き詰めの甘さが随所に目立つドラマの実例〈その2〉で終わってしまうよ。
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2週後ぐらいに、後半2話の感想を書くかも知れません。