ここからが本題。
ウルトラ定点観測2020−12-3
1.「ウルトラマンZ」最終回
翌日放送の日本の「ウルトラマンZ」も負けてはいない。
最終1話前については、
こういう意見ももらったが、
JOE
ウルトラマンZを見ました。巷の評判は良い様ですが、パコさんへの正体バレシーンに対しては、???でした。パコさんがZの正体を疑う伏線などが過去にあれば別ですが、いきなり何もかも分かったみたいに行ってこい!ではあなたエスパーですか?という感じです。
田口監督らしい超絶映像も今回は見受けられませんでしたし、今回は最終回に向けてのタメだと納得する事にいたします。
田口監督らしい超絶映像も今回は見受けられませんでしたし、今回は最終回に向けてのタメだと納得する事にいたします。
本作に関しては、
バロッサ星人が何回(何人)も出すぎ等、
細部をあげつらう意見もあるようだが、
テレ東ニュージェネで
助走だった「ギンガ」(2013)と
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「ギンガS」(2014)
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本格始動第1弾の「エックス」(2015)
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第2弾で飛躍の「オーブ」(2016)
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第3弾で安定的に継続の若返り「ジード」(2017)
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第4弾で変化球的な新味「R/B(ルーブ)」(2018)
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までは順調に上り調子だったのに、
なぜか「タイガ」(2019)で大きく失速、後退。
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そのため、「次もダメかも…」と見くびっていた、
「ウルトラマンZ」(2020)だが、
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これがなかなかどうして、大健闘の大挽回。
ほとんどダレることなく、
毎回渾身、充実の力作続きで、
「これはけなしちゃイカン」と実感。
それでもあえて、「ここはさすがに…」を言ってはおくと、
- ジャクラ/ジャグラスジャグラー(青柳尊哉)は、ウルトラマンZの味方なのか敵なのか、大人の私でも不可解だったが、はたしてメイン視聴者の子どもにわかるのか。
——が、無理やりほじくればあるけど、上述の
パコさんへの正体バレシーンに対しては、???でした。パコさんがZの正体を疑う伏線などが過去にあれば別ですが、いきなり何もかも分かったみたいに行ってこい!ではあなたエスパーですか?という感じです。
↑
に関しては、ハルキ(平野宏周)があそこで、
「ぼくがウルトラマンZなんです」と口で正体を明かさないのに、
パコさん( 橋爪淳)が悟るというのが新味で素晴らしいと感心しました。
このように「ウルトラマンZ」は、1話から過去作を随所でなぞりながらも、コピペではなく必ず新味を加え、
最新のウルトラマン像を鮮烈に打ち出していて文句なし!
以下に良さを羅列すると、
- 最大の殊勲者は脚本の吹原幸太氏。(1・2・3・11・14・15・23・24話の8回分を担当)2020年5月17日未明、脳幹出血を発症し、37歳で死去だそうだが、『バベル九朔』(2020年10月19日 - 日本テレビ)とやらと共に遺作となった「Z」こそ、同氏の最高傑作ではないか。
- キャストがこれまた秀逸で、無駄キャラがおらず、全員が期待に応える演技を見せた。単純思考の熱血型主人公のナツカワハルキ(平野宏周)の長身と研ぎ澄まされたスリムな肉体。対称的に本心を隠し続け、何を考えているのかわからないヘビクラショウタ(青柳尊哉)ストレイジ隊長。「X」の山瀬アスナ役、坂之上茜以上かものアクションシーンをこなしつつ、演技力も抜群の頼られ姉御キャラのナカシマヨウコ 役の松田リマ。「しくじり先生」では高校をなかなか卒業できない頼りないキャラでとどまっていたオオタユカ役の黒木ひかりも、そこから逸脱はしないけれど、本作ならではの輝きを放っていた。防衛隊員がこの4人だけでは少ないところを、パコさんや特空機3台(セブンガー/ウィンダム/キングジョーストレイジカスタム)が補い、さらに変化をつけるため、クリヤマ長官(小倉久寛)とユウキマイ(林摩耶)、そしてウルトロイドゼロが彩りを添える。
※左より:田口清隆 監督、黒木ひかりさん、平野宏周さん、ウルトラマンゼット デルタライズクロー、松田リマさん、青柳尊哉さん、荒井義久さん(MC)
- 前述の通り、パターンの踏襲、お約束と、変化や新味のバランスが絶妙。いつもながらのウルトラマンかと思いきや、最新の独自路線も堪能でき、初めて見る新しいウルトラマンなところも素晴らしい。
2.2020新ウルトラマン⑮
- アニメのウルトラマン2020-2アップデート/2020新ウルトラマン①(2020年02月15日)
- レイガ&シン/2020新ウルトラマン②(2020年02月22日)
- アニメのウルトラマン〈特別篇〉リスト作成/2020年新ウルトラマン③(2020年03月23日)
- 殺気立つ3月25日/レイガ&Z/2020年新ウルトラマン④(2020年03月29日)
- ゼットの別姿/2020年新ウルトラマン⑤(2020年04月18日)
- 白抜き画像の館2020-6/2020年新ウルトラマン⑥(2020年06月27日)
- 白抜きの館2020-7/2020新ウルトラマン⑦(2020年07月04日)
- ジードギャラクシーライジング/2020新ウルトラマン⑧(2020年07月27日)
- レイガ&Zガンマフューチャー/2020新ウルトラマン⑨(2020年08月16日)
- Zデルタ&シグマ/2020新ウルトラマン⑩(2020年09月28日)
- シグマブレスター/2020新ウルトラマン補完(2020年10月12日)
- ウルトラマン定点観測2020−10=2020新ウルトラマン⑪(仮)(2020年10月27日)
- 『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』/2020新ウルトラマン⑫(2020年11月26日)
- 2020新ウルトラマン⑬(2020年12月06日)
- 2020新ウルトラマン⑭仮(2020年12月13日)
2020/12/1に、
ようやく、
3.「はっ、そういえば!」を思い出す
この記事(造形師列伝・木下隆志④)にコメントをいただき、
今回のポージングの件ですが、そもそも海洋堂で「ウルトラマン 1/5スケール コールドキャスト塗装済み完成品」として製作されたものでなく、他メーカー(バンダイあたり)のアクションフィギュアの原型用に発注されたと聞いた記憶があります。よってポージングはメーカー指定であったという事。
以下、ヤフオク資料で見つけました。
以下、ヤフオク資料で見つけました。
海洋堂より限定販売された,ウルトラの星計画正式採用モデル レジンキャスト製ガレージキット ウルトラマン Cタイプです。
完成度の高さから、何度かコールドキャスト塗装済み完成品フィギュアとしてリリースされていますが、もとはそのオリジナル原型を使用して限定販売されたガレージキットです。
——とのことで、
該当オクをのぞいてみました。
なるほど、すっかり忘れてましたし、
当時はそんなにウルトラマンの商品展開を今のようにつぶさに追ってはいませんでしたが、
確かに御指摘の通り、
↓これに見覚えがあったんですよね。
オールアフタヌーンガイコクさんから御指摘、教えていただかなければ、
永遠に気づかなかったことでしょう。
2020年中に判明して幸せです!
本当にありがとうございました!
以上、
ウルトラ定点観測2020−12-3
でした。