「あな知らアルカディア」は、
前回(〈アップデート2〉あなたの知らないアルカディア・14)、
前人未踏の1/1000スケール(全長40センチ)最高峰造形、
へてかるぴ氏の、
タカラ1/1100キット改造作例
を紹介したが、
まずはその補足。
レーダー部分は網目が抜けているそうです!
またプロ造形師の小林義仁さんから、
Facebook経由の情報で、
「荻田さん設計の逸品ですね。最初に引いた図面はデザイン画に忠実なプロポーションだったのが、当時の諸事情であの様な形状になったという話を以前聞きました」
という、業界人でなければ絶対に知り得ない、たいへん貴重な情報もいただきました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
さて、タカラ1/1100スケール作例の最高峰は、
1/1000にスケールアップした、へてかるぴ氏作に確定したので、
1/1500スケールキット(1978年販売)の方を、
昇華させた作例はなかったのか、
探ってみようと思う。
↓じうこ氏の作例は、あくまでも絶版キットの素性を生かすべく、
あえてストレート組みにとどめている。
今をさかのぼること、10年前の2004年。
まだミラクルハウス(アオシマ)の新世紀合金(2006)も、
タイトーのスーパーメカニクス(2007)も、
影も形もなく、
数年後の未来だった頃、
カナダ在住のアレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas)氏、
アレックス(アレクサンドル)が、自身で所有している
↓タカラの1/1500スケールキットを完成させた作例。
デュマ氏は、キャビン(船尾楼)の前縁の2つの灯籠(とうろう/ランプ)部品を未接着だが、
図面やアニメ設定はともかく、アルカディア号のマンガの代表絵柄には、前方の灯籠はないから、それを忠実に再現しただけ。
くしくも「モンテ・クリスト伯」の作者と同姓同名なので、
私が勝手に「巌窟王」
(子供の頃に読んだ、「モンテ・クリスト伯」の児童書向けタイトル)
と呼ぶことにしたモデラーが、
↓形状、ディテール、塗色共に、タカラ1/1500スケールの完成作例としては、1つの到達点。
↑ただしアニメ版ではなく、原作マンガ版の形を再現と言うことになる。
タカラの1/1500スケールキットを完成させた経験を生かし、
同キットと、バンダイのクジラ型1/1100、1/1600スケールキットから部品流用して、
自作の1/1400スケール、ガレージキットを完成させた。
↓画面左のタカラ1/1500スケールの右隣が、その「巌窟王」製キット。
↑常に画面右側の色の鮮やかな方が、巌窟王キット完成見本。
*1/1400スケールのキットの完成全長は、28センチ/11インチ。
*レジン製で部品点数は57
*ディテールアップ用エッチングパーツ付属
*デカール同梱
*詳細な組立説明書
このページでも紹介されています。
↓キット内容と、
↑組み立て途中の工程。
完成写真
リアルタイプ塗装の、別作例の完成写真
塗色違いの2隻を並べた大判画像は、こちら。
アレックス・クリエーションズ(Alex Creations)/サイハイ・モデルズ(Sci-High Models)というブランドで、10年前の2004年に発売された、
この「ブルー・アルカディア」GK(ガレージキット)、
記事作成時点では、
まだ1個だけ、在庫があるみたいです。
以上、
巌窟王の1/1400スケールGK
の紹介でした。
学研パブリッシング (2014-01-24)
売り上げランキング: 347,189
売り上げランキング: 16,953
画業60周年 松本零士の零次元漫画館 (Gakken Mook)
posted with amazlet at 14.11.05
キャラクタージュエリー 松本零士 スカルリング アルカディアクロスボーンリング 15号~25号 受注生産品 宇宙海賊キャプテンハーロック
posted with amazlet at 14.11.05
GIL-D