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あんなのと一緒にするな!/週報『ローグ・ワン』〈第4号〉

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昨夏のSWセレブレーション・ヨーロッパ2016(7/15–17)で、
『ローグ・ワン』メインステージの中継を見て、
気になる違和感が。



セッションの司会を務めたのが、
『フォースの覚醒』でキャプテン・ファズマを演じた、
グェンドリン・クリスティーだったこと。

身長191センチの長身で、女性格闘家のようなガタイに、
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CG合成をしくじったような小顔が、チョコンと乗っかっている。

顔の大きい人・小さい人
とか、
巨大女伝説
で取り上げようかと思ってるうちに、
日々はいたずらに過ぎていったが
問題はそこじゃない。

バカなの?〈その1〉

ファンイベントだから当たり前だけど、
彼女は会場の拍手喝采を受けていた。

?????

会場に集ったみんなは『フォースの覚醒』を見ていないのか?
ファズマの出番も見せ場もほとんどなく、
これはボバ・フェット以来の、
見かけ倒しバブル人気キャラの踏襲で、
無駄キャラの最たるもの。

悪しき慣習の引き継ぎに、
嘆かわしい思いでいたのに、
ファンは無批判に歓迎している。

演技力もキャラの重みも無関係に、
とにかくSWに関わったと言うだけで、
名士扱いで厚遇される、
エルストリー1976』現象を
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永遠に引きずり続けるつもりなのかと、
呆れるばかりだった。

バカなの?〈その2〉

グェンドリン・クリスティーは、
「同じSWファミリーに仲間入りする後輩を迎えてくれる先輩」
という位置づけだから、
『ローグ・ワン』の俳優陣、
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(左から右へ)
ソウ・ゲレラ役のフォレスト・ウィテカー
ゲイレン・アーソ役のマッツ・ミケルセン、
K-2SO役のアラン・テュディック、
ベイズ・マルバス役のチアン・ウェン、
チアルート・イムウェ役のドニー・イェン、
ジン・アーソ役のフェリシティ・ジョーンズ、
ボーディー・ルック役のリズ・アーメッド、
キャシアン・アンドー役のディエゴ・ルナ、
———の8人は平身低頭だったが、
誰もが心の中では、
「お前みたいな脇役とは違うんだ」
と思っていたに違いない。

言葉を替えれば、
キャプテン・ファズマなんかと同席したら、
自分の役まで、どうせ見かけ倒しのカスキャラと思われやしないかと言うこと。
「単にSW出演俳優でくくってもらっちゃ困る」という思いである。

もっともこの時点では、
『ローグ・ワン』の全貌は誰にもわからなかったから、
従来のノリで行くしかなかったわけだが、
それでもひたすら盛り上がれるファンはおめでたいと言おうか、
映画本編を見てから、このイベントを振り返って、
どう思い、どう感じるのだろうか。
(どうせ忘れてるに決まってるけど)

バカなの?〈その3〉

そして年末。
『ローグ・ワン』からは、
「こっちは『フォースの覚醒』みたいな、粗悪なSWの模造品とは違うんだ。
同列に扱ってもらっちゃ困る」
という主張がギンギンに感じられた。

たとえばSWではお約束の、
高所恐怖症的な奈落の底でのアクションが、
『ローグ・ワン』にも用意されているが、
ああwせれd
スカリフのデータタワーを下りて、
壁面からユニットを引き出さねばならないという必然がある。

一方で、『フォースの覚醒』のレイは、
スターキラー・ベースで、
(いつ習得したのかも不明な)フォースの幻惑術により、
dせせれで
拘束を解いた後、
脱出をはかるでもなく、いたずらに施設内を行動動機もなくウロウロ。

絶壁の中腹に潜入する必然性は何もなく、
たんにレイ救出にやって来た、ハンとフィンに見つけてもらうためだけという、
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デタラメにもほどがある状況設定。

真剣に見ていたこちらがバカだった…。

バカなの?〈その4〉

ルーカスフィルム新社長に、
キャスリーン・ケネディが就任当初は、

ルーカスはそのまま顧問(相談役)として常駐、
創作で行き詰まれば、道標となり助言を与えるはずだった。

ところがケネディはあっさり裏切る。

ルーカスの提出した『エピソード7〜9』の原案では、
『エピソード4〜6』で勝ち取った自由と平和が、
30年を経過して次第に失われていく過程が描かれ、
本格的な戦争は『エピソード9』でようやく、のはずだった。
※勝手な推測で、証拠はありません。

ディズニー新体制の製作陣には、
これが大不評。
「これじゃあ新三部作(『エピソード1/2/3』)の二の舞じゃないか。だからルーカスはダメなんだ」
かくして「ファンに向けた作品」を口実に、
ルーカス案は破棄。

これにより、ルーカスとディズニーは決裂した。

かくして新国家体制のリーダーであるべきレイアは、
“なぜか”正規軍ではなく、
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体制に背く抵抗軍(レジスタンス)=地下組織の将軍として、
劣勢の側に身を置き、
帝国の残党で、圧倒的に劣勢なはずのファーストオーダーは、
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軍事力も施設の規模も軍資金も“なぜか”かなり優勢で、
“なぜか”最初から戦時中の話になっているという、
ムチャクチャな設定。

ディズニー新体制が、
SWを「儲かるコンテンツ」としか考えておらず、
「とりあえず、SW(『エピソード4/5/6』)的なものをちりばめときゃ、
ファンは喜ぶだろ」
という、恐ろしく表層的な判断で、
もっぱら商売の必然のみで(=創作動機や創作意義抜きで)製作、公開された『フォースの覚醒』がまんまと成功したことには、
「ファンもつくづく、見くびられたもんだよな」
と感じ、そのディズニーの思惑通り、
ファンの大半が踊らされたことに、
「バカなの?」と感じざるを得なかった。

つづく。


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