『パンケーキを毒見する』(2021)
MOVIXさいたま 2021/8/1 シアター⑥ D-9
『毒味』ではなく、『毒見』です。
川口/浦和/大宮のシネコン競争は、
どうやらMOVIXさいたまの一人勝ちではないか?
8/1のファーストデイも、
観客はぎっしりで、コロナ対策どこへやらで全席フル使用。
でもって割引がイオンシネマなら1100円なのに、
ここは全作品1200円。
↓
それでも客は入ってる。
となりの浦和駅パルコ内のユナイテッドなんか、
激混み状態に出くわしたことは、ついぞない。
同日は先に観た『竜とそばかすの姫』も満足、堪能したが、
『パンケーキを毒見する』は、まったく別の観点で堪能でき、
時折思わず、「うん、うん」と同意の頷きを声に出していた。
そもそもはマイケル・ムーア監督の
『華氏119』(2018)
等々を見るたびに、
「何で日本ではこういう映画が公開されないのか!」と思っていたら、
『太陽の蓋』(2016)あたりからようやくチョボチョボ出始め、
『主戦場』(2019)
『新聞記者』(2019)
『i -新聞記者ドキュメント-』(2019)
『れいわ一揆』(2020)
等々の、単館もしくは、公開館数が少ない作品を見続けて来て、
公開規模の大きな、
一般娯楽作品なんかより、
よっぽど重要で濃密な鑑賞を続けて来た。
映画秘宝なんかは、
マイケル・ムーア作品ばっかり紹介せずに、
こうした邦画を紹介するべきなのに、
編集陣ももちろん、
ライター陣ものきなみボンクラ揃いで、
上記作品をベストに挙げる人はほとんどおらず、
反対にトホホに挙げて冷笑していたから始末に負えない。
本作『パンケーキを毒見する』も、世間一般には黙殺されそうだが、
めざとい観客はしっかり劇場に足を運び、
私の鑑賞当日も、ほぼ満席だった。
これは第二次安倍政権以来ずっとそうだが、
政府に都合の良い情報ばかりがテレビや新聞で報じられ、
総理や与党政権に不都合な真実は報じられない。
だから、総理、与党自民党とその国会運営、
政策の数々の実態を知るには、
『パンケーキを毒見する』のような映画を、わざわざお金を払って見るしかない。
これはつまり、ただでタレ流される情報に踊らされてはいけないと言うこと。
皆様もぜひ、『パンケーキを毒見する』をご覧になって、
少しでも目を冷まさないと、
自分の身は自分で守れませんよ。