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金子修介の時代を振り返る/庵野秀明の未来2024③

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この記事(庵野秀明の未来2024②2024年05月28日)の続きなので、
一応、
庵野秀明の未来2024③
とは言え、
題して、
金子修介の時代を振り返る
 
2016年の『シン・ゴジラ』から
2023年の『シン・仮面ライダー』の7年間で
映画4作を手がけた庵野秀明監督のように、
「どうしてもこの人でなければ」な「時の人」として、
かつて怪獣・特撮映画界に名を馳せたのが、金子修介監督だった。
 
1995年当時、自分が連載を抱えていた月刊モデルグラフィックスに、
『ガメラ 大怪獣空中決戦』の売り込みが激しく、 
有楽町の東宝本社の試写室で鑑賞。
がめら
とにかく売り込む側の熱気と、試写室に居合わせた人たちの興奮がひしひしと伝わりまくり。
めら
個人的には「そんなにいいか?」な感じだったし、

続編の『ガメラ2 レギオン襲来』(1996)は未見のまま、

3作目完結編の『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(1999)は、

1999年3月6日にオープンしたワーナー・マイカル・シネマズ(後のイオンシネマ・2013年7月1日→シネマサンシャイン・2018年6月15日)ユーカリが丘で☆
wb
建物自体は「ユーカリが丘・シネマビル」として企画され、1999年3月6日にユーカリが丘サティ「2番街」として開業。
2001年にマイカルが経営破綻し、その再建過程で運営を施設所有者である山万自身が引き継ぎ、2003年9月26日、「ユーカリプラザ」としてリニューアルオープンした。
2013年7月1日からはイオンシネマに名称変更。
2018年5月31日に閉館し、同年6月15日より佐々木興業が施設を買い取り改装の上でシネマサンシャインユーカリが丘として営業している。
☆職場の私立高校から再近場での鑑賞。
123
 
『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』はこれまた「そんなにいいか?」の印象。
総じて金子修介監督、特技監督の樋口真嗣、脚本の伊藤和典トリオを過大評価して持ち上げすぎじゃないかって。
 
やがて2003年の北村龍平監督作『あずみ』で、
あずみ
テレビを見ない自分は上戸彩の「金八」出演を知らず、この映画で初めて彼女の映像に接し、
アップで分かる、唇の下のハリソン・フォード風?の傷痕まで含め☆

2009年7月に放送された『堂本兄弟』に出演したとき、上戸彩さん自身が唇の下の傷について話していました。

  • 鉄棒とかうんてい、ジャングルジムが好きだった
  • 小6の時にうんていの上に乗っかって遊んでて、顔面から落ちた
  • 地面と歯が貫通して、唇の下に傷が出来てしまった

その結果、唇の下を縫うことになり、傷となってしまったようですね。

そのため怪我自体は小6なので、12歳ぐらいから傷があることになります。

上戸彩さんは小学6年生の時に、「第7回 全国美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し芸能界デビューを果たしています。

☆えらく気に入ったんだが、

1985年生まれの上戸は当時17〜18歳頃だから、

黒髪なんてダサくてカンベンだったっぽく、

ガッツリ茶髪で、

『あずみ』はなにしろ時代劇なんで、

「何考えとんねん?」ではあった。

 

2年後の続編『あずみ2 Death or Love』(2005)は、

上戸彩の茶髪赤髪はあいかわらずで、

監督が『平成ガメラ三部作』の金子修介に交代ということにも注目したんだが…

これなら1作目の北村龍平版の方がずっと良くて大いに期待はずれ。

まさに③「そんなにいいか?」って感じ。

 

翌2006年の金子監督作『デスノート』と『デスノート the Last name』はまあまあ。

↓ミサミサ役の戸田恵梨香が初見。菊地亜美とか賀喜遥香(乃木坂4期生)とか、デビュー当初の低音ハスキーで若干のダミ声に驚くことってあるよね。

 

独特の映画選択眼をお持ち合わせの岡田斗司夫氏は、

『デスノート』の、

“海外工作員の配役が、いかにも日本映画クラスで興ざめ、こんな映画を観てやるものか”

と「そこ?」な言いがかりをつけるやたちまち、

『フラガール』(2006・※監督は李 相日=リ・サンイル /り そうじつ、이상일、1974年1月6日 - 日本を拠点に活動する映画監督。新潟県出身の在日朝鮮人三世)については、

“冒頭に出て来るボタ山のVFXが最悪”と、

またしても徹底的に論点がつかめない「そこかよ?」なイチャモンをつけていた。

 

いや、たとえばですよ。

私がこのブログの『デスノート』のレビューで、

「スパイの配役が『逃走中』みたいでガッカリ」とか、

『フラガール』のレビューで

ふらがーる

「ボタ山のVFXがダサくて興醒め」なんて書いたりしたら、

読者のあなたは、そんな本論外しで重箱の隅つつきまくりな映画レビューを閲覧して、自分が「見る」「見ない」の判断材料にしますかね?

 

私だったらしませんよ。

 

岡田斗司夫と庵野秀明の共通点は、自分がやりたいことを勝手に実行することこそ最大の関心事で、受け取る相手がどう捉えるかには、何の配慮も興味関心もないこと。

 

これじゃあ文化人とか研究者、引きこもり内向性のオタクとしては適性抜群でも、

講談師や語り部、映画監督としては不適任きわまりない。

 

JOE
庵野監督にはもうヤマトしか残されていないと思います。
現在、福井晴敏氏の元2000番台のリメイクヤマトが制作続行中ですが、

ボク的には担当監督が回を追う毎に小物(失礼)になり、リメイクの意義すら危うい感じがしております。
確かに当初は「知ってる名前」が担当でも、その人たちが果たして大任を果たしたとはいえず、結局監督の知名度にこだわれなくなり、今ではついに「ヤマトナオミチ」などという、全く正体不明の謎の人物(人格に問題を抱え、対人トラブルが絶えなかった前任者の裏アカ?)まで監督を務めている。
↑※画面と本文は無関係です(笑)。
 
バンダイ以外誰も望んでいない2000番台リメイクよりは、
2024/05/12
 
昭和ヤマトを誰よりも愛する庵野監督に決定版のリメイクをお願いした方が、庵野監督の花道としても最高の舞台装置かと思います。

具体的には、
  1. 1TVサイズとビスタサイズの差による左右の背景画像をAIによって補完
  2. ビートルズのNow And Thenで使ったテクノロジーによる、オリジナル声優や劇伴のままでステレオ化(ワンダバなど彬良氏の新曲は何となく嫌いです)
  3. 各作画プロダクションの特徴ある原画はそのままで、中割動画のみ本田雄井上俊之など神レベルアニメーターが再作画。今の若い人の視聴に耐える現代的な質感に向上させる。メカ描写にCGは使わない。
  4. スタトレDVDのような、昭和を思わせる陳腐な美術の差し替え(古代進や相原の実家など)
  5. 色パカ、重ねミスなどの修正
  6. 打切りによりカットされた帰途エピソードの復元
6.は無くてもいいです。
旧作のデジタル修復と言えば、昨年末の1作目、今年はじめの2作目の4K劇場上映がありましたが、

1作目に盛大だったセル傷は見事に除去。

一方、「さらば」の山本明の敬礼ポーズのセル重ねミスはそのままだった。

 

このようにアップデート修復や復元・レストア作業は、「あちらを立てればこちらが立たず」になりがちだから、JOEさんの理想に近い庵野秀明版『シン・宇宙戦艦ヤマト』が実現したとしても、どこまで消費者に理解され受け入れられるかは大いにアヤしいと思いますよ。

 

『スター・ウォーズ』オリジナル旧三部作が〈特別篇〉劇場公開時の1997年に改変され、2004年末発売のDVDでもまた改変され、ファンからは「直すべきところが手付かずなのに、手を加える必要のないところをいじり倒すとは、優先順位や判断基準が理解に苦しむ」と苦情が殺到したが、JOE/庵野版『シン・ヤマト』だってどうせ、「このままでいい」とされたところが、「いや、なんで変えない?」と民意とのズレが問題になりそうですね。

 

私は白土武(2・4・6・8・10・12・15・17・22話作監)の「吊り目殺伐キャラ」とか

小泉謙三(9・13・20・24話作監)の「(ヤマト2)ぬぼーっと馬面(づら)キャラ」はガマンできず、

dareyanenn

せめてメイン作画監督の芦田豊雄(1・3・5・7・11・14・18・23話作監)っぽくか、

キャラ表どおりの岡迫宣弘(16・19・25話作監)

個人的な願望では、安彦良和絵柄でキャラを統一して欲しいよ。

この本(「芸術新潮」2024年6月号)に、安彦家の段ボール箱から発掘された、同氏が手がけた『さらば』ポスターのラフ画稿が掲載されていてビックリ!

 

 

まあそれを、最新スタジオジブリお抱え原画マンの本田雄、井上俊之にってJOEさんのご意見ですが、「ガンダム THE ORIGIN」とか『ククルス・ドアンの島』並みの作画陣とか、針井 佑が狙い目だと思う今日この頃。

言ってること/主張/願望は私とJOEさんで同じでも書き方がビミョーに異なるうえに、なにしろ庵野氏の制作姿勢は「単なる天才クリエイターの気まぐれ・わがまま」だから、私たちと完全一致するどころか、理解に苦しむ結果にしか落ち着かない気がしますけどね。

 

脱線したので、金子修介監督作に話を戻して、

私が心の底から金子監督作で楽しみ、感心したのは、

2009年の『プライド』だった。

ぷらいど
 
さてさて、2024年3月30日のこの記事のとおり、
『ガメラ2 レギオン襲来』『時をかける少女』『大魔神』YouTubeプレミア公開決定
 

 映画『時をかける少女』『ガメラ2 レギオン襲来』『大魔神』が、KADOKAWA公式YouTubeチャンネル「角川シネマコレクション」にてプレミア公開されることが決定した。

 

 4月26日(金)公開の『ガメラ2 レギオン襲来』(1996)は、『ガメラ 大怪獣空中決戦』に続く平成ガメラ三部作の2作目。ガメラと宇宙怪獣レギオンの戦いを、現実味を帯びたパニック・シミュレーション映画として描き、日本SF大賞も受賞するなど、日本の特撮ファンから高い支持を獲得している。メガホンを取ったのは、現在公開中の映画『ゴールド・ボーイ』も話題の金子修介監督だ。

 

2週限定の公開期限中を逃さず、ようやくにして1996年公開の映画を鑑賞!

『ガメラ2 レギオン襲来』の高評価は知ってはいたが、

私の感想はやっぱり、「そんなにいいか?」だった。

 

自分は『うる星やつら』『パトレイバー』が完全スルーなため、

伊藤和典脚本作になじみがなかったが、『ガメラ2 レギオン襲来』の筋運びにはあまり感心できず、

しかし当時は、監督:金子修介、特技監督:樋口真嗣、脚本:伊藤和典という布陣こそ、 

日本怪獣映画が望みうる最高水準のクオリティだったということだけはよく伝わって来た。

 

「平成ガメラシリーズ」を完結させた金子修介監督は、「現代の『ゴジラ』映画を任せられるのはあなただけ」の気運にのって、

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)の監督と脚本執筆を担当。

 

こちらも初公開から20年以上も未見だったが、2024年5月3日からの『ゴジラ-1.0』のアマプラ配信にあわせてこちらも配信されていたので、『ガメラ2 レギオン襲来』を鑑賞後にすかさず視聴。

でもってこれまた「そんなにいいか?」の感想。

 

いや、公開当時なら感心したかもだけど、

各作での女優の魅力的な描かれ方すなわち

  • 藤谷文子
  • 中山忍
  • 水野美紀
いきなりそっくりさん2024−6
水野美紀≒広瀬アリス
  • 上戸彩(仮・借・笑)
  • 前田亜季
  • 前田愛
  • 戸田恵梨香
  • 片瀬那奈
  • 新山千春

は「たしかに」って気がしても、今も依然として怪獣・特撮/VVFX映画の最高峰といえば金子修介…だとまではさすがに思わない。

 

2016年の『シン・ゴジラ』からは庵野秀明(と樋口真嗣)の天下。
のろわれた

2023年の『ゴジラ-1.0』〈ゴジラマイナスワン〉からは、山崎貴の天下になり、

しかも庵野の女優の人選と演技指導には問題ありまくりだったが、
さとみ

市川実日子の庵野監督出演作『キューティーハニー』(2004)『シン・ゴジラ』(2016)『シン・仮面ライダー』(2023)
 

山崎貴はそこらへんも抜かりないからね。

とか何とかいってるが、いずれそのうち「〇〇を任せらるれのは山崎貴監督しかいない」黄金時代が終わり、別の誰かが跡目を継ぐ時がくるかもしれない。

 

おしまい。

 

 


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